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今週の見どころ(7/21~7/23)

2012年7月20日(金)

 8月12日に実施される今季最初のBG1・ばんえいグランプリファン投票の中間発表が7月15日に行われました。1位はカネサブラック(365票)、2位がナリタボブサップ(261票)、3位がオイドン(159票)、以下、キタノタイショウアオノレクサスフクドリホクショウダイヤと続きます。投票上位7頭と、番組賞金上位3頭(投票選出馬除く)が出走権を獲得します。投票受付は、22日(日)18時までとなっています。ぜひご参加ください。

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 7月21日(土)のメイン第11レースは、サンポット杯(A2・B1級-3組混合・20:00発走予定)
 格上のA2級馬は2頭が出走していますが、なかでもクロフネオーザンに期待します。近3走はA1級との対戦などで人気を裏切る結果になっていますが、今回の相手はほとんどが格下。4走前のA2・B1級混合(6月17日)では勝利実績があり、巻き返しのチャンスでしょう。
 B1級勢は力量が接近していますが、前走ユリウス特別(A2・B1級決勝混合)で5着ライズドラゴンに注目。ベニインパクト、ブライトダンサーと追い込み馬がワンツーを決めましたが、この馬も第2障害ひと腰、3番手からしっかり伸びていました。今回も同じA2級混合ですが、前走よりは戦いやすいメンバーといえます。
 ホクショウバンクはユリウス特別で8着。やや障害に不安が残る現状ですが、昨季終盤はオープンで好勝負していた地力を考えれば軽くは扱えません。

 7月22日(日)のメイン第11レースは、オッズパーク賞・サマーカップ(オープン・A1級混合・20:00発走予定)。A1級のアオノレクサスが回避し、9頭立てとなりました。
 実績上位のオープン馬ホッカイヒカルカネサブラックが有力でしょう。
 ホッカイヒカルは、今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で勝利。別定10キロ増となった直後2走は苦戦しましたが、それにも慣れた近3走は3、3、4着と大崩れなく走っています。今回は、カネサブラックとともに最大40キロ差のトップハンデですが、引き続き好走の期待がかかります。
 カネサブラックは、近2走の重賞で1、2着と一時のスランプから脱したようです。ただ、重賞以外では、近走やや不振なのが気がかりです。
 A1級勢はハンデ差がありますが、一角崩しまで。近2走はともに勝ち馬と1秒差以内の2、4着と好調なオレワスゴイ、6月10日の同条件特別を制したホリセンショウらが続きます。

  7月23日(月)のメイン第11レースは、ルビー特別(A2・B1級-2組混合・20:00発走予定)
 生涯初の特別出走となるスーパーハヤトに注目します。今季7戦して2勝、3着4回という堅実な成績。2つの勝ち星も、第2障害離れた5番手からの差し切り、逃げ切りと柔軟に動けるタイプのようです。今回は勝ちみに遅いメンバーが揃っただけに、この馬の決め手が生きるでしょう。B1級昇級初戦でも侮れません。
 格でいえば今季A1級-1組混合特別で3着があるジャングルソング。差して届かないことも多いですが、障害次第では勝利が望めます。
 キョウエイボーイヒロノドラゴンアアモンドヤマトらは障害を早めに越えてどこまでやれるでしょうか。

今週の見どころ(7/14~7/16)

2012年7月13日(金)

 毎年好評を得ているばんえい十勝ビアガーデンが、いよいよ7月14日(土)より帯広競馬場にオープンします。ビール片手にレース観戦はいかがでしょうか。
 15日(日)のメインには3歳以上による重賞・北斗賞が組まれています。カネサブラックが制した旭川記念(6月17日)の再戦ですが、当時より基礎重量が30キロ重くなったことで、どのような結果になるのでしょうか。
 また、8月12日に行われる、BG1競走・ばんえいグランプリファン投票を現在実施中です。ぜひご参加ください。

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 7月14日(土)のメイン第11レースは、ユリウス特別(A2・B1級決勝混合・20:00発走予定)。7月7日第12レース(A2級-2組混合)、8日第10レース(B1級-2組)の上位馬による一戦ですが、8日第10レースの1、2着馬が回避しています。
 7日第12レースで1着の3歳馬ニシキエーカンに注目します。第2障害2番手から早めに抜け出すレースぶりは、タイム差以上にインパクトのあるものでした。今回の670キロでは、今年3月のイレネー記念で圧勝した実績があります。今回は古馬相手ですが、相手関係的に勝利のチャンスも十分です。
 前々走、前走7日第12レースと連続して3着に健闘しているのがワタシハキレイズキ。ともに第2障害先頭から踏ん張りきれませんでしたが、展開次第ではチャンスもあるでしょう。今回は、紅一点で、ニシキエーカンとともに最軽量の670キロでの出走となります。
 キンノカミは7日第12レースでは1番人気を裏切り4着でしたが、さらに相手関係が下がる今回は巻き返しも期待できます。

