今週のばんえい十勝は、5月28日(土)~30日(月)の3日間。
28日のメインに組まれているライラック賞は、6月26日に行われる4歳三冠の初戦・柏林賞へのトライアルです。ばんえい菊花賞馬テンマデトドケの出走取消は残念ですが、それでも精鋭9頭が揃いました。
また、オープン-1組による大雪賞が行われる29日(日)には帯広競馬場で、木本利元トラックマン(競馬ブック)による場立ち予想が行われます。なおこの模様はUSTREAMにて配信される予定です。
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5月28日(土)のメイン第11レースはライラック賞(4歳オープン・17:10発走予定)。
ばんえいダービー馬ミスタートカチ対ポプラ賞を制したトレジャーハンターという構図でしょう。
昨年12月のばんえいダービー後、両馬は3月のポプラ賞(4歳・5歳混合)をはじめ7回対戦し、ミスタートカチのほうが負担重量が重いか同重量では、すべてトレジャーハンターが先着(5回)。逆にトレジャーハンターのほうが重い場合にはすべてミスタートカチが先着(2回)しています。トレジャーハンターのほうが10キロ重い今回は、ミスタートカチに軍配が上がりそうです。
レットダイヤは、前々走で昨年8月のばんえい大賞典以来の白星を挙げ、気分良くここに参戦してきました。障害が本来のデキに戻った今回は一発が見込めるかもしれません。
5月29日(日)のメイン第11レースは大雪賞(オープン-1組・17:10発走予定)です。
目下2連勝と波に乗るホクショウダイヤに引き続き注目します。前走さつき特別(オープン-1組)も豪快に差し切って、同型フクイズミ(2着)の追い込みをしりぞけました。今回から別定5キロ増となりますが、前走のほぼ再戦なだけに連勝を伸ばす公算が大といえます。
相手筆頭はやはりフクイズミ。どんな位置取りからも伸びてくる脚が武器。ホクショウダイヤと同じタイミングで障害を越えられれば、こちらが頭という可能性もあります。
ニシキダイジン(さつき特別5着)も争覇圏。今季3戦ともホクショウダイヤと同じレースを使われすべて10秒差以内に駆けています。
今季若馬の減量がなくなりオープン-1組では苦戦ぎみのキタノタイショウ(さつき特別6着)も、そろそろなんとかしたいところでしょう。
5月30日(月)のメイン第11レースは士幌高原特別(A1級-1組混合・17:05発走予定)。
近2回のA1級-1組特別とも勝ち馬から2秒1差(4、2着)に好走しているニシキセンプーに期待します。同じ2秒1差でも、前々走つつじ特別は第2障害先頭から粘り切れず、前走阿寒湖特別では末脚を伸ばしてとレースぶりは違いますが、安定感の高さは示した格好です。3走前のオープン-1組混合特別でも僅差2着と実力上位なだけに、ここも大崩れは考えられません。
相手は障害巧者のオレワスゴイ。つつじ特別では3着とニシキセンプーに先着し、阿寒湖特別でもそれほど離れていない6着でした。
好調を持続しているフクドリや、勝ち味に遅い面はありますがヤマノミントも争覇圏でしょう。