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今週の見どころ(11/2~11/4)

2013年11月 1日(金)

 11月3日(祝・日)のメイン第10レースには、ばんえい菊花賞が組まれています。3歳三冠の第2弾という位置づけですが、過去5年では、一冠目・ばんえい大賞典に不出走だった馬が5頭も連対(3勝、2着2回)している、やや波乱傾向もある重賞です。また、同日第9レースに実施される釧路産駒特別から、重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)へ向けた戦いがスタート。2歳馬を5つの産地(釧路、南北海道、北央、十勝、北見)に分けて予選を実施し、それぞれの上位馬が12月30日に行われる本番への出走権を獲得することになります。

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 11月2日(土)のメイン第10レースは、ヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(10月27日第11レース)、B2級-1組(26日第11レース)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ、予選で馬券に絡んだのはB2級予選の勝ち馬ヒマワリカツヒメのみというメンバー構成です。
 今回のメンバー中、B1級予選で最先着の4着に入ったアローファイターが中心。軽量の4歳馬2頭と決め手上位の3着馬に差されましたが、第2障害先頭からこの馬なりの走りは披露しました。3走前にはB1級-1組特別を制している実績も考えれば、ここでは好勝負必至といえます。
 B2級予選は、7頭がほぼ同時に先頭で第2障害を越えたため、決め手比べになった感もありますが、ヒマワリカツヒメがゴール前で抜け出して勝利。ベニコマもしぶとく4着に食い下がりました。2連勝を決めたヒマワリカツヒメ、今回は最軽量ハンデのベニコマとも障害が安定しており、大幅に負担重量が増える今回も大崩れはなさそうです。

 11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、3歳重賞・第38回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)
 牝馬コウシュハクィーンが、ばんえい大賞典(8月25日)に続く二冠制覇を目指します。2歳時から牡馬に混じって好勝負を続けており、ばんえい大賞典は第2障害先頭クリアから、2着オレノココロに7秒7差をつけての逃げ切りでした。近2走の自己条件B1級戦を連勝し、前走では初めて体重が1000キロ台に乗るなど、さらに充実を感じさせる近況です。
 ばんえい大賞典は、2~4着が最大2秒1差という接戦。当時から3着コウシュハウンカイ、4着ダイコクパワーがそれぞれ10キロ増なのに対し、2着オレノココロが20キロ増となっているので、有力視するなら3、4着馬。ダイコクパワーは近況が精彩を欠いているので、注目はコウシュハウンカイでしょう。その後、トライアルのオッズパーク杯秋桜賞(10月6日)2着を含め6戦連続連対と状態面も申し分ありません。
 一冠目より負担重量面では不利になりましたがオレノココロや、秋桜賞での勝ちっぷりが鮮やかだった牝馬セイコークインも楽しみです。

 この日の第9レースは、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。釧路、根室管内産の2歳馬が争います。
 前走で2歳A級-1組を勝っているコウシュハドンホクショウマックスの争いでしょう。2歳牝馬オープン特別で2、1着の実績があるミドリサトが続きます。

  11月4日(振・月)のメイン第10レースは、霜月特別(オープン混合・20:10発走予定)
 重賞・岩見沢記念を含めオープンで3連勝中のニュータカラコマが注目の的でしょう。賞金別定10キロ増だった前走狩勝賞でもオープンの強豪たちを相手に段違いの末脚で差し切っています。今回はさらに5キロ増となりますが、一枚相手が下がる印象のここでは負けられません。
 フジダイビクトリーは、オッズパーク賞サマーカップ(7月27日)では同重量でニュータカラコマを破っている実績があります。ニュータカラコマは、このところ地力強化が著しいですが、今回は15キロ差がつくことを考えれば、こちらが再び先着する場面もありそうです。
 前回の出走取消は気になりますが2連勝中の牝馬ブラックパールや、4歳の10キロ減が魅力のニシキエーカンも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(10/26~10/28)

2013年10月25日(金)

 ばんえい競馬では、今週から3週連続で、日曜日に重賞が実施されます。その第1弾が10月27日(日)に行われる北見記念。秋の古馬チャンピオン決定戦で、全馬が850キロ以上の負担重量を課せられています。3連覇を目指す馬の出走もあり、今年も好レースが期待されます。

