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今週の見どころ(3/12~3/14)

2011年3月11日(金)

 3月12日(土)の開催は、東北地方太平洋沖地震の影響により、取りやめとなりました。なお代替開催は、15日(火)に出走投票をやり直さずに実施します。
 メインに重賞・イレネー記念が組まれている13日(日)には、鈴木勝堤元騎手によるトークショーや、当情報局の重賞予想でもおなじみの斎藤修さんによる場立ち予想なども行われます。ぜひ競馬場へお越しください。

  3月13日(日)のメイン第11レースには第42回イレネー記念(17:10発走予定)が行われます。ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップから続く2歳シーズン(明け3歳)三冠の最終戦で、牡馬670キロ(牝馬650キロ)と定量での争いです。
 三冠達成をめざすオイドンの独壇場でしょう。別定30キロ増でヤングチャンピオンシップを楽勝し、別定40キロ増となった近2走の3歳A級-1組でも危なげなく連勝を飾っています。2歳シーズン路線が確立した近2年は、ホクショウバンク、テンマデトドケがそれぞれ二冠を制していますが、今年は初の三冠馬誕生が濃厚といえます。
 焦点は2着争い。フナノコーネルは一冠目、二冠目ともオイドンには離されましたが3、2着と上位にきています。障害巧者で、デビュー以来一度も掲示板を外していない堅実さが武器です。
 二冠目で3着のレットフジ、同5着ホクショウバルト、前走2月27日の3歳A級-1組で復活の白星を挙げたニュータカラコマも争覇圏でしょう。

  3月14日(月)のメイン第11レースはホワイトデー特別(オープン・A1級決勝混合・16:45発走予定)。3月6日第10レース(A1級-2組混合)、7日第10レース(オープン-2組混合)の上位馬による一戦です。
 オープン(負担重量区分)から320万円未満までによる混合戦ですが、ハンデ差が最大25キロしかなく、格付上位馬が有利でしょう。なかでも前走7日第10レースを制したオープン馬ホクショウバンクが中心。その前走では離れた2番手から猛烈な脚を繰り出し、逃げ切り濃厚かと思われたオレワスゴイをきっちり差し切って勝利をものにしています。
 相手もオープン馬オレワスゴイで順当でしょう。近2走は、ホクショウバンクと一進一退の競馬を繰り広げています。ホクショウバンクが障害で苦戦するようなら、逆転も考えられます。
 同じ前走でそれほど差のない4着ウメノタイショウは一角崩しが目標です。

  代替開催となる3月15日(火)のメイン第11レースは十勝川温泉特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。3月5日第10レース(A2級-1組)、6日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 前走5日第10レースで7着だったトウリュウに注目します。今回よりも骨っぽい相手関係だった前々走のA2級-1・2組決勝混合特別で快勝と、このメンバーなら実績上位です。平場の前走は敗れましたが、今回は障害力がいかせる特別戦だけに、巻き返し十分でしょう。トップハンデでも750キロなら心配ありません。
 同じ前走の勝ち馬ミスタートカチも障害巧者。745キロは微妙なハンデですが、半数が格下の今回も大崩れはないでしょう。同4着で決め手上位のホクショウマドンナも障害次第では楽しみです。
 前走6日第9レース組は実力拮抗ですが、1着で障害巧者のインフィニティーがややリード。同5着のフクノカミカゼはもともと登坂力勝負のタイプだけに、立て直してくれば侮れないところ。同2着ギャンブラーキングもしっかり歩けるタイプだけに、位置取りしだいでは勝利までありそうです。

今週の見どころ(3/5~3/7)

2011年3月 4日(金)

 先週の開催を終えて(2月28日現在)のジョッキー・リーディングでは、鈴木恵介騎手が190勝を挙げトップに立っています。鈴木騎手は昨シーズンに、ばんえい史上初となる年間200勝をマーク。今シーズンも、早ければ今週の3日間で大台到達という可能性も出てきました。名手の騎乗ぶりに注目したいところです。

