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今週の見どころ(3/14・3/16~17)

2014年3月13日(木)

 今週のばんえい十勝は、3月14日(金)、16日(日)・17日(月)の変則3日間開催。16日(日)のメインには4歳・5歳混合による重賞・ポプラ賞が組まれています。年齢差によるハンデが設定されていないためか、重賞に再格付けされた過去3回では、経験で勝る5歳が2勝、2着3回、3着1回と優位な成績を収めています。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 3月14日(金)のメイン第10レースは、アクアマリン特別(A2級-1・2組決勝・18:05発走予定)。A2級-1組(3月8日)、A2級-2組(3月9日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組予選を制した5歳馬エビスダイチに注目。2月23日のウインターカップ(A1・A2級-1組混合)でコンマ6秒差2着と近走の特別戦で好走実績もあります。5歳馬には今季いっぱい、特別戦では10キロの減量特典があり、予選で接戦を演じた2着馬が回避したのも有利。連勝の可能性が高そうです。
 同5着アローファイターはA2級限定の特別戦では、今季4戦して2着1回、4着2回など大崩れが少ない成績。持ち味である障害力を生かしてここも上位をうかがいます。
 2組予選組では5着レットフジに注目。逃げ切り勝ちを収めたフクノカミカゼからはかなり離されての障害クリアでしたが、6秒差まで押し上げてきました。ペースが落ち着く特別戦では善戦傾向があるので、巻き返しが狙えそうです。

  3月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第35回ポプラ賞(4歳・5歳混合・18:05発走予定)
 クラス別定重量で争われ、唯一オープン格付の5歳馬ニシキエーカンがトップハンデで760キロ、A2級の牝馬コウシュハクィーンら3頭が710キロで、最大50キロ差がつきました。
 4歳シーズン三冠を達成した同世代の強敵ホクショウユウキが回避したとなれば、ニシキエーカンが断然でしょう。三冠では、一冠目・柏林賞と三冠目・天馬賞が2着でした。3走前のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)ではトップハンデで6着でしたが、ここにも出走している3着ワールドピサとは1秒9と僅差。2着テンカムソウとは4秒5差でしたが、今回はハンデ差が10キロ縮まります。3歳3月のイレネー記念以来となる重賞制覇へ期待が高まります。
 勢いがあるのがテンカムソウ。天馬賞3着、ダイヤモンドダスト賞2着を含む近8走がすべて3着以内で、目下3連勝中です。世代限定戦では崩れの少ない成績だけに、ここでも上位が望めそうです。
 4歳は5頭中3頭が牡馬で、昨年12月に行われた定量戦・ばんえいダービーの1~3着馬。いずれもA1級格付だけに、今回も3頭には重量差がつきません。となれば、ダービー馬オレノココロが筆頭格。昨年7月の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)で3着という実績もあります。

  3月17日(月)のメイン第10レースは、白樺賞(オープン・A1級決勝混合・18:05発走予定)。オープン-2組混合(3月9日)、A1級(3月10日)の両予選上位馬による一戦です。
 オープン-2組混合予選の勝ち馬ウメノタイショウに期待。残り30メートル付近では5頭がほぼ横一線でしたが、そこから力強く抜け出してきました。障害巧者だけに、特別の重量でも不安はなし。2、4、5着馬が予選よりさらに5キロずつ別定重量を課せられている(3着馬は回避)だけに、ハンデの面でも有利です。
  オープン-2組混合予選でコンマ5秒差2着スギノハリアーは前々走のA1・A2級決勝混合では、逆にウメノタイショウにコンマ5秒差をつけて勝利しています。こちらも障害巧者だけに、特別へ替わるのは歓迎といえます。
 アオノレクサスはオープン-2組混合予選で5着とはいえ、4、3走前にはオープン特別で連続2着に入っている実績は断然。ハンデは楽ではありませんが、この馬以外はすべてA1級と相手関係が有利なのは明白でしょう。
 A1級予選は雪中競馬となり、アアモンドマツカゼコマクインとスピードのある牝馬2頭がワンツーを決めました。今回も先行策からどこまで踏ん張れるでしょうか。

