10月31日(日)のメインには3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目・ばんえい大賞典から約2カ月経ちますが、そのレースの上位3頭が順調にここへ駒を進めてきました。発走は17時10分。どうぞお楽しみに。
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10月30日(土)のメイン第11レースはおびひろ菊まつり特別(オープン・A1級-2組混合・17:05発走予定)。
格下ですが、キタノダイチに注目します。この馬も含め、ニシキユウ、シベチャタイガーら前に行きたい馬が揃った今回は障害での小さな失敗が命取りになりかねません。その点この馬は障害巧者で、近3走がすべて僅差2着と調子も良好。しかも牡馬ではもっとも軽い負担重量と恵まれました。相手は強化されますが、好勝負が期待できるでしょう。
近3走連続で3着と好調度ではヒケをとらないツジノコウフク、前々走でA1級-2組を制したシベチャタイガーも障害力には自信があるタイプです。
ニシキユウも近走は障害が安定しており、相手が楽になったここは一気の逃げ切りがあるかもしれません。
10月31日(日)のメイン第11レースには、3歳三冠の2戦目・第35回ばんえい菊花賞(17:10発走予定)が行われます。
昨年までは定量戦で、過去3回の3着以内馬9頭中8頭を牡馬が占めているように、パワーが要求される一戦でした。しかし今年はクラス別定重量に変更され、しかも当日は軽めの馬場が予想されることから、負担重量が軽い下級条件の牝馬が食い込める可能性が出てきました。
そこで期待したいのが、牝馬2頭ツジノコウフクヒメ、タケノビジン。メンバー中最軽量で、トップハンデのテンマデトドケから50キロ差あります。
ツジノコウフクヒメは、一冠目・ばんえい大賞典で牝馬最先着の2着と健闘。その後、ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)2着、前哨戦のオッズパーク杯秋桜賞でも4着と、世代限定戦では上位の力を示しています。抜群の先行力&障害力を生かしここも逃げ切りを狙います。
ばんえいプリンセス賞で単勝最低人気ながら3着に食い込んだのがタケノビジン。主戦の安部憲二騎手が休養中は精彩を欠いていましたが、同騎手に手綱が戻った9月以降は、ばんえいプリンセス賞を含め6戦して3着以内5回と調子を上げてきました。安部騎手に復帰後初重賞Vをもたらすのはこの馬かもしれません。
2月の3歳牝馬重賞・バレンタインカップを制すなどの実績があるのがダイリンビューティ。ばんえいプリンセス賞でも勝利を収めています。負担重量も前述両馬より10キロ重いだけなら、まったく不利は感じませんが、軽馬場で前が止まらない可能性もあり、決め手が不発に終わる可能性もあります。
対する牡馬では、ばんえい大賞典馬レットダイヤが最右翼。秋桜賞で復活の勝利を挙げたホクショウバトルも楽しみです。
この日の第10レースは赤兎馬賞(16:30発走予定)。初めての実施となる3歳以上鹿毛馬による選抜戦です。
出走9頭中8頭がオープン(重量区分)馬という豪華メンバーが揃いました。前走で北見記念を使われた3頭ナリタボブサップ、ニシキダイジン、ホクショウダイヤが有力。なかでもナリタボブサップが軽めの馬場を利して逃げ切る可能性大でしょう。
11月1日(月)のメイン第11レースにとかち駒場特別(A2級-1組・16:45発走予定)が行われます。
好調馬揃いの4歳勢が中心となりそう。なかでも筆頭格はトモエエーカンでしょう。このA2級-1組では、9月4日の特別、前々走の平場ともに第2障害3番手から豪快に差し切って勝利とすでに上位実績があります。今回は別定15キロ増で実質トップハンデですが、相手関係的にも上位争いできそうです。
同じく4歳のフクドリも有力。夏の間は減った馬体が戻りきらず、やや精彩を欠いていましたが、1090キロ以上に増えた近5戦では3勝、3着1回と春の勢いを取り戻しています。先行力とスピードでどこまで対抗できるでしょうか。
5歳以上では、トウリュウ、キョウエイボーイの両障害巧者が侮れません。