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今週の見どころ(11/30~12/2)

2013年11月29日(金)

 12月1日(日)のメインには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。今年2月に行われた2歳シーズンの牝馬ナンバー1を決める黒ユリ賞の1~6着馬がここにも出走。9カ月半が経過し、当時と力関係がどのように変わっているのでしょうか。

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 11月30日(土)のメイン第10レースは、北見富士特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B1級-1組(24日第8レース)、B1級-2組(23日第9レース)の両予選上位馬により争われます。
 2組予選2着キョウエイボーイにとっては待望の特別戦でしょう。12歳も末となりますが、若馬に負けない元気いっぱいの走りを披露しています。前走はワールドピサにちぎられましたが、今回同馬は回避。障害力を生かして押し切りが狙えそうです。
 1組予選で2着のオレノココロは、3走前の五稜郭特別(B1級-1組)でも2着の実績。ばんえい菊花賞(2着)よりも重い705キロでしたが、第2障害はひと腰でクリアと巧者ぶりを披露しました。705キロも2度目なら、勝利まで視野に入るところです。
 アグリローズは、1組予選で3着に敗れて7連勝はなりませんでした。前半の位置取りがいつもよりやや後ろになりましたが、それでも、しっかり伸びての1秒6差なら悲観する内容ではありません。障害巧者なので特別戦の負担重量も苦にしないでしょう。

 12月1日(日)のメイン第10レースは、重賞・第38回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:05発走予定)。定量の全馬660キロで争われます。
 ナナノチカラが2歳シーズンに続き、3歳女王の座も狙います。2月に行われた明け3歳牝馬重賞・黒ユリ賞を制したあと休養入り。7月のばんえい大賞典にも登録がありましたが回避。復帰は9月にずれ込みましたが、初戦1着のあとも3、1、1、1着の快進撃。2歳時から決め手には定評がありましたが、休養を挟んで破壊力がさらに増したようです。前走B1級-2組は4着でしたが、障害で崩れたわけではありません。同世代の牝馬限定である今回はゴール前で突き抜けてくれるでしょう。
 セイコークインは、10月6日のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)優勝、11月3日の重賞・ばんえい菊花賞でも3着と、牡馬を相手に善戦を続けています。スピードに加え障害力がついてきて、レースで崩れることがなくなりました。上昇度ではこの馬です。
 黒ユリ賞で2着だったクインフェスタは、ばんえい菊花賞で、3着セイコークインと同タイムの4着。先頭でゴールしたかと思われましたが、ゴール線上にソリがわずかに残っていました。670キロでこの走りができたのは収穫で、牝馬限定のここでなら好勝負必至でしょう。
 コウシュハクィーンは、ばんえい大賞典を制した実績馬。その後、世代限定戦では実質トップハンデを課せられていることもあり、秋桜賞6着、ばんえい菊花賞7着ですが、全馬同一重量の今回は、巻き返し必至といえます。
 ほか、B4~B3級とはいえ目下3連勝と好調なアグリナデシコも侮れません。

 この日の第9レースには、北見産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)が組まれています。ヤングチャンピオンシップの予選第5弾で、網走管内産馬による争いです。
 2歳A級-2組で1勝、2着1回、1組でも2着2回があるオオゾラシンスケが中心でしょう。2走前の1組では第2障害先頭クリアから2着でしたが、勝ったのが重賞・ナナカマド賞3着で南北海道産駒特別では1着のハクタイホウですから、大健闘といえます。実績で2番手は、2歳牝馬オープン・いちい賞2着のメモリアルサマーですが、新馬戦で南北海道産駒特別2着馬を破っているオールマイティにも食い込む可能性がありそうです。

  12月2日(月)のメイン第10レースは、サロマ湖特別(A2級-2組混合・19:05発走予定)
 B1昇級後も4、2、2着と好走を続けているサカノテツワンに注目。今回はA2級が相手で、負担重量も増えますが、好調さを生かして突破を狙います。
 ムテキダイチは、前走のB2級-2組特別で圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。特別戦の緩い流れがハマったことはもちろん、最近好相性の大口泰史騎手への乗替わりが大きかったようです。今回は、B1昇級戦となりますが、引き続き同騎手の騎乗とあれば注目せずにはいられません。
 A2級のヒロノドラゴンは競走除外明けの近3走が案外ですが、障害力が生かせる特別戦は向いているはず。相手が楽になるここで復活へのきっかけをつかみたいところです。

