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今週の見どころ(11/5~11/7)

2011年11月 4日(金)

 先週からスタートした、12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの争い・ばんえい甲子園。10月30日に行われた予選第1弾・北見産駒特別は、カイセキンザンが勝ち、2着がサクセスクィーン。この2頭が決勝戦であるヤングチャンピオンシップへの挑戦権を得ました。今週の日曜、11月6日の第9レースには予選第2弾・十勝産駒特別が組まれています。予選のなかでも、毎年もっともレベルの高いメンバーが揃う一戦。今年もぜひご注目ください。

 11月5日(土)のメイン第11レースにはクラブツーリズムカップ(オープン・A2級決勝混合・17:05発走予定)が行われます。10月29日第10レース(オープン-3組混合)、30日第10レース(A2級-2組)の上位馬による一戦。実力伯仲で混戦模様です。
 30日第10レースの勝ち馬カネミセンショーは、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルユウセンをはかったように差し切りました。成績が安定しないのが悩みですが、障害のキレも戻っており、引き続き好走できそうです。
 29日第10レースからは、1番人気にこたえて快勝したイッスンボウシ、同2着で9月にはオープン-2組混合特別でも2着があるワタシハキレイズキらが有力視されそうです。

 11月6日(日)のメイン第11レースはオータムカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)
 オープンの2頭、ホッカイヒカルニシキセンプーと、準オープン(360万円未満)のアグリミズキによる三つどもえです。
 ホッカイヒカルは、オープン一線級との戦いでは歯が立ちませんが、オープン-2組混合特別では、7月10日戦や3走前でともに1着など主役級の活躍をしています。今回のメンバーなら、ギンガリュウセイ、カネサブラックらが相手だった前々走茜空特別(8着)、前走北見記念(5着)からの巻き返しは必至でしょう。
 茜空特別では7着だったシキセンプーにも同じことがいえますが、両馬とも差しタイプ。先行力があり障害巧者のアグリミズキにもチャンスがありそうです。体重が暫減傾向にあるのは心配ですが、今季21戦して5着以内が20回と相手なりに駆けるタイプ。ホッカイヒカルニシキセンプーとは20キロ差でほぼ互角の戦いをしており、今回の両馬との25キロ差は有利といえます。

 この日の第9レースには十勝産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選で、十勝管内産の収得賞金上位馬による争いです。
 ここには、重賞・ナナカマド賞の勝ち馬ブラックボス、同2着ニシキエーカンが登場します。両馬とも別定10キロ増でトップハンデですが、勝負圏内と思われる馬はすべて別定5キロを課せられており、ハンデ差がさほどつきません。当然上位争いできそうです。

  11月7日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー杯(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第12レース(B1級-1組)、31日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 10月24日の霜降特別(B1・B2級決勝混合)の1、2着馬ライズドラゴンヒロノドラゴンを中心に混戦が予想されます。両馬は30日第12レースではそれぞれ5、3着でしたが、障害力が生かせる特別戦なら巻き返しは当然といえます。
 割って入るとしたら、減量特典がある若い4歳馬たち。なかでも30日第12レースで2着に入ったリキエイ、同馬と4歳オープンで接戦を繰り広げているホンベツイチバン(31日第8レース4着)が有力でしょう。

今週の見どころ(10/29~10/31)

2011年10月28日(金)

 10月30日(日)のメインには古馬重賞・北見記念が行われますが、今週からは、12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬の戦いがスタート。10月30日第9レースの北見産駒特別を皮切りに、5週にわたって十勝、釧路、南北海道、北央の産地別予選を実施。各レースの上位馬が決勝戦であるヤングチャンピオンシップに出走できます。予選第1弾・北見産駒特別は、ヤングチャンピオンシップが重賞格上げとなった08年以降、3年連続で連対馬を出している相性のいいレースです。本番を占ううえでもぜひご注目ください。