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 3月5日(土)のメイン第11レースにはとかちえぞまつ特別(A1級-1組・17:05発走予定)が行われます。
 A2級で目下3戦連続連対と勢いが出てきたキンノカミに注目。2月20日のA2級-1組で悠々逃げ切り勝ちを収め、先週のA2級-1・2組混合特別は回避。レース間隔をあけて今回を迎えました。相手強化となりますが、最軽量750キロを利して押し切りを期待します。
 相手は2月19日のオーロラ特別(A1級-1組)での上位3頭、ミサキスペシャルシベチャタイガーヒロノドラゴン。4番手以下を引き離してゴール前、激しい追い比べを繰り広げました。3頭には今回もハンデ差がありません。上がり馬キンノカミを迎え撃ちます。

 3月6日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン-1組・17:05発走予定)。ナリタボブサップ、ニシキセンプーが回避して8頭立てとなりました。
 2月21日のチャレンジカップ(4歳以上選抜混合)で2着ホクショウダイヤを13秒3もちぎって勝ったライデンロックに期待。前々走のオープン-2組特別から2連勝中です。オープン-1組に入ると勝ち切れませんが、カネサブラックより30キロも軽い最軽量770キロなら逃げ切れる公算大でしょう。
 キタノタイショウは、前走のチャンピオンカップでは、1着カネサブラック、2着ナリタボブサップと10キロ差で3着に健闘。このところ地力強化が感じられます。
 カネサブラックは実績断然ですが、別定40キロ増の800キロが気になります。
 強力な先行馬が不在で、差し馬ホクショウダイヤホッカイヒカルらが流れに乗れれば食い込む余地もありそうです。

  3月7日(月)のメイン第11レースはたちばな賞(4歳以上牝馬オープン・16:55発走予定)
 最大40キロ差なら、トップハンデでもフクイズミの2連覇濃厚といえます。昨年のこのレースでも同じ最大40キロ差トップハンデで勝利しています。
 ただ、フクイズミは常に障害への不安がつきまとうタイプ。安定した先行力と障害力がウリのトカチプリティーの逆転も考えられます。
 エンジュオウカンはこのところやや精彩を欠いている感もありますが、牝馬限定戦なら食い込む可能性がありそうです。
 減量がある5歳の2頭、ワタシハスゴイワタシハキレイズキは、このメンバーと渡り合うには、もう少しパワーアツプが必要でしょう。

今週の見どころ(2/26~2/28)

2011年2月25日(金)

 2月27日(日)のメインにはチャンピオンカップが組まれています。本年度の重賞勝ち馬による一戦で、豪華メンバーが揃いました。
 翌28日(月)のばんえい十勝は、全国65箇所で広域発売されます。そのうちのひとつ川崎競馬場(第9~第11レースを発売)ではイベントを実施。須田鷹雄さん、目黒貴子さん、赤見千尋さんによるトークショー、JRAジョッキーのサイン入りグッズやばんえいグッズなどが当たる抽選会などが行われます。お近くの方はぜひお越しください。

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 2月26日(土)のメイン第11レースは襟裳岬特別(A2級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。2月20日第10レース(A2級-1組)、21日第11レース(A2級-2組)の上位馬による一戦です。
 前走21日第11レースで1番人気にこたえ圧勝したキタノダイチに引き続き期待。近5走がすべて3着以内の成績が示すように、このところ障害が安定しています。着実に歩ける脚もあるだけに、ここも大崩れは考えられません。
 相手も同じ前走で2着のマルモスペシャル、3着のアアモンドヤワラでしょう。ともにこのあたりのクラスの上位常連です。
 一発を秘めるのがベニインパクト。20日第10レースで今回のメンバー中最先着の3着でした。強烈な決め手があり、1月24日のA2級-2組、1月30日のA2・B1級決勝混合と、キタノダイチに連勝しています。
 同じく決め手といえば、21日第11レースで5着のユーファンタジーも忘れてはなりません。今回は最軽量ハンデだけに、巻き返しがあるかもしれません。

 2月27日(日)のメイン第11レースには、第32回チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬・17:10発走予定)が行われます。1格付につき10キロ加減、オープン馬は本年度の収得賞金120万円につき10キロ加算され、別定20キロ増のうちカネサブラックナリタボブサップニシキダイジンが820キロでトップハンデ。最軽量750キロの5歳牝馬ホクショウマドンナとは、最大70キロ差がつきました。
 この時期の古馬重賞としては軽めの負担重量で争われるため、重戦車よりはスピードのあるタイプが有利。器用に立ちまわれるカネサブラックの3連覇濃厚といえます。
 相手はフクイズミでしょう。前々走の芦毛馬選抜戦、前走のヒロインズカップと連勝した内容を見る限り、完全に立ち直った様子。ここも重賞とはいえ800キロなら、障害をふた腰くらいでまとめられれば豪脚で突き抜けるシーンもありそうです。
 正月の帯広記念で、カネサブラック(3着)より10キロ重い負担重量で2着と先着したのがナリタボブサップ。今回は同重量だけに、再度先着を果たすかもしれません。
 5歳ナンバー1のキタノタイショウにとって、カネサブラックとの10キロ差は決して有利とはいえません。しかし、目下3連勝の勢いは侮れないところです。

