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今週の見どころ(9/3~9/5)

2011年9月 2日(金)

 9月を迎え、秋の重賞戦線へ向けてのトライアル競走もスタート。4日(日)メインの紅バラ賞は、4歳牝馬重賞・クインカップ(10月16日)へ向けての争い。再来週(17日~19日)には、2歳世代三冠の初戦・ナナカマド賞(10月9日)と3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞(10月23日)のトライアルも組まれています。本番を占ううえでも見逃せないレースといえそう。ぜひご注目ください。

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 9月3日(土)のメイン第11レースは樹海ロード特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。オープン2頭、準オープン7頭による争いです。
 オープンのウメノタイショウに期待します。前走の鹿毛馬限定戦は、ホクショウダイヤ、ニシキダイジンら重賞級のメンバーが相手で5着。勝ち切れないのが悩みですが、前走より大幅に相手関係が楽になったことで、久々勝利のチャンスといえます。
 相手筆頭は、負担重量面で有利な準オープンクラスからアアモンドヤマト。こちらも前走の鹿毛馬限定戦では7着でしたが、前々走のオープン-2組混合では2着に入った実績があります。軽馬場巧者なので雨予報はこの馬に味方しそうです。
 怖いのが最軽量ハンデの牝馬3頭。ホクショウマドンナユーファンタジーは障害次第の面があるものの軽馬場でのスピード比べになれば浮上しそう。障害巧者ワタシハキレイズキが一気に押し切る可能性もあります。

 9月4日(日)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:05発走予定)。上位2頭がクインカップ(10月16日)の優先出走権を獲得します。
 ばんえいオークス馬ダイリンビューティは1000キロに満たない馬体ながら、今季は6月の4歳選抜戦で勝利し、古馬A級戦でも2勝を挙げています。多少、障害で苦戦してもカバーできる末脚の持ち主。トップハンデでも同世代の牝馬同士で最大30キロ差なら、上位の力を見せつける場面がありそうです。
 ツジノコウフクヒメは先行力と障害力が自慢。ばんえい大賞典2着や、柏林賞3着、はまなす賞1着など牡馬相手でも一歩も引かない戦いを繰り広げています。4歳になってからの充実度ではこちらが上といえます。
 上がり馬では、キタノサクラヒメに注目。目下6戦連続して3着以内と好調持続。このところ大勝も大敗もなく相手なりに動けるタイプとみれば、同世代牝馬オープン初登場となるここでも不気味な存在といえます。
 同世代牝馬オープンの重賞・特別では、5戦中4回で掲示板確保のヒロノクィンはいかにもハンデに恵まれた感があります。
 キクスイナイトタケノビジンら重賞で連対実績のある馬も侮れません。

  9月5日(月)のメイン第11レースは日勝峠特別(A2級-1組・20:00発走予定)
 A2級-1組、A2・B1級決勝混合平場と目下2連勝で波に乗るシベチャタイガーに引き続き期待。前走での2着ブライトダンサーとの差は1秒3ですが、文句なしの逃げ切りでした。今回から別定5キロ増となりますが、障害のキレも申し分なく3連勝へ突っ走ります。
 今季すでにA2級-1組特別勝ちがあるミサキスペシャルも当然有力。2走前のカシオペア賞(A2・B1級決勝混合)は6着でシベチャタイガー(4着)に先着されていますが、当時15キロあった負担重量差が今回はイーブンに。決め手比べに持ち込めれば負けません。
 前走の栗毛馬限定戦で久々の勝利を挙げたキョウエイボーイ、トップハンデの克服がカギですがカネサテンリュウも地力上位だけに侮れません。

今週の見どころ(8/27~8/29)

2011年8月26日(金)

 今週のばんえい十勝は8月27日(土)~29日(月)の3日間。28日(日)のメインには3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典が組まれています。この3日間も帯広競馬場ではイベントが盛りだくさんです。ぜひ競馬場へお越しください。

