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今週の見どころ(11/26~11/28)

2011年11月25日(金)

 12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの戦い・ばんえい甲子園。北見、十勝、釧路、南北海道と行われてきた産地別予選も11月27日(日)第9レースの北央産駒特別がラスト。最後の2つの出走権をめぐり、熱戦が予想されます。

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 11月26日(土)のメイン第11レースはピヤシリ特別(オープン-2組・17:10発走予定)
 イッスンボウシが巻き返しを期します。前走のオープン決勝混合は7着と敗れましたが、追走で手一杯だった印象でした。障害はスムーズにまとめており、流れが落ち着きそうなここは、当然上位進出が期待できます。
 前回のA1級-1組特別では競走除外だったトカチタカラですが、障害巧者で、今季オープン-1組混合特別で3着がある実績は侮れません。
 前走で11月20日のオープン・A1級決勝混合を使われた各馬も巻き返しが期待されます。なかでも5着スギノハリアー、6着オレワスゴイに注目。カネサブラック、フクドリらのオープン一線級が相手だっただけに、今回の相手関係なら浮上できそうです。

 11月27日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン-1組混合・17:10発走予定)。オープンと準オープン(360万円未満)の混合戦です。
 フクイズミが負けられません。前走の牝馬オープン特別では1番人気を裏切り6着でしたが、最大60キロ差のトップハンデが敗因でしょう。牡馬混合の今回はハンデもゆるく、今季岩見沢記念を制した格上の実績を見せつけるでしょう。
 ただ、フクイズミをはじめ、ホクショウダイヤホッカイヒカルニシキセンプーミサキスペシャルら有力どころには差し馬が揃いました。
 キタノダイチアグリミズキら先行力&障害力のある近走好調馬の前残りにも警戒が必要でしょう。

 この日の第9レースには北央産駒特別(2歳産地限定・16:00発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップのトライアル第5弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産の収得賞金上位馬が争います。
 混戦模様ですが、フレグランスがひとまず中心。ここまで2勝ですが、2歳牝馬オープン特別の白菊賞3着、いちい賞4着を含め、通算14戦中12戦が4着以内の堅実さが武器です。
 ニシキトモエは3勝馬。重賞・特別への出走は初ですが、2歳A級-1組で連対があり、今回のメンバーに入れば実績上位の存在といえます。

  11月28日(月)のメイン第11レース暑寒別岳特別(A2級-1組・17:05発走予定)。前開催の羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合)の上位3頭の再戦です。
 シベチャタイガーは、羊蹄山特別では圧巻の逃げ切りでした。10キロあった2着ヒロノドラゴンとのハンデ差がなくなることも有利な材料だけに、ここも負けられません。
 そのヒロノドラゴンは10戦連続して3着以内の堅実行進。前走の羊蹄山特別も2着と、ひと押しが足りませんが、ここも大崩れは考えられません。
 羊蹄山特別3着コーネルフジは障害次第の面がありますが、引き続き、いい状態をキープできていそうです。
 羊蹄山特別ではさらに体重が減ってしまい6着だったタケタカラニシキは、馬体が戻れば浮上もありそう。ニシキユウカネミセンショーらは障害が立て直されれば、上位争いに加わりそうです。

今週の見どころ(11/19~11/21)

2011年11月18日(金)

 11月20日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。3歳牝馬の収得賞金順でトップのヤマトホマがいないのは寂しいですが、3歳女王を目指し10頭が集結しました。秋冬のBG1戦線のスタートを飾る一戦にご注目ください。

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 11月19日(土)のメイン第11レースは五稜郭特別(B2・B3級決勝混合・17:10発走予定)。11月13日第12レース(B3級-1組)、14日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 14日第8レースを勝って3連勝としたホクショウシャネルが注目を集めそうです。3連勝はすべてスムーズな登坂からの逃げ切りでした。今回は、別定5キロを課せられますが、スンナリ行ければ4連勝が濃厚といえます。
 ホクショウシャネルと同じ近3走を使われ2、4、2着のオーゴンプリンセスは追い込み一手で勝ち切れない面がありますが、ここも大崩れはなさそう。同じ前走3着で障害巧者のホンベツイチバンも差はありません。
 13日第12レース組では、勝ち馬が回避したため、コンマ1秒差まで差を詰め2着だったホワイトオーザンに期待がかかります。