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 10月26日(土)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1・A2級-1組・20:10発走予定)
 10月19日に行われた出先おびひろ会記念(A2級-1組)のほぼ再戦。1番人気で8着と敗れたスギノハリアーの巻き返しに期待します。負担重量と賞金別定重量とダブルの重量増がこたえたのか第2障害で崩れてしまい、4連勝なりませんでしたが、重量への慣れが見込める今回は前進必至。前走の敗戦で人気が落ち着くようであれば、馬券的にも狙い目となりそうです。
 相手筆頭は、4歳馬テンカムウ。前開催は500キロの定量特別戦を使われていますが、前々走のA2級-1・2組決勝特別では第2障害先頭クリアから、スギノハリアーの僅差3着に粘った実績があります。
 A2級特別(混合戦含む)の常連組で障害巧者のウメノタイショウオレワスゴイクロフネオーザンらも有力でしょう。
 ダイリンビューティは、出先おびひろ会記念で逃げ切り圧勝を収めています。今回は賞金別定5キロ増で705キロとなりますが、前走が700キロでの初勝利で、この5キロが意外と堪えるかもしれません。

 10月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第34回北見記念(20:10発走予定)
 近3開催のオープン戦は、9月29日(2開催前)の重賞・岩見沢記念を含めニュータカラコマが3連勝を収めていますが、今回は不在。注目は、同じ近3走で4、3、2着だったギンガリュウセイでしょう。この北見記念では、10年2着、11、12年優勝と、3度の出走機会すべて好走と相性抜群。別定10キロ増の負担重量860キロが近2年と同じなら、今年は3度目のタイトルと今季初勝利を手にしたいところです。
 ホッカイヒカルも同じ近3走を使われて3、2、4着とこちらも崩れがありません。昨年のこの時期は体調を崩してしまい、このレースは無念の回避となりましたが、今年は好調持続のまま出走してきました。ギンガリュウセイと同じく860キロでの出走ですが、決め手勝負に持ち込めればこちらの方が有利でしょう。
 シベチャタイガーは昨年のこのレースで2着に健闘。2走前の岩見沢記念では障害をふた腰で越えると5着に入線と、障害巧者らしいレースを見せています。岩見沢記念時はホッカイヒカルと同重量でしたが、今回は前述の両馬より10キロ軽い850キロ。昨年の再現を狙っています。

  10月28日(月)のメイン第10レースは、端野峠特別(A1・A2級-2組混合・20:10発走予定)。A1級3頭とA2級5頭が争います。
 A1級の4歳馬アサヒリュウセイは前走のA1級混合特別で5着でしたが、アオノレクサス、フジダイビクトリー、ホリセンショウといった骨っぽいメンバーを相手にしてのものだけに立派です。しかも、クラスハンデがあったとはいえ、同じ4歳ながらオープンで好走を続けるニシキエーカン(6着)に先着したことも自信になるはず。やや相手が楽になる今回は前進が見込めそうです。
 A2級のヒロノドラゴンは10歳という年齢を感じさせない走りを披露しています。早めに障害を抜けても決め手がないので、なかなか勝ち星に結びつきませんが、ここでもこの馬なりの走りは披露してくれるはずです。
 A2級の牝馬ユーファンタジーは、昨季終盤には牝馬限定重賞で2着やオープン混合特別で1着があった実績馬。今季も5月には、のちに北斗賞を勝つインフィニティーを強烈な末脚で差し切ってみせるなどA2級では力量上位といえます。その後は馬券に絡んでいませんが、暑い季節にあまり良績がないタイプでもあり、そろそろ警戒が必要かもしれません。

今週の見どころ(10/19~10/21)

2013年10月18日(金)

 10月19日(土)、20日(日)の両日、帯広競馬場では「フードバレーとかちフェスティバル」が行われます。この2日間は全10レース制で実施。発走予定時刻は、第1レースが普段より20分早い14:20、メインの最終第10レースは19:40となりますのでご注意ください。

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 10月19日(土)のメイン第10レースは、出先おびひろ会記念(A2級-1組・19:40発走予定)
 10月7日に行われた桔梗特別(A2級-1・2組決勝)の1、2着スギノハリアーダイリンビューティに再び注目します。ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたテンカムソウ(3着・今回は不出走)、ダイリンビューティが馬体を併せ追い比べを演じているところ、離れた6番手から猛然と追い込んできたスギノハリアーが捕まえています。
 スギノハリアーは目下3連勝中。3走前が逃げ切り、2走前と前走が差しての白星で展開にとらわれません。今回から賞金別定5キロ増となりますが、勢いは侮れないものがあります。
 ダイリンビューティも近6走で2勝、2着3回と好調です。近2走の障害のカカリを見れば、ここも崩れることは考えにくいものがあります。あとは、終いにひと踏ん張りできるかどうかです。
 キタノストロングは、A2昇級初戦だった前走A2級-1組ではスギノハリアーの9着でしたが、決め手はここでも十分通用するはず。障害さえまとめれば、巻き返しが期待できるでしょう。
 ウメノタイショウは、スギノハリアーと同じ近3走を使われて3、4、6着という成績。すべて10秒以上の差をつけられていますが、この馬なりの走りはできていました。ここも勝てないまでも、恥ずかしくない着順にはまとめてくるはずです。