今週の見どころ(3/8~3/10)

2014年3月 7日(金)

 3月9日(日)のメインには、2歳シーズンのチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。帯広単独開催となった過去6回とも牡馬が1~3着を独占し、3着以内馬18頭中13頭が単勝3番人気以内と、上位人気に推された牡馬が好成績を残しています。来年度の3歳三冠路線へとつながるレースでもあり、ぜひご注目ください。

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 3月8日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1組・18:05発走予定)。前開催に行われた重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬)の1~6着馬と、ウィナーズカップ(4歳以上特別優勝馬)3着ホッカイヒカル、前開催は休養したダイリンビューティが争います。
 チャンピオンカップ5着ニュータカラコマの巻き返しに期待。相手関係は前走と大きく変わりませんが、障害にやや不安があるこの馬にとって、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。それまで2連勝していた特別戦だけにチャンスでしょう。
 同2着トレジャーハンターにとって、800キロで第2障害ひと腰先頭クリアから踏ん張れたのは収穫だったはず。ここも、詰めの甘ささえ出なければ引き続き上位進出が期待できます。
 2戦連続して8着に敗れていたホッカイヒカルは、ウィナーズカップで3着と巻き返しに成功。走破時計は前々走とコンマ4秒しか違わなかったので、展開や馬場が合えば、これくらいは走れるところを示しました。あまり速いペースにならなければ、ここも上位進出が見込めそうです。

 3月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第45回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。2歳シーズン三冠の最終戦で、牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で争われます。
 二冠目・ヤングチャンピオンシップで2着だったホクショウマサルに注目。ほぼ同時に第2障害を先頭で降りたブラックニセイとの追い比べの末、ゴール前でわずかに競り負けた格好ですが、接戦で10キロのハンデ差が響いたのでしょう。息の長い末脚が武器で、前走の3歳A級-1組(3月2日)でもしっかり2着に追い込んでいます。今回は定量戦なので、ブラックニセイに二冠目の借りを返すチャンスといえます。
 ホクショウメジャーは一冠目・ナナカマド賞の勝ち馬。その後、勝ち切れなかったのは、重賞勝ちで賞金を稼ぎ別定重量を課せられたからという面も否定できません。3走前の3歳A級-1組(1月26日)では、それまでの鬱憤を晴らすような逃げ切り勝ちを収めています。
 ブラックニセイも、ヤングチャンピオンシップ優勝後はすべてトップハンデで苦戦が続きますが、こちらも定量であれば巻き返しが狙えるかもしれません。
 ハクタイホウは前走の3歳A級-1組(3月2日)で逃げ切って、ついに10勝目をマーク。一冠目3着、二冠目4着と善戦続きだけに、ここも押さえが必要でしょう。
 軽めの馬場になれば注目なのがオオゾラシンスケ。障害巧者ですが、終いの踏ん張り次第というタイプだけに、馬場の助けがあれば、逃げ切ってしまう可能性もありそうです。

  3月10日(月)のメイン第10レースは、ユキヤナギ特別(B1級-1組・18:05発走予定)。出走9頭中、若馬の減量がある4、5歳馬が7頭というメンバー構成になりました。
 クインフェスタは前開催の花月特別(B1・B2級決勝混合)を勝って今回がB1昇級初戦です。3走前の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着大敗でしたが、当時より10キロ重かった花月特別を障害ひと腰クリアから制したのは大きな収穫。引き続き好勝負が望めそうです。
 サカノテツワンは花月特別ではクインフェスタと叩き合いの末、コンマ9秒差で2着惜敗。とはいえ、こちらはB1級格付で、クラスハンデで10キロ不利でした。今回は同じB1級として戦えるので、逆転も考えられます。
 フクトクも花月特別では5着といえ、クインフェスタとはわずか2秒9差。B1級-1組特別では2着2回と実績を残しており、ここも上位争いできそうです。

今週の見どころ(3/1~3/3)

2014年2月28日(金)