 11月20日(日)のメイン第11レースは第36回ばんえいオークス(17:10発走予定)。定量660キロで争われる3歳女王決定戦です。
 トライアル・ばんえいプリンセス賞(10月1日)のほぼ再戦。その前哨戦でトップハンデを課せられ3着と敗れたブラックパールの巻き返しに期待します。第2障害でヒザをついたもののすぐに立て直されると、しっかり末脚を伸ばし、勝ったアグリコトブキから5秒8差なら悲観する内容ではありません。2月に行われた3歳牝馬重賞・黒ユリ賞でメンバー中最先着の2着、9月の秋桜賞でも紅一点ながら2着に入っている実績も心強いです。
 ばんえいプリンセス賞では最後に差されて2着だったトモエウンカイも、黒ユリ賞で3着の実績があります。
 トライアルの勝ち馬アグリコトブキも黒ユリ賞では4着。6戦連続3着以内の堅実さも魅力です。
 黒ユリ賞5着、ばんえいプリンセス賞4着で決め手あるヘイセイオトメまでが争覇圏内でしょう。

 この日の第9レースには南北海道産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内産の収得賞金上位馬による一戦です。
 オメガグレートの相手探しといえます。10月の重賞・ナナカマド賞はブラックボス、ニシキエーカンから僅差の3着。先着された両馬は、ハイレベルなメンバーが揃った先々週の十勝産駒特別でも着順を入れ替えワンツーを果たしています。通算3勝は突出した成績ではありませんが、これまでに戦ってきた相手がほかの出走馬とは違います。ここは断然の能力を見せつけてくれるでしょう。
 タケノキクヒメも3勝を挙げています。8月の2歳牝馬オープン・白菊賞6着で、2歳A級-1組でも7、8着に敗れていますが、この馬とオメガグレート以外の8頭は通算1勝以下で、前走が2歳C~D級だったことを考えれば、相手筆頭は譲れません。

  11月21日(月)のメイン第11レースは羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・17:10発走予定)。11月12日第9レース(B1級-1組)、13日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 13日第10レースの1、2着馬オイドン、ニュータカラコマが回避し、8頭立てとなりました。
 ひとまず中心はヒロノドラゴン。16戦連続して4着以内と堅実ですが、1勝のみと勝ちきれないのが悩みです。10月8日のA2・B1級決勝混合特別で2着の実績があり、11月12日第9レースでもコンマ8秒差の2着。連軸としては最適でしょう。
 13日第10レースでは離された3着だったシベチャタイガーも、強かった1、2着馬が不在なら、当然前進が見込めます。
 タケタカラニシキは、昨季はオープン混合戦でも勝利していた実績馬。8月以来の出走だった13日第10レースでは5着でしたが、体重が40キロ近く減っていました。馬体が回復すれば一発があるかもしれません。
 13日第10レースで4、9着と敗れたコーネルフジカネミセンショーの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(11/12~11/14)

2011年11月11日(金)

 11月13日(日)のメインには、4歳以上牝馬によるレディースカップが組まれています。4歳(3歳)以上牝馬のオープン特別は、現在、1月にヒロインズカップ(重賞)、3月にたちばな賞、5月にカーネーションカップ、そして11月にこのレディースカップが実施されています。ほかの3レースは、年齢の区別なく通算収得賞金順で出走馬が選出されますが、このレースは、4歳・5歳・6歳・7歳・8歳以上の各世代から、通算収得賞金での上位2頭ずつを選抜して実施されるのが大きな特徴。各世代のトップ級牝馬による激突にご注目ください。