  2月28日(月)のメイン第11レースはウィナーズカップ(4歳以上指定特別競走優勝馬・17:00発走予定)
 ベテラン牝馬エメラルドに期待します。今季は、B1からA2級あたりが主ですがすでに9勝を挙げる活躍を見せています。昨年夏にはオープン戦で掲示板に載っていた実力馬が目下320万円未満格付で、今回720キロの軽ハンデなら、負けるわけにはいきません。近2走の惨敗をはねのける一気の逃走劇を演じそうです。
 前走のオープン-1組特別でカネサブラックの2着に入ったニシキセンプーは、状態のよさを感じさせます。トップハンデ770キロですが決め手を見せつける場面があるかもしれません。
 減量がある5歳馬トモエエーカンも楽しみな存在。流れ次第ではホッカイヒカルにも出番がありそうです。

今週の見どころ(2/19~2/21)

2011年2月18日(金)

 2月20日(日)のメインには明け3歳女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。この日、帯広競馬場では、活躍馬ホクトキング、バンゼンの引退セレモニーや、定政紀宏さん(競馬ブック)による場立ち予想などのイベントが行われます
 翌21日(月)には千葉県・船橋競馬場で「ばんえい十勝 in 船橋競馬」が行われます。ばんえいの第9、第10レースが場外発売されることにあわせてのもの。当情報局の重賞予想でもおなじみの須田鷹雄さん、競馬キャスター荘司典子さんによるトークショー&特観席場立ち予想会などが実施されます。お近くの方はぜひお越しください。

 2月19日(土)のメイン第11レースはオーロラ特別(A1級-1組・17:05発走予定)です。
 前開催のプロキオン特別(A1・A2級決勝混合)で3着のシベチャタイガーに期待します。昨年11月13日にA1級-1組特別で勝利して以降、勝ち星から見放されていますが、すべて5着以内の堅実行進。プロキオン特別も第2障害先頭クリアと、この馬のレースはしていました。ここも差し馬勢を気にしながらになりそうですが、そろそろなんとかしたいところでしょう。
 ヒロノドラゴンが完全復活をうかがわせています。前々走A1級-1組に続きプロキオン特別でも2着を確保。障害巧者で慣らした馬なので、いまの状態なら勝利も望めるかもしれません
 アオノレクサストモエエーカンの5歳両馬はスピードが身上。特にアオノレクサスは、昨年夏にA1級-1・2組決勝特別、A1級-1組特別と連勝した実績があります。最軽量の750キロで出走できるのも有利です。

 2月20日(日)のメイン第11レースには3歳牝馬による重賞・第36回黒ユリ賞(17:10発走予定)が行われます。07~09年度は3歳牝馬三冠の初戦として6月に行われていましたが、今回は、それ以前と同じ2歳シーズンのこの時期に戻っての実施です。
 定量戦だけに、やはり通算収得賞金順で上位にくる馬が有力でょう。
 目下、同世代牝馬の通算収得賞金順で1位なのがヘイセイオトメ。11月の釧路産駒特別を制し、12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップでも牝馬最先着の4着に入った実力を誇ります。ただ、前哨戦のかぐや姫賞(1月30日・3歳牝馬オープン)8着など、障害に不安が残る近況です。
 逆に、同2位ヤマトホマレは2歳末ころからぐんぐん上昇中の感があります。しぶとい末脚が武器で、かぐや姫賞では迫力の追い込みを見せ2着に入っています。
 同4位ブラックパールは流れが合えば、逃げ切り勝ちを収めたかぐや姫賞の再現もありそうです。
 同3位トモエウンカイは2歳時には牡馬と伍していた力量馬。3歳になって未勝利でしたが、前走の3歳A級-2・3組選抜で久々の勝利を挙げ、上げ潮ムードです。1歳違いの半兄が活躍馬テンマデトドケという血統も魅力といえます。

