先週の日曜に行われた4歳三冠の第1弾・柏林賞は、2番人気のホクショウユウキが逃げ切り勝ちを収めました。重賞初挑戦での制覇は08年のホッカイヒカル、10年のジャングルソング以来3頭目。今後の活躍が期待されます。
7月1日(月)のメインに、5歳牝馬オープンによる白鳳賞が組まれています。先週の月曜には5歳牡馬オープンの瑞鳳賞が行われ、カチナノリーとテルシゲという軽ハンデの上がり馬同士の決着となりましたが、このレースは、どのような決着となるのでしょうか。
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6月29日(土)のメイン第10レースは、「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2級決勝混合・20:05発走予定)。A1級混合予選(22日第11レース)、A2級混合予選(23日第11レース)の上位馬による一戦です。
A1級混合予選で1番人気に推されたものの3着だったウメノタイショウに期待します。逃げ切り寸前で、グランドペガサス、ホクショウバトルの両馬に捕まってしまいましたが、障害力を生かしたレースぶりで、力は出し切った感があります。3走前の同条件戦・五月雨特別では逃げ切って圧勝した実績もあり、巻き返しが期待されます。
勝ち馬グランドペガサスも当然有力。今季3勝を含めすべて掲示板内を確保している安定感が魅力です。
オープンからの降級馬アオノレクサスが、A2級混合予選で今季初勝利を挙げました。クラスが下がっても末の甘さは相変わらずですが、前走はコマクインの追撃をコンマ1秒差で辛抱しました。展開次第の面はありますが、実力どおりならここも勝ち負けになるでしょう。
スギノハリアーは近走障害で精彩を欠いていますが、それでも前々走2着、A2級混合予選3着にまとめています。テン乗りの西謙一騎手での前進に期待したいところです。
6月30日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン混合・20:05発走予定)。ホクショウダイヤが回避して、オープン6頭とA1級3頭が争います。
6月16日に行われた旭川記念は、キタノタイショウが10キロの賞金ハンデをものともせずに差し切って、今季重賞2勝目をマークしました。今回から賞金別定20キロ増となりますが、どんなレースを見せてくれるでしょうか。
注目は、格下のA1級ながら旭川記念ではオープン馬と同条件の負担重量で3着に健闘したホリセンショウ。今回もA1級格付での参戦ですが、クラス別定重量戦のため、オープン馬より軽い負担重量で出走できるのが有利。第2障害で早めに仕掛けて、押し切りを狙います。
インフィニティーも同じくA1級から旭川記念に挑戦して4着と健闘を見せました。こちらは4月28日のばんえい十勝オッズパーク杯での僅差3着も光ります。相手なりに走れる面があるので、ここも大崩れはないでしょう。
旭川記念6着のフクドリも重賞よりは特別戦のほうが力を発揮できそう。同7着ホッカイヒカルも流れに乗れれば浮上してきそうです。
7月1日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:00発走予定)。
ハンデ差も考慮しての注目はアアモンドマツカゼ。今季1勝は5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)でマークしたものですが、1歳年長で10キロ軽いダイリンビューティとの熾烈な追い比べを制してのもの。ここにも出走しているアグリコトブキが最後は2着に伸びましたが、当時は同馬と同重量だったのが、今回はアアモンドマツカゼの方が10キロ軽いのも有利でしょう。
アグリコトブキも当然有力。ばんえいオークスを勝ち3歳女王に輝いた実績馬で、2歳時から同世代の牝馬相手では安定した成績を残しています。
唯一のオープン馬ブラックパールは、今季、強豪との対戦が続いており思ったような成績が残せていません。しかしもともとは、ばんえいオークス、4歳女王決定戦のクインカップとも2着に入っており、同世代の牝馬では力上位。トップハンデでも巻き返しを期待します。