 7月15日(日)のメイン第11レースには、重賞・第20回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。オイドンが回避して9頭立てとなりました。
 今季の収得賞金60万円につき別定10キロ増となり、旭川記念を制したカネサブラック、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬ホッカイヒカル、同2着ホクショウダイヤが10キロ増の810キロでの出走です。
 いよいよ本格化した感があるホッカイヒカルに期待します。4月のばんえい十勝オッズパーク杯で古馬重賞初制覇を果たすと、旭川記念でも、勝ったカネサブラック、2着ナリタボブサップより10キロ重い負担重量ながら、しぶとい末脚で僅差3着に健闘しました。今回もトップハンデですが、カネサブラックと同重量になるのは好材料。テンにおかれるため流れ次第という面があるので、特別戦よりはペースが落ち着く重賞のほうが好成績を挙げられる可能性が高いでしょう。今季重賞2勝目へ向け突き進みます。
 相手筆頭はカネサブラック。旭川記念で5カ月半ぶりの勝ち星をマークし、復活を遂げました。昨年は、旭川記念を勝ったあと、この北斗賞はスキップしましたが、出走してくるからには、今年は態勢が整っていると判断できるでしょう。
 旭川記念2着のナリタボブサップは、前述2頭より負担重量的に有利。現役屈指の障害巧者ですが、800キロ前後の負担重量では、他馬もさほど苦にしないため、大きなアドバンテージとはいえないでしょう。大崩れはなさそうですが、勝ち切るまでは微妙といえます。
 同じく別定重量の加増のないキタノタイショウは早めに障害をクリアできるかがポイント。決め手勝負に持ち込めれば、馬券圏内突入も考えられます。
 馬場が軽くなれば、ホクショウダイヤの一発があるかもしれません。

  7月16日(祝・月)のメイン第11レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:00発走予定)。定量500キロ(牝馬480キロ)で争われる一戦です。
 昨年12月の地吹雪賞を44秒3という破格の時計で制したホクショウバトルを筆頭に、昨年のサマーダッシュ1着馬トレジャーハンター、昨年8月に行われた稲妻賞の勝ち馬ニシキセンプーら同条件戦で実績のある馬が有力視できそうです。
 実力ではライデンロックが一枚上ですが、500キロは2歳9月以来と久々なだけに、スピードへの対応という点でやや厳しいかもしれません。

今週の見どころ(7/7~7/9)

2012年7月 6日(金)

 ばんえい競馬馬主協会では、6月より、iPhone・iPad、Android用の「ばんえい十勝アプリ」を公開しています。ばんえい競馬の基礎知識、馬券購入の流れなどが初心者にも分かりやすく紹介されています。ぜひご利用ください(詳細はこちら)。
 8月12日に行われる、今季最初のBG1競走・ばんえいグランプリの出走馬を決めるファン投票を現在実施しています。投票者のなかから十勝川温泉ペア宿泊券などの賞品が当たります。

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 7月7日(土)のメイン第11レースは、JA幕別青年部杯(B1級-1組・20:00発走予定)
 ここ2開催のB1級-1組特別は波乱の結果。ともにカネミセンショーが1番人気を裏切ったことによるものですが、前回の岩内仙峡特別でも障害はふた腰でまとめており、勝ったキタノドリーマーから5秒6差なら悲観するような内容ではありません。今回は人気落ちも予想されることで、むしろ狙ってみる価値があると言えます。
 岩内仙峡特別の上位5頭では、勝ち馬キタノドリーマーが今回から別定5キロ増となることで、唯一ここで別定重量の加増がないのが4着ヒロノドラゴン。相変わらず勝ちみに遅いですが、障害を早めに越えられれば大崩れがありません。負担重量面で有利な今回は前進が見込めます。同2着でこちらも先行力のあるニシキエースにも引き続き注目が必要でしょう
 岩内仙峡特別を使われていない馬は2頭だけですが、ミノルユウセンにも注目。前走B1・B2級決勝混合特別では1番人気を裏切りました(9着)が、雨のなかのレースで流れが合わなかった印象です。今回は相手強化となりますが、巻き返せる余地がありそうです。