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 8月27日(土)のメイン第11レースは道新十勝川花火大会特別(B2・B3級決勝混合・20:00発走予定)。8月21日第12レース(B2級-1組)、22日第8レース(B3級-1組)の上位馬による一戦です。
 21日第12レース2着ファーストスターの相手探しといえます。6月の柏林賞(4歳)で2着、8月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で3着と、今年の4歳世代で上位の実力を誇ります。3走前には格上B1級との混合特別を制覇。流れが落ち着く特別・重賞のほうが、持ち前の決め手をさらに生かせるでしょう。
 前走で同馬を破っているのがリキエイ。後半勝負のファーストスターとは対照的に、こちらは前半から飛ばしていくタイプ。今季18戦して17戦で掲示板確保の安定感が魅力です。
 22日第8レース組は、特別への出走経験が少ない馬が多いですが、勝ち馬タカラオーシャンは別格といえます。09年シーズンの最終戦で準オープンの混合戦を勝ってから、1年以上の休養を挟み、今年5月に復帰。その後13戦して9連対と活躍しています。11歳でスピード競馬には対応が難しそうですが、荷物を積まれる特別戦なら、貫録を見せる場面がありそうです。

 8月28日(日)のメイン第11レースには、第36回ばんえい大賞典(20:05発走予定)が行われます。
 6月20日のとかちダービー(3歳オープン)で3着以下を引き離して一騎打ちを繰り広げたタカノテンリュウオイドンに、同レース不出走のニュータカラコマを加えた3頭による争いでしょう。
 なかでも注目はタカノテンリュウ。今季開幕から10戦して、とかちダービー1着を含め、6勝、2着3回、3着1回と好調です。8月7日のはまなす賞(3歳・4歳混合)にも登録がありましたが、出走せず。ひと開催あけて調整されてきました。オイドンとのハンデ差はとかちダービー時から10キロ縮まって20キロとなりますが、上昇度を考えればこの馬でしょう。
 そのオイドンは、とかちダービーでは、トップハンデを課せられながら、わずかコンマ3秒差の2着に踏ん張りました。今回もハンデは厳しいですが、2歳世代三冠で2勝、2着1回と高重量戦の実績ではタカノテンリュウを上回ります。ここ一番での地力発揮が期待できそうです。
 ニュータカラコマは、はまなす賞では、今回と同じ10キロ差でオイドン(5着)に先着の2着。4歳馬に差し切られたものの、ゴール寸前まで先頭キープと見せ場十分でした。また、定量戦のイレネー記念(3月13日)でも一騎打ちの末、オイドンを破った実績もあります。タカノテンリュウとは今季初対戦となりますが、こちらも目下4戦連続連対中と、調子の良さでは負けていません。
 3連勝中のフジダイビクトリーも、初の660キロさえ克服できれば侮れないところです。

  8月29日(月)のメイン第11レースは赤兎馬賞(3歳以上鹿毛馬選抜・20:00発走予定)。出走全馬がオープンまたは準オープンクラスと好メンバーが揃いました。
 注目はフクドリ。北斗賞2着を含め、目下11戦連続3着以内の堅実行進。障害しだいという面がすっかり解消されました。北斗賞では、逃げ切り勝ちを収めたニシキダイジンと同重量ながら3秒0差まで詰め寄っています。ニシキダイジンも最近は軽い重量のレースに対応できていますが、スピード能力を考えれば、今回はフクドリのほうが有利な条件と考えられます。
 ニシキダイジンは北斗賞、ばんえいグランプリの2重賞を含めオープン4連勝中。10歳にしてまだまだ進化を続けているようです。フクドリとは、今季、特別では、7月に1度対戦し、ニシキダイジンが1着で、フクドリは2秒9と僅差の3着でした。しかし、当時はニシキダイジンのほうが5キロ軽く、逆に20キロ重い今回は逆転を許してしまうかもしれません。
 二強対決に割って入るとすれば、ホクショウダイヤでしょう。多少障害で苦戦しても挽回できる決め手を誇ります。

今週の見どころ(8/20~8/22)

2011年8月19日(金)

 今週3日間のメインはすべて毛色別の選抜戦。8月20日(土)は芦毛、21日(日)は栗毛、22日(月)は青毛限定による争いとなります。次週に行われる鹿毛限定戦を含めた4レースの上位馬が、10月10日の決勝戦である毛色別カップに駒を進めます。
 22日の帯広競馬場は、「JRAジョッキーDAY」として様々なイベントを実施。JRAから来場した10騎手が、エキシビジョンレースへの騎乗やトークショー、レース協賛などで一日、ばんえい十勝を盛り上げます。

