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今週の見どころ(2/5~2/7)

2011年2月 4日(金)

 今週のばんえい十勝は、2月5日(土)~7日(月)の通常開催ですが、次週は、11日(祝・金)~13日(日)の変則開催となっていますのでご注意ください。
 7日(月)のメインにはゴールデントレーナー賞が組まれています。第22回開催終了時のリーディング上位10調教師が管理する160万円以上~320万円未満格付の馬により争われます。同様のレースは、5月のスーパートレーナー賞(昨年度のリーディング上位調教師の管理馬選抜)以来の実施。騎手などと比べ、普段は脚光を浴びる機会の少ない調教師にもご注目ください。

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 2月5日(土)のメイン第11レースにカシオペア特別(オープン-2組・17:05発走予定)が行われます。1月23日の雌阿寒岳特別(オープン-1組)を使われた組が有力でしょう。
 なかでもライデンロックに期待します。今季、オープン-1組特別で勝利があり重賞にも出走しているこの馬にとって、2組に入ればメンバー的に有利なのは明らか。雌阿寒岳特別では第2障害でへたり込んでしまい9着でしたが、度外視して狙ってみたいところです。
 ホクトキングは今季重賞では旭川記念でそれほど差のない4着があります。こちらも雌阿寒岳特別では第2障害でバランスを崩してしまい6着でしたが、もともとは障害巧者だけに、巻き返しが期待されます。
 雌阿寒岳特別で今回のメンバー中最先着の3着だったのがヤマノミント。昨年5月にはオープン-1組特別で勝利しています。その後、オープン-1組では苦戦続きですが、ここでなら上位進出が期待できるでしょう。
 ライデンロックと同じ明け6歳で地力強化中のウメノタイショウオレワスゴイにもチャンスがありそうです。

 2月6日(日)のメイン第11レースは白雪賞(4歳オープン・17:05発走予定)。上位2頭には3月20日に行われる重賞・ポプラ賞(4・5歳混合)への優先出走権が与えられます。
 1月23日のガリバー賞(4歳牡馬オープン混合)で後続を寄せつけず逃げ切ったトレジャーハンターに期待します。前走の4歳決勝混合は3着でしたが、勝った牝馬ホクショウシャネルより60キロも重い負担重量ながら、離れた障害クリアから残り10メートル付近では先頭に立つなど負けて強しの内容でした。このところ、ばんえい競馬では、障害力に加え最後までしっかり歩けるパワーのある馬の活躍が目立っており、現在の馬場はこの馬にぴったりといえるでしょう。
 相手は、1月24日の白雪姫賞(4歳牝馬オープン混合)で1、2着のタケノビジンホクショウシャネルが有力です。特にタケノビジンは、ばんえい菊花賞では第2障害先頭から2着に粘ったほどの障害巧者。現在の収得賞金ではポプラ賞出走は微妙なため、なんとしても連を確保したいところでしょう。
 ばんえいダービー馬ミスタートカチはトップハンデの克服が課題といえそうです。

  2月7日(月)のメイン第11レースにはゴールデントレーナー賞(4歳以上選抜混合・16:55発走予定)が行われます。
 コマクイン(金田勇調教師)に期待します。このところなかなか勝てないものの、毎回逃げを打つ姿は潔いものがあります。紅一点である今回は、恵まれたハンデで、しかも出走馬の約半数が格下と有利な印象があります。今度こそ逃げ切りを期待します。
 相手は目下8戦連続連対と好調持続のトモエブラック(松井浩文調教師)が有力。コマクインとのハナ争いは厳しいものがありますが、障害を降りてからの脚はこちらが上です。
 5月のスーパートレーナー賞を制しているブランドボーイ(大友栄人調教師)も先行力なら負けていません。
 前崩れの展開になれば、キタノダイチ(久田守調教師)、ベニインパクト(岡田定一調教師)、キョウワテンリュウ(尾ケ瀬富雄調教師)ら決め手自慢たちにもチャンスがありそうです。

今週の見どころ(1/29~1/31)

2011年1月28日(金)

 1月28日(金)~30日(日)には、「第48回おびひろ氷まつり」(会場:帯広市緑ヶ丘公園一帯)が開催されています。これと連動し帯広競馬場でも、29日(土)、30日(日)には、「競馬場冬まつり」(入場無料)としてさまざまなイベントが行われます。この2日間は、氷まつり会場と競馬場を結ぶ無料のシャトルバスが運行されます。
 30日のメインには4歳以上牝馬による唯一の重賞・ヒロインズカップが組まれています。ぜひ競馬場にもお出かけください。