 7月8日(日)のメイン第11レースは、北海道競馬記者クラブ特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン馬はトレジャーハンター1頭で、その他8頭はA1級です。
 A1級馬は、さまざまな臨戦過程を経ていますが、なかでも注目はライデンロック。今季は勝てないレース続きでしたが、ここにきて2連勝と調子を上げてきました。昨季はオープン-1組で勝ち星もある実績は断然だけに、3連勝を飾る可能性が大といえます。
 トレジャーハンターは、今季5戦は掲示板確保が精一杯というレースが続いていますが、いずれも相手はオープンの一線級。3月まであった若馬10キロ減がないのも響いているようです。とはいえ、今回はライデンロックを除けば難敵がおらず、勝機もありそうです。
 前走A1・A2級-1組混合特別を制し2連勝と勢いが出てきたユーファンタジーが昇級戦でも侮れません。昨季後半はオープンで善戦していたアオノレクサスも争覇圏でしょう。

 7月9日(月)のメイン第11レースは、かに座特別(A2級-1組・20:00発走予定)。A2級で実力上位の存在だったユーファンタジーが今開催からA1級に昇級。同馬と近走好勝負をしていた馬たちにチャンスとなりそうです。
 その筆頭格はオレワスゴイ。前走サロマ湖特別(A1・A2級-1組混合)では先行できずに7着(2番人気)と敗れましたが、流れさえ合えば巻き返し必至でしょう。A2級-1組では、6月9日の水無月特別でユーファンタジーの2着という実績があります。
 サロマ湖特別でユーファンタジーとタイム差なし2着だったのがミサキスペシャル。課題の障害もすんなりクリアし、自慢の末脚を繰り出しました。こちらも今度こその気持ちでしょう。
 安定感では水無月特別、サロマ湖特別とも3着だったスギノハリアー。障害巧者で、ここも積極策に出そうです。
 前走快勝のシベチャタイガーも有力。展開がハマればアアモンドヤマトの差し脚が届くかもしれません。

今週の見どころ(6/30~7/2)

2012年6月29日(金)

 松田道明騎手が6月25日第7レースで勝利し、通算1500勝を達成。直前の第6レースを勝ちリーチをかけると、連勝で大台到達を決めました。ばんえい史上では14人目、現役では6人目の快挙となりました。今季もカネサブラックで先日の旭川記念を制覇。目下、ジョッキーリーディングでは2位につけており、今後ますますの活躍に期待したいところです。

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※7月2日(月)は、川崎競馬場及びSPAT4で、第2~第12レースを発売します。

 6月30日(土)のメイン第11レースは、サロマ湖特別(A1・A2級-1組混合・20:00発走予定)。A1級3頭、A2級7頭により争われます。
 今季2戦2勝のホリセンショウに引き続き期待。2戦とも好位で第2障害を越えると、早めに抜け出し押し切る安定したレースぶりが光ります。これで昨季からの連勝は4、連続連対も10まで伸びており、まだまだ勢いは止まりそうにありません。
 相手筆頭は、オレワスゴイ。こちらも近3戦が1、2、1着と好調です。障害巧者だけに基礎重量が重くなるここは、相手強化でも侮れません。
 ユーファンタジーも今季、特別では1、4、2、1着と好調です。ただ、こちらは障害がポイントの馬だけに、今回からの別定5キロ増は心配。とはいえ、実力的に軽く扱うわけにはいきません。
 同じく障害次第の面はあるもののアアモンドヤマト、前走快勝で上昇気流に乗りたいマルモスペシャルらが続きます。

 7月1日(日)のメイン第11レースは、ミントスポット杯(オープン・20:00発走予定)
 6月18日に行われた重賞・旭川記念を制したカネサブラック、同2着ナリタボブサップらが不在で7頭立てとなりました。
 ホクショウダイヤは、別定10キロを課されトップハンデだった旭川記念では障害で苦戦し7着と敗れました。今回も同じ別定10キロ増ですが、基礎重量が軽くなるだけに、巻き返しの可能性も十分といえます。
 旭川記念4着キタノタイショウは、障害巧者ぶりが鳴りを潜め、すっかり末脚勝負型になってしまったような印象。もう少し早めに障害を越えられれば、惜敗続き脱出という場面もありそうです。
 旭川記念5着ギンガリュウセイ、同8着フクドリらは冴えない近況ですが、強敵不在のここで浮上のきっかけをつかみたいところです。