今週の見どころ(11/23~11/25)

2013年11月22日(金)

 今週より、ばんえい十勝は薄暮開催となります。発走予定時刻は第1レースが14:15、メイン第10レースが19:05。スカパー!(645ch及び795ch)での放送時間も13:30~19:55(17:00までは有料放送)へと変更になりますのでご注意ください。
 11月24日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から選抜された2頭ずつが意地をかけ戦います。

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 11月23日(祝・土)のメイン第10レースは、知床賞(オープン混合・19:05発走予定)。前開催のオータムカップ(オープン)から上位5頭のうち、3着馬を除く4頭が参戦してきたほか、JRAジョッキーDAY特別(A1・A2級決勝混合)から2頭、A1級混合からも2頭(JRAジョッキーDAY特別との2走使い馬を除く)など、様々な路線から出走馬が集まりました。
 主力はオータムカップ組。第2障害を先頭でクリアしたのはブラックパールでしたが、2番手で続いたホッカイヒカルが残り30メートルあたりであっさり捕まえると、徐々にリードを広げる余裕あるレースで勝利を収めました。4着インフィニティーには復活気配が漂います。5着で障害巧者のシベチャタイガーも含め、相手関係が楽になるここでも上位進出が期待できそうです。
 JRAジョッキーDAY特別で3着のフジダイビクトリーは11戦連続して掲示板確保の好調さを生かしたいところ。A1級馬では、今季重賞で2度の3着があるホリセンショウに注目です。

 11月24日(日)のメイン第10レースは、重賞・第4回ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜・19:05発走予定)
 過去3回で3着以内に入った馬の年齢は、4、5、6歳が1頭ずつなのに対し、8~10歳が6頭(7歳はゼロ)とベテランが活躍している傾向があるようです。となれば、注目は9歳馬ギンガリュウセイと10歳馬ホクショウダイヤでしょう。
 ギンガリュウセイは前々走の重賞・北見記念で今季初勝利を挙げると、賞金別定20キロ増となった前走のオータムカップ(オープン)でも3着と相変わらず安定感抜群の走りを披露しています。
 ホクショウダイヤは勝利を収めた最高重量が810キロと、高重量を苦にするタイプ。しかし、このドリームエイジカップはこの時期の古馬重賞にしては比較的軽い重量で争われることに加え、重賞とはいえ相手関係は普段のオープン戦よりむしろ楽。上位進出の可能性は十分といえます。
 前述両馬と互角に渡り合えそうなのが5歳のニュータカラコマ。重賞・岩見沢記念を含めオープンで4連勝中と絶好調です。850キロ以上を課せられる北見記念には登録せず、賞金ハンデが厳しくなるオータムカップは回避して、比較的手ごろな重量になるここに向けて調整してきた感があります。
 この3頭に割って入るとしたら4歳馬ホクショウウキユ。前走霜月特別(オープン混合)ではトップハンデながら2着に好走。ニュータカラコマにこそ差し切られましたが、第2障害先頭クリアから確かな末脚を披露しました。ここもトップハンデですが、どこまでやれるか楽しみです。

 この日の第9レースは、十勝産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)。ヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、十勝管内産馬の限定戦です。
 出走全馬が賞金別定重量を課せられている、好調馬揃いで大注目の一戦。重賞・ナナカマド賞1、2着のホクショウメジャーゴールデンフジに、2歳牡馬限定のオープン戦・青雲賞を勝ったホクショウマサルがどこまで迫れるでしょうか。

  11月25日(月)のメイン第10レースは、楽天競馬特別(A1級混合・19:05発走予定)
 アサヒリュウセイは、端野峠特別(A1・A2級-2組混合)、A2級-2組混合と2連勝中。ここ2戦で今回のメンバー中半数以上の5頭を下しています。3走前のペルセウス特別(A1級混合)は5着でしたが、第2障害はひと腰でクリアしており、単純に相手が強かったのでしょう。今回は同条件のA1級混合とはいえ、相手がかなり楽になっており、3連勝のチャンスといえます。
 コマクインは、端野峠特別2着のあと、A1・A2級決勝混合3着、A2級-2組混合3着。それ以前は大きな着順が続いていましたが、障害では大きく崩れていませんでした。ここも、障害を越えてからの踏ん張り次第といえます。
 JRAジョッキーDAY特別(A1・A2級決勝混合)でオープン馬に混じって4着のクロフネオーザン、6着のスギノハリアーは、このメンバーに入れば実績上位といえます。