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 1月29日(土)のメイン第11レースは帯広氷まつり特別(A2・B1組決勝混合・17:05発走予定)。1月22日第10レース(A2級-1組)と23日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、22日第10レースの1~3着馬と、23日第9レースの勝ち馬が不在で、混戦模様です。
 23日第9レースは、上位5頭が10、5、7、2、8番人気と人気薄が上位を賑わしました。ここは、2番人気で4着だったカネサテンリュウに注目します。持ち前の決め手は発揮できており、近走大崩れが少ないのも魅力です。
 1~3着馬が不在の22日第10レース組からは、4着キョウワテンリュウに期待。4走前のB1級-1組特別でカネサテンリュウに競り勝った実績があります。
 23日第9レースで2着のインフィニティーは、今回、見習い騎手の減量がなくなるのは痛いですが、近走しぶとい走りを披露しています。
 22日第10レースでは掲示板に載れなかったキョウエイボーイトウリュウらも、半数が格下のここなら上位進出を狙える力がありそうです。

 1月30日(日)のメイン第11レースには第21回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・17:10発走予定)が行われます。クラス別定重量で、オープン馬は本年度の収得賞金80万円につきさらに10キロ増、トップハンデは800キロのフクイズミ、最軽量は760キロのワタシハキレイズキで、最大40キロ差つきました。
 11月14日に行われたレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)のメンバー中、7着馬を除く9頭がここにも出走してきました。
 注目は、唯一そこに不出走だったエンジュオウカン(790キロ)。06、10年のこのレースや、09、10年とカーネーションカップを連覇するなど牝馬限定戦では安定した成績を残しています。今季はなかなか順調に使えませんが、1月2日の帯広記念から中2日で臨んだオープン特別で2着、1月15日のオープン-2組戦で勝利するなど近況は元気いっぱいです。連覇が濃厚といえるでしょう。
 相手は、牝馬戦線の常連でレディースカップでも1、2着のトカチプリティー(790キロ)、ニシキユウ(780キロ)が有力。
 ワタシハキレイズキは、レディースカップでは逃げの手に出て4着に粘りました。ここも最軽量を生かしたいところでしょう。
 同5着フクイズミは前走の白馬賞(芦毛馬選抜)で豪快に差し切って久々の勝利を挙げています。今季重賞で2勝しているように実力上位は明らかですが、障害に不安がつきまとう近況で、しかもトップハンデでは強く推せません。

  1月31日(月)のメイン第11レースはアリス賞(5歳牝馬選抜混合・16:55発走予定)
 10月に行われた4歳牝馬重賞・クインカップの勝ち馬ホクショウマドンナに期待します。同世代の収得賞金順で上位のワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキが前日のヒロインズカップにまわったため、今回はトップハンデを課せられましたが、1月3日の重賞・天馬賞(5歳定量)で牝馬最先着を果たすなど、地力アップが見てとれます。ここはトップハンデとはいえ最大20キロ差なら克服可能でしょう。
 相手もクインカップ上位組が有力。2着ヒマワリカツヒメは堅実な末脚が武器で、3着カツタカラヒメは障害巧者。ともに当時は、ホクショウマドンナと同重量でしたが、今回は10キロ差つくことで逆転まで視野に入ります。
 テンに速いコマクインもこのメンバーなら逃げ残りを警戒したいところです。

今週の見どころ(1/22~1/24)

2011年1月21日(金)

 1月22日(土)より、第2障害の高さがこれまでより10cm高い170cmへと変更になります。これにより、ばんえい競馬らしいよりパワフルなレースが期待されます。
 また、ロータリーハローによる走路整備(第1障害後~第2障害手前、第2障害後~ゴール)も従来の金曜夕方に加え、土曜の最終レース終了後、日曜の最終レース終了後の週3回へと増やされます。ロータリーハロー後の馬場はやや時計がかかる傾向がありますが、使い込まれるうちに徐々に砂が締まってタイムが出やすくなるようです。

