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今週の見どころ(8/3~8/5)

2013年8月 2日(金)

 来週の日曜・8月11日のメインに行われる、重賞・ばんえいグランプリの出走予定馬が発表されました。ファン投票での選出は、1位キタノタイショウ、2位ギンガリュウセイ、4位クロフネオーザン、6位ホクショウダイヤ、7位インフィニティー、8位ホッカイヒカル、9位ブラックボスの7頭。これに、番組賞金上位のニュータカラコマ、フクドリ、ブラックパールを加えた10頭により、夏のチャンピオンが争われることになります。どうぞご期待ください。

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 8月3日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン混合・20:05発走予定)
 出走9頭中で、こと座特別(7月8日・オープン混合)のメンバーが5頭いる組み合わせ。そのレースを鮮やかに逃げ切ったホクショウバトル、第2障害3番手から3秒5差まで詰め寄って2着ニシキエーカンの再対決に注目が集まります。
 ホクショウバトルはもともと息の長い末脚が武器でしたが、近走、特別戦では不発に終わることも目立ちました。しかし、オープンでも通用する決め手を持つニシキエーカンを退けたレースぶりからは復活気配が漂います。前走のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)では、軽ハンデの2頭にしてやられましたが、3着に踏ん張っており状態はよさそうです。
 ニシキエーカンは4歳ながら、オープンの一線級を相手にしても一歩も引かない戦いを披露しています。前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)では7着に敗れていますが、最大70キロ差のトップハンデが堪えたと見るべきでしょう。こと座特別の時はホクショウバトルと同重量でしたが、今回はこちらのほうが5キロ軽くなることも考えれば、逆転も十分でしょう。
 フジダイビクトリーは、前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン混合)で、ホクショウダイヤ、ホッカイヒカルらを破る金星を挙げました。障害もひと腰でこなしており、スランプ脱出となれば、相手関係的にここでも主役を張れる実力はありそうです。

 8月4日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 7月29日に行われた、しし座特別(B1級-1・2組混合)は、第2障害を2番手で越えたスーパートップヒメがゴール前で抜け出し勝利しましたが、2~4着がコンマ5秒差以内という大接戦に。そのうち3、4着馬がここにも出走してきました。なかでも注目は1番人気で4着だったテルシゲ。降雨で馬場水分3.8%とやや軽めの馬場となり、早めのペースになったことが、道中置かれる面があるこの馬にとっては不運でした。今回は馬場が回復しそうという、それだけで巻き返しの期待がかけられそうです。
 第2障害先頭クリアから3着だったのがテンカムソウ。初のB1級特別挑戦でしたが、メドの立つ内容でした。1、2着馬が不在の今回こそ踏ん張りに期待したいところです。
 キタノオーロラは、前走のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で格上A2級のニシキエースを差し切って快勝しています。近走は精彩を欠いていましたが、これを浮上のきっかけにしたいところでしょう。
 スギノファントムは、しし座特別5着など今季B1級特別(混合戦含む)では堅実に上位争い。ここも勝ち切るまでは微妙ですが、連争いには加わってくるかもしれません。

  8月5日(月)のメイン第10レースは、ベガ特別(B2級-1組・20:00発走予定)
 わし座特別(7月6日・B2級-1組)勝ちを含む近6走が5勝、2着1回と絶好調なジャングルソングに引き続き期待できそう。戦法は逃げ、好位抜け出し、後方一気などさまざまですが、6戦すべてで抜群の決め手を発揮しています。特に、第2障害を先頭で越えた6走前と前走では、2着に19秒2、11秒1もの差をつけています。唯一、2着だった前々走(7月20日・B2級-1組)でも勝ったサカノテツワンとは、わずかコンマ1秒差。今回はわし座特別の出走馬が6頭もおり、そこでサカノテツワンも破っています。特別戦である今回は相手探しといえるでしょう。
 そのサカノテツワンは、7月20日のB2級-1組では、ジャングルソングより先に障害を越え、かろうじて追撃を振り切りました。ここも障害力を生かして先行し、再現を狙いたいところです。
 わし座特別2着のコウシュハウンカイと、別路線から参戦してきたダイコクパワーという3歳の2頭も魅力いっぱい。特にダイコクパワーは今季9戦すべてが3着以内と、近走の安定感ではコウシュハウンカイを上回ります。今回が初対戦となるジャングルソングを相手に、この馬の末脚がどこまで通用するのか、というのも見どころです。
 前走の勝ちっぷりが鮮やかだったスーパートップヒメフクトクにも注目です。