今週の見どころ(11/16~11/18)

2013年11月15日(金)

 今週の3日間で、今季のナイター開催は終了。その最終日・11月18日(月)に帯広競馬場では、「JRAジョッキーDay2013」が実施されます。内田博幸騎手、後藤浩輝騎手をはじめJRA所属の10名のジョッキーが来場し、エキシビションレースへの騎乗、トークショー、レース協賛などで盛り上げます。

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 11月16日(土)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(B2級-2組・20:10発走予定)。普段、B2級-2組は特別戦が組まれない条件だけに、読みにくい一戦です。
 好調度という点では、目下3戦連続連対のコウコサンネンセイが筆頭格でしょう。2歳9月にデビュー勝ちを収めてから6年余、223戦目の今回が初の特別挑戦です。ここ数年はB3~B4級で足踏みしていましたが、前走B3級-3・4組決勝を鮮やかに逃げ切ってB2昇級を決めており、8歳にして充実期を迎えています。
 アウルメンバーは2走前に勝利し、前走が3着。決め手を生かしての好走が目立ちます。5月にはB2級-1組特別で2着に入っている実績も心強いです。
 障害巧者のスーパートップヒメは7月にはB1級-1・2組決勝混合特別を制した実績があります。同じく障害力勝負のオメガグレートはもう少し体重が増えてほしいですが、9月以降の5戦が2勝、3着1回と好調を持続しています。

 11月17日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン・20:10発走予定)
 メンバー8頭中、ブラックパールを除く7頭が前走で重賞・北見記念(10月27日)を使われており、さらに、同10着ホクショウバトル以外の6頭は近3走が同じレースでした(2、3走前の勝ち馬は、このレースを回避したニュータカラコマ)。
 ホッカイヒカルは近3走が2、4、4着。今季15戦中14戦で掲示板を確保と、相手関係を問わず善戦を続けています。今回の強調材料は賞金別定10キロ増の750キロで臨めること。牝馬ブラックパール(720キロ)を除けば、この馬より軽い負担重量なのはシベチャタイガー(745キロ)だけ。いい末脚を持っているので、今度こそ差し切りへの期待が高まります。
 ギンガリュウセイは、近3走が3、2、1着。前走北見記念では3連覇を成し遂げています。今回、別定20キロ増の760キロに不安はありませんが、ホッカイヒカルより重量が重くなるのが微妙なところです。
 北見記念3着で復調を感じさせたインフィニティー(755キロ)や、北見記念2着馬で鈴木恵介騎手にスイッチとなるシベチャタイガーも有力でしょう。

 この日の第9レースは、北央産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。ヤングチャンピオンシップの予選第3弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産馬の争いです。
 ここまでに行われた予選2レース(釧路産駒、南北海道産駒)では、ともにメンバー中で最も勝ち星の多かった馬が勝利しています。このレースでの最多勝は3勝を挙げているカブトホース。近2走の2歳A級-1組、2組がブービーで、今回は唯一の賞金別定5キロ増ですが、3組での勝利実績は断然です。南北海道産駒特別2着カンシャノココロを負かしたことがあるソウテンブルーが続きます。

  11月18日(月)のメイン第10レースは、JRAジョッキーDAY特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(11日第11レース)、A2級-1組(10日第11レース)の両予選上位馬による一戦です。
 A1級混合予選で5着だったフジダイビクトリーの巻き返しに期待。オイドンが逃げ切って今季初勝利を挙げましたが、2~7着が最大3秒6差という接戦でした。フジダイビクトリーが2番手で障害を越えたものの、後続6頭も差なくクリアし、ほぼ一団のままゴールへなだれ込みました。2~4着がフジダイビクトリーより5~15キロ軽かったことを考えると、追い比べで重量差が影響を与えたのかもしれません。特別である今回は障害力が生かせるはずで、逃げ切りに期待します。
 A2級-1組予選勢では、逃げ切り勝ちを収めたウメノタイショウ、障害2番手からそのまま2着に入ったオレワスゴイが有力でしょう。現在の格付的には劣勢ですが、ともに昨季はオープン混合戦でも馬券に絡んでいた実績を考えれば、オープン馬とのクラスハンデ20キロは恵まれたともいえそうです。