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 1月22日(土)のメイン第11レースは能取湖特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 前走1月16日のオープン決勝混合で2着のフクドリに期待します。前走は普段より100キロ以上軽い負担重量と、持ち前のスピードが生きる舞台だったこともありますが、勝ったライデンロック(23日のオープン-1組特別に出走予定)と10キロ差で2着に踏ん張ったのは収穫でした。A1級-1組特別には初挑戦ですが、A2級(A1級との混合含む)では力上位の存在だっただけに、ここでも通用する可能性十分といえます。
 相手筆頭はシベチャタイガー。第2障害が10cm高くなったのは、障害巧者のこの馬に有利でしょう。
 ほか、A1級-1組で上位実績のあるミサキスペシャルアアモンドヤマトトモエエーカンらも争覇圏です。

  1月23日(日)のメイン第12レースには雌阿寒岳特別(オープン-1組・17:40発走予定)が行われます。カネサブラックが回避して9頭立てとなりました。
 前開催の睦月特別(オープン-1組)の1、2着馬マルミシュンキホクトキングがここにも出走してきました。当時と2頭の負担重量差は変わっておらず、一騎打ちを演じそうです。
 前走1月16日のオープン決勝混合で7カ月半ぶりの勝利を挙げたのがライデンロック。オープン-1組とはいえこのメンバーなら割って入るシーンがあるかもしれません。
 決め手鋭いホクショウダイヤニシキセンプーも追走がスムーズなら上位争いに顔をのぞかせそうです。

 1月24日(月)のメイン第12レースは厚岸湾特別(オープン-2組混合・17:25発走予定)
 前開催の睦月特別(オープン-1組)で4着(10番人気)に健闘したツジノコウフクに注目します。第2障害でふた腰めがスムーズに入ると、最後までしっかり伸びました。勝ち切れない面はありますが、状態はよさそうなだけに、相手が下がった今回はチャンスといえます。
 相手も睦月特別組が有力。6着オレワスゴイは控える競馬から障害ひと腰。4着ツジノコウフクとの差は5秒以内で、十分巻き返せるでしょう。同5着ウメノタイショウは積極策のぶん最後に辛抱できませんでしたが、ツジノコウフクとは同タイムでした。こちらも差は感じません。
 ホクショウバンクは近2走のA級戦で1、2着と好調です。今回がオープン-2組特別初挑戦ですが、5歳馬の勢いは侮れないものがありそうです。

今週の見どころ(1/15~1/17)

2011年1月14日(金)

 1月8日~10日の開催でデビューを飾った4名の新人ジョッキーのうち、島津新騎手が初勝利一番乗りを果たしました。しかも初騎乗(8日第1レース)での勝利という快挙。ばんえいで初騎乗・初勝利を果たしたのは、09年1月の長澤幸太騎手以来となります。なお島津騎手は、8日第9レース、9日第3レース、10日第7レースも勝ち、早くも4勝をマーク。今後の飛躍が期待されます。

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 1月15日(土)のメイン第12レースは摩周湖特別(B1級-1・2組決勝・17:40発走予定)。1月9日第12レース(B1級-1組)と10日第12レース(B1級-2組)の上位馬による一戦ですが、10日第12レースの勝ち馬マックスセンプーが出走取消で9頭立てとなりました。
 前走9日第12レースを含め2連勝中と勢いに乗るトレジャーハンターに期待します。B1級戦(B2混合戦含む)では、7戦4勝、2着1回の安定感を誇ります。
 マックスセンプーが出走取消なら単騎逃げが叶いそうなギャンブラーキング、3戦連続して3着と近走崩れのないヒマワリカツヒメが相手でしょう。

 1月16日(日)のメイン第11レースは睦月特別(オープン-1組・17:05発走予定)。今季、古馬重賞勝ちがある2頭カネサブラックが別定30キロ増、ニシキダイジンが同25キロ増と、重いハンデを課せられています。
 それなら、別定10キロ増のマルミシュンキに勝機到来といえそう。オープン-1組に入ると勝ちきれませんが、目下4戦連続連対と地力強化が見てとれます。ハンデ的には有利なだけに、今度こその意気込みでしょう。
 同じく別定10キロ増のギンガリュウセイも楽しみ。前走帯広記念では4着でしたが、基礎重量が軽くなってスピードが生かせそうです。
 ホクトキングは、前走のオープン特別で勝ち馬マルミシュンキからコンマ4秒差の3着。前走は同重量だったのが、今回は5キロ差つくことで、逆転のチャンスもありそう。障害のカカリも好調期の水準にあります。

