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今週の見どころ(9/28~9/30)

2013年9月27日(金)

 9月29日(日)のメインには重賞・岩見沢記念が組まれています。オープン6頭、A1級3頭、A2級1頭というメンバー構成ですが、条件馬も古馬重賞で好走歴がある馬がほとんど。熱戦が期待できそうです。

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 9月28日(土)のメイン第10レースは、玉泉館特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前走の秋陽特別(A2級-1組混合)では、格上A2級に混じって3着だったアローファイターに注目。コウシュハウンカイ(B1級)、アアモンドヤマト(A2級)との息詰まる追い比べの末、競り負けましたが、わずかコンマ6秒+コンマ1秒差でした。勝ち馬コウシュハウンカイが来週の世代限定戦へまわったため、ここには不在となれば、今季、B1級特別で2戦2勝という実力を見せつけてくれそうです。
 ジャングルソングは、秋陽特別では2番人気で7着と思わぬ大敗を喫しました。第2障害で苦戦したことが原因ですが、いつものような末脚のキレも見られませんでした。とはいえ、前々走まで11戦連続して連対していたことを考えれば、自己条件に戻るここで巻き返しても不思議ありません。
 前開催のオッズパーク杯(B1級-1組)は、キタノストロングが豪快に差し切り圧勝しましたが、同馬は今開催からA2へ昇級。同2、3着だったキタノオーロラレインボーライデンにも勝機がありそう。B1昇級初戦では4歳重賞・銀河賞を使われ1番人気で4着フクトクも、負担重量が軽くなるここでは侮れません。

 9月29日(日)のメイン第10レースは、重賞・第49回岩見沢記念(20:10発走予定)キタノタイショウホクショウダイヤが別定20キロ増で840キロ、ギンガリュウセイインフィニティーが同10キロ増で830キロ、そのほかの馬は820キロでの出走です。
 今季、6月の旭川記念、7月の北斗賞と重賞で2度の3着があるホリセンショウに注目。両重賞ともA1級からの挑戦でしたが、クラスハンデはなく、オープン馬に伍しての結果です。北斗賞以来となる休養明け初戦の2走前・A1級混合では7着と大敗しましたが、平場の軽い重量が不向きなのに加え、軽めの馬場が災いしたかもしれません。前走のA1級混合特別では障害のカカリにも進境を見せ、減っていた体重も回復傾向にある様子。北斗賞と比べて、多くの有力ライバルたちよりハンデが有利になる今回は重賞初制覇を決めたいところでしょう。
 ホッカイヒカルは北斗賞では2着とホリセンショウに先着。コンマ3秒と差はわずかでしたが、末脚の伸びではこちらが断然でした。8月のばんえいグランプリでも僅差4着など勝ち切れないのは悩みですが、重賞、特別を問わず好走を続けている安定感は侮れません。今回も、北斗賞と同じくホリセンショウとは同重量だけに、互角の戦いが可能でしょう。
 今季未勝利ですがギンガリュウセイにも期待できそう。近年ではシーズン初勝利を挙げたのが11年・9月上旬、12年・8月中旬と、負担重量が重くなってくる秋頃から真骨頂を発揮。本格化してきた2010年シーズン以降、9月・10月は、岩見沢記念(10年4着、11年2着)、北見記念(10年2着、11年・12年と連覇)の2重賞を含め13戦6勝、2着4回の好相性を誇ります。得意の季節を迎え、今季初勝利を重賞で飾る可能性もありそうです。
 障害が安定して大崩れがなくなってきたニュータカラコマにも警戒が必要といえます。

  9月30日(月)のメイン第10レースは、千樹橋特別(B2級-1組・20:10発走予定)。9月23日に行われた秋分特別(B2級-1組)の1、7着馬を除く8頭と、前走B2級の平場戦を使われてきた2頭が争います。
 注目は秋分特別の上位馬。なかでも、1番人気にこたえた3歳馬と追い比べの末、コンマ6秒差2着のカネサマドカ、さらに1秒0差で3着のサカノテツワンでしょう。カネサマドカは古馬混合で初の特別挑戦でしたが、ひと腰先頭で第2障害をクリアし踏ん張りました。今回は特別2戦目で慣れも見込めるはずです。サカノテツワンは障害巧者。B2級-1組特別ではこれで3、4、3着と崩れがありません。
 別路線の2頭では、決め手あるマゴコロに注目。前走B2級-2組では障害のカカリも上々で、余裕ある勝利でした。
 秋分特別では2番人気で9着と大敗したベニコマは、前々走でも2着とはいえ障害で崩れており、立て直しが期待されます。