今週の見どころ(7/27~7/29)

2013年7月26日(金)

 7月28日(日)のメインには、3歳と4歳の混合重賞・はまなす賞が組まれています。重賞に再格上げとなった過去3回で3着以内に入った9頭のうち8頭が4歳(11年の2着のみ3歳)。体格やキャリアで勝る4歳が優位に戦いを進めているようです。昨年の優勝馬オイドンは、その後、4歳シーズン三冠目の天馬賞も勝つなど、現在もオープン馬として活躍中。同馬に続くような活躍馬が現れるのか注目です。

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 7月27日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:05発走予定)。ギンガリュウセイとマルモスペシャルが回避し8頭立てとなりました。
 旭川記念5着、北斗賞7着と近2走の重賞では人気に応えられなかったホクショウダイヤが巻き返しを期します。今季初戦から3走前までは特別戦に出走し1、2、1、1着と安定感抜群の走りを披露していました。3走前の大雪賞(オープン)では第2障害2番手クリアから楽に抜け出しており、同じく賞金別定5キロ増で臨める今回も崩れるシーンは想像しにくいものがあります。
 オープン混合特別、北斗賞と2走連続して2着のホッカイヒカルは多少障害で苦戦しても挽回できる末脚の持ち主。ホクショウダイヤと同型ですが、追い比べに持ち込めれば、こちらのほうが5キロ軽い利点が生きそうです。
 北斗賞でキタノタイショウは5着。とはいえ、第2障害離れた6番手クリアから末脚を伸ばすと、一旦は先頭をうかがう勢いと、見どころ十分でした。引き続き別定20キロ増のトップハンデですが、実力を考えれば侮れません。

 7月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第25回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:05発走予定)。オープンの4歳牡馬ニシキエーカン・720キロから、B3級の3歳牝馬コウシュハクィーン・650キロまで、最大70キロのハンデ差がつきました。
 今年の4歳は5頭中4頭が重賞・柏林賞(6月23日)を使われていました(アサヒリュウセイは出走取消)。今回は当時と同じ負担重量での争いだけに、柏林賞を逃げ切ったホクショウユウキ(690キロ)と、第2障害4番手から4秒8差まで詰め寄って2着のニシキエーカンに注目でしょう。
 ホクショウユウキは2歳12月の遅いデビューでしたが着実にクラスを上げて、同世代限定のオープン初挑戦だったクリスタル特別(今年3月24日・4歳)を勝利。初の重賞だった柏林賞も難なく突破してみせました。ニシキエーカンとの30キロ差が変わらないので、ここも主力視ができます。
 ニシキエーカンは、2歳シーズンチャンピオン決定戦・イレネー記念を制し、3歳三冠でも4、2、2着に入っている実績馬。昨年のはまなす賞では追い込んで4着と健闘しています。今季は、常にハンデを課せられている同世代限定戦や厳しい相手関係の古馬オープン戦(混合戦含む)で大崩れのない成績を残しています。早めに障害を越えることができれば、鋭い末脚で柏林賞の雪辱というシーンも十分です。
 柏林賞は出走取消だったアサヒリュウセイ(710キロ)は、ばんえいダービー馬。こちらも世代限定戦では善戦傾向があります。前走のオープン混合戦では6着と力及びませんでしたが、それでも障害のカカリは良好でした。同世代限定のここでは侮れない存在となりそうです。
 3歳では、3歳オープン特別を含め4連勝中のダイコクパワー、今年3月のイレネー記念で3着があるコウシュハウンカイ(ともに680キロ)に期待したいところです。