  7月2日(月)のメイン第11レースは、石北峠特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。6月24日第9レース(B1級-2組)、25日第10レース(B2級-2組)の上位馬による一戦です。
 24日第9レース組を上位と見ます。安定感を買うなら同レース2着ミノルユウセン、同4着カネサローズでしょう。ただ、両馬はツメの甘さが課題。逆に、成績にムラがあるものの一発逆転の末脚を秘めるのが、前走も豪快に差し切ったヤマトジャイナーです。
 25日第10レース組では、メンバー中上位の決め手を持つ前走1着オーゴンプリンセス、勝ち切れないものの障害力のある同2着馬タイソンキングが有力といえます。

今週の見どころ(6/23~6/25)

2012年6月22日(金)

 6月17日に行われた古馬重賞・旭川記念は、カネサブラックが制し、今年1月の帯広記念以来となる復活の勝ち星を挙げました。今週も24日(日)に、4歳世代三冠の初戦・柏林賞が行われます。お楽しみに。

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置戸、札幌、中札内でのイベント(6/24~7/1)はこちら

 6月23日(土)のメイン第11レースは、拓成湖特別(A1・A2級-2組混合・20:00発走予定)
 前走6月18日のA1・A2級決勝混合で2着に健闘したアオノレクサスに期待。勝ち切るにはもうひと踏ん張りが必要でしょうが、安定した障害力を武器に大崩れの少ない近況が魅力です。
 同じ前走で5着アグリミズキも勝ちみに遅いですが、障害力が生かせる特別なら前進が見込めるでしょう。
 こちらも障害巧者で前走快勝のクロフネオーザン、障害次第の面はありますが末脚切れるジャングルソングらも侮れません。

 6月24日(日)のメイン第11レースには、第6回柏林賞(4歳・20:00発走予定)が組まれています。過去5回はいずれも牡馬が制していますが、今年は牝馬にもチャンスがありそうです。
 唯一のオープン馬オイドンが720キロのトップハンデで、下級条件の牝馬ブラックパールアアモンドマツカゼアグリコトブキが670キロで最軽量。最大50キロのハンデ差がつきました。
 6月3日に行われたライラック賞(4歳オープン)のほぼ再戦。そこで3着のブラックパールに期待します。好位で第2障害を越えると、怒涛の末脚を見せたオイドンに交わされ、第2障害先頭のヘイセイオトメ(今回は出走回避)もとらえることができませんでしたが、まずまずの内容だったといえます。黒ユリ賞、ばんえいオークスと3歳牝馬限定重賞2戦ではともに僅差2着に敗れており、ここは重賞初制覇のチャンスといえそう。別定重量で争われた過去4回の柏林賞では、08年を除き最軽量ハンデ馬が3着以内に入っているのは心強いデータです。
 牡馬では、ライラック賞5着フナノコーネル(690キロ)に注目。すんなり追走できればという条件はつきますが、状態は悪くなさそうなだけに、流れが落ち着くであろうここなら一発があるかもしれません。
 ライラック賞で4着だったアアモンドマツカゼ、同8着もばんえいオークスを制しているアグリコトブキにも注目でしょう。
 実力では、最大60キロ差のトップハンデでライラック賞を完勝したオイドンですが、過去4回の柏林賞では、前哨戦の4歳オープン特別(08、09年すずらん賞・10、11年ライラック賞)の1着馬は4着が最高。トップハンデ馬も08年にライデンロックが勝った以外は4着が最高という結果だけに、半信半疑な面はあります。

  6月25日(月)のメイン第11レースは、岩内仙峡特別(B1級-1組・20:00発走予定)
 6月16日に行われた置戸人間ばん馬記念(B1級-1組)のメンバー10頭中、6着馬以外の9頭がここにも出走。そのレースは1番人気カネミセンショーが8着、2番人気ニシキエースが9着に敗れる波乱となりました。
 ここは置戸人間ばん馬記念で僅差4着だったベニインパクトに期待。まずまずの登坂から豪快に末脚を伸ばすと4頭がほぼ横一線の1着争いに加わりました。これで近5走が4、2、1、2、4着で、負けた4戦も勝ち馬とは3秒5以内の僅差。ここも勝ち切るかは微妙ですが連軸は堅そうです。
 早めに障害を越えればしぶといヒロノドラゴンキョウエイボーイも有力。前走は8着と敗れたカネミセンショーですが、障害はスムーズだっただけに、これだけでは見限れません。

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