今週の見どころ(11/9~11/11)

2013年11月 8日(金)

 11月10日(日)のメインには4歳女王決定戦・クインカップが組まれています。別定重量での争いですが、過去5年では、トップハンデ馬が馬券に絡んだのは昨年の3着のみ。08年のツバキダイヤ、11年のキタノサクラヒメは重賞初挑戦で制覇を果たすなど、なかなか実績どおりには決まらない重賞といえます。

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 11月9日(土)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合)で2着のヒマワリカツヒメに引き続き注目。3連勝はなりませんでしたが、第2障害をひと腰でクリアすると、5頭ほぼ横一線の追い比べから一旦は遅れたものの、ゴール前でしぶとく伸びてきました。特別戦では良績が少ないタイプでしたが、一気の重量増でも崩れなかったのは力をつけている証拠でしょう。引き続いての685キロだけに慣れも見込めるはず。B2級同士の対戦に戻るここは勝機十分といえます。
 先週行われた3歳二冠目・ばんえい菊花賞からは2頭が参戦しますが、なかでも3着セイコークインに期待。8月以降11戦連続して3着以内をキープと好調持続。B2昇級初戦でいきなり特別戦に組み込まれましたが、前走670キロで第2障害をひと腰で切っていることを考えれば、今回は未知の相手関係とはいえ665キロなら大崩れはなさそうです。
 ヒロノクィンは近3走が2、1、1着と好調です。特に前走のB1・B2級決勝混合戦では、B1級のテルシゲ(今開催からA2へ昇級)らを相手に、鮮やかに逃げ切っています。同じく2連勝中のメンコイワタシともども久々の特別挑戦ですが、両馬とも障害巧者だけにいきなり好勝負が望めるかもしれません。

 11月10日(日)のメイン第10レースは、重賞・第38回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)
 今回のメンバー10頭中8頭が出走していた紅バラ賞(4歳牝馬オープン)の勝ち馬ベニコマに注目します。第2障害をひと腰5番手で越えると、先行勢との差をぐんぐん詰めての差し切りでした。その後2走では4、6着ですが障害のカカリは悪くありませんでした。紅バラ賞が前哨戦に組まれるようになった過去3年で、同レースの勝ち馬が2勝、3着1回と好成績を収めていることを考えても主軸視が妥当でしょう。
 フレグランスは紅バラ賞で3着。第2障害先頭クリアから、ベニコマと2秒2差に踏ん張っています。競走除外明け後にひと息入れたのが功を奏したのか、大きな変わり身を見せました。前走の自己条件戦でも障害をひと腰で越えると余裕たっぷりの逃げ切り勝ちを収めています。重賞は今回が初挑戦となりますが、上昇度で侮れない1頭といえます。
 マゴコロは紅バラ賞には不出走でしたが、同世代の牝馬限定オープン戦では、黒ユリ賞(2着)、ばんえいオークス(3着)の2重賞を含め3着を外したことがありません。障害巧者だけに690キロもこなせるでしょう。
 紅バラ賞4着のカネサマドカや、同6着でもばんえいオークスで2着の実績があるカツダイヤにも注目です。

 この日の第9レースには、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が行われます。ヤングチャンピオンシップの予選第2弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内産および北海道外産の2歳馬が争います。
 目下7勝を挙げているハクタイホウが力を示しそうです。別定10キロ増となった近2走、前々走の重賞・ナナカマド賞で僅差3着、前走の2歳A級-1組では次元の違う末脚で差し切って2着を7秒2も突き放しています。2歳A級-1組と2組で4戦連続3着のカンシャノココロがどこまで迫れるでしょうか。

 11月11日(月)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 最軽量の3歳牝馬コウシュハクィーンに注目。前走の重賞・ばんえい菊花賞では2番人気で7着に沈みましたが、障害で崩れたわけではありません。今回は2連勝を飾っている自己条件のB1級へ戻ります。紅一点で引き続き負担重量では断然有利なだけに、巻き返しが期待できそうです。
 前開催のヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合)で3着のアローファイターも楽しみ。勝ったキタノオーロラ、2着ヒマワリカツヒメ(B2級)とほぼ同時の障害クリアで、決め手比べでは苦しいかと思われましたが、一歩も引かず僅差での決着に持ち込んだのは見事。別定10キロ増でも強さを見せました。今回は相手強化となりますが、好成績の馬が揃ったぶん、全馬が賞金別定重量を課せられており、コウシュハクィーン以外とはさほどハンデ差がつかないのが好材料といえます。
 別定5キロ増となってから勝ち切れないレインボーライデンですが、前半の位置取りが悪く、不完全燃焼に終わっている感があります。ペースが落ち着く特別戦であれば、障害力を生かしての上位進出があるかもしれません。