 10月20日(日)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・19:40発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)で争われるスピード決戦です。
 ホクショウバトルは同条件特別には4回出走して3勝、3着1回と、大得意。11年12月の地吹雪賞では44秒3(馬場水分2.5%)という破格のタイムを叩き出しています。今回は、この条件に初登場という馬が多いので、経験値の高さで圧倒するでしょう。
 トレジャーハンターも過去同条件では5戦1勝、2着3回と実績を残しています。49秒4(馬場水分1.7%)という持ち時計も優秀で、今季初勝利も見込めるかもしれません。
 3頭いる4歳馬はいずれも先行力があり、有力視されます。なかでも注目なのはテンカムソウでしょう。14戦連続して4着以内と好調で、今回は賞金別定重量の加増がないのも好材料。10キロ軽い利点を生かせば押し切りまで狙えるかもしれません。

  10月21日(月)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1級混合・20:10発走予定)
 注目はホリセンショウでしょう。6月2日のオッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)で1着(同着)となって以降、勝ち星がありませんが、重賞でも善戦するなど相手を問わず大崩れの少ない成績を収めてきました。夏場を休養にあて、復帰初戦で大幅に減っていた体重も回復しつつあります。ここは相手に恵まれた感があり、勝機といえそうです。
 今回のメンバー9頭中6頭が10月5日の神無月特別(オープン混合)を使われていました。メンバー中で最先着の2着フジダイビクトリーは、懸念されるゴール前での詰めの甘さも見せませんでした。こちらは逆に馬体重が減少傾向にあるのは心配ですが、これ以上減らなければ力は出せるでしょう。
 ニシキエーカンは神無月特別では障害で苦戦しましたが、いざクリアすれば、5着まで押し上げています。障害次第で巻き返しが十分ありそうです。

今週の見どころ(10/12~10/14)

2013年10月11日(金)

  10月13日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞が組まれています。重賞に再格付けされた08年以降の連対馬10頭中9頭が牡馬で、うち7頭が青雲賞(2歳牡馬オープン)を使われていました。今年も青雲賞の1~5着馬が出走してきましたが、不出走組の台頭はあるのか、今回も見ごたえ十分です。

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 10月12日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月10日に行われる4歳牝馬重賞・クインカップの前哨戦といえます。
 今年1月のばんえいプリンセス賞以来となる4歳牝馬限定のオープン戦ですが、同レースのメンバー10頭中、1、2着馬を除く8頭がここにも出走と、当時から勢力図に大きな変化はありません。注目は、ばんえいプリンセス賞で僅差3着だったカネサマドカ。近2走の秋分特別、千樹橋特別(ともにB2級-1組)ではいずれも第2障害先頭クリアから2、1着と安定したレースぶり。前走と同じ660キロで出走できるのも歓迎材料でしょう。
 4歳牝馬のなかで現在最高位のA2格付であるニシキウンカイは、ばんえいプリンセス賞では最大40キロ差のトップハンデで10着でした。しかし、今回もトップハンデとはいえ最大20キロ差の670キロと、かなり楽になりました。4歳三冠路線で4、3着と牡馬相手に善戦を続けている実力を示すかもしれません。
 ばんえいプリンセス賞では5着だったベニコマは、665キロでの出走だった前々走・千樹橋特別でも5着でしたが、崩れていた障害に進境をみせました。立て直されたとなれば660キロのここでは勝ち負けになりそうです。
 好調なキュートエンジェル(660キロ)、障害巧者カツダイヤ(660キロ)らも侮れません。

 10月13日(日)のメイン第10レースは、重賞・第36回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。2歳シーズン三冠がここからスタートします。
 9月22日に行われた青雲賞(2歳牡馬オープン)は、第2障害をひと腰先頭で越えたホクショウマサルが逃げ切り勝ちを収め、離れた障害4番手から猛然と追い込んだゴールデンフジが2着。断然人気のハクタイホウは第2障害で苦戦したのに加え、2位入線寸前のゴール線上で一杯となり3着でした。
 注目は青雲賞の勝ち馬ホクショウマサル。デビューから12戦してすべて5着以内ですが、青雲賞が通算3勝目という戦歴のとおり勝ち切れないのが悩み。平場戦ではどうしても位置取りがうしろになってしまいますが、障害にはほとんど心配がないだけに、ペースが落ち着く特別戦で変わり身をみせた格好です。ここも押し切りに期待します。
 ゴールデンフジは障害次第ですが、ハマると青雲賞のような末脚が使えます。前走の2歳A級-1組ではオオゾラシンスケとの熾烈な追い比べを制して1着と、しぶといところも見せました。
 デビューから7戦6勝、3着1回と快進撃を続けてきたハクタイホウですが、近2走が2、3着と初の連敗を喫しました。今回は唯一、賞金別定10キロを課せられるのも心配ですが、底力に期待したいところです。
 青雲賞は出走取消だったブラックニセイは、終いの踏ん張りひとつで上位進出が望めるはずです。