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 8月20日(土)のメイン第11レースは白夜賞(3歳以上芦毛馬選抜・20:00発走予定)。芦毛馬選抜戦は、冬に白馬賞、そして夏にこの白夜賞と年に2回実施されおり、昨年7月の白夜賞と今年1月の白馬賞の上位5頭は着順を入れ替えただけで、まったく同じ顔ぶれでした。そのうち4頭が今回も引き続き出走しています。
 なかでも期待はフクイズミ。白夜賞には5年連続での出走で過去4回1、3、1、2着と崩れなし。今年の白馬賞では勝利と、芦毛馬選抜では実績で抜けています。今年も上位争い必至でしょう。
 トウリュウもこのレースには5年連続での出走で、昨年の白夜賞4着、今年の白馬賞2着でした。あまり速い流れになると厳しそうですが、持ち前の障害力でここも上位をうかがいます。
 両レースで5、4着だったエナジーユウシオは、目下2連勝中と好調。今回は今季好調な入澤和也騎手への乗替わりで前進を目指します。
 両レースで3、3着のアオノレクサスは、トップハンデがこたえそうですが、ほとんどが格下のここは底力をみせるシーンがありそうです。

 8月21日(日)のメイン第11レースはゴールデンホース賞(3歳以上栗毛馬選抜・20:00発走予定)
 キタノタイショウの連覇が濃厚といえます。昨年のこのレースは2着ホリセンショウに8秒7差もつける圧勝でした。その後、世代限定重賞で2勝を挙げ、チャンピオンカップ、北斗賞と古馬一線級が揃う重賞でともに3着などパワーアップしました。今年はトップハンデですが、実績・実力的に負けられません。
 相手筆頭は、4歳のテンマデトドケ。今季は未勝利ですが、同世代相手ではハンデを課せられ、古馬戦ではオープン~A1級の強豪相手なので仕方のない面もあります。相手が下がった今回は巻き返してきそうです。
 昨年のこのレースの2着馬ホリセンショウは、ナイター開催になってからすべて掲示板キープと好調です。
 スーパークリントンはこのレースでは、09、10年とともにトップハンデで3、7着でしたが、今年は負担重量的に有利な立場です。9歳を迎え衰えは隠せませんが、使われつつよくなるタイプ。叩き4戦目の今回は一発あるかもしれません。

 8月22日(月)のメイン第11レースはダークホース賞(3歳以上青毛馬選抜・19:25発走予定)。好調馬揃いで激戦模様です
 ミサキスペシャルに注目します。トップハンデだった前走のA2・B1級決勝混合特別では6着に敗れましたが、障害のキレは申し分ありませんでした。苦手の軽い馬場(馬場水分3.9%)が影響したかもしれません。今回は相手強化となりますが、4月のばんえい十勝オッズパーク杯で4着に好走した実績を考えれば、障害力を生かし押し切れるでしょう。
 決め手上位のニシキセンプー、障害巧者のエンジュオウカンはオープン-1組ではやや力不足ですが、この相手関係なら勝ち切れる力は持っていそう。上下のハンデ差がそれほどつかないだけに、実力どおりの決着なら、当然上位をうかがいます。
 末脚切れるペガサスプリティーは、障害次第の面はありますが、最軽量だけに叩き合いになれば浮上しそう。前走こそ崩れたオレワスゴイも障害巧者だけに立て直してくれば侮れません。

今週の見どころ(8/13~8/15)

2011年8月12日(金)

 先週よりばんえい十勝で発売が開始された3連勝式馬券。8月6日~8日の3日間に行われた36レース中21レースが、3連単で万馬券決着となりました。14日(日)のメインに行われる重賞・ばんえいグランプリは、カネサブラック、ニシキダイジンが人気を集めそう。3連勝式馬券では、両馬に続く3番手選びに頭を悩ませそうです。なお、このばんえいグランプリは、大井競馬場をはじめ全国33か所で場外発売(PDFが開きます)されます。

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 8月13日(土)は、勝毎花火大会が行われるのにともない、レースの発走予定時刻が通常と異なります。投票の際はご注意ください。
 この日のメイン第11レースは稲妻賞(3歳以上オープン・19:25発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減)の超軽量で争われる、スピードスター賞(12年2月27日)のトライアル第2弾です。
 混戦模様ですが、最軽量470キロで出走できる4歳牝馬スーパートップヒメに期待。障害巧者で先行力もあり、前走が600キロと、軽めの負担重量でのレースに慣れていることも強調材料です。
 リードムサシは、同条件で争われた今年2月のスピードスターファイナルでは10着でしたが、その後メキメキと力をつけ、近7戦では4勝、2、3着各1回の好調ぶりです。
 インフィニティーは詰めに甘さがありますが、500キロなら踏ん張れる可能性は大でしょう。
 普段は道中でおかれる傾向があるニシキセンプーですが、500キロならその心配はなさそう。スピード上位だけに一気の押し切りもあるかもしれません。
 唯一のオープン馬ニシキエースは480キロでの出走。前々走で障害に進展をみせたことで、前走では久々に上位人気(4番人気)に支持されましたが、第2障害で苦戦し8着に敗れました。しかし今回の重量なら見直し可能でしょう。