今週の見どころ(11/2~11/4)

2013年11月 1日(金)

 11月3日(祝・日)のメイン第10レースには、ばんえい菊花賞が組まれています。3歳三冠の第2弾という位置づけですが、過去5年では、一冠目・ばんえい大賞典に不出走だった馬が5頭も連対(3勝、2着2回)している、やや波乱傾向もある重賞です。また、同日第9レースに実施される釧路産駒特別から、重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)へ向けた戦いがスタート。2歳馬を5つの産地(釧路、南北海道、北央、十勝、北見)に分けて予選を実施し、それぞれの上位馬が12月30日に行われる本番への出走権を獲得することになります。

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 11月2日(土)のメイン第10レースは、ヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(10月27日第11レース)、B2級-1組(26日第11レース)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ、予選で馬券に絡んだのはB2級予選の勝ち馬ヒマワリカツヒメのみというメンバー構成です。
 今回のメンバー中、B1級予選で最先着の4着に入ったアローファイターが中心。軽量の4歳馬2頭と決め手上位の3着馬に差されましたが、第2障害先頭からこの馬なりの走りは披露しました。3走前にはB1級-1組特別を制している実績も考えれば、ここでは好勝負必至といえます。
 B2級予選は、7頭がほぼ同時に先頭で第2障害を越えたため、決め手比べになった感もありますが、ヒマワリカツヒメがゴール前で抜け出して勝利。ベニコマもしぶとく4着に食い下がりました。2連勝を決めたヒマワリカツヒメ、今回は最軽量ハンデのベニコマとも障害が安定しており、大幅に負担重量が増える今回も大崩れはなさそうです。

 11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、3歳重賞・第38回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)
 牝馬コウシュハクィーンが、ばんえい大賞典(8月25日)に続く二冠制覇を目指します。2歳時から牡馬に混じって好勝負を続けており、ばんえい大賞典は第2障害先頭クリアから、2着オレノココロに7秒7差をつけての逃げ切りでした。近2走の自己条件B1級戦を連勝し、前走では初めて体重が1000キロ台に乗るなど、さらに充実を感じさせる近況です。
 ばんえい大賞典は、2~4着が最大2秒1差という接戦。当時から3着コウシュハウンカイ、4着ダイコクパワーがそれぞれ10キロ増なのに対し、2着オレノココロが20キロ増となっているので、有力視するなら3、4着馬。ダイコクパワーは近況が精彩を欠いているので、注目はコウシュハウンカイでしょう。その後、トライアルのオッズパーク杯秋桜賞(10月6日)2着を含め6戦連続連対と状態面も申し分ありません。
 一冠目より負担重量面では不利になりましたがオレノココロや、秋桜賞での勝ちっぷりが鮮やかだった牝馬セイコークインも楽しみです。

 この日の第9レースは、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。釧路、根室管内産の2歳馬が争います。
 前走で2歳A級-1組を勝っているコウシュハドンホクショウマックスの争いでしょう。2歳牝馬オープン特別で2、1着の実績があるミドリサトが続きます。

  11月4日(振・月)のメイン第10レースは、霜月特別(オープン混合・20:10発走予定)
 重賞・岩見沢記念を含めオープンで3連勝中のニュータカラコマが注目の的でしょう。賞金別定10キロ増だった前走狩勝賞でもオープンの強豪たちを相手に段違いの末脚で差し切っています。今回はさらに5キロ増となりますが、一枚相手が下がる印象のここでは負けられません。
 フジダイビクトリーは、オッズパーク賞サマーカップ(7月27日)では同重量でニュータカラコマを破っている実績があります。ニュータカラコマは、このところ地力強化が著しいですが、今回は15キロ差がつくことを考えれば、こちらが再び先着する場面もありそうです。
 前回の出走取消は気になりますが2連勝中の牝馬ブラックパールや、4歳の10キロ減が魅力のニシキエーカンも争覇圏でしょう。

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