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今週の見どころ(5/12~5/14)

2012年5月11日(金)

 今週から、ばんえい十勝はナイター開催へ。10月29日(月)まで75日間のロングランとなります。今週は、第1レース発走予定時刻が、5月12日(土)、13日(日)→14:30、14日(月)→14:40となっています。
 また、スカパー!(795ch)の生中継の放送時間も、13:30~20:55(16:00までは有料)へ変更になっていますのでご注意ください。

 5月12日(土)のメイン第11レースは、楽天競馬杯(A1級-1組混合・20:00発走予定)
 ミサキスペシャルの巻き返しに期待します。前走つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合)は1番人気で9着。先行争いが激しくなったとはいえ案外の結果でした。とはいえ、それまでの今季3戦が2、1、2着の安定感を考えれば、2戦続けての凡走は考えにくいものがあります。決め手勝負型ですが、先行できる脚もあるのが魅力です。
 同じ前走で2着ウメノタイショウも当然有力。ユーファンタジーの決め手に屈しましたが、障害のキレもよくこの馬の力は出し切った印象です。その勝ち馬が不在のここは引き続き上位進出濃厚といえます。
 前走B1級-2・3組決勝混合を勝ち2連勝を決めたグランドペガサスも侮れません。前走はスピードが生きる軽めの馬場(馬場水分4.0%)だったとはいえ、2着を7秒8もちぎる圧巻の逃げ切りでした。
 ほか、つつじ特別8着アオノレクサス、同3着フジカチドキらにも警戒が必要でしょう。

 5月13日(日)のメイン第11レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:00発走予定)。古馬牝馬オープンの上位常連だったフクイズミ、ニシキユウ、トカチプリティーらが昨季で引退。若返った印象のメンバー構成となりました。
 とはいえ、主役を務めるのは11歳馬エンジュオウカンでしょう。今年1月のヒロインズカップでは、第2障害離れた3番手から差し切り勝ちを収め古馬牝馬ナンバー1に輝いています。唯一のオープン格付でトップハンデですが、実績からいっても中心は譲れません。
 ヒロインズカップ4着ユーファンタジーも有力。今季開幕から3、1着と好調。特に前走(9番人気)は決勝混合特別で、相手強化の一戦でしたが、豪快に差し切って3連単33万馬券の波乱の立役者となりました。ヒロインズカップ当時より、エンジュオウカンとのハンデ差が広がるのは有利といえます。
 ほか昨年のこのレースの覇者で先行力あるコマクインや、牝馬オープン特別では大崩れの少ない障害巧者アグリミズキなども有力でしょう。

  5月14日(月)のメイン第11レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:00発走予定)
 2歳世代三冠路線では、二冠馬ブラックボスが3月に行われた三冠目・イレネー記念(定量戦)で5着に敗退。それまでの二冠でともに2着と苦杯を嘗めたニシキエーカンが逃げ切り勝ちを収めました。今回はブラックボスが不在で、ニシキエーカンはトップハンデ。イレネー記念で2、3着のテンカムソウアサヒリュウセイに注目します。
 経験値でリードしているのがテンカムソウ。イレネー記念に続く若草賞(3歳牡馬オープン)では第2障害を越え早めに先頭に立つと、そのまま押し切り、すかさず巻き返しました。今季はアサヒリュウセイより格上のB4級で、前々走がアローファイターの2着、前走がスーパークリントンの3着と、オープン経験馬を相手に健闘しています。
 一方のアサヒリュウセイは好調度で一歩リードしています。イレネー記念を含めシーズンをまたいで13戦連続して3着以内に好走。今季3戦もC1級からC2級(3・4歳限定)で3、1、2着と堅実な走りが目立ちます。
 2頭に続くのがヤマノウンカイ。イレネー記念は9着でしたが、11月の十勝産駒特別では、1着ニシキエーカン、2着ブラックボスから僅差の3着という実績がありました。若草賞ではテンカムソウと5キロ差でコンマ9秒差3着。今回は前述両馬と同重量ですが、どこまで食い下がれるでしょうか。

今週の見どころ(5/5~5/7)

2012年5月 4日(金)

