来週の日曜・8月11日のメインに行われる、重賞・ばんえいグランプリの出走予定馬が発表されました。ファン投票での選出は、1位キタノタイショウ、2位ギンガリュウセイ、4位クロフネオーザン、6位ホクショウダイヤ、7位インフィニティー、8位ホッカイヒカル、9位ブラックボスの7頭。これに、番組賞金上位のニュータカラコマ、フクドリ、ブラックパールを加えた10頭により、夏のチャンピオンが争われることになります。どうぞご期待ください。
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8月3日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン混合・20:05発走予定)。
出走9頭中で、こと座特別(7月8日・オープン混合)のメンバーが5頭いる組み合わせ。そのレースを鮮やかに逃げ切ったホクショウバトル、第2障害3番手から3秒5差まで詰め寄って2着ニシキエーカンの再対決に注目が集まります。
ホクショウバトルはもともと息の長い末脚が武器でしたが、近走、特別戦では不発に終わることも目立ちました。しかし、オープンでも通用する決め手を持つニシキエーカンを退けたレースぶりからは復活気配が漂います。前走のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)では、軽ハンデの2頭にしてやられましたが、3着に踏ん張っており状態はよさそうです。
ニシキエーカンは4歳ながら、オープンの一線級を相手にしても一歩も引かない戦いを披露しています。前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)では7着に敗れていますが、最大70キロ差のトップハンデが堪えたと見るべきでしょう。こと座特別の時はホクショウバトルと同重量でしたが、今回はこちらのほうが5キロ軽くなることも考えれば、逆転も十分でしょう。
フジダイビクトリーは、前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン混合)で、ホクショウダイヤ、ホッカイヒカルらを破る金星を挙げました。障害もひと腰でこなしており、スランプ脱出となれば、相手関係的にここでも主役を張れる実力はありそうです。
8月4日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1組・20:05発走予定)。
7月29日に行われた、しし座特別(B1級-1・2組混合)は、第2障害を2番手で越えたスーパートップヒメがゴール前で抜け出し勝利しましたが、2~4着がコンマ5秒差以内という大接戦に。そのうち3、4着馬がここにも出走してきました。なかでも注目は1番人気で4着だったテルシゲ。降雨で馬場水分3.8%とやや軽めの馬場となり、早めのペースになったことが、道中置かれる面があるこの馬にとっては不運でした。今回は馬場が回復しそうという、それだけで巻き返しの期待がかけられそうです。
第2障害先頭クリアから3着だったのがテンカムソウ。初のB1級特別挑戦でしたが、メドの立つ内容でした。1、2着馬が不在の今回こそ踏ん張りに期待したいところです。
キタノオーロラは、前走のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で格上A2級のニシキエースを差し切って快勝しています。近走は精彩を欠いていましたが、これを浮上のきっかけにしたいところでしょう。
スギノファントムは、しし座特別5着など今季B1級特別(混合戦含む)では堅実に上位争い。ここも勝ち切るまでは微妙ですが、連争いには加わってくるかもしれません。
8月5日(月)のメイン第10レースは、ベガ特別(B2級-1組・20:00発走予定)。
わし座特別(7月6日・B2級-1組)勝ちを含む近6走が5勝、2着1回と絶好調なジャングルソングに引き続き期待できそう。戦法は逃げ、好位抜け出し、後方一気などさまざまですが、6戦すべてで抜群の決め手を発揮しています。特に、第2障害を先頭で越えた6走前と前走では、2着に19秒2、11秒1もの差をつけています。唯一、2着だった前々走(7月20日・B2級-1組)でも勝ったサカノテツワンとは、わずかコンマ1秒差。今回はわし座特別の出走馬が6頭もおり、そこでサカノテツワンも破っています。特別戦である今回は相手探しといえるでしょう。
そのサカノテツワンは、7月20日のB2級-1組では、ジャングルソングより先に障害を越え、かろうじて追撃を振り切りました。ここも障害力を生かして先行し、再現を狙いたいところです。
わし座特別2着のコウシュハウンカイと、別路線から参戦してきたダイコクパワーという3歳の2頭も魅力いっぱい。特にダイコクパワーは今季9戦すべてが3着以内と、近走の安定感ではコウシュハウンカイを上回ります。今回が初対戦となるジャングルソングを相手に、この馬の末脚がどこまで通用するのか、というのも見どころです。
前走の勝ちっぷりが鮮やかだったスーパートップヒメ、フクトクにも注目です。