 8月14日(日)のメイン第11レースには重賞・第23回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)が行われます。ファン投票上位馬に通算収得賞金上位馬(ファン投票選出馬を除く)を加えたメンバーにより争われる今季最初のBG1競走です。
 6月19日の旭川記念以来となるカネサブラックニシキダイジンの二強対決が実現します。
 その旭川記念は、カネサブラックニシキダイジンに5秒0差をつけ快勝。第2障害を越えてから、カネサブラック騎乗の松田道明騎手はほとんど手綱を動かしませんでした。当時はニシキダイジンが10キロ軽かったものの、今回は同重量での争いとなることで、カネサブラックがさらに有利になったといえそう。今回は旭川記念以来の出走ですが、出てくるからには調整に狂いはないはず。近2年とも2着と、なかなか手が届かないばんえいグランプリのタイトルを、今年こそ手中に収めるはずです。
 ニシキダイジンは旭川記念2着後、オープン、重賞・北斗賞、オープンと3連勝中。ライバルが不在なら負けられないと、貫録を示しました。カネサブラックが久々なのに対し、こちらは今季、ほぼ中1週のレース間隔を守って順調に出走できていることが強み。今回、カネサブラックと同重量は不利な感がありますが、古馬重賞初制覇となった08年のこのレースを思い出させるような豪快な逃げ脚を期待したいころです。
 一角を崩すとしたら、09年のこのレースの勝ち馬フクイズミでしょう。障害への不安がつきまといますが、末脚の破壊力なら現役屈指のものがあります。
 馬場が軽くなるようなら、北斗賞3着のキタノタイショウ、同4着ホクショウダイヤにも連争いのチャンスがあるかもしれません。

 この日の第9レースに今季初の2歳特別・白菊賞(2歳牝馬オープン・18:45発走予定)が組まれています。別定重量の加増がある馬はなく全馬500キロでの争いです。
 ニシキウンカイが一歩リードでしょう。牝馬らしい切れ味を武器に、ここまで2歳A級-1組を含め3勝。デビューから牝馬には1度も先着されていません。
 話題性なら、サクセスクィーンの右に出る馬はいません。重賞13勝を挙げた名牝サダエリコの初仔で、前走の2歳A級-2組で僅差2着に入っています。母は、02年の白菊賞で3着に敗れましたが、その仔が雪辱を果たすことはできるでしょうか。

  8月15日(月)のメイン第11レースはカシオペア賞(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)。8月6日第10レース(A2級-1組)、7日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 負担重量面で有利な7日第9レース組から2着シベチャタイガーに期待。3戦連続して2着という近況ですが、障害のキレもよく、最後のひと押しがきけば、すぐにでも勝ち星を手にできるデキに映ります。今回は前走の勝ち馬ブライトダンサーが回避しただけに、チャンス到来といえます。
 同じ前走3着で障害巧者のヒロノドラゴンも引き続き上位争いできるでしょう。
 6日第10レースは、7番人気の伏兵が勝ち、2着に5番人気、3着に3番人気が入り、この日から発売を開始した3連単で初となる10万円馬券が飛び出しました。
 前走同レース組では4着タケタカラニシキの巻き返しに期待。雨で馬場水分3.7%の不向きな軽馬場でしたが、4着に踏ん張りました。基礎重量が増えるここは落ち着いた流れが見込め、前回以上の着順が狙えそうです。
 ホクショウバトルは前走3番人気で3着と、上位人気馬で、唯一馬券に絡みました。現在5戦連続3着以内で、使い込まれても体重が増加傾向と、目下の充実ぶりをうかがわせます。

今週の見どころ(8/6~8/8)

2011年8月 5日(金)