今週の見どころ(9/21~9/23)

2013年9月20日(金)

 今季の2歳オープン特別は、牝馬限定戦は2度実施されていますが、牡馬限定戦は、9月22日(日)の準メインに行われる青雲賞が初めて。過去5回では、このレースの勝ち馬5頭中4頭が、その後、2歳シーズン三冠(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念)のうち最低1つは制しているという出世レース。今年は6勝を挙げている馬が参戦していますが、勝ち星では過去5年の出走馬中で最多(10年の7勝馬オイドンは出走取消)。果たしてどんなレースを見せてくれるのか楽しみです。

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 9月21日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(B1級-1組・20:10発走予定)
 決め手上位のキタノストロングに期待。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)ではトップハンデを課せられながらも、離れた障害クリアからしっかり末脚を伸ばして3着を確保しました。それぞれ30キロ差、45キロ差があった1、2着馬とはタイム差がありましたが、両馬はここには不在。引き続きトップハンデですが、最大5キロ差しかないので戦いやすいはずです。8月には今回と同条件のデネブ特別や、A1・A2級との混合特別も制している実績を考えれば、巻き返して当然でしょう。
 勢いではレインボーライデンに注目。4走前に今季初勝利を挙げると、それまで勝ち切れなかったのが嘘のように4連勝。B1昇級初戦だった前走のB1級-2組特別では、スギノファントム、ワールドピサ、トカチタカラといったB1級の安定勢力を下しており、このクラスでも十分通用する力をアピールしています。
 デネブ特別で僅差3着をはじめB1級で善戦を続けるテルシゲや、スギノファントムも、展開さえ向けば首位まで望める存在といえます。

 9月22日(日)のメイン第10レースは、野分特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン2頭、A1級7頭が争います。
 本来であれば、今季、旭川記念と北斗賞で3着があるホリセンショウが大本命という一戦。しかし、北斗賞のあと3開催空けての前走A1級混合では、30キロ以上も体重を減らしており7着でした。もともとは障害力で勝負するタイプなので巻き返してくる可能性はありそうですが、全幅の信頼は置きにくいものはあります。
 シベチャタイガーは障害巧者で、8月のばんえいグランプリで僅差5着の実績があります。近5走では、降雨のなかでのレースとなった3走前以外は大きく崩れていません。展開待ちという面はありますが、安定感にかけてみるのも手でしょう。
 アオノレクサスもばんえいグランプリに出走して7着でしたが、障害はひと腰でまとめていました。障害力を生かした積極策で、ここもどこまで踏ん張れるでしょうか。
 前述の3頭とは対照的に、グランドペガサスは末脚勝負型。前半で流れに乗れれば、追う者の強みで、先行勢をまとめて差し切るシーンも考えられます。

 この日の第9レースには、青雲賞(2歳牡馬オープン・19:30発走予定)が組まれています。2歳牡馬にとっては今季最初の特別戦です。
 デビューから8戦して6勝、2、3着各1回というハクタイホウの相手探しといえます。前走の2歳A級-1組(9月8日)では2着と不覚を取りましたが、コンマ9秒先着されたホクショウマックスのほうが5キロ軽かったということもあるでしょう。同馬が回避した今回は負けられません。
 同じ前走で3着だったブラックニセイは、ハクタイホウが3着に敗れたレース(5月5日)の勝ち馬。このところ馬体重の変動が激しいのは気になりますが、障害巧者だけに崩れはないでしょう。

  9月23日(祝・月)のメイン第10レースは、秋分特別(B2級-1組・20:10発走予定)。B2級では抜けた存在だった3歳馬コウシュハウンカイがB1へ昇級したため、混戦模様となりました。同馬に苦杯を舐めてきた馬たちの巻き返しがありそうです。
 なかでも注目は切れる末脚が自慢のベニコマ。近2走ともコウシュハウンカイの2着に好走し、3着には5秒以上の差をつけていました。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)では第2障害で両膝をつく大きなロスがありながらも、追い込んで最終的に連対は確保。負担重量へ慣れも見込め、強敵が抜けた今回は負けられないところでしょう。
 スーパートップヒメもコウシュハウンカイ、ベニコマと一緒の近2走を使われ3、7着。フォーマルハウト特別では天板に脚をかけたところで体勢を崩してしまいましたが、もともとは障害巧者だけに立て直しが見込めます。
 障害力と先行力が武器のサカノテツワン、末脚がハマると一発がありそうなダイコクパワーや、今回がB2昇級初戦でも、ばんえい大賞典ではコウシュハウンカイに先着していた実績があるオレノココロも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(9/14~9/16)

