12月23日(祝・日)のメイン第10レースには、ばんえいダービーが組まれています。3歳チャンピオン決定戦にふさわしく、この世代のここまでの重賞を制した5頭すべてが集結しました。第41代ダービー馬の称号を手にするのはどの馬なのか。お楽しみに。
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12月22日(土)のメイン第10レースは、ポインセチア特別(A1級-1組混合・17:05発走予定)。
A1級の5頭はいずれも好調で、賞金別定重量10~15キロを課せられていますが、オープン勢がやや精彩を欠くメンバー構成だけに中心視できそう。なかでも12月9日の師走特別(オープン混合)の1、2着馬、インフィニティー、アオノレクサスが有力でしょう。第2障害を越えてアオノレクサスに先頭を譲ったインフィニティーですが、ゴール前で差し返しました。ともに障害巧者ですが、同じタイミングでの障害クリアなら、インフィニティーのほうがキレ味で分があります。アオノレクサスが勝つには、どれだけ第2障害で差をつけられるかでしょう。
マルモスペシャルはここがA1昇級初戦ですが、近4戦が1、2、1、1着。その3勝すべてがA2級特別(B1級混合含む)と上げ潮ムードです。勢いで突破を狙います。
オープン馬ではホリセンショウが好調。オープン昇級初戦の前々走では、カネサブラックと僅差の3着と力のあるところを示しています。A1級時代はアオノレクサスと互角の戦いぶりでしたが、今回10キロ重いのは不利な感があります。
12月23日(祝・日)のメイン第10レースは、3歳三冠の最終戦・第41回ばんえいダービー(17:25発走予定)。
この世代の牡馬・牝馬混合重賞としては、3月のイレネー記念以来となる定量戦。過去5回では、09、11年がイレネー記念の上位3頭が着順の入れ替わりはありますが、このレースでも1~3着に。10年がイレネー記念2、1着馬のワンツー、07年はイレネー記念3、2着馬が1、3着と、同じ定量戦ゆえか、イレネー記念の結果がこのレースに結びつく傾向があります。
今年のイレネー記念を圧勝したのがニシキエーカン。ここまでの3歳二冠ではともにトップハンデだったこともあり、ばんえい大賞典4着、ばんえい菊花賞2着とタイトルを逃していますが、定量のここで巻き返しなるでしょうか。
イレネー記念2着馬がテンカムソウ。障害次第の面はありますが、ばんえい菊花賞では、第2障害僅差の2番手クリアから4着に踏ん張っています。その後の古馬混合戦では不本意なレース続きですが、同世代限定の今回は侮れません。
イレネー記念3着アサヒリュウセイは、ばんえい菊花賞でも3着。テンカムソウとは対照的に、その後、古馬混合戦で4連勝しました。11月に通算100勝を達成したばかりの西将太騎手にとっても重賞初制覇のチャンスといえます。
ばんえい大賞典を制したブラックボスは、近走が古馬A2級との対戦とはいえ負け過ぎの感があります。立て直しに期待でしょう。
ばんえい菊花賞の勝ち馬ニシキウンカイにとって、過去5回のこのレースで牝馬が【0-1-1-9】というデータは気になるところです。
12月24日(振・月)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン・17:05発走予定)。12月19日に行われた重賞・ドリームエイジカップのほぼ再戦となりました。
注目は同レースで2着だったナリタボブサップ。第2障害先頭クリアから逃げ込みを図りましたが、テンマデトドケに差されて、コンマ1秒差の惜敗でした。前走はテンマデトドケのほうが10キロ軽かったですが、今回は同重量。十分に逆転が狙えそうです。
同4着キタノタイショウは、第2障害で苦戦しましたが、いざ越えればさすがの末脚を見せました。前走より重量が軽くなるここは、さらに上位が狙えそうです。
フクドリはキタノタイショウと同型で、ドリームエイジカップでも同じようなレースをして5着。こちらも特別の負担重量は歓迎といえます。