 5月5日(祝・土)のメイン・スーパージョッキー賞は、昨季のリーディング上位騎手10名により争われる一戦。近走であまり対戦のない馬同士の争いで混戦模様なだけに、騎手で買い目を選ぶのもよいかもしれません。ゴールデンウイーク後半も、ばんえい十勝でお楽しみください。

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 5月5日(祝・土)のメイン第11レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・17:05発走予定)
 ニシキエース(昨季リーディング2位・藤野俊一騎手)に期待します。前々走B3級-2・3組決勝では課題の障害をひと腰でまとめ、コンマ8秒差3着。そして前走B3級-2組でも第2障害ひと腰先頭から2着を9秒4もちぎる圧勝劇と乗りに乗っています。昨季はオープン-3組で好勝負していたこの馬にとって、まだまだここは通過点といえそうです。
 ライトアーム(同5位・松田道明騎手)も今季3戦して2勝、2着1回と好調。特に前走B3級-1組では、オープン経験馬ペガサスプリティーらを退けています。ここも好走の期待が高まります。
 前走B1級-1組特別こそ6着(1番人気)と敗れたヒロノドラゴン(同3位・藤本匠騎手)ですが、ほとんどが格下の今回、巻き返しを期します。

 5月6日(日)のメイン第11レースは、さつき特別(オープン・A1級混合・17:05発走予定)。オープン4頭、350万円未満6頭により争われます。
 今季初戦のスプリングカップ(オープン)で3、4着とまずまずのレースぶりだったキタノタイショウナリタボブサップに期待します。よく末脚を伸ばして3着だったキタノタイショウ、第2障害先頭から粘れず4着だったナリタボブサップと、両馬のレース内容は対照的でしたが、今回の相手関係なら勝ち負けといえそうです。
 スプリングカップでは8着だったテンマデトドケですが、前走オープン決勝混合では、フクドリに最後まで食い下がり2着と巻き返しました。この馬も争覇圏といえます。
 別定重量10キロ減が魅力の350万円未満勢ですが、近走やや精彩を欠く馬が揃った印象です。

  5月7日(月)のメイン第11レースは、つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月30日第10レース(A2級-1組混合)と、30日第12レース(A2級-2組)の上位馬による一戦です。
 30日第10レース組が上位でしょう。6頭がゴール前でほぼ横一線になる大激戦でしたが、なかでも2着馬ミサキスペシャルに注目。今季開幕から3戦連続連対と好調で、前々走の春駒特別(A2級-1・2組決勝混合)では早め先頭から押し切って勝利の実績もあります。
 30日第10レースで5着と敗れたアオノレクサスも巻き返しを狙います。今季初戦のA2級-1組快勝後の近2走は7、5着ですが、着順ほどレースぶりは悪くありませんでした。当日、軽い馬場が予想されることは大きなプラスになりそうです。
 30日第10レースの勝ち馬ウメノタイショウも復調気配がうかがえます。3月にオープン-1組を制している実績はメンバー中上位です。
 30日第12レース組では、1着で切れる脚が自慢のフジカチドキに期待します。

今週の見どころ(4/28~4/30)

2012年4月27日(金)

 4月29日(祝・日)のメインには、今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。昨季の収得賞金順で上位の古馬10頭により争われます。ゴールデン・ウイークもばんえい十勝でお楽しみください。

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 4月28日(土)のメイン第11レースは青葉特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 前開催のミズバショウ特別(B1級-1・2組決勝混合)は、アアモンドヤワラが差し切り勝ちを収め、第2障害を先頭で越えたヒロノドラゴンは2着でした。アアモンドヤワラは昨季、オープン-3組混合特別で勝利があり、ばんえい記念にも出走。ヒロノドラゴンもA2級で堅実に上位争いと格上的存在でした。さほどメンバーが強化した感がない今回も勝ち負けが期待できます。
 4月14日のB1級-1組混合で3着だったエメラルドにも注目。ミズバショウ特別は回避しましたが、こちらも昨季最終戦ではA1・A2級決勝混合特別で2着に好走していた実力馬です。障害巧者で特別戦も歓迎のタイプといえます。
 牡牛座特別(B1・B2級決勝混合)では1番人気で3着ライズドラゴンの巻き返しにも警戒が必要でしょう。