  7月29日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B1級-1・2組決勝混合・20:00発走予定)。B1級-1組(22日第11レース)、B1級-2組混合(21日第9レース)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組で3着と敗れたテルシゲが巻き返しなるでしょうか。先行した2頭、テンカムソウオレワスゴイが残り30メートル付近から追い比べを繰り広げているところに、第2障害離れた6番手から鋭く伸び、両馬を2秒以内の差まで追い詰めたレース内容は、今回へとつながるものでした。勝ったテンカムソウは今回が初のB1級特別挑戦、2着オレワスゴイは特別戦では賞金別定5キロを課されることを考えれば、テルシゲの逆転が十分見込めるはず。2走前のシンザンフェスティバル杯(B1級-1組特別)で2着に入っている実績も心強いです。シンザンフェスティバル杯、B1級-1組とも4着だったスギノファントムも含め、B1級-1組予選の上位4頭にはさほど力の差は感じません。
 B1級-2組混合勢ではヒロノヤマトに注目。12年1月を最後に勝ち星から見放されていますが、3、2走前には、格上A2級を相手に2、3着に好走しています。障害巧者なので特別戦の負担重量増は歓迎でしょう。。

今週の見どころ(7/20~7/22)

2013年7月19日(金)

 8月11日に実施されるばんえいグランプリファン投票・中間集計が発表されました。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と今季重賞2勝のキタノタイショウが1位、2位がギンガリュウセイ、3位が先週の北斗賞を制したインフィニティーで、上位7頭に優先出走権が与えられます。投票受付は22日(月)18時までとなっています。

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 7月20日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級-1組混合、20:05発走予定)。A2級4頭とB1級6頭が争います。
 A2級のアオノレクサスに注目します。近5走が2、1、1、5、2着と好調です。唯一、連を外した2走前・信州の会記念(A2級-1組特別)こそ懸念される詰めの甘さが出た格好ですが、前走のA2級-1・2組決勝混合では、ゴールまでしっかり歩いて2着と巻き返しています。今回は近走に比べて相手が楽になっており、勝機到来といえます。
 相手筆頭もA2級のアアモンドヤマトでしょう。アオノレクサスとは近5走中4走で同じレースを走り、先着したのは2走前・信州の会記念(2着)だけですが、さほど差のないレースをしています。追い込み切れないレースが続きますが、ここも大崩れはないでしょう。
 クロフネオーザンは2連敗中ですが、3走前のA2級特別で、前述両馬との競り合いを制して勝利と実力は十分。今回も流れに乗れるかどうかだけがポイントです。
 B1級勢では4歳のワールドピサに注目。アオノレクサスと同様、終いに踏ん張れるかがカギですが、あっさり逃げ切った前走B1級-2組を見る限りでは、このメンバーに入っても十分やれそうな印象を受けます。

 7月21日(日)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜・20:05発走予定)。B1級以上の馬から、前走出走時の馬体重が重い順に出走馬が選定されます。
 オープン勢が精彩を欠いているため、条件級馬に注目。その筆頭がA2級の牝馬ニシキエースです。今季は、3戦目の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で4着のあと、8戦して3勝、3着4回と絶好調。もともとバテない末脚が武器でしたが、それにプラスして障害力がついた今は、まさに充実期といえます。近走より相手関係は厳しくなりますが、紅一点で最軽量の660キロで出走できるのは有利だけに、十分勝ち負けになりそうです。
 同じA2級のウメノタイショウも今季10戦して4勝を含めすべて4着以内と好調です。賞金別定5キロを課されるようになってから特別戦では惜敗が続いていますが、それがなくなる今回は巻き返しのチャンスでしょう。前走のA2級-1組特別で、鮮やかな差し切り勝ちを収めているグランドペガサスも有力。そのレースではウメノタイショウ(3着)を破っています。
 昨年のこのレースで2着の実績があるシベチャタイガー、前走のオープン混合特別では余力十分に逃げ切ってみせたホクショウバトルのA1級両馬も上位争いに加わってきそうです。

