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今週の見どころ(9/21~9/23)

 今季の2歳オープン特別は、牝馬限定戦は2度実施されていますが、牡馬限定戦は、9月22日(日)の準メインに行われる青雲賞が初めて。過去5回では、このレースの勝ち馬5頭中4頭が、その後、2歳シーズン三冠(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念)のうち最低1つは制しているという出世レース。今年は6勝を挙げている馬が参戦していますが、勝ち星では過去5年の出走馬中で最多(10年の7勝馬オイドンは出走取消)。果たしてどんなレースを見せてくれるのか楽しみです。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 9月21日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(B1級-1組・20:10発走予定)
 決め手上位のキタノストロングに期待。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)ではトップハンデを課せられながらも、離れた障害クリアからしっかり末脚を伸ばして3着を確保しました。それぞれ30キロ差、45キロ差があった1、2着馬とはタイム差がありましたが、両馬はここには不在。引き続きトップハンデですが、最大5キロ差しかないので戦いやすいはずです。8月には今回と同条件のデネブ特別や、A1・A2級との混合特別も制している実績を考えれば、巻き返して当然でしょう。
 勢いではレインボーライデンに注目。4走前に今季初勝利を挙げると、それまで勝ち切れなかったのが嘘のように4連勝。B1昇級初戦だった前走のB1級-2組特別では、スギノファントム、ワールドピサ、トカチタカラといったB1級の安定勢力を下しており、このクラスでも十分通用する力をアピールしています。
 デネブ特別で僅差3着をはじめB1級で善戦を続けるテルシゲや、スギノファントムも、展開さえ向けば首位まで望める存在といえます。

 9月22日(日)のメイン第10レースは、野分特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン2頭、A1級7頭が争います。
 本来であれば、今季、旭川記念と北斗賞で3着があるホリセンショウが大本命という一戦。しかし、北斗賞のあと3開催空けての前走A1級混合では、30キロ以上も体重を減らしており7着でした。もともとは障害力で勝負するタイプなので巻き返してくる可能性はありそうですが、全幅の信頼は置きにくいものはあります。
 シベチャタイガーは障害巧者で、8月のばんえいグランプリで僅差5着の実績があります。近5走では、降雨のなかでのレースとなった3走前以外は大きく崩れていません。展開待ちという面はありますが、安定感にかけてみるのも手でしょう。
 アオノレクサスもばんえいグランプリに出走して7着でしたが、障害はひと腰でまとめていました。障害力を生かした積極策で、ここもどこまで踏ん張れるでしょうか。
 前述の3頭とは対照的に、グランドペガサスは末脚勝負型。前半で流れに乗れれば、追う者の強みで、先行勢をまとめて差し切るシーンも考えられます。

 この日の第9レースには、青雲賞(2歳牡馬オープン・19:30発走予定)が組まれています。2歳牡馬にとっては今季最初の特別戦です。
 デビューから8戦して6勝、2、3着各1回というハクタイホウの相手探しといえます。前走の2歳A級-1組(9月8日)では2着と不覚を取りましたが、コンマ9秒先着されたホクショウマックスのほうが5キロ軽かったということもあるでしょう。同馬が回避した今回は負けられません。
 同じ前走で3着だったブラックニセイは、ハクタイホウが3着に敗れたレース(5月5日)の勝ち馬。このところ馬体重の変動が激しいのは気になりますが、障害巧者だけに崩れはないでしょう。

  9月23日(祝・月)のメイン第10レースは、秋分特別(B2級-1組・20:10発走予定)。B2級では抜けた存在だった3歳馬コウシュハウンカイがB1へ昇級したため、混戦模様となりました。同馬に苦杯を舐めてきた馬たちの巻き返しがありそうです。
 なかでも注目は切れる末脚が自慢のベニコマ。近2走ともコウシュハウンカイの2着に好走し、3着には5秒以上の差をつけていました。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)では第2障害で両膝をつく大きなロスがありながらも、追い込んで最終的に連対は確保。負担重量へ慣れも見込め、強敵が抜けた今回は負けられないところでしょう。
 スーパートップヒメもコウシュハウンカイ、ベニコマと一緒の近2走を使われ3、7着。フォーマルハウト特別では天板に脚をかけたところで体勢を崩してしまいましたが、もともとは障害巧者だけに立て直しが見込めます。
 障害力と先行力が武器のサカノテツワン、末脚がハマると一発がありそうなダイコクパワーや、今回がB2昇級初戦でも、ばんえい大賞典ではコウシュハウンカイに先着していた実績があるオレノココロも争覇圏でしょう。

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