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 11月12日(土)のメイン第11レースは丹頂特別(オープン・17:10発走予定)
 10月30日の北見記念で2着と敗れたカネサブラックの巻き返しが期待されます。逃げ切り勝ちを収めたギンガリュウセイを必死に追いましたが、わずか1秒2差届きませんでした。とはいえ、3着フクドリは10秒以上離しており、今回はギンガリュウセイが不在。久しぶりの勝利のチャンスといえます。
 フクドリは前々走のオープン特別、前走北見記念とも、ギンガリュウセイ、カネサブラックの3着でした。、カネサブラックには、重賞の前走は離されましたが、特別の前々走ではわずかコンマ6秒差。特別の今回は再び差を詰めてきそうです。
 トップハンデでも実績上位のニシキダイジン、得意の負担重量に戻ったホクショウダイヤ、軽ハンデ魅力のホッカイヒカルらが続きます。

 11月13日(日)のメイン第11レースはレディースカップ(4歳以上牝馬オープン・17:10発走予定)
 オープンから220万円未満までとクラス差があり、当然ハンデ差も大きいですが、下級条件馬は、近走精彩を欠くメンバーが多い印象。格上のオープン馬たちが力を見せつけそうです。
 なかでも中心はフクイズミでしょう。このところ牡馬との戦いが続いていますが、今年出走した牝馬限定オープンの2戦、ヒロインズカップとたちばな賞ではともに勝利と、格の違いをみせています。重賞では障害に不安を残しますが、特別の負担重量なら心配ないでしょう。
 これに続くのもオープン馬エンジュオウカン。こちらも今年出走した牝馬限定戦ではヒロインズカップ4着、たちばな賞4着、カーネーションカップ3着と崩れなく走っています。対フクイズミでは分が悪いですが、ニシキユウ、アグリミズキといった牝馬オープンでの上位常連馬が不在のここは、すんなり相手に収まりそうです。
 前走の逃げ切りが圧巻だった4歳馬ダイリンビューティ、徐々に立て直されてきた08年の3歳牝馬三冠(当時)馬ニシキエース、障害力と軽ハンデ魅力のタケノビジンら、以下は横一線といった情勢です。

 この日の第9レースには釧路産駒特別(2歳産地限定・16:00発走予定)が組まれています。釧路・根室管内産の収得賞金上位馬による争いです。
 12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選第3弾。ここまでに行われた予選2レースでは、連対した4頭中3頭がメンバー中でいちばん多く勝ち星を挙げている馬でした。今回は3勝馬が4頭いますが、タカラハヤヒメが筆頭格でしょう。9月18日の2歳牝馬オープン・いちい賞は追い込んで3着、10月9日の重賞・ナナカマド賞では6着と結果は残せませんでしたが、この時期は、重賞・特別への出走経験そのものが強みといえます。今回、相手と目されるラブリーマイコロッキーホマレには、10月31日の2歳A級-1組で先着しており、4勝目のチャンスといえそうです。
 前々走の2歳A級-2組で2着があるサンノセンリョウも、8月14日の2歳牝馬オープン・白菊賞への出走経験があり侮れません。

  11月14日(月)のメイン第11レースはトドワラ特別(A1級-1組・17:05発走予定)。実力伯仲で大激戦となりそうです。
 ひとまず主力になりそうなのが前開催にオータムカップ(オープン-1組混合)を使われた馬たち。5着で末脚切れるミサキスペシャル、3着で障害巧者のキタノダイチや、軽めの馬場になるようなら8着スギノハリアー、7着インフィニティーらも上位をうかがいます。
 前開催は、端野峠特別(オープン-2組混合)、A1・A2級決勝混合と2走使いだったトカチタカラオレワスゴイは昨季までは、重賞やオープン-1組でも好勝負。今回の相手関係なら十分主役を張れる実績といえます。

今週の見どころ(11/5~11/7)

2011年11月 4日(金)

 先週からスタートした、12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの争い・ばんえい甲子園。10月30日に行われた予選第1弾・北見産駒特別は、カイセキンザンが勝ち、2着がサクセスクィーン。この2頭が決勝戦であるヤングチャンピオンシップへの挑戦権を得ました。今週の日曜、11月6日の第9レースには予選第2弾・十勝産駒特別が組まれています。予選のなかでも、毎年もっともレベルの高いメンバーが揃う一戦。今年もぜひご注目ください。