  7月22日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(A2級-2組混合、20:00発走予定)。出走9頭中で今季勝ち星があるのはユーファンタジーヒロノドラゴントモエエーカンレットフジの4頭だけというメンバー構成です。
 ひとまず中心はヒロノドラゴンでしょうか。前々走のA2級-2組混合では逃げ切って圧勝。そこで、今回も強敵になりそうなコマクイン(4着)に15秒7もの差をつけています。前走のA2級-1・2組決勝混合では8着に敗れています。今回は、前々走くらいの相手関係なので巻き返しの可能性が高そうです。
 相手筆頭はコマクイン。近5走が9、2、5、4、5着ですが、すべて障害はひと腰でクリアしています。ヒロノドラゴンが勝ったA2級-2組混合では3番手で第2障害を越えたとはいえ、先行2頭からはかなり離されており、ジリ脚のこの馬にとって挽回は難しかったようです。このところの重めの馬場に苦戦しているようですが、位置取り次第では勝利も見込めるでしょう。
 ユーファンタジーは、3走前のA1級混合特別では、離れた障害クリアながら強烈な末脚を繰り出して勝利。その時の2着が先週の北斗賞を制したインフィニティーですから、価値があります。障害で大きく後手を踏まなければ、ここでも一発があるかもしれません。

今週の見どころ(7/13~7/15)

2013年7月12日(金)

 7月14日(日)のメインに800キロ前後の負担重量での戦い・北斗賞が、翌15日(祝・月)のメインには定量500キロでの争い・サマーダッシュが組まれています。昨年の両レースの勝ち時計は、北斗賞の2分11秒1(馬場水分1.9%)に対して、サマーダッシュは51秒6(同1.7%)。同じ直線200メートルの競馬ですが、違った適性が要求される2つのレースにご注目ください。

『ばんえいグランプリ』のファン投票ただいま受付中(7/22まで)

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 7月13日(土)のメイン第10レースは、シンザンフェスティバル杯(B1級-1組・20:05発走予定)
 近2走の層雲峡特別(B1級-1・2組決勝)、拓成湖特別(B1級-1組)を含め目下4連勝と勢いに乗るアローファイターに注目。その4連勝はすべて逃げ切りと、障害のキレも申し分ありません。B1級での近3走で、今回出走する多くの馬を下しています。引き続き賞金別定5キロ増で出走できるため、連勝を伸ばす公算が大でしょう。
 相手は、近走でアローファイターと戦っていない馬から。その筆頭はテルシゲでしょう。3走前のオッズパーク賞スタリオンカップではオープンからの降級馬ホリセンショウと1着同着に持ち込んだ実績があります。アローファイターとは2月17日(B1・B2級決勝混合)以来の対戦ですが、当時は同重量でテルシゲが8秒2差をつけて優勝しています。アローファイターの快進撃を止めるとしたらこの馬でしょうか。
 ニシキエースは2走前の拓成湖特別こそ6着でしたが、その前後のレースでは勝利。拓成湖特別では隣枠のアローファイターをマークするようなレースをして障害で崩れましたが、今回は逆にプレッシャーをかけることができるでしょうか。
 層雲峡特別4着、拓成湖特別3着と安定しているスギノファントムにも上位争いを期待します。

 7月14日(日)のメイン第10レースには、第21回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と今季重賞2勝のキタノタイショウが810キロで、その他の牡馬・セン馬は790キロでの出走となります。
 今回出走の全馬が使われていた旭川記念時の負担重量と比べると、キタノタイショウの30キロ増を筆頭に、ほとんどの馬が20キロ増となっているなか、唯一10キロ増なのがホクショウダイヤ。旭川記念は1番人気で5着でしたが、キタノタイショウと同じくトップハンデの780キロながら、離れた第2障害クリアから8秒1差まで詰めてきた末脚には見どころがありました。この北斗賞とは、5戦2着1回、3着2回、4着1回と比較的相性がよく、昨年がトップハンデ810キロで3着だったことを考えれば、今年の790キロは恵まれた感があります。前開催のオープン混合特別を自重してきたローテーションにも勝負気配を感じます。
 ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念ともに2着だったギンガリュウセイも巻き返しを期します。両レースともキタノタイショウにゴール前で捕まっていますが、その差は同重量でコンマ3秒、10キロ差で2秒1とともに僅か。20キロ差がつく今回こそ、押し切りに期待できそうです。
 旭川記念は7着だったホッカイヒカルは、減少傾向にある馬体重の回復が復活へのカギといえるでしょう。このレース連覇を目指すキタノタイショウはハンデとの戦いとなりそうです。
 繰り上がりでの参戦だった旭川記念で、ホリセンショウは3着、インフィニティーも4着と人気を上回る好走をみせました。ここも同じく繰り上がりでの出走ですが、3着争いには食い込んできそうです。