帯広競馬場(10/29・30は入場無料)でのイベントはこちら
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 10月29日(土)のメイン第11レースは、オカモトグループ杯(A2級-1組・17:10発走予定)
 前走ヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合)で2着のキョウエイボーイがひとまず中心でしょう。6番人気と評価は低かったですが、雨馬場(馬場水分5.9%)もあり、早めに障害をまとめた馬たちが上位を占める結果と、障害巧者のこの馬に流れが味方したようです。このA2級-1組では、9月18日の平場戦1着、前々走の平場戦(とかち紅葉賞)3着など、このところ安定した成績を収めており、ここも当然上位進出が見込めそうです。
 とかち紅葉賞では9着と敗れたのがニシキユウ。道中、西謙一騎手が気合いをつけ通しでしたが、先行できず、見せ場ナシの結果でした。とはいえ、流れが落ち着く特別で、今回の相手関係なら見直しが必要でしょう。
 3歳の強豪ニュータカラコマは、古馬A級初挑戦だった10月2日のA2級-1組平場戦で3着。そこで、キョウエイボーイ(5着)、ニシキユウ(6着)に先着しています。
 とかち紅葉賞2着馬クロフネオーザンは、ヒイラギ特別では流れが合わず8着でしたが、巻き返しの可能性もありそう。最軽量ハンデで臨めるカネサシズカペガサスプリティーにもチャンスがあるでしょう。

 10月30日(日)のメイン第11レースに第32回北見記念(17:10発走予定)が行われます。今季ここまで行われた古馬重賞5戦で皆勤だったニシキダイジンがいないほか、条件級馬の出走もあり、有力どころは絞られそうです。
 休養明けをひと叩きされたカネサブラックが復活を期します。ばんえいグランプリ(8月14日)6着のあと休養入り。10月17日の前走茜空特別が復帰初戦で、逃げ切り勝ちを収めたギンガリュウセイに10秒5もちぎられた2着でしたが、ここへ向けての試走という位置づけであれば悪くない結果だったといえます。
 そのギンガリュウセイは、ばんえいグランプリ8着後、5戦して、岩見沢記念(9月25日)2着以外はすべて勝利と本格化を感じせる近況。茜空特別も完勝と呼べる内容でした。カネサブラックとハンデ差がつかないのは不利ですが、一気の世代交代という可能性も十分でしょう。
 岩見沢記念1着馬フクイズミは、前々走、茜空特別と連続して6着に敗れましたが、障害での腰の入りは悪くありませんでした。重賞なら流れに乗れるはずで、巻き返し必至といえます。
 フクドリは馬場が軽くなれば浮上しそう。北斗賞(7月17日)2着、岩見沢記念4着など、重賞では大崩れのない成績を誇ります。

 この日の第9レースには北見産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われる重賞・ヤングチャンピオンシップの予選で、網走管内産の収得賞金上位馬により争われます。
 別定重量の加増がある馬はおらず。混戦模様ですが、頭ひとつリードしているのがフクトク。デビュー戦勝ちを含む5戦連続連対で、一時は今季の2歳世代ナンバー1との声もあった馬。7月17日戦を出走取消でリズムを崩したか、その後3戦は惨敗ですが、2歳A級-1組で勝利があるのはメンバー中でこの馬だけと実績上位です。
 相手筆頭は、2歳A級-2組で2着2回があるサクセスクィーンカイセキンザンはA級での好走はありませんが、フクトクと並ぶ最多の3勝を挙げており侮れないでしょう。

  10月31日(月)のメイン第11レースは端野峠特別(オープン-2組混合・17:05発走予定)。オープンはアアモンドヤマト1頭で、ほかの9頭は準オープン(360万円未満)となりました。
 期待したいのはA2級-2組混合、A1・A2級決勝混合と目下2連勝で勢いに乗るマルモスペシャル。いずれも早めの障害クリアからしぶとい末脚で抜け出す快勝でした。今開催から360万円未満に昇級し基礎重量は10キロ増えますが、両レースとも2着だったアアモンドヤマトも360万円未満からオープンへと昇級しており、ハンデ差は変わりません。3連勝へ向けて視界良好といえます。
 もちろん相手筆頭はアアモンドヤマト。逃げ切れず、差し込めずと展開に左右されますが、近2走と違い、今回は荷物を積まれる特別戦。マイペースで運べる可能性が高く、逆転も一考できます。
 両馬と同じ近2走を使われ3、5着のトカチタカラや、今季オープン-2組混合で3連対と実績上位のオレワスゴイ、ハマれば切れ味一番のホクショウマドンナなど伏兵も揃いました。