2013年9月13日(金)

 9月15日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の第2弾・銀河賞が組まれています。帯広単独開催となった07年以降、一冠目・柏林賞の上位3頭が着順を入れ替え1~3着に入った09年を除けば、柏林賞、銀河賞とも3着以内に入線したのは1頭(10年アアモンドヤマト・柏林賞3着→銀河賞2着)のみ。成長著しい4歳世代だけに、ひと夏を越して勢力図が塗り替わっている様子がうかがえます。今年も柏林賞の上位3頭が出走していますが、どのような結果になるのでしょうか。
 16日(祝・月)、大井競馬場・ふるさとコーナーでは帯広全レースの発売が行われますが、第9、第10レースは、大井競馬場及び関連場外発売所、SPAT4などでも発売されます。これに合わせて「ばんえい十勝 in TCK2013」と題したイベントも実施されます。

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 9月14日(土)のメイン第10レースは、秋陽特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。A2級6頭とB1級3頭が争います。
 伸び盛りの3歳馬コウシュハウンカイに期待。B1昇級後、初の特別挑戦だった前走(B1・B2級決勝混合)でも抜群の障害力を見せつけ、2着を15秒3もちぎる圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。今回はA2級混合と格段に相手強化となりますが、どこまで戦えるのか、楽しみは広がります。
 ほかのB1級馬もいずれも好調。ジャングルソングは末脚が冴え渡っており、近11戦が8勝、2着3回と飛ぶ鳥を落とす勢い。2着だった2走前のA1・A2・B1級決勝混合特別では、今回も出走しているA2級馬ウメノタイショウ(5着)、アアモンドヤマト(3着)に先着している実績もあります。同馬に2戦連続で僅差負けを喫しているアローファイターは、特別戦の今回こそ逆転を狙います。
 これらのB1級馬たちを、ウメノタイショウオレワスゴイニシキエースらのA2級勢が迎え撃ちます。

 9月15日(日)のメイン第10レースには、4歳シーズン二冠目・第21回銀河賞(20:10発走予定)が行われます。
 ニシキエーカン(740キロ)は、一冠目・柏林賞(2着)、3歳・4歳混合のはまなす賞(7着)ともホクショウユウキに敗れていますが、ともに30キロのハンデ差がありました。20キロ差があった前哨戦・山鳩賞(3着)でも逃げ切りを許しています。しかし今回は両馬の差が10キロに縮まることで、ニシキエーカンにもチャンスがありそう。重賞では3歳3月のイレネー記念での1勝だけですが、3歳三冠で4、2、2着と常に善戦。古馬オープンでも一歩も引かない戦いをしている実力を見せつけるでしょう。
 ここまで4歳戦線をリードしてきたホクショウユウキ(730キロ)にとっては、今回が試金石といえます。前走のA1級混合では第2障害で崩れましたが、すんなりクリアできれば残り目もありそうです。はたして二冠制覇なるでしょうか。
 テンカムソウ(710キロ)は、ニシキエーカンとは30キロ差で柏林賞3着、山鳩賞2着の成績。今回もニシキエーカンとは30キロ差ですが、ホクショウユウキとは山鳩賞での10キロ差が20キロ差にひろがります。ホクショウユウキとは同型だけに、ハンデ差を利してうまくペースを握れれば、重賞初制覇という可能性もあるでしょう。
 山鳩賞4着フクトクは今回が重賞初挑戦。障害に注文がつくタイプですが、近2走ともひと腰でクリアと、上々のカカリを見せています。テンカムソウと同じ710キロなので有利な感はありませんが、上昇度が際立つ1頭といえます。

 この日の第9レースには、いちい賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)が組まれています。
 8月11日に行われた同条件特別・白菊賞で強烈な決め手を発揮し圧勝したアサヒメイゲツがひとまず中心でしょう。ただ、賞金別定5キロ増となった前走2歳A級-1組では第2障害で転倒してしまったのが気がかりです。
 白菊賞では1番人気で4着メモリアルサマーは、その後、牡馬に混じっての2歳A級-1組でも障害力を生かし3、4着と堅実です。今回、アサヒメイゲツが別定5キロを課せられていることもあり、軸としての信頼度ではこちらのほうが上かもしれません。

