年末のばんえい十勝は、12月29日(木)・30日(金)の開催。この2日間の発走予定時刻は、第1レースが11:40、メイン第11レースが17:20となっていますのでご注意ください。30日のメインには、ばんえい甲子園の決勝戦である2歳重賞・ヤングチャンピオンシップが行われます。10月から11月にかけて実施された産地別予選5レースの上位2頭ずつが集結しました。重賞に格上げとなった過去3回では、いずれも十勝産駒と北見産駒の組み合わせで決着。今年は強力な十勝産駒2頭が参戦していますが、どのような結果になるのでしょうか。
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12月29日(木)のメイン第11レースは地吹雪賞(3歳以上オープン・17:20発走予定)。来年2月27日に行われるスピードスター賞の予選第4弾で、500キロの定量(牝馬=20キロ減、4歳=10キロ減)で争われます。
カネサテンリュウに注目します。今季は開幕から11戦連続連対など快進撃を続けていましたが、7月25日以来、勝利から遠ざかっています。障害に不安があるタイプで、その勝利以降、特別では別定15キロを課せられていることが大きそうですが、大崩れが少ないのは地力の証明といえます。今回は定量戦で、500キロの軽量もスピードタイプのこの馬には有利な条件。一気の逃げ切りを期待します。
同じくスピード自慢のフクドリ、調子上向きのホクショウバンクや、軽量の4歳馬2頭、ワタシハアグネス、ホクショウバトルらが相手候補です。
12月30日(金)のメイン第11レースは、2歳世代三冠の第2弾・第13回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・17:20発走予定)です。
重賞として行われている近3回では、メンバー中で通算勝利数がいちばん多い馬と、2番目に多い馬との組み合わせで決着と、実力馬が順当に力を発揮しています。今年は、十勝産駒特別1、2着のニシキエーカン(8勝)、ブラックボス(6勝)がこれに当てはまります。三冠初戦のナナカマド賞でも着順を入れ替えワンツーを決めていることを考えれば、今回、ともに別定10キロを課せられても、苦にしないでしょう。近況では、十勝産駒特別を含め4連勝中のニシキエーカンが優位かもしれませんが、同重量のときはブラックボスも僅差の戦いをしており、一騎打ちといえそうです。
ナナカマド賞3着で、南北海道産駒特別2着のオメガグレートや、釧路産駒特別で2着に踏ん張ったタカラハヤヒメ、北央産駒特別で逃げ切ったカネサマドカらによる3着争いが焦点といえそうです。