 8月6日(土)から、ばんえい競馬でもいよいよ3連複・3連単の馬券が発売されます。これに合わせ、「3連単はこう狙え!」と題した短期集中連載を掲載します。重賞予想バトルでおなじみの4名に加え、古谷剛彦さん(掲載済)、赤見千尋さんにも登場いただき、ばんえい競馬ならではの3連単の狙い方を披露していただきます。ぜひとも参考にしてみてください。
 7日(日)のメインには、はまなす賞が組まれています。3歳・4歳混合による重賞で、重賞に再度格上げとなった昨年は、4歳馬が3着までを独占しました。完成度や経験値からいえば4歳が有利でしょうが、3歳は負担重量面で有利な立場。今年はどちらが勝つのか、ご注目ください。

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 8月6日(土)のメイン第11レースは、とかちえぞまつ特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン2頭、準オープン(360万円未満)8頭により争われます。
 アグリミズキは、前々走の北海道競馬記者クラブ特別(オープン-2組混合)こそ流れが合わず8着に敗れましたが、そのレースを挟んで、サホロ特別、然別湖特別とA1級-1組で勝利。キタノダイチを除く今回の360万円未満格付馬とは3走前と前走で勝負づけが済んだ感があります。今回は準オープンクラスの大将格としてオープン馬に挑みます。
 迎え撃つオープンの2頭がエンジュオウカンホッカイヒカル。なかでもエンジュオウカンは、旭川記念4着、北斗賞5着など、今季はオープン-1組戦で好走を続けており、実績では断然。前走で崩れた障害の立て直しがカギでしょう。
 ホッカイヒカルは北海道競馬記者クラブ特別の勝ち馬。オープン-1組に入ると実力的に見劣りは否めませんが、この相手なら、決め手比べに持ち込めれば勝機も見込めそうです。
 近走は勝ち切れないものの、堅実な成績が光るオレワスゴイも上位争いに加わりそうです。

 8月7日(日)のメイン第11レースは3歳・4歳混合重賞・第23回はまなす賞(20:05発走予定)。4歳馬は6月26日に行われた4歳重賞・柏林賞の1~5着、3歳馬は6月20日のとかちダービー(3歳オープン)の2、8着と、同レースに不出走だったニュータカラコマが参戦しています。
 3歳のニュータカラコマに期待します。今年3月の3歳重賞・イレネー記念でオイドンを一騎打ちの末、下して明け3歳ナンバー1に輝いた実績を誇ります。安定した末脚を武器に、目下古馬相手に3連勝中。特に前走のB1級-1組は、オープン経験馬シベチャタイガーを相手にもったままで突き放す完勝と、完全に軌道に乗った感があります。4歳の一線級が相手でも格負けしないでしょう。
 4歳では柏林賞馬レットダイヤに期待。詰めに課題がありますが、柏林賞(馬場水分1.5%)では、第2障害先頭から690キロをなんとか最後まで運びきったあたり成長を感じさせました。
 ファーストスターは柏林賞で2着。離れた障害クリアからレットダイヤの5秒6差に迫りました。逃げ切った前走のB1・B2級決勝混合特別は、2着との差はわずかですが、内容は完勝といえるもの。充実ぶりがうかがえます。
 イレネー記念、とかちダービーとも2着のオイドン、展開次第では柏林賞3着ツジノコウフクヒメの前残りにも警戒したいところです。

  8月8日(月)のメイン第11レースは銀河の森特別(A1級-2組混合・20:10発走予定)。障害次第という馬が多く、なかなか難解な一戦です。
 ひとまずトモエエーカンが中心とみます。昨季は11勝を挙げ、昨年度の収得賞金額上位馬が出走できる、今季開幕週の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯にも出走(7着)。障害に苦戦していた時期もありますが、徐々に立て直されてきた感があります。前走のA1・A2級決勝混合(2着)を見る限り、もう心配ないでしょう。
 前走のA1級-2組で今季初勝利を挙げたのがアアモンドヤマト。オープン馬との対戦だった3走前、2走前も善戦し、自己条件に戻った前走をしっかりモノにしました。障害さえ無難なら引き続き好走が期待できるはずです。
 ユーファンタジーは、前走のA1級-1組特別では障害でモロさが出て10着に沈みました。しかし末脚のキレではメンバー中上位。障害に不安があるメンバーが多いだけに、一発を秘めているといえます。
 もともとは障害巧者でならしたヤマノミントも有力。相手有利なオープン馬アオノレクサスがスピードで押し切る可能性もありそうです。

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