 9月16日(祝・月)のメイン第10レースは、ポテト特別(オープン・20:10発走予定)。次開催の9月29日に重賞・岩見沢記念が控えていることで、キタノタイショウホクショウダイヤインフィニティーらハンデを課せられている馬たちが目一杯の仕上げで臨んでくるとは考えにくいものがあります。
 前開催のオープン特別・マロニエ賞は、ホクショウバトルが逃げ切って勝利。今季オープン混合特別で2勝を挙げていましたが、ともにA1級格付でハンデが軽く、相手関係にも恵まれての結果だっただけに、一線級が揃った前走で勝ったことは評価できるでしょう。今回は前走と同様、軽めの馬場が予想され、しかも同じ負担重量で出走できることもあり連勝も十分でしょう。
 フジダイビクトリーは7、8月に、オープン混合特別で1、2着と連続して好走。今回は当時より負担重量の比較で俄然有利なこともあり、勝ち負けの期待が高まります。
 マロニエ賞でも障害巧者らしいレースぶりで2着確保のギンガリュウセイ、しっかり末脚を伸ばして3着に入ったホッカイヒカルも有力でしょう。

今週の見どころ(9/7~9/9)

2013年9月 6日(金)

 今週の3日間のメインに組まれているのは、いずれも決勝特別戦。先週実施された予選の上位馬たちが出走し、戦いを繰り広げます。予選では勝ち切れなかった馬が、特別戦の負担重量増を利して巻き返してくるケースも十分ありそうなだけに、波乱も考えられるでしょう。

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 9月7日(土)のメイン第10レースは、白露特別(B2級-2・3組決勝・20:05発走予定)。B2級-2組(9月2日第8レース)、B2級-3組(1日第8レース)の両予選上位馬による一戦ですが、強いレースをした勝ち馬2頭がともに回避し、混戦模様となりました。
 2組予選で5着だったマゴコロに期待します。昨年12月の重賞・ばんえいオークスで3着がある実績馬。軽めの馬場のほうが動ける印象はありますが、予選より相手が楽になる今回は、巻き返しが見込めるでしょう。
 2組予選でもしっかり伸びて2着を確保したフクトクにも注目できそう。障害も安定しているので、ここでも崩れることは考えにくいものがあります。
 特別戦になって前進が見込めそうなのが同3着だったニシキトモエ。勝ち馬と並ぶように第2障害を越え徐々に離されたものの、決め手に乏しいこの馬にしてはよく踏ん張っていました。
 3組予選勢は障害次第という馬が多いですが、先行力のあるカントリートレインに注目。主戦の大河原和雄騎手に戻るのもプラスでしょう。

 9月8日(日)のメイン第10レースは、長月特別(A1・A2級決勝混合・20:05発走予定)。A1級混合(2日第11レース)、A2級(1日第9レース)の両予選上位馬による一戦で、A1級2頭とA2級8頭が争います
 格上A1級馬を相手に、A1級混合予選を力強く差し切ったスギノハリアーが中心でしょう。3走前に今季初勝利を挙げてから3、1着と調子が出てきた様子。多少障害で苦戦しても末脚でカバーできている近況なので、ここも大崩れはなさそうです。
 A1級混合予選では逃げて2着だったダイリンビューティは、特別戦では終いに詰めを欠く心配がありますが、すんなりペースを握れれば侮れないところ。A1級の2頭では、予選4着で賞金別定重量の加増がないシベチャタイガーに上位争いの期待がかかります。
 A2級予選勢も勝ち馬オレワスゴイに期待。ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたウメノタイショウコマクインとの追い比べに、残り20メートルで決着をつけました。今回はA1級馬や好調なスギノハリアーらが相手となりますが、昨季後半には、オープン混合特別で馬券に絡んでいた実績は侮れないものがありそうです。
 予選では僅差2、3着だったウメノタイショウコマクインも今季は好走続きなので、展開次第では逆転も十分でしょう。

  9月9日(月)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。B1級-1組(2日第9レース)、B2級-1組(1日第11レース)の上位馬による一戦です。
 若馬の減量がある3・4歳馬が3頭いますが、なかでも注目は、B2級-1組予選の勝ち馬コウシュハウンカイでしょう。3走前のベガ特別(B2級-1組)では逃げ切って快勝。そのレースでは、のちにB1級-1組予選を勝つジャングルソングに5秒5先着しています。そのジャングルソングが回避した今回は、連勝に期待できそうです。
 相手は、B1級-1組予選2着の4歳馬テンカムソウでしょう。障害力を武器に近10戦で9回馬券に絡んでいます。
 B1級-1組予選では6着と敗れたキタノオーロラは、特別戦で変わり身が見込めそうな1頭。同4着で2走前にはA1・A2級との決勝混合特別を制しているキタノストロングは、障害次第で食い込む余地もありそうです。

