ばんえいで初の白毛馬として話題のハクバビューティー(牝2)が、6月3日(日)第1レースでデビュー2戦目を迎えます。また、こちらも珍しい駁毛(ぶちげ)のエンジェルガガ(牝2)は、2日(土)第2レースに出走予定。どちらも初勝利を目指します。早い時間帯のレースにもご注目ください。
6月2日(土)のメイン第11レースは、あじさい特別(A1級・20:00発走予定)。
中心はアグリミズキ。今季は未勝利ですが、4月14日、21日の自己条件戦で、今回出走のほとんどの馬に先着と相手関係で有利です。前走カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)では、コマクインの3着に敗れていますが、ここはハンデ差のつかない戦い。順当に勝機到来といえます。
相手候補は、ともに障害巧者のホリセンショウ、ウメノタイショウでしょう。特にホリセンショウは今季初出走ですが、昨季終盤にはオープンでナリタボブサップと好勝負していた実力馬。障害を早めに越えられれば押し切る可能性もあります。
ファーストスター、ミスタートカチ、ダイリンビューティら成長著しい5歳世代も侮れません。
6月3日(日)のメイン第11レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:00発走予定)。6月24日に行われる4歳世代三冠の初戦・柏林賞の前哨戦といえます。
4月30日に行われた同条件戦・すずらん賞のメンバーが7頭を占めますが、なかでも注目はニュータカラコマ。着順こそ4着でしたが、第2障害離れた8番手から追い込んで、勝ったマルニセンプーに3秒7差というのは並の馬にできる芸当ではありません。2走前のA1級特別では逃げ切っており、出脚もつきます。世代限定戦ではハンデを背負う立場ですが、柏林賞へ向けぜひとも勝利がほしいところでしょう。
アアモンドマツカゼは、すずらん賞では7着でしたが、こちらも位置取りがうしろ過ぎたのが敗因でしょう。その後の2戦では、逃げ切って連勝を収めています。軽ハンデを生かし上位をうかがいます。
同じくすずらん賞6着後に2連勝を飾っているヘイセイオトメ、ばんえい菊花賞馬ですずらん賞2着のフジダイビクトリーも侮れないところです。
6月4日(月)のメイン第11レースは、ジュノー特別(A2・B1級決勝混合・20:00発走予定)。5月27日第9レース(B1級-2組)、同日第10レース(A2級-2組混合)の上位馬による一戦です。
27日第9レースの勝ち馬ベニインパクトに期待します。差して届かずというレース続きでしたが、久々に騎乗した松田道明騎手が持ち味を引き出し、一気の追い込みを決めました。今回も引き続き同騎手が騎乗。昨季終盤はオープン-3~4組あたりでも好勝負しており、軌道修正された今なら、格上馬が相手でも期待できそうです。
格上の27日第10レース組は、勝ち馬キンノカミが回避。残り20メートル付近から同馬との激しい追い比べを繰り広げた2着馬クロフネオーザン、3着馬リキエイに注目です。