2月5日(日)のメインには明け3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が行われます。明け3歳馬にとって最大の目標は、3月11日のイレネー記念ですが、そこへ向けての牝馬の代表決定戦的な意味合いもあります。ぜひご注目ください。
そして、翌6日(月)には、船橋競馬、新橋場外、SPAT4でもばんえい競馬の馬券を発売します。当日船橋競馬場では、須田鷹雄さん、山崎エリカさんによる場立ち予想などのイベントも行われます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
2月4日(土)のメイン第11レースは立春特別(A1級-1組・17:05発走予定)。前開催の同条件戦・大寒特別のほぼ再戦となりました。
注目は同レース2着のキタノダイチ。2走使いの前走・オープン・A1級決勝混合では、ハンデ差があったとはいえ第2障害ひと腰先頭からホッカイヒカルらオープン勢を完封。これで近3走が1、2、1着と障害巧者が完全復活といった感があります。近3走は5、6、9番人気でしたが、今回は一転、人気を背負う立場となりそうです。
大寒特別を差し切ったミサキスペシャルが相手筆頭。長く使える末脚を武器に近4走がすべて3着以内とこちらも好調を持続しています。
大寒特別3着フジカチドキも差はありません。この馬も末脚が武器ですが、どちらかといえば一瞬のキレで勝負するタイプ。脚の使いどころ次第では、ゴール前で止まってしまうケースもありえますが、末脚の破壊力なら上位。上記2頭より負担重量が軽いのも魅力です。
2月5日(日)のメイン第11レースは、第37回黒ユリ賞(17:10発走予定)。全馬620キロの定量で明け3歳女王の座を争います。
過去3回(09、10年は同時期の定量戦・バレンタインカップを対象)を見ると、連対馬6頭全馬に同世代牝馬オープン特別で3着以内に入った実績がありました。今年は、マゴコロ(いちい賞2着)、ニシキウンカイ(白菊賞2着、いちい賞1着)、タカラハヤヒメ(いちい賞3着)の3頭がこれに当てはまります。
なかでも期待は牡馬相手の重賞・ヤングチャンピンシップで4着に健闘したタカラハヤヒメでしょうか。その後3戦連続連対中で、前走は3歳A級-2組を快勝と状態も文句なしです。
マゴコロも前々走で崩れた障害がしっかり立て直されており、よい状態で臨めそうです。
ニシキウンカイは近走不振ですが、ほとんどがA級-1組で牡馬の強豪に混じってのもの。牝馬オープン特別で2連対の実績は上位だけに、巻き返しがあるかもしれません。
2月6日(月)のメイン第10レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・16:30発走予定)。3月18日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳)の5歳トライアルで、別定重量で争われます。
正月の天馬賞以来となる同世代限定オープン戦。その勝ち馬ファーストスターに注目します。同レースは定量戦でしたが、第2障害3番手から豪快に突き抜け2着リキエイに5秒9差をつけました。360万円未満格付のため、今回、オープン勢より5~10キロ軽い745キロなのは有利といえます。
同じく天馬賞で4着と健闘したタケノビジンも有力。ファーストスターよりも35キロ軽い710キロが魅力で、12月のイルミネーションカップ(4歳オープン)では、ホクショウシャネルとの一騎打ちを制した実績もあります。
そのホクショウシャネルはさらに10キロ軽い最軽量700キロでの出走。天馬賞は7着でしたが、当時より基礎重量が軽くなる今回はスピードが生かせるでしょう。
天馬賞は1番人気で3着ミスタートカチ(740キロ)、同2着リキエイ(735キロ)も同世代相手なら引き続き好走が期待できます。