ばんえい史上初の白毛馬・ハクバビューティー(牝2、西弘美厩舎)が、先週、5月21日の第5レースでデビュー。9着と敗れましたが、ゴール後は観客から拍手が沸き起こり、注目度の高さがうかがえました。次走は、6月3日第1レースの模様。白毛馬の初勝利となるか、ご期待ください。
5月26日(土)のメイン第11レースは旭岳特別(A2級-1組・20:00発走予定)。
好調馬が揃い混戦模様ですが、なかでもフジカチドキに期待します。前走楽天競馬杯(A1級-1組混合)では、残り30メートルで先頭に立つとそのまま押し切って勝利。末脚自慢のこの馬に2番手で障害を越えられては、他馬はなす術もありませんでした。このところ障害のキレも申し分なく連勝が濃厚といえます。
そのフジカチドキを2走前つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合)で破っているのがユーファンタジー。障害のタイミング次第という面がありますが、末脚のキレでは互角以上。先に第2障害をクリアできるようなら面白いでしょう。
今季5戦1勝、2着3回と安定感抜群なのがスギノハリアー。楽天競馬杯では、フジカチドキに交わされてからも懸命に食い下がり2着に好走しています。
ほか、前走A1級-1・2組決勝混合で惜敗続きを脱したマルモスペシャルや、当日馬場状態に影響を与えるほどの降雨があれば快足インフィニティーにも出番がありそうです。
5月27日(日)のメイン第11レースは大雪賞(オープン・20:00発走予定)。6月17日に行われる重賞・旭川記念を睨む10頭が集まりました。
エンジュオウカン以外が、前開催のサッポロばんえい缶発売記念(オープン)を使われました。1~4着が1秒7差以内の激戦でしたが、注目は、豪快な差し切り勝ちを収めたホクショウダイヤ。上位4頭のなかで唯一の別定5キロ増と不利な立場でしたが、それを意に介さない堂々たる勝ちっぷりでした。
相手も、サッポロばんえい缶発売記念の上位馬で、勝ち馬以上の末脚で2着に追い込んだキタノタイショウ、着実に良化をたどる3着カネサブラックが続きます。
4着ナリタボブサップは、またしても詰めの甘さが出ましたが、展開次第では粘り込みもありそうです。
5月28日(月)のメイン第11レースは黒岳特別(B1級-1組・20:00発走予定)。
前開催のスーパートレーナー賞(3歳以上選抜)の上位3頭がここにも出走してきました。ここは、そのレースも含め目下4連勝と波に乗るニシキエースが軸不動といえそうです。2着キタノドリーマーとは3秒3差ですが、レースぶりには余裕がありました。今回から別定5キロ増となりますが、さほど影響はないでしょう。ここも逃げ切って連勝を伸ばすか注目です。
相手は同じ前走で2、3着のキタノドリーマー、キタノストロングが有力。堅実さではキタノドリーマーですが、一発逆転の魅力なら末脚切れるキタノストロングでしょう。
今季3勝、2着1回、3着2回とオール馬券圏内のカネミセンショーも侮れません。テンに置かれる傾向があるだけに特別の流れは向くはず。前走のあやめ特別(B1・B2級決勝混合)では圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。