先週よりばんえい十勝で発売が開始された3連勝式馬券。8月6日~8日の3日間に行われた36レース中21レースが、3連単で万馬券決着となりました。14日(日)のメインに行われる重賞・ばんえいグランプリは、カネサブラック、ニシキダイジンが人気を集めそう。3連勝式馬券では、両馬に続く3番手選びに頭を悩ませそうです。なお、このばんえいグランプリは、大井競馬場をはじめ全国33か所で場外発売(PDFが開きます)されます。
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8月13日(土)は、勝毎花火大会が行われるのにともない、レースの発走予定時刻が通常と異なります。投票の際はご注意ください。
この日のメイン第11レースは稲妻賞(3歳以上オープン・19:25発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減)の超軽量で争われる、スピードスター賞(12年2月27日)のトライアル第2弾です。
混戦模様ですが、最軽量470キロで出走できる4歳牝馬スーパートップヒメに期待。障害巧者で先行力もあり、前走が600キロと、軽めの負担重量でのレースに慣れていることも強調材料です。
リードムサシは、同条件で争われた今年2月のスピードスターファイナルでは10着でしたが、その後メキメキと力をつけ、近7戦では4勝、2、3着各1回の好調ぶりです。
インフィニティーは詰めに甘さがありますが、500キロなら踏ん張れる可能性は大でしょう。
普段は道中でおかれる傾向があるニシキセンプーですが、500キロならその心配はなさそう。スピード上位だけに一気の押し切りもあるかもしれません。
唯一のオープン馬ニシキエースは480キロでの出走。前々走で障害に進展をみせたことで、前走では久々に上位人気(4番人気)に支持されましたが、第2障害で苦戦し8着に敗れました。しかし今回の重量なら見直し可能でしょう。
8月14日(日)のメイン第11レースには重賞・第23回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)が行われます。ファン投票上位馬に通算収得賞金上位馬(ファン投票選出馬を除く)を加えたメンバーにより争われる今季最初のBG1競走です。
6月19日の旭川記念以来となるカネサブラック、ニシキダイジンの二強対決が実現します。
その旭川記念は、カネサブラックがニシキダイジンに5秒0差をつけ快勝。第2障害を越えてから、カネサブラック騎乗の松田道明騎手はほとんど手綱を動かしませんでした。当時はニシキダイジンが10キロ軽かったものの、今回は同重量での争いとなることで、カネサブラックがさらに有利になったといえそう。今回は旭川記念以来の出走ですが、出てくるからには調整に狂いはないはず。近2年とも2着と、なかなか手が届かないばんえいグランプリのタイトルを、今年こそ手中に収めるはずです。
ニシキダイジンは旭川記念2着後、オープン、重賞・北斗賞、オープンと3連勝中。ライバルが不在なら負けられないと、貫録を示しました。カネサブラックが久々なのに対し、こちらは今季、ほぼ中1週のレース間隔を守って順調に出走できていることが強み。今回、カネサブラックと同重量は不利な感がありますが、古馬重賞初制覇となった08年のこのレースを思い出させるような豪快な逃げ脚を期待したいころです。
一角を崩すとしたら、09年のこのレースの勝ち馬フクイズミでしょう。障害への不安がつきまといますが、末脚の破壊力なら現役屈指のものがあります。
馬場が軽くなるようなら、北斗賞3着のキタノタイショウ、同4着ホクショウダイヤにも連争いのチャンスがあるかもしれません。
この日の第9レースに今季初の2歳特別・白菊賞(2歳牝馬オープン・18:45発走予定)が組まれています。別定重量の加増がある馬はなく全馬500キロでの争いです。
ニシキウンカイが一歩リードでしょう。牝馬らしい切れ味を武器に、ここまで2歳A級-1組を含め3勝。デビューから牝馬には1度も先着されていません。
話題性なら、サクセスクィーンの右に出る馬はいません。重賞13勝を挙げた名牝サダエリコの初仔で、前走の2歳A級-2組で僅差2着に入っています。母は、02年の白菊賞で3着に敗れましたが、その仔が雪辱を果たすことはできるでしょうか。
8月15日(月)のメイン第11レースはカシオペア賞(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)。8月6日第10レース(A2級-1組)、7日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
負担重量面で有利な7日第9レース組から2着シベチャタイガーに期待。3戦連続して2着という近況ですが、障害のキレもよく、最後のひと押しがきけば、すぐにでも勝ち星を手にできるデキに映ります。今回は前走の勝ち馬ブライトダンサーが回避しただけに、チャンス到来といえます。
同じ前走3着で障害巧者のヒロノドラゴンも引き続き上位争いできるでしょう。
6日第10レースは、7番人気の伏兵が勝ち、2着に5番人気、3着に3番人気が入り、この日から発売を開始した3連単で初となる10万円馬券が飛び出しました。
前走同レース組では4着タケタカラニシキの巻き返しに期待。雨で馬場水分3.7%の不向きな軽馬場でしたが、4着に踏ん張りました。基礎重量が増えるここは落ち着いた流れが見込め、前回以上の着順が狙えそうです。
ホクショウバトルは前走3番人気で3着と、上位人気馬で、唯一馬券に絡みました。現在5戦連続3着以内で、使い込まれても体重が増加傾向と、目下の充実ぶりをうかがわせます。