 4月29日(祝・日)のメイン第11レースには重賞・第6回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・17:10発走予定)が行われます。
 負担重量はオープンが720キロで、以下、クラスが1つ下がるごとに10キロ減となり、トップハンデがカネサブラックら5頭、最軽量690キロが350万円未満の牝馬アグリミズキとなりました。
 ここは、ホッカイヒカルに注目します。昨季は、オープン-1組で何度も好走するなど地力強化を感じさせるシーズンで、初挑戦だったばんえい記念でも4着に健闘したほど。350万円未満に降級しての今季ここまでの2戦も見せ場十分の2、3着。今回、オープンの牡馬・セン馬より10キロ軽い710キロで出走できるのは魅力的です。古馬重賞初制覇のチャンスといえます。
 相手筆頭は、昨年のこのレース2着馬ホクショウダイヤ。昨季は2月のチャンピオンカップで重賞初制覇を果たすなど充実のシーズンでした。今季初戦のスプリングカップでも豪快に差し脚を伸ばして勝利と、こちらも状態面では文句なしです。
 フクドリはスプリングカップで2着。ホクショウダイヤとの決め手比べに敗れましたが、当時よりともに30キロ重い今回は違う結果も望めそうです。
 本来であれば、カネサブラックが断然ですが。今季初戦のスプリングカップが6着。馬体重が昨季最終戦よりマイナス30キロと、ばんえい記念回避の原因となった体調不良の影響があったかもしれません。このレースには07年の第1回から毎年出走し、4勝、2着1回のほぼパーフェクトな成績。2走目の上積み、立て直しに期待したいところです。

  4月30日(振・月)のメイン第11レースは、すずらん賞(4歳オープン・17:05発送予定)
 3月25日に行われたクリスタル特別(4歳以上選抜混合)は、4歳馬が1~3着を独占。3着タッピイサムを突き放して一騎打ちを繰り広げた1、2着馬フジダイビクトリーアアモンドマツカゼに引き続き期待します。ともに今季は勝ち星がありませんが、同世代限定なら巻き返してくるでしょう。1頭選ぶならアアモンドマツカゼ。今季2戦が5、7着ですが展開が合わなかった印象で、障害は切れていました。
 クリスタル特別3着タッピイサムもハンデからいって軽視はできません。軽馬場だったとはいえ、ばんえい菊花賞で第2障害先頭からフジダイビクトリーの2着に粘った実績が光ります。
 クリスタル特別は競走除外だったブラックパールも今季初戦の前走を見る限り、調子はよさそうで侮れません。
 実力的には前走A1級混合特別を制したニュータカラコマが断然ですが、最大50キロ差のトップハンデが堪えそう。ここは底力に期待です。

今週の見どころ(4/21~4/23)

2012年4月20日(金)

 いよいよ2歳戦がスタート。4月8日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューを迎えます。今週は、21日(土)、22日(日)、23日(月)の各日に3レースずつ、計9レースが組まれています。2歳戦初週の出走馬からは、09年ダイリンビューティ(10年バレンタインカップ)、10年オイドン(10年ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ)、11年ハイカラサン(12年黒ユリ賞)と3年連続で2歳路線重賞の勝ち馬が出ており、今年も注目といえそうです。

 4月21日(土)のメイン第11レースはミズバショウ特別(B1級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第9レース(B1級-1組混合)、15日第9レース(B1級-2組)の上位馬による一戦です。
 14日第9レースの勝ち馬マルモスペシャルに期待。昨季終盤にオープンで3連勝と本格化しました。その実績馬がB1級に出走なら、前走の勝利は当然ともいえます。
 同じ前走1番人気で7着と敗れたコーネルは、昨季20勝も挙げた活躍馬。A2級-1組での勝ち星もあり、ここは立て直しに期待がかかります。
 15日第9レース組ではやはり勝ち馬のヒロノドラゴン。昨季は8月から12月にかけ21戦連続して4着以内に好走していました。終盤戦はやや苦戦しましたが、これは重い賞金ハンデが原因。年度が変わってハンデ差なしでの戦いだった前走は負けられないところでした。今回も引き続き勝ち負けでしょう。
 キョウエイボーイは同じ前走ではヒロノドラゴンに食らいついて2着。こちらも昨季は、A2級-1組特別で上位争いしていた実績があります。

