いよいよ2歳戦がスタート。4月8日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューを迎えます。今週は、21日(土)、22日(日)、23日(月)の各日に3レースずつ、計9レースが組まれています。2歳戦初週の出走馬からは、09年ダイリンビューティ(10年バレンタインカップ)、10年オイドン(10年ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ)、11年ハイカラサン(12年黒ユリ賞)と3年連続で2歳路線重賞の勝ち馬が出ており、今年も注目といえそうです。
4月21日(土)のメイン第11レースはミズバショウ特別(B1級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第9レース(B1級-1組混合)、15日第9レース(B1級-2組)の上位馬による一戦です。
14日第9レースの勝ち馬マルモスペシャルに期待。昨季終盤にオープンで3連勝と本格化しました。その実績馬がB1級に出走なら、前走の勝利は当然ともいえます。
同じ前走1番人気で7着と敗れたコーネルは、昨季20勝も挙げた活躍馬。A2級-1組での勝ち星もあり、ここは立て直しに期待がかかります。
15日第9レース組ではやはり勝ち馬のヒロノドラゴン。昨季は8月から12月にかけ21戦連続して4着以内に好走していました。終盤戦はやや苦戦しましたが、これは重い賞金ハンデが原因。年度が変わってハンデ差なしでの戦いだった前走は負けられないところでした。今回も引き続き勝ち負けでしょう。
キョウエイボーイは同じ前走ではヒロノドラゴンに食らいついて2着。こちらも昨季は、A2級-1組特別で上位争いしていた実績があります。
4月22日(日)のメイン第11レースは春駒特別(A2級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第10レース(A2級-2組)、15日第10レース(A2級-1組混合)の上位馬による一戦です。
15日第10レースで、みごと1番人気にこたえたアオノレクサスに注目。見習い騎手で10キロ軽かったオレワスゴイ、アアモンドヤマトを従えての快勝で、昨季はオープンで活躍していた実力を見せつけました。スピードならメンバー中上位。連勝を決め、準オープン(350万円未満)への昇級を決めたいところでしょう。
同2着オレワスゴイもオープンからの降級馬。後続に早めにこられると厳しいですが、楽にハナを取れれば、展開次第では残り目もあるでしょう。
14日第10レースでシベチャタイガーは4着。第2障害先頭から粘れませんでしたが、この馬のレースはできていました。基礎重量が増える今回は障害力を生かし、巻き返しがあるかもしれません。
同じ前走でゴール前鮮やかな抜け出しを決めたスギノハリアー、同2着で障害が安定してきたミサキスペシャルも争覇圏です。
4月23日(月)のメイン第11レースは牡牛座特別(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。4月14日第8レース(B1級-3組混合)、15日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
14日第8レースで3着ブライトダンサーの巻き返しに期待。ライズドラゴンに逃げ切りを許しましたが、4秒4差までしっかり差を詰めました。そのライズドラゴンは勝ち味に遅く、障害を先頭で越えてこそという、やや展開に左右されるタイプ。確実に終いの脚が使えるブライトダンサーに逆転の目が十分ありそうです。
もちろんライズドラゴンも有力ですが、同じ前走では5着だったカネサローズも障害巧者で侮れません。軽量を利しての粘り込みも考えられます。
15日第8レースからは1着キタノストロングに注目。障害・末脚のキレとも目下好調なだけに、割って入る可能性がありそうです。