今週の見どころ(10/22~10/24)

2011年10月21日(金)

 先週からデイ開催になったばんえい十勝。23日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
 22日(土)、23日(日)には、帯広競馬場で「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」が行われます。道内の市町村ばんば大会で優秀な成績を収めた1歳馬たちが牝馬(22日第6レース終了後発走)、牡馬(23日第6レース終了後発走)に分かれて頂点を競います。このメンバーのなかから、将来のばんえい十勝を賑わせる馬が出現する可能性も。ぜひご注目ください。

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 10月22日(土)のメイン第11レースはヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第10レース(A1級-1組)、17日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 17日第10レースの勝ち馬シベチャタイガーに注目。近走の惜敗続きに終止符を打つ会心の逃げ切りでした。今回は格上A1級との混合戦ですが、昨季後半にはA1級特別の上位常連だったことを考えれば、ここに入ってもまったく格負けしません。
 同じ前走で2着クロフネオーザン、同3着キョウエイボーイは障害巧者。特別の今回も好勝負が期待できそうです。
 16日第10レースは、8番人気キタノダイチが圧巻の逃げ切り勝ちを収めました。このところオープンクラスとの戦いが続いていましたが、久々の自己条件で巻き返しました。障害のキレも戻ってきたようで、今回は一転して人気を背負う立場となりそうです。
 同じ前走ではやや離された4着だったアグリミズキですが、4、3走前にオープン-1組混合特別で連続連対していた実績が光ります。紅一点で最軽量ハンデのここは巻き返しが期待できそうです。

 10月23日(日)のメイン第11レースには第36回ばんえい菊花賞(17:10発走予定)が行われます。
 一冠目・ばんえい大賞典(8月28日)で5着のオイドンを中心視します。第2障害でヒザをつき、離れた5番手でクリアすると、2着争いに加わろうかという勢いで猛然と追い込みましたが、ゴール前で一杯になってしまいました。しかし、その後は2連勝中と状態は絶好。障害が崩れ気味での出走だった一冠目と比べ、臨戦過程が雲泥の差です。もともとは2歳世代二冠を獲得した実力馬。ばんえい大賞典に続きここもトップハンデですが、好調さを生かして戴冠を狙います。
 ばんえい大賞典では、第2障害3番手クリアから鮮やかに差し切ったのがタカノテンリュウ。続く秋桜賞(3歳オープン)は、障害でヒザをつき8着と大敗しましたが、この馬にしては仕掛けが早かったかもしれません。前走のB2級-1組でも8着でしたが、障害には進境をみせています。
 ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念でともに3着があるレットフジが一発を狙います。夏の間、減少傾向だった馬体重が回復した前走では、この馬らしい豪快な追い込みを決め勝利。さらに馬体が増えていれば、侮れないでしょう。
 重賞初挑戦だったばんえい大賞典で2着に健闘したフジダイビクトリーは切れる脚がないだけに、展開次第という面は否めません。また、同3着のニュータカラコマは、秋桜賞は勝ちましたが重賞では詰めの甘さが出ないか心配。とはいえ。両馬とも上位争いには加わってくるでしょう。

  10月24日(月)のメイン第11レースは霜降特別(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第8レース(B1級-1組)、17日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 16日第8レースで逃げ切り圧勝したヒロノドラゴンの連勝が濃厚です。前々走のA2・B1級混合特別で僅差2着など、格上相手でも一歩も引かない戦いをしているこの馬が、格下B2級との混合戦なら大崩れは考えられません。
 16日第8レース組は、前走で勝負づけが済んだと見て、相手は17日第12レース(勝ち馬は出走回避)から。前々走、前走と連続2着のライズドラゴンや、同4着で先行力あるニシキコブラらが有力でしょう。

今週の見どころ(10/15~10/17)

2011年10月14日(金)

 ばんえい十勝は、今週から昼間開催になります。これに伴いスカパー!(795ch)の放映時間は、10:30~13:00が有料放送、13:00~18:00が無料放送に変更となります。
 16日(日)のメインには4週連続重賞の第2弾・クインカップが組まれています。また、15日(土)、16日(日)には、帯広競馬場で今年で5回目となる「とかちばん馬まつり」も行われます。ぜひ競馬場へお越しください。