 4月22日(日)のメイン第11レースは春駒特別(A2級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第10レース(A2級-2組)、15日第10レース(A2級-1組混合)の上位馬による一戦です。
 15日第10レースで、みごと1番人気にこたえたアオノレクサスに注目。見習い騎手で10キロ軽かったオレワスゴイアアモンドヤマトを従えての快勝で、昨季はオープンで活躍していた実力を見せつけました。スピードならメンバー中上位。連勝を決め、準オープン(350万円未満)への昇級を決めたいところでしょう。
 同2着オレワスゴイもオープンからの降級馬。後続に早めにこられると厳しいですが、楽にハナを取れれば、展開次第では残り目もあるでしょう。
 14日第10レースでシベチャタイガーは4着。第2障害先頭から粘れませんでしたが、この馬のレースはできていました。基礎重量が増える今回は障害力を生かし、巻き返しがあるかもしれません。
 同じ前走でゴール前鮮やかな抜け出しを決めたスギノハリアー、同2着で障害が安定してきたミサキスペシャルも争覇圏です。

  4月23日(月)のメイン第11レースは牡牛座特別(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第8レース(B1級-3組混合)、15日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 14日第8レースで3着ブライトダンサーの巻き返しに期待。ライズドラゴンに逃げ切りを許しましたが、4秒4差までしっかり差を詰めました。そのライズドラゴンは勝ち味に遅く、障害を先頭で越えてこそという、やや展開に左右されるタイプ。確実に終いの脚が使えるブライトダンサーに逆転の目が十分ありそうです。
 もちろんライズドラゴンも有力ですが、同じ前走では5着だったカネサローズも障害巧者で侮れません。軽量を利しての粘り込みも考えられます。
 15日第8レースからは1着キタノストロングに注目。障害・末脚のキレとも目下好調なだけに、割って入る可能性がありそうです。

今週の見どころ(4/14~4/15)

2012年4月13日(金)

 いよいよ2012年度のばんえい十勝が開幕します。今季は来年3月25日までの26開催153日間を予定。重賞は昨季同様、25レースが実施されます。
 開幕週の今週は土曜、日曜の2日間。15日(日)には、早速、オープンによるレースが組まれ、カネサブラックをはじめ豪華なメンバーが集結。来週からは2歳戦もスタートします。今季もばんえい十勝でお楽しみください。

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 4月14日(土)のメイン第11レースは、オープニングカップ(A1級混合・17:05発走予定)
 4歳馬が1頭、5歳馬が4頭と若い世代が主体のメンバー構成ですが、注目は8歳馬ホッカイヒカルでしょう。昨季後半はオープン-1組に定着し、ばんえい記念でも離されたとはいえ4着に善戦。今回のメンバーでは力量上位が明白です。ここも鋭い末脚で先団をまとめて差し切る可能性が濃厚といえます。
 若い世代からは、今年1月の5歳ナンバー1決定戦・天馬賞の勝ち馬ファーストスター、同3着ミスタートカチに期待。天馬賞と同様、早めに第2障害を越える展開になれば決め手あるファーストスター、逆に同馬が障害に苦戦するようなら、登坂力で勝るミスタートカチが逃げ粘るシーンがあるかもしれません。
 ニュータカラコマも侮れません。昨年の3歳重賞戦線では堅実に上位に入っていた実力馬。4歳の10キロ減を生かせば差のない戦いが可能でしょう。

 4月15日(日)のメイン第11レースは、スプリングカップ(オープン・17:05発走予定)
 カネサブラックの中心は動きません。ばんえい記念は熱発のため無念の回避となりましたが、出ていれば1番人気が予想された実力馬。ここで負けてはいられません。次開催(4月29日)のばんえい十勝オッズパーク杯へ向けて貫録を示したいところでしょう。
 ばんえい記念では3着だったのがナリタボブサップ。昨季は11月が初戦でしたが、徐々に本来の行きっぷりが戻り、上り調子のままシーズンを終えました。。今季はカネサブラックとともに、ばんえいを背負って立つ存在といえそう。こちらもブザマな競馬はできません。
 春先の軽い負担重量は得意なホクショウダイヤ、徐々に力をつけてきた6歳馬キタノタイショウ、障害巧者ギンガリュウセイらが続きます。

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