 3月2日(日)のメインには、重賞・チャンピオンカップが組まれています。4歳以上の今季重賞勝ち馬による選抜戦。クラス別定重量で争われ、オープン格付馬は今季の収得賞金80万円につき、別定10キロが加増されます。今年は最大でもハンデ差は20キロと比較的小さくなったことで、混戦模様と言えそうです。なお、このレースが終われば、古馬重賞は年度末の大一番・ばんえい記念を残すのみとなります。

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 3月1日(土)のメイン第10レースは、弥生特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-2組(2月24日)、B2級-2組(2月23日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級予選で3着だったミタコトナイの巻き返しに期待。前々走のA2級との混合戦で僅差2着に入っていたこともあってか、1番人気に推されたものの、2秒8差及びませんでした。とはいえ、5キロ軽かった1、2着馬と今回は同重量になるのは有利で、逆転も十分でしょう。
 B2級予選勢も、1番人気で3着に敗れているオオノトップに注目。前走も含め、近走障害ではひと腰クリアを続けています。特別戦へは今回が生涯で初挑戦ですが、障害巧者だけに大歓迎でしょう。
 B2級予選の勝ち馬メンコイワタシは、障害さえまともなら前走くらいは走れて当然の実力があります。今回も障害のカカリ如何でしょう。同2着スーパーウィンも障害で大崩れがなければ、ここも決め手を生かして上位進出がありそうです。

 3月2日(日)のメイン第10レースは、第35回チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬選抜・18:05発走予定)。今年は6頭立てとなりました。
 正月の帯広記念の勝ち馬ホリセンショウに注目します。700キロ台後半から800キロ台前半と軽めの負担重量で争われる春の重賞では善戦していましたが、850キロの北見記念(8着)のレースぶりでは、890キロの帯広記念での9番人気は仕方のないところ。しかし、その評価を覆す逃げ切り勝ちでした。その後の3走ではトップハンデですが、障害のキレもよく人気以上の着順にまとめています。今回は通常であれば賞金別定25キロを課せられるところ、別定10キロ増と恵まれたことに加え、重賞とはいえ近走と大きくは変わらない810キロなのも有利でしょう。
 ニュータカラコマ(810キロ)は9月に行われた岩見沢記念の勝ち馬で、帯広記念では3着。目下2連勝中と好調ですが、ともに雪中競馬でスピード型のこの馬に向く馬場状態だった可能性もあります。とはいえ決め手は上位なので、障害さえすんなり抜けてしまえば、勝機も見込めそうです。
 12年のこのレースの覇者ホクショウダイヤ(820キロ)や、鈴木恵介騎手とのコンビ結成2戦目のキタノタイショウ(820キロ)にも注目です。

  3月3日(月)のメイン第10レースは、花月特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-1組(2月23日)、B2級-1組(2月22日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級予選で2着に巻き返したクインフェスタに引き続き注目。前々走の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着と惨敗を喫しましたが、前走は障害での腰の入りもよくなり、大きく離れた第2障害3番手から、逃げ切り勝ちを収めたオホーツクノタカラの3秒2差まで迫っています。3走前までは4連勝しており、立て直されたとあれば、ここから再び快進撃が始まるかもしれません。
 オホーツクノタカラも白雪賞6着からの巻き返しでしたが、同レースは相手関係よりも、走路を雪が薄らと覆っているような馬場状態が向かなかった印象。末の甘さは心配ですが、マイペースで行ければここも上位争いできそうです。
 B1級予選は8、6、4番人気で決まる波乱となりましたが、近走では末脚が冴え渡っている2着サカノテツワン、3着で障害巧者のヤマノウンカイに期待します。

今週の見どころ(2/22~2/24)

2014年2月21日(金)

  2月24日(月)のメインには、4歳以上による今季特別優勝馬による選抜戦・ウィナーズカップが組まれています。重賞では勝利こそならなかったものの善戦を続けてきた馬たちが多数出走しており、好レース必至といえます。なお、次週3月2日(日)には、4歳以上の今季重賞優勝馬選抜による重賞・チャンピオンカップが組まれており、こちらも楽しみです。

