12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの戦い・ばんえい甲子園。北見、十勝、釧路、南北海道と行われてきた産地別予選も11月27日(日)第9レースの北央産駒特別がラスト。最後の2つの出走権をめぐり、熱戦が予想されます。
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11月26日(土)のメイン第11レースはピヤシリ特別(オープン-2組・17:10発走予定)。
イッスンボウシが巻き返しを期します。前走のオープン決勝混合は7着と敗れましたが、追走で手一杯だった印象でした。障害はスムーズにまとめており、流れが落ち着きそうなここは、当然上位進出が期待できます。
前回のA1級-1組特別では競走除外だったトカチタカラですが、障害巧者で、今季オープン-1組混合特別で3着がある実績は侮れません。
前走で11月20日のオープン・A1級決勝混合を使われた各馬も巻き返しが期待されます。なかでも5着スギノハリアー、6着オレワスゴイに注目。カネサブラック、フクドリらのオープン一線級が相手だっただけに、今回の相手関係なら浮上できそうです。
11月27日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン-1組混合・17:10発走予定)。オープンと準オープン(360万円未満)の混合戦です。
フクイズミが負けられません。前走の牝馬オープン特別では1番人気を裏切り6着でしたが、最大60キロ差のトップハンデが敗因でしょう。牡馬混合の今回はハンデもゆるく、今季岩見沢記念を制した格上の実績を見せつけるでしょう。
ただ、フクイズミをはじめ、ホクショウダイヤ、ホッカイヒカル、ニシキセンプー、ミサキスペシャルら有力どころには差し馬が揃いました。
キタノダイチ、アグリミズキら先行力&障害力のある近走好調馬の前残りにも警戒が必要でしょう。
この日の第9レースには北央産駒特別(2歳産地限定・16:00発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップのトライアル第5弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産の収得賞金上位馬が争います。
混戦模様ですが、フレグランスがひとまず中心。ここまで2勝ですが、2歳牝馬オープン特別の白菊賞3着、いちい賞4着を含め、通算14戦中12戦が4着以内の堅実さが武器です。
ニシキトモエは3勝馬。重賞・特別への出走は初ですが、2歳A級-1組で連対があり、今回のメンバーに入れば実績上位の存在といえます。
11月28日(月)のメイン第11レースは暑寒別岳特別(A2級-1組・17:05発走予定)。前開催の羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合)の上位3頭の再戦です。
シベチャタイガーは、羊蹄山特別では圧巻の逃げ切りでした。10キロあった2着ヒロノドラゴンとのハンデ差がなくなることも有利な材料だけに、ここも負けられません。
そのヒロノドラゴンは10戦連続して3着以内の堅実行進。前走の羊蹄山特別も2着と、ひと押しが足りませんが、ここも大崩れは考えられません。
羊蹄山特別3着コーネルフジは障害次第の面がありますが、引き続き、いい状態をキープできていそうです。
羊蹄山特別ではさらに体重が減ってしまい6着だったタケタカラニシキは、馬体が戻れば浮上もありそう。ニシキユウ、カネミセンショーらは障害が立て直されれば、上位争いに加わりそうです。