  7月15日(祝・月)のメイン第10レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:05発走予定)
 定量500キロ(牝馬480キロ)で争われるスピード決戦。この条件で実績のない馬が多いということもあり、昨年のこのレースで2着に入っているライデンロックがひとまず中心といえそう。目下3走連続2着という歯がゆさを打破する逃げ切りに期待したいところです。
 マタキタヨは昨年12月に行われた同条件戦・地吹雪賞で3着の実績があります。障害に不安があり、詰めを欠く傾向もあるので、近走は掲示板にも載れていませんが、500キロなら一変があるかもしれません。
 一昨年のこのレース(7着)以来の同条件戦への出走となるキンサマや、この条件へは初登場となるヒメサマも障害さえこなせればしっかり伸びる末脚を持っています。

今週の見どころ(7/6~7/8)

2013年7月 5日(金)

 開幕2週目からスタートした2歳戦で、目下注目の存在が5勝4勝(3着1回)のハクタイホウ(牡・久田守厩舎)。番組賞金順で2位のホクショウマックスが2勝なので、ハクタイホウの凄さが分かります。同馬は7月7日(日)の第5レース・2歳A級-1組に出走予定。今回から賞金別定5キロが課されますが、どんなレースを見せてくれるのか、ご注目ください。

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 7月6日(土)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-1組・20:05発走予定)
 注目はジャングルソング。障害では甘さを見せますが、自慢の決め手をフルに発揮し目下3連勝と勢いに乗っています。昨季最終出走ではA2級-2組混合戦を圧勝していることも考えれば、ここは4連勝が濃厚といえます。
 唯一の3歳コウシュハウンカイは、古馬相手での特別初挑戦となった3走前の黒岳特別(B2級-1組)で4着に追い込んで、通用のメドを立てました。前走のB2級-1組でもジャングルソングに差し切られ、バトルドラゴンにも競り負けましたが3着に踏ん張っています。
 5走前の黒岳特別で5着だったニシキトモエは、3走前、2走前のB2級で逃げ切り連勝を収めています。重量が増える特別では詰めを欠く面は否めませんが、このクラスでは力上位の存在といえます。4月にはB2級-1組特別で2着があるタイソンキングも侮れません。

 7月7日(日)のメイン第10レースは、信州の会記念(A2級-1組・20:05発走予定)
 好調馬が揃いましたが、注目は、6月29日の前走「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2級決勝混合)で1秒1差の接戦の末1、2着を分けたアオノレクサスウメノタイショウでしょう。末の甘さも見せずに第2障害先頭から押し切り2連勝を決めたアオノレクサス、賞金別定5キロ増もものともせず勝ち馬に肉薄したウメノタイショウ。両馬ともオープンからの降級馬で、このクラスに留まっている器ではありません。
 一角崩しを狙うのが障害巧者のクロフネオーザンでしょう。6月8日のムーンストーン特別(A2級)では差し切って前述両馬を下しています。
 ムーンストーン特別、「銀の匙」アニメ放送記念とも3着と安定感あるアアモンドヤマトや、今季3勝を挙げており、負けたレースでもすべて勝ち馬と10秒以内というグランドペガサスも上位争いに加わってきそうです。

  7月8日(月)のメイン第10レースは、こと座特別(オープン混合・20:00発走予定)。オープン2頭とA1級6頭が争います。
 前走ミントスポット杯(オープン混合)は1番人気で4着だったホリセンショウが巻き返しを期します。ゴール前では4頭がほぼ横一線となり、勝ったインフィニティーからこの馬までが1秒8差という接戦でした。今開催からインフィニティーがオープンに昇級したのに対して、ホリセンショウはA1級のままなので負担重量的に有利。2、3着馬が不出走なこともあり、逆転勝利の可能性が十分でしょう。
 オープン昇級初戦のインフィニティーも、ミントスポット杯と同条件とはいえ相手関係が楽になった感がある今回も勝ち負けの期待がかかります。
 近3走が4、2、4着と勝ち切れていないホクショウバトルですが、馬場が軽くなるようであれば、追い込みに警戒が必要かもしれません。ミントスポット杯6着で障害巧者のシベチャタイガーも、相手関係的には上位に食い込んで不思議ないでしょう。

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