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 10月15日(土)のメイン第11レースは山鳩賞(4歳オープン・17:10発走予定)
 ファーストスターに注目します。2番人気だった3走前の4歳重賞・銀河賞では、勝ち馬(今回は不出走)からは離されましたが、2位入線しようかというところで転倒し、無念の競走中止。しかし、前々走のB1級-1組で勝利し、初の古馬A級相手だった前走の特別でも僅差3着に差しています。しっかり立て直された今回は銀河賞の雪辱を期します。
 銀河賞では1番人気で2着だったのがリキエイ。こちらは続く前走のオープン決勝混合でも2着。勝ったニシキセンプーは末脚自慢のオープン経験馬で、その馬に2秒1差まで迫り見せ場を作りました。ファーストスターとは銀河賞と同じく同重量での争いで、ここも上がり馬の勢いをみせつける場面がありそうです。
 立て直してくれば柏林賞馬レットダイヤ、今季A2級で勝ち星があるミスタートカチも侮れないところ。3歳時にばんえい大賞典3着があるフェイの最軽量を利しての一発もあるかもしれません。

 10月16日(日)のメイン第11レースには4歳女王決定戦・第36回クインカップ(17:15発走予定)が行われます。
 ツジノコウフクヒメが一歩リードといえます。4歳三冠の初戦・柏林賞3着、第2弾・銀河賞4着と、牡馬相手でも一歩も引かない戦いぶりを披露。3走前の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)では、第2障害でヒザをついてしまい7着に敗れましたが、もともとは障害巧者。前走を見る限り立ち直りつつある印象で、8月のはまなす賞以来となる重賞2勝目の期待が高まります。
 同世代のオープン特別初挑戦で紅バラ賞を制したのがキタノサクラヒメ。今季すでに7勝を挙げている上がり馬です。その後2戦は勝利がありませんが、紅バラ賞のほぼ再戦である今回は当然有力視できそう。あとは一気の負担重量増を克服できるかです。
 紅バラ賞ではゴール寸前まで先頭を守ったものの3着だったのがダイリンビューティ。ばんえいオークスを制したあとは低迷していましたが、復活気配が漂います。トップハンデでも地力上位だけに軽くは扱えません。
 タケノビジンは、紅バラ賞では、勝ち馬とのゴール前の競り合いからわずかに遅れ2着でしたが、今年7月の復帰戦から13戦連続して複勝圏をキープ。使いづめでも馬体が増加傾向にあるのは充実している証拠でしょう。障害巧者で慣らした馬で、初の重賞制覇を狙えるデキにあります。

  10月17日(月)のメイン第11レースは茜空特別(オープン・17:10発走予定)。10月30日に行われる重賞・北見記念の前哨戦で、ニシキダイジン、キタノタイショウが回避したものの、それでも豪華なメンバーが揃いました。
 まずは、8月14日のばんえいグランプリ6着以来の実戦となるカネサブラック。前々走まで、シーズンをまたいで重賞4勝を含む6連勝していた、ばんえい現役ナンバー1ホースです。前走ばんえいグランプリでは第2障害でヒザをつき、勝ったニシキダイジンから20秒以上も離される、この馬らしくない負け方でしたが、もともと夏場はあまり得意ではなさそうなタイプ。今季3走すべてでトップハンデを課せられており、今回も同様ですが、負担重量差は楽になっています。実力馬の復活に期待したいところです。
 カネサブラックが不在だった岩見沢記念(9月25日)でフクイズミの2着に踏ん張ったのがギンガリュウセイ。こちらも夏場よりは涼しい季節のほうが成績が安定するタイプ。ハンデ的には有利なだけに、昨年2着だった北見記念へ向けて、ここで勝って勢いをつけたいところでしょう。
 前開催のカラフルカップでは1番人気を裏切ったフクイズミも、オープン馬同士の戦いならハンデ的にはやや楽になります。当然巻き返しが視野に入りそうです。
 本格化したフクドリ、今季特別では大崩れのないホクショウダイヤも侮れません。スピードの生きる馬場になれば連対圏突入も考えられます。

今週の見どころ(10/8~10/10)

2011年10月 7日(金)