  2月21日(月)のメイン第10レースはチャレンジカップ(16:10発走予定)。27日(日)に行われるチャンピオンカップ出走予定馬を除く、本年度の重賞2着馬および指定特別競走優勝馬による選抜戦です。
 ハンデ差はありますが、オープン勢が有力。なかでも1頭選ぶならライデンロックでしょう。オープン-1組ではなかなか勝てませんが、昨年2月のチャンピオンカップで2着など力量的には断然の存在。障害力を生かして押し切り濃厚です。
 相手筆頭もオープンクラスのギンガリュウセイ。今季出走した重賞4戦すべてで掲示板確保と、このところ地力強化が目覚ましい1頭です。1月16日のオープン-1組特別大敗から、2開催あけて調整されてきました。相手関係的に上位争いは譲れません。
 条件クラスでは、ヒロインズカップ2着馬で先行力あるニシキユウ、オープン一線級とは初対戦ですが最軽量ハンデ魅力のキクスイナイトらに注目します。

今週の見どころ(2/11~2/13)

2011年2月10日(木)

 今週のばんえい十勝は、3連休にあわせ、2月11日(祝・金)~13日(日)の変則開催となっていますのでご注意ください。
 この3日間は帯広競馬場のほか、全直営場外発売所(11日のみ ※アプスポット網走にはリッキーがやってきます)、JR南千歳駅近くの千歳アウトレットモール・レラ(13日のみ)でもイベントが実施されます。ぜひお越しください。

 2月11日(祝・金)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・17:05発走予定)。上位2頭には3月20日に行われる重賞・ポプラ賞(4・5歳混合)への優先出走権が与えられます。
 トップハンデ760キロでもキタノタイショウの相手探しといえそうです。昨年9月の重賞・銀河賞では最大40キロ差のトップハンデで勝利。今回と同じ最大50キロ差(12月のイルミネーションカップ)では僅差4着に敗れていますが、前走でついに1100キロ台に乗った馬格を考えれば心配ないでしょう。1月の天馬賞を圧勝し4歳シーズン二冠に輝いた実力を示しそうです。
 連争いは混戦模様で、天馬賞3着で重賞2勝の実績馬ホクショウバンク(750キロ)、天馬賞2着でスピードのあるフクドリ(745キロ)、同4着で決め手自慢のトモエエーカン(745キロ)らが候補です。なかでも注目はフクドリ。天馬賞(2着)を含む近8走がすべて3着以内の好成績と勢いがあります。

 2月12日(土)のメイン第11レースはプロキオン特別(A1・A2級決勝混合・17:05発走予定)。2月5日第10レース(A1級-1組)、6日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 力量差がそれほどないメンバー構成だけに、ハンデ的に有利な6日第10レース組を上位と見ます。逃げ切って楽勝したトウリュウ、初のA級だったものの切れ味を発揮し3着に追い込んだヒマワリカツヒメはここでも有力でしょう。
 5日第10レース組では、3着ミサキスペシャルが筆頭格。近5走は勝ち切れないものの大崩れが少ない成績を残しています。6走前の新雪特別(A1級-1組)では差し切り勝ちを決めており実績も申し分ありません。
 トップハンデが課題ですが5日第10レースの勝ち馬タケタカラニシキ、同4着で新雪特別2着のシベチャタイガーも争覇圏といえます。

  2月13日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オープン-1組・17:05発走予定)。7頭立てとやや寂しくなりましたが、帯広記念の上位3頭が出走してきました。
 帯広記念3着のカネサブラックに期待します。このところ、勝ち切れないレースが目立ちますが、毎回重いハンデを課せられながら僅差の戦いをしているのはさすがといえます。今回はナリタボブサップ(帯広記念2着)とともにトップハンデ790キロで、頭としては狙いづらいですが、連軸としては最適でしょう。
 ナリタボブサップは最大70キロ差のトップハンデだった前走の騎手選抜戦こそ8着に敗れましたが、オープン特別では安定した成績を残しています。巻き返しが期待されます。
 前述2頭が不在だった1月23日のオープン-1組特別を差し切ったホクショウダイヤが障害しだいで割って入るシーンも。
 最軽量750キロで紅一点のエンジュオウカンの逃げ残りも警戒したいところです。

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