今週の見どころ(8/31~9/2)

2013年8月30日(金)

 8月31日(土)から、深川場外発売所(深川市3条22番26号)がオープン。初日は14時前後(予定)の開門に合わせて、先着プレゼント、ばん馬リッキー号とのふれあいなどのオープニングイベントが実施される予定です(詳しくはこちら)。

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 8月31日(土)のメイン第10レースは、JA幕別青年部杯(B1級-2組・20:05発走予定)
 ワールドピサが自己条件で巻き返しを期します。前走の山鳩賞(4歳オープン)でも果敢に先行策を取ったものの、第2障害で両膝を折ってから動けなくなってしまい、勝ち馬から2分以上離された10着でした。かつて、3歳3月のイレネー記念でも第2障害で天板に脚をかけたところでへたり込んでしまい、同様の大敗を喫したことがありますが、その時は次走で巻き返しており、今回もさほど心配はいらないでしょう。4月にはB1級-1組特別で2着や、3走前のルビー特別(A2級-1組混合)でも3着など、このメンバーに入れば実績上位。それに、なんといっても相性がいい西謙一騎手へ戻るのが好材料です。
 スギノファントムも今季B1級で安定して上位に入っています。A1・A2級馬が相手だった前走は7着という着順でしたが、第2障害早めのクリアから勝ち馬と6秒4差なら、むしろ健闘といえます。
 トカチタカラは、ルビー特別では第2障害3番手からしぶとく2着に押し上げてきました。その後の3走では馬券外に敗れていますが、さほど悪いレース内容ではありません。今回は流れが向きそうな特別戦だけに、再び上位争いに顔を出すかもしれません。
 レインボーライデンは今回がB1昇級初戦ですが、3連勝中の勢いは侮れません。

 9月1日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:05発走予定)
 前開催のオープン・楽天競馬ばんえい応援特別(8月19日)では、ホッカイヒカルが第2障害3番手から差し切って、今季初勝利を挙げました。今回も引き続き、賞金別定5キロ増で出走できるので連勝のチャンスは十分といえます。
 前開催は、同世代限定の山鳩賞(4歳オープン)を使われていたニシキエーカンも有力でしょう。堅実な末脚を武器に、今季、オープン特別(混合戦含む)では3、5、2、4着と崩れがありません。
 今季9戦して、すべて掲示板に載っているギンガリュウセイも上位争いに加わってくるでしょう。3着だった楽天競馬ばんえい応援特別では、末脚に見どころがありました。
 同じ前走では、先行して粘れず5着だったホクショウバトルも展開次第では残り目がありそう。軽めの馬場は大歓迎といえます。
 前回は名前がなかった、ホクショウダイヤが出走していますが、25キロのハンデは厳しそうです。

  9月2日(月)のメイン第10レースは朱雀賞(5歳オープン・20:00発走予定)。出走馬は、牡馬が瑞鳳賞(6月24日)、牝馬は白鳳賞(7月1日)という牡馬、牝馬別々の5歳オープン特別を使われていました。
 注目は瑞鳳賞で2着だったテルシゲでしょう。その後6戦して2、3着各2回で、すべて勝ち馬とは10秒以内差という好成績。速い展開には苦手意識がありますが、不発に終わることが少ない末脚を武器に崩れがありません。同世代同士で、しかも流れの落ち着く特別戦であれば、勝機が見込めるはずです
 もし軽めの馬場になった場合には、瑞鳳賞3着フジダイビクトリーの逆転がありそう。3、2走前のオープン混合特別で1、2着と地力強化を印象付ける近況です。先行力と障害力が武器。軽馬場であれば、ハンデも苦にならないでしょう。
 瑞鳳賞では9着だったニュータカラコマは、近2走が好内容。世代限定重賞3勝の実力馬が復活となれば侮れません。
 白鳳賞は、1着が10番人気、2着にも5番人気が入る波乱となりましたが、今回その両馬が不在。1番人気で3着だったアアモンドマツカゼに期待がかかるところ。5月12日のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)、2走前のA2級-1組混合特別と今季2勝は、今回のメンバー中で最多タイ。流れに乗れれば、切れる脚が炸裂するかもしれません。
 白鳳賞では障害で苦戦し9着(2番人気)だったアグリコトブキですが、大幅な馬体減の影響があったかもしれません。その後も大きな着順が続きますが、カーネーションカップで僅差2着など、アアモンドマツカゼとは互角の力量があります。体重は戻りつつあるので、同世代限定のここで、きっかけを掴みたいところでしょう。

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