 今週の3日間で、今季のばんえい十勝ナイターは終了。10月9日(日)のメインには、2歳世代三冠の初戦・ナナカマド賞、10日(祝・月)のメインには、8月に行われた毛色別オープン戦の上位馬による争い・カラフルカップが組まれています。しばらく見収めとなる夜のばんばをお楽しみください。

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 10月8日(土)のメイン第11レースは神無月特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)。10月2日第10レース(A2級-1組)、3日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、回避が相次ぎ7頭立てとなりました。
 格付では下ですが、3日第9レース組から勝ち馬ファーストスターに注目。逃げ残りをはかるカネサローズ(今回は不出走)を最後にきっちり捕まえる、この馬らしい競馬でした。今回は初の古馬A級混合戦ですが、長く使える確実な末脚は、ここに入っても通用するはず。連勝が期待できそうです。
 ヒロノドラゴンは前走3日第9レースでも3着と、相変わらず安定したレースぶりが光ります。勝ち切れない面はありますが、3連勝式の押さえには欠かせない存在といえます。
 2日第10レース組では、6着だったニシキユウの巻き返しに期待。前走は軽量の3歳馬2頭がいたこともあり、追走に苦労していました。今回はその3歳両馬が不在で、基礎重量が増える特別だけに、マイペースで運べるでしょう。
 同じことが同4着シベチャタイガーにもいえそう。前走も障害はひと腰でまとめており、前走以上の着順が期待されます。

 10月9日(日)のメイン第11レースは重賞・第34回ナナカマド賞(20:10発走予定)。ヤングチャンピオンシップ(12月30日)、イレネー記念(12年3月11日)へと続く2歳世代三冠の初戦です。
 牝馬トライアル・いちい賞の1、3着、牡馬トライアル・青雲賞の上位3頭を含む10頭立て。牡馬560キロ、牝馬540キロでの争いとなりました。
 いちい賞の勝ち馬ニシキウンカイを中心視します。スタートに課題がありますが、それをカバーして余りある強烈な決め手を誇ります。特に7月31日の2歳A級-1組で、テンに大きく置かれたうえ、集中力を欠く走りながら、勝ち馬ヨシツネに2秒2差(3着)まで迫ったレースぶりは、荒削りながら能力の高さを感じさせました。いちい賞では障害でヨレながらも勝利して、ここへの優先出走権を獲得。気性的に若く絶対的な信頼は置けませんが、牡馬相手でも互角以上の戦いが期待できます。
 相手筆頭は青雲賞2着のヨシツネでしょう。こちらも切れる末脚が武器。青雲賞で逃げ切り勝ちを収めたブラックボスとの4秒6差は、位置取りからすれば善戦といえるものでした。
 今回は全馬が初の負担重量ということで、障害巧者が台頭する可能性も。その筆頭は青雲賞3着のオメガグレートでしょう。09年1月デビューの菊池一樹騎手にとっても重賞初制覇のチャンスといえます。
 勢いではブラックボスです。8月のデビューからわずか5戦、3連勝で青雲賞を制覇。ゴール前でヨシツネを突き放した末脚も見どころがありました。ただ、青雲賞は、負担重量で恵まれていました。今回は牡馬すべてが560キロと、ハンデ差がつかないのは不利といえます。

  10月10日(祝・月)のメイン第11レースはカラフルカップ(3歳以上オープン・20:10発走予定)。8月に行われた毛色別オープン戦(白夜賞、ゴールデンホース賞、ダークホース賞、赤兎馬賞)の上位馬による一戦です。
 予選でいちばんメンバーのレベルが高かった赤兎馬賞の勝ち馬ホクショウダイヤに期待します。前走の岩見沢記念は実績がない830キロで7着に沈みましたが、今季、平場・特別戦では、8戦3勝、負けた5戦もすべて勝ち馬から5秒差前後程度に駆けており、大崩れがありません。今回の730キロは、フクイズミより10キロ重いだけの負担重量と、恵まれた感があります。
 相手も赤兎馬賞組で、2着だったフクドリ。この馬も730キロでの出走です。今季、ホクショウダイヤとは同重量での争いだった平場・特別では3戦すべて1秒5差以内の大接戦を演じています。ここも一騎打ちに持ちこむ気迫でしょう。
 フクイズミ(白夜賞1着)もハンデは厳しいですが、力量上位なだけにブザマな競馬はできません。

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