 11月5日(土)のメイン第11レースにはクラブツーリズムカップ(オープン・A2級決勝混合・17:05発走予定)が行われます。10月29日第10レース(オープン-3組混合)、30日第10レース(A2級-2組)の上位馬による一戦。実力伯仲で混戦模様です。
 30日第10レースの勝ち馬カネミセンショーは、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルユウセンをはかったように差し切りました。成績が安定しないのが悩みですが、障害のキレも戻っており、引き続き好走できそうです。
 29日第10レースからは、1番人気にこたえて快勝したイッスンボウシ、同2着で9月にはオープン-2組混合特別でも2着があるワタシハキレイズキらが有力視されそうです。

 11月6日(日)のメイン第11レースはオータムカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)
 オープンの2頭、ホッカイヒカルニシキセンプーと、準オープン(360万円未満)のアグリミズキによる三つどもえです。
 ホッカイヒカルは、オープン一線級との戦いでは歯が立ちませんが、オープン-2組混合特別では、7月10日戦や3走前でともに1着など主役級の活躍をしています。今回のメンバーなら、ギンガリュウセイ、カネサブラックらが相手だった前々走茜空特別(8着)、前走北見記念(5着)からの巻き返しは必至でしょう。
 茜空特別では7着だったシキセンプーにも同じことがいえますが、両馬とも差しタイプ。先行力があり障害巧者のアグリミズキにもチャンスがありそうです。体重が暫減傾向にあるのは心配ですが、今季21戦して5着以内が20回と相手なりに駆けるタイプ。ホッカイヒカルニシキセンプーとは20キロ差でほぼ互角の戦いをしており、今回の両馬との25キロ差は有利といえます。

 この日の第9レースには十勝産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選で、十勝管内産の収得賞金上位馬による争いです。
 ここには、重賞・ナナカマド賞の勝ち馬ブラックボス、同2着ニシキエーカンが登場します。両馬とも別定10キロ増でトップハンデですが、勝負圏内と思われる馬はすべて別定5キロを課せられており、ハンデ差がさほどつきません。当然上位争いできそうです。

  11月7日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー杯(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第12レース(B1級-1組)、31日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 10月24日の霜降特別(B1・B2級決勝混合)の1、2着馬ライズドラゴンヒロノドラゴンを中心に混戦が予想されます。両馬は30日第12レースではそれぞれ5、3着でしたが、障害力が生かせる特別戦なら巻き返しは当然といえます。
 割って入るとしたら、減量特典がある若い4歳馬たち。なかでも30日第12レースで2着に入ったリキエイ、同馬と4歳オープンで接戦を繰り広げているホンベツイチバン(31日第8レース4着)が有力でしょう。

今週の見どころ(10/29~10/31)

2011年10月28日(金)

 10月30日(日)のメインには古馬重賞・北見記念が行われますが、今週からは、12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬の戦いがスタート。10月30日第9レースの北見産駒特別を皮切りに、5週にわたって十勝、釧路、南北海道、北央の産地別予選を実施。各レースの上位馬が決勝戦であるヤングチャンピオンシップに出走できます。予選第1弾・北見産駒特別は、ヤングチャンピオンシップが重賞格上げとなった08年以降、3年連続で連対馬を出している相性のいいレースです。本番を占ううえでもぜひご注目ください。