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 2月22日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A1・A2級-2組混合・18:05発走予定)。A1級の3頭とA2級の7頭が争います。
 注目したいのは、A2級格付で、メンバー中唯一の5歳馬ワールドピサ。A2級-1組特別は、近3開催では、前開催を除く2開催で実施されており、3開催前のガーネット特別(1月12日)、2開催前のみずがめ座特別(1月25日)とソウクンボーイ(現A1級)が連勝しています。ワールドピサはガーネット特別の2着馬。そのレースで今回出走のA2級馬のほとんどに先着しています。2開催前は5歳オープン特別に出走し、そこでも僅差の3着。早めに障害を越えると、この馬にしてはよく粘っていました。前走はA2級の平場戦で5着でしたが、5歳は特別戦では10キロの減量があるのが有利。障害力を生かした積極策で白星を狙います。
 同じくA2級のテルシゲはガーネット特別が5着で、みずがめ座特別が2着。みずがめ座特別には5歳馬が出走していなかったので額面どおりには受け取れませんが、障害巧者ぶりは相変わらず。ワールドピサよりこちらのほうが末脚は切れるので、同じタイミングでの障害クリアであれば、テルシゲに分があるかもしれません。
 A1級勢では、コマクインに注目。前走の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)はこの馬にしては珍しく障害が切れずに9着と惨敗。とはいえ、今回はほとんどがA2級という恵まれた相手関係だけに、巻き返しも十分でしょう。近2走は差のある敗北を喫しているアアモンドヤワラですが、1月にはオープンとの混合特別で3着があり、ここでは侮れません。

 2月23日(日)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1・A2級-1組混合・18:05発走予定)。前日のメインと同条件ですが、こちらはA1級の5頭とA2級の4頭が争います。
 前開催の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)で2着と健闘したスギノハリアーに注目。これで特別では出走機会で7回続けて掲示板を確保と善戦を続けています。相手が有利なA2級との混合戦だけに、久々の勝利へ期待が高まります。
 ソウクンボーイはA1昇級初戦の前走4歳オープン特別で8着でしたが、トップハンデも影響したかもしれません。それまでA2級-1組特別で2連勝していましたが、もともと障害次第というタイプでもあり、ここは試金石といえそうです。
 A2級勢では、テンカムソウエビスダイチの障害巧者の5歳両馬が有力。特にテンカムソウは7戦連続3着以内で、目下4戦連続連対中。これまでA1級との混合戦で結果は出ていませんが、好調さは侮れません。

  2月24日(月)のメイン第10レースは、ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜・18:05発走予定)
 近5走が4勝、2着1回と好調なオイドンに期待。特に5走前のホワイトクリスマス賞では、第2障害ひと腰先頭クリアから押し切る横綱相撲で古馬オープン特別(混合戦除く)初勝利と、ぐんぐん力をつけています。
 アオノレクサスは近2開催のオープン戦、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続2着とこちらも好調。両レースを連勝したニュータカラコマが不在であれば、勝利をつかめるかもしれません。
 北斗賞と岩見沢記念の2着馬ホッカイヒカルは、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続最下位と、昨年末までの安定感が嘘のようなレースぶり。しかし、両レースとも雪中競馬だっただけに、馬場が回復してくるようなら、巻き返してくる可能性もあります。
 柏林賞と天馬賞で2着があるニシキエーカンは然別賞では抜群の決め手を発揮し、3着に追い込んでいます。ここも障害さえ切れれば、差し脚が炸裂する可能性もあるでしょう。

今週の見どころ(2/15~2/17)

2014年2月14日(金)

 2月16日(日)のメインには、2歳シーズン(明け3歳)の女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。昨年は、ナナノチカラが1番人気に応え勝利を収めていますが、今年は傑出馬が不在で、一転して混戦模様となっています。3月9日に牡馬混合で争われる重賞・イレネー記念へ向けても見逃せない一戦といえます。

