12月5日(日)のメイン第11レースには4歳オープンによるイルミネーションカップが組まれています。正月に行われる4歳シーズン(明け5歳)三冠最終戦・天馬賞の前哨戦だけに、見逃せません。
また、そのひとつ前の第10レースは十勝産駒特別。今年デビューの2歳馬を産地ごと5つに分け予選を行い、それぞれの上位馬が12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップに出走できる「ばんえい甲子園」。その予選最終戦です。昨年はこのレースを勝ったテンマデトドケがイレネー記念を勝ち、先日のばんえい菊花賞も制覇。同2着ホクショウバトルはヤングチャンピオンシップを勝つなど大活躍。今年も偉大な先輩に続けと素質馬が揃いました。こちらも今後の2歳~明け3歳重賞、そして3歳三冠を展望する意味でも必見です。
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12月4日(土)のメイン第11レースはちほく高原特別(オープン-1組・17:05発走予定)。
前開催のオープン-1組特別でマッチレースを繰り広げたナリタボブサップ、カネサブラックが再び相対します。ほぼ同時に第2障害を越えた両馬ですが、ナリタボブサップが決め手比べでカネサブラックを下したのは価値があるといえます。今回も負担重量はイーブンで、どちらに軍配があがるでしょうか。
割って入るとしたらやはりフクイズミ。トップハンデだった近2走ともに5、5着ですが、上記2頭と25キロ差の今回は巻き返しがあって驚けません。
12月5日(日)のメイン第11レースにイルミネーションカップ(4歳オープン混合・17:05発走予定)が行われます。通算収得賞金上位5頭と、予選のとかちオーロラ賞(11月29日第9レース)上位5頭による一戦です。
通算収得賞金で世代ナンバー1・キタノタイショウの相手探しでしょう。9月19日の4歳重賞・銀河賞では、最大40キロ差のトップハンデを克服しての勝利でした。今回もトップハンデですが、1月3日の重賞・天馬賞へ向けても負けられない一戦です。
予選を快勝し完全復活を印象づけたキンノカミ、柏林賞勝ちがあるジャングルソング、目下世代最多勝を誇るフクドリ、予選2着など近走充実しているスギノハリアー、同3着で最軽量が魅力のホクショウマドンナらがどこまで迫れるでしょうか。
この日の第10レースは十勝産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)。ばんえい甲子園予選のラストを飾る、十勝管内の産駒による一戦です。
ナナカマド賞を勝った実績馬オイドンの取捨がポイント。前開催の2歳A級-1組では、今回と同じ最大40キロ差のトップハンデで4着に敗れています。実力どおりの走りなら、普段の2歳A級-1組より相手関係が下がっているここは、圧勝しても驚けません。初騎乗となる大口泰史騎手がどう乗るでしょうか。
もし最大40キロ差を苦にするようなら、ナナカマド賞2着ニュータカラコマにチャンスありといえそう。牝馬ツートップのプリンセスヤヨイ、トモエウンカイにも食い込む余地がありそうです。
12月6日(月)のメイン第11レースはサホロ岳特別(A2・B1級決勝混合・16:45発走予定)。11月28日第9レース(A2級-1組)、同日第12レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
前走A2級-1組勢ではやはり1、2着のヒロノドラゴン、ハマカツの2頭でしょう。先行策からともに単勝2倍台の人気にこたえてのワンツーでした。今回、別定重量の加増も5キロだけなら問題ないでしょう。
前走B1級-1組での上位3頭は、いずれも減量がある3・4歳馬でしたが、なかでも勝ったホクショウバトルのレースぶりが際立っていました。力をつけてくる3歳後半の時期ですが、まだ20キロの減量がもらえるのは断然有利。9月にはA2・B1決勝混合の平場で勝った実績もあり、引き続き好走が期待できそうです。
同3着カツタカラヒメも最軽量が魅力で、互角の勝負ができるでしょう。