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 10月29日(土)のメイン第11レースは、オカモトグループ杯(A2級-1組・17:10発走予定)
 前走ヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合)で2着のキョウエイボーイがひとまず中心でしょう。6番人気と評価は低かったですが、雨馬場(馬場水分5.9%)もあり、早めに障害をまとめた馬たちが上位を占める結果と、障害巧者のこの馬に流れが味方したようです。このA2級-1組では、9月18日の平場戦1着、前々走の平場戦(とかち紅葉賞)3着など、このところ安定した成績を収めており、ここも当然上位進出が見込めそうです。
 とかち紅葉賞では9着と敗れたのがニシキユウ。道中、西謙一騎手が気合いをつけ通しでしたが、先行できず、見せ場ナシの結果でした。とはいえ、流れが落ち着く特別で、今回の相手関係なら見直しが必要でしょう。
 3歳の強豪ニュータカラコマは、古馬A級初挑戦だった10月2日のA2級-1組平場戦で3着。そこで、キョウエイボーイ(5着)、ニシキユウ(6着)に先着しています。
 とかち紅葉賞2着馬クロフネオーザンは、ヒイラギ特別では流れが合わず8着でしたが、巻き返しの可能性もありそう。最軽量ハンデで臨めるカネサシズカペガサスプリティーにもチャンスがあるでしょう。

 10月30日(日)のメイン第11レースに第32回北見記念(17:10発走予定)が行われます。今季ここまで行われた古馬重賞5戦で皆勤だったニシキダイジンがいないほか、条件級馬の出走もあり、有力どころは絞られそうです。
 休養明けをひと叩きされたカネサブラックが復活を期します。ばんえいグランプリ(8月14日)6着のあと休養入り。10月17日の前走茜空特別が復帰初戦で、逃げ切り勝ちを収めたギンガリュウセイに10秒5もちぎられた2着でしたが、ここへ向けての試走という位置づけであれば悪くない結果だったといえます。
 そのギンガリュウセイは、ばんえいグランプリ8着後、5戦して、岩見沢記念(9月25日)2着以外はすべて勝利と本格化を感じせる近況。茜空特別も完勝と呼べる内容でした。カネサブラックとハンデ差がつかないのは不利ですが、一気の世代交代という可能性も十分でしょう。
 岩見沢記念1着馬フクイズミは、前々走、茜空特別と連続して6着に敗れましたが、障害での腰の入りは悪くありませんでした。重賞なら流れに乗れるはずで、巻き返し必至といえます。
 フクドリは馬場が軽くなれば浮上しそう。北斗賞(7月17日)2着、岩見沢記念4着など、重賞では大崩れのない成績を誇ります。

 この日の第9レースには北見産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われる重賞・ヤングチャンピオンシップの予選で、網走管内産の収得賞金上位馬により争われます。
 別定重量の加増がある馬はおらず。混戦模様ですが、頭ひとつリードしているのがフクトク。デビュー戦勝ちを含む5戦連続連対で、一時は今季の2歳世代ナンバー1との声もあった馬。7月17日戦を出走取消でリズムを崩したか、その後3戦は惨敗ですが、2歳A級-1組で勝利があるのはメンバー中でこの馬だけと実績上位です。
 相手筆頭は、2歳A級-2組で2着2回があるサクセスクィーンカイセキンザンはA級での好走はありませんが、フクトクと並ぶ最多の3勝を挙げており侮れないでしょう。

  10月31日(月)のメイン第11レースは端野峠特別(オープン-2組混合・17:05発走予定)。オープンはアアモンドヤマト1頭で、ほかの9頭は準オープン(360万円未満)となりました。
 期待したいのはA2級-2組混合、A1・A2級決勝混合と目下2連勝で勢いに乗るマルモスペシャル。いずれも早めの障害クリアからしぶとい末脚で抜け出す快勝でした。今開催から360万円未満に昇級し基礎重量は10キロ増えますが、両レースとも2着だったアアモンドヤマトも360万円未満からオープンへと昇級しており、ハンデ差は変わりません。3連勝へ向けて視界良好といえます。
 もちろん相手筆頭はアアモンドヤマト。逃げ切れず、差し込めずと展開に左右されますが、近2走と違い、今回は荷物を積まれる特別戦。マイペースで運べる可能性が高く、逆転も一考できます。
 両馬と同じ近2走を使われ3、5着のトカチタカラや、今季オープン-2組混合で3連対と実績上位のオレワスゴイ、ハマれば切れ味一番のホクショウマドンナなど伏兵も揃いました。

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