  1月17日(月)のメイン第11レースは柏林馬事公苑特別(A1・A2級決勝混合・16:45発走予定)。1月9日第9レース(A2級-1組)と10日第10レース(A1級-1組)の上位馬による一戦です。
 10日第10レースで4着だったシベチャタイガーの巻き返しに期待します。近7走では勝ち星こそないものの、勝ち馬から5秒差前後に健闘しています。10月から11月にかけてはオープン・A1級混合特別、A1級-1組特別と連勝するなど実績上位。9日第9レースを制したエメラルドが回避しただけに、逃げ切り濃厚といえます。
 決め手勝負になれば同じ前走で2着トモエエーカンにも出番がありそうです。
 9日第9レース組では3着スギノハリアーが筆頭格。障害巧者で、牡馬では最軽量なのが魅力です。
 同2着ホクショウマドンナは牝馬らしい切れ味が武器。前走も離れた障害クリアからエメラルドをコンマ3秒差まで追い詰めるなど見どころ十分でした。

今週の見どころ(1/8~1/10)

2011年1月 7日(金)

 ばんえい十勝に、4名の新人ジョッキーが誕生。1月8日(土)第1レースで島津新騎手(20歳・岩本利春厩舎)、同日第9レース(第8レースは出走取消)で赤塚健仁騎手(20歳・久田守厩舎)が、翌9日(日)第1レースで井上真司騎手(23歳・今井茂雅厩舎)、同日第6レースで西将太騎手(21歳・西康幸厩舎)が、それぞれデビューを迎えます。ばんえいに新しい風を吹き込む活躍に期待したいところです。

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 1月8日(土)のメイン第11レースは屈斜路湖特別(B2級-1組・17:05発走予定)。1月2日に行われたB2級-1組平場戦のメンバー9頭中7頭がここにも出走してきました。
 中心はその前走を含め5戦連続して2着のトモエブラックでしょう。決め手勝負になるとキツイものがありますが、障害も安定しており、ここも大崩れはないはずです。
 決め手といえばキタノカイザー。同じ前走では7着(1番人気)に敗れましたが、12月26日のB2級-1組平場戦では豪快な差し切り勝ちを収め、トモエブラックを2着にしりぞけています。障害さえまともなら圧勝があって驚けません。
 同じ前走で3着グランドペガサス、同4着キタノストロングも流れひとつでチャンスがありそうです。

 1月9日(日)のメイン第11レースはゴールデンジョッキー賞(オープン混合・17:05発走予定)。ファン投票で選ばれた10騎手による腕比べです。
 オープン(重量区分)の実績馬に条件クラスの上がり馬が挑みます。
 上がり馬の筆頭は、320万円未満格付のキンノカミ(尾ヶ瀬馨騎手)。近5走が4勝、2着1回で、前々走のオープン・A1級決勝混合特別では、マルミシュンキらとの叩き合いを制して勝利しています。今回はさらに相手が強化されますが、期待十分といえそうです。
 400万円未満格付のフクドリ(松田道明騎手)も目下4戦連続連対と好調持続。前走の5歳重賞・天馬賞では勝ち馬キタノタイショウにはちぎられたものの2着でした。やや腰が甘いところがありますが、近走を見る限り心配なさそうです。
 これらを相手に、ナリタボブサップ(鈴木恵介騎手)、キタノタイショウ(大河原和雄騎手)、ホクショウダイヤ(大口泰史騎手)らオープン勢がどんな戦いをみせるでしょうか。

  1月10日(祝・月)のメイン第11レースは白馬賞(芦毛馬選抜・17:05発走予定)。ばんえい十勝では、夏に白夜賞、冬にはこのレースと、年に2回、芦毛馬選抜特別戦が行われています。
 昨年夏の白夜賞を制したキョウワテンリュウが芦毛馬選抜特別連勝を狙います。なかなか成績が安定しない馬ですが、平場戦よりは、流れが落ち着く特別戦のほうが好走のタイプ。追走がスムーズだった近2走(2、1着)の再現がありそうです。
 唯一のオープン馬フクイズミは近走、精彩を欠いていますが、格下相手のここできっかけをつかみたいところです。
 アオノレクサスは近走内容がイマイチですが、過去、芦毛馬選抜特別では5、2、3着といずれも好成績。今回、一変があっても不思議ではありません。
 このレース連覇を目指すドラゴンスーパー、障害巧者のトウリュウも争覇圏でしょう。

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