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 2月15日(土)のメイン第10レースは、然別賞(オープン・18:05発走予定)
 出走8頭中に、前開催で柏林馬事公苑特別(オープン)を使われていた馬が7頭おり、ほぼ再戦といえます。ですが、注目したいのは、前走ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)で6着だったニシキエーカンです。4歳シーズン(明け5歳)三冠を達成したホクショウユウキの陰に隠れてしまった感がありますが、2歳時から現5歳世代を牽引してきたのはこの馬。古馬オープンへの格付けも同世代で最初でした。今季は善戦止まりが続きましたが、2走前のオープン・A1級決勝混合特別で初勝利をマーク。しかもこの馬らしい、長くいい脚を使っての抜け出しでした。世代限定の前走はトップハンデだったので6着でも仕方なし。自己条件戦では、ハンデも手ごろになってきたので、好勝負が望めそうです。
 ニュータカラコマは柏林馬事公苑特別では2番手から余力十分の抜け出しを決めています。障害に安定感が出てきたので、重量据え置きの今回も大崩れはなさそう。
 アオノレクサスは逃げ切りこそならなかったものの2着にまとめています。近走は障害のカカリもよく、引き続きハンデも有利。先行して有利なペースに持ち込みたいところでしょう。
 キタノタイショウは1番人気で7着と大敗を喫しました。馬体重は今季最大の1106キロで、余裕のある仕上げだったのかもしれません。ですが、今回は次開催(3月2日)にチャンピオンカップを控えてのレースだけに、続けての大敗は許されません。同じく、見せ場なく8着に敗れたホッカイヒカルも巻き返しを期します。

 2月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:05発走予定)。全馬640キロの定量で2歳シーズン(明け3歳)女王の座を争います。
 アサヒメイゲツは2歳牝馬オープン戦では、白菊賞(8月11日)を勝ち、いちい賞(9月15日)でも3着。白菊賞以来の勝利は12月30日の2歳A級-1組で、持ち味である決め手を存分に発揮して、ここにも出走しているキサラキクの3連勝を阻止。十勝産駒特別(11月24日)では第2障害で転倒し10着と敗れていましたが、本来の姿に戻っていました。近走は冴えませんが、牝馬限定であれば力上位は明らかでしょう。
 キサラキクは白菊賞で9着でしたが、釧路産駒特別(11月3日)では3着。2歳(3歳)A級に定着した近6走で4連対と軌道に乗ってきた感があります。特に、1月5日の3歳A級-1組では、重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月30日)4着ハクタイホウ、2着ホクショウマサルと互角に渡り合い2着に健闘しており、力をつけてきた印象です。
 ヤングチャンピオンシップは、十勝産駒特別組の牡馬がワンツーを決め、同地区産駒のレベルの高さを示しました。その十勝産駒特別で3着と善戦しているキタノカツヒメも侮れません。
 メモリアルサマーは白菊賞4着、いちい賞、北見産駒特別(12月1日)で2着に加え、ヤングチャンピオンシップでは紅一点ながら6着。通算2勝は出走馬中で最少の勝ち星ですが、強豪相手に善戦してきた経験が強みです。

  2月17日(月)のメイン第10レースは、深雪特別(A1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A1級-1組混合(2月9日)、A1級-2組混合(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組混合予選で4着のコマクインに注目。第2障害を先頭で越え、グランドペガサスウメノタイショウスギノハリアーの3頭に捕まったものの、1~4着は最大1秒3差という大接戦。走路を雪が薄らと覆っているような馬場状態が向いたとはいえ、詰めの甘さもみせない好走でした。今回は、予選1~3着馬がいずれも別定10キロ増(予選では別定5キロ増)になるのに対し、コマクインは別定5キロ増のまま据え置き。引き続き軽めの馬場が見込めそうなので、勝利まで期待できるでしょう。
 1組混合予選上位3頭の中から1頭選ぶなら、3着スギノハリアー。早めに障害をまとめられれば、まず大崩れはないでしょう。
 2組混合予選組では、逃げ切り勝ちを収めたキンノカミが楽しみ。障害巧者らしいレースぶりで、1番人気に応えています。コマクインと同じく逃げ・先行型ですが、こちらのほうが末脚は切れる感じ。叩き合いに持ち込めれば、連勝もありそうです。

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