  10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)。
 ホッカイヒカルに注目します。前開催に行われた重賞・岩見沢記念でも2着と、負担重量や相手関係を問わず好走を続けています。もともと末脚はしっかりしていますが、若い頃に比べて先行力がついてきたことも安定感につながっているようです。今回から賞金別定重量が5キロ増えて10キロとなりますが、それでもまだ有利な感があります。ここも連軸は堅いでしょう。
 岩見沢記念3着ギンガリュウセイも今季12戦してすべて5着以内の堅実行進が続きます。現役屈指の障害巧者ぶりを今回もみせてくれるでしょう。
 ニュータカラコマは岩見沢記念が圧巻の逃げ切りで、世代限定戦以外の重賞初制覇を果たしました。5番人気でしたが、前々走のオープン特別での勝利がフロックでなかったことを証明しています。別定10キロ増となるここでも好走できれば、秋冬の重賞での活躍が楽しみになりそうです。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2013年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)の両日、帯広競馬場では「とかちばん馬まつり」が行われます。7回目となる今回も、人間がソリを曳く「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」や、今年が初の実施となる、本走路200メートルを女性が走る「人間ダービーヒロインズカップ」をはじめ、各種イベント・アトラクションでお楽しみいただけます。
 6日(日)のメインには3歳オープンによる・オッズパーク杯秋桜賞が組まれています。11月3日に行われる3歳二冠目・ばんえい菊花賞の前哨戦。こちらもお見逃しなく。

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 10月5日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン混合・20:10発走予定)
 前開催のポテト特別(オープン)の1~4着馬は先週の重賞・岩見沢記念へ出走。となれば、同5着フジダイビクトリーに白羽の矢が立ちます。第2障害を先頭で越えましたが、上位4頭とは決め手の差が出ただけで、さほど悪いレース内容ではありませんでした。今回は相手有利が明らかなだけに、押し切りの期待がかかります。
 成長著しい4歳の2頭が続きます。ニシキエーカンは、シーズン序盤からオープンの強豪たちに混じって戦い続け、勝ち切れないまでも大崩れがないのが評価できます。ホクショウユウキは今季B2級からのスタートでしたが、世代限定重賞で3勝を挙げ、半年足らずでオープン入り。ライバル・ニシキエーカンの戦いぶりを考えれば、ここでも十分やれそうですが、賞金別定30キロ増は心配な材料です。
 ポテト特別では1番人気で9着だったホクショウバトルですが、相手関係を考えれば、ここで巻き返しても不思議ありません。

 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。8月25日に行われた3歳一冠目・ばんえい大賞典以来となる3歳限定のオープン戦です。
 目下9戦連続して3着以内という上がり馬オレノココロに注目。初の重賞挑戦だった7月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で3着に健闘すると、ばんえい大賞典でも2着。それぞれ670キロ、680キロで第2障害では安定感を欠きましたが、前走のB2級-1組特別では675キロでひと腰クリアから1着と、重量への慣れが感じられます。今回の670キロなら、トップハンデでも最有力です。
 2歳時から活躍を続けている馬の代表格はコウシュハウンカイ(670キロ)でしょう。ここまで無冠ですが、3歳になってからも3月のイレネー記念、ばんえい大賞典で3着の実績。B1・B2級決勝混合特別、A2級-1組特別を含め3連勝中の勢いも魅力です。
 約4カ月の休養を挟んでの今季初戦から破竹の6連勝中ホクショウサスケ(660キロ)にも期待がかかるところ。イレネー記念では、第2障害で大苦戦し最下位でしたが、力をつけてきた今であれば、違った結果が望めるかもしれません。

  10月7日(月)のメイン第10レースは、桔梗特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(9月28日第9レース)、A2級-2組混合(30日第11レース)の両予選上位馬による一戦です。
 2組混合予選で逃げ切り勝ちを収めたダイリンビューティに引き続き注目。障害で崩れても元々は巧者なので、次走ではしっかり立て直してくるため、連続での大敗が少ないタイプ。障害が切れれば、今回の特別戦でも前走のようなレースが可能でしょう。
 2組混合予選2着を含む近5走が2勝、2着2回のキンノカミや、1組予選では段違いの末脚を見せつけ2連勝を決めたスギノハリアーは好調さを生かしたいところ。
 1組予選では僅差で3着を争ったテンカムソウウメノタイショウはともに障害巧者だけに、特別戦での前進があるかもしれません。

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