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今週の見どころ(5/26~5/28)

2012年5月25日(金)

 ばんえい史上初の白毛馬・ハクバビューティー(牝2、西弘美厩舎)が、先週、5月21日の第5レースでデビュー。9着と敗れましたが、ゴール後は観客から拍手が沸き起こり、注目度の高さがうかがえました。次走は、6月3日第1レースの模様。白毛馬の初勝利となるか、ご期待ください。

 5月26日(土)のメイン第11レースは旭岳特別(A2級-1組・20:00発走予定)
 好調馬が揃い混戦模様ですが、なかでもフジカチドキに期待します。前走楽天競馬杯(A1級-1組混合)では、残り30メートルで先頭に立つとそのまま押し切って勝利。末脚自慢のこの馬に2番手で障害を越えられては、他馬はなす術もありませんでした。このところ障害のキレも申し分なく連勝が濃厚といえます。
 そのフジカチドキを2走前つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合)で破っているのがユーファンタジー。障害のタイミング次第という面がありますが、末脚のキレでは互角以上。先に第2障害をクリアできるようなら面白いでしょう。
 今季5戦1勝、2着3回と安定感抜群なのがスギノハリアー。楽天競馬杯では、フジカチドキに交わされてからも懸命に食い下がり2着に好走しています。
 ほか、前走A1級-1・2組決勝混合で惜敗続きを脱したマルモスペシャルや、当日馬場状態に影響を与えるほどの降雨があれば快足インフィニティーにも出番がありそうです。

 5月27日(日)のメイン第11レースは大雪賞(オープン・20:00発走予定)。6月17日に行われる重賞・旭川記念を睨む10頭が集まりました。
 エンジュオウカン以外が、前開催のサッポロばんえい缶発売記念(オープン)を使われました。1~4着が1秒7差以内の激戦でしたが、注目は、豪快な差し切り勝ちを収めたホクショウダイヤ。上位4頭のなかで唯一の別定5キロ増と不利な立場でしたが、それを意に介さない堂々たる勝ちっぷりでした。
 相手も、サッポロばんえい缶発売記念の上位馬で、勝ち馬以上の末脚で2着に追い込んだキタノタイショウ、着実に良化をたどる3着カネサブラックが続きます。
 4着ナリタボブサップは、またしても詰めの甘さが出ましたが、展開次第では粘り込みもありそうです。

  5月28日(月)のメイン第11レースは黒岳特別(B1級-1組・20:00発走予定)
 前開催のスーパートレーナー賞(3歳以上選抜)の上位3頭がここにも出走してきました。ここは、そのレースも含め目下4連勝と波に乗るニシキエースが軸不動といえそうです。2着キタノドリーマーとは3秒3差ですが、レースぶりには余裕がありました。今回から別定5キロ増となりますが、さほど影響はないでしょう。ここも逃げ切って連勝を伸ばすか注目です。
 相手は同じ前走で2、3着のキタノドリーマーキタノストロングが有力。堅実さではキタノドリーマーですが、一発逆転の魅力なら末脚切れるキタノストロングでしょう。
 今季3勝、2着1回、3着2回とオール馬券圏内のカネミセンショーも侮れません。テンに置かれる傾向があるだけに特別の流れは向くはず。前走のあやめ特別(B1・B2級決勝混合)では圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。

今週の見どころ(5/19~5/21)

2012年5月18日(金)

 先週からナイター開催となったばんえい十勝。5月20日(日)のメインには、昨季のリーディング上位調教師10名の管理馬によるスーパートレーナー賞が組まれています。B1、B2、B3級の混合戦ですが、選抜戦だけに、好調馬が多く激戦模様です。どうぞお楽しみに。

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 5月19日(土)のメイン第11レースは、サッポロばんえい缶発売記念(オープン・20:00発走予定)。前開催に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で逃げ切り圧勝したホッカイヒカルが別定10キロ増、同2着ホクショウダイヤが5キロ増となりました。
 カネサブラックの巻き返しに期待します。今季初戦が6着、そして前走ばんえい十勝オッズパーク杯が3着と、なかなか勝てませんが、状態は上向きの印象を受けます。馬体重も戻りつつあり、そろそろ勝利というシーンも望めそうです。
 同じ前走で4着フクドリも差はありません。ホッカイヒカルにはちぎられましたが、2~4着まではコンマ6秒差以内の大接戦。第2障害を先頭で越えられれば粘り込む可能性もあるでしょう。
 ホクショウダイヤは、ばんえい十勝オッズパーク杯では、昨季終盤からの好調をそのままに連対を確保しました。もともと春先は好成績を挙げている時期でもあり、引き続き期待が持てそうです。
 ばんえい十勝オッズパーク杯組以外では、前走オープン・A1級混合特別で圧勝したナリタボブサップに注目します。

 5月20日(日)のメイン第11レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上選抜・20:00発走予定)
 好調馬が揃いましたが、3連勝中ニシキエース(村上慎一厩舎)には逆らえません。前走B2級-1組では、第2障害先頭クリアから、差なく続いたライトアームとゴールまでほぼ並走での追い比べとなりましたが、最後まで抜かせず押し切って勝利と、しぶとさも見せました。今回はやや相手が上がりますが、昨季、オープンで勝ち負けしていた地力が違います。ここでは負けられません。
 相手はキタノドリーマー(服部義幸厩舎)とキタノストロング(皆川公二厩舎)。4月23日のB1・B2級決勝混合特別では1、2着でした。ともに前走B1級-1組では障害で苦戦し敗れていますが、相手が楽になるここは巻き返しの期待が持てそうです。
 ここ2走のB3級-1組では1番人気を裏切り7、4着のペガサスプリティー(久田守厩舎)ですが、昨季はA2級で勝ち負けしていました。障害次第の面はありますが、決め手ではメンバー中上位だけに侮れないものがあります。

  5月21日(月)のメイン第11レースは、あやめ特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。5月13日第9レース(B1級-1組)と14日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 14日第12レースの勝ち馬ニシキエースが不在。同2着馬ライトアームに期待がかかります。今年3月以降、シーズンをまたいで9戦連続3着以内の安定感。近2走はともに2着ですが、相手がオープン経験馬ニシキエースでは仕方がありませんでした。ここは巻き返しを期します。
 14日第12レースでしっかり伸びて3着カネミセンショーですが、今回見習い騎手起用の10キロ減がなくなるのは痛いところ。それなら、同4着カントリートレインのほうに妙味がありそうです。
 格上の13日第9レース組は近走成績に安定感を欠く馬が多い印象ですが、4月28日のB1級-1組特別で2着だったキョウエイボーイ、同3着ライズドラゴンの両障害巧者に注目したいところです。

今週の見どころ(5/12~5/14)

2012年5月11日(金)

 今週から、ばんえい十勝はナイター開催へ。10月29日(月)まで75日間のロングランとなります。今週は、第1レース発走予定時刻が、5月12日(土)、13日(日)→14:30、14日(月)→14:40となっています。
 また、スカパー!(795ch)の生中継の放送時間も、13:30~20:55(16:00までは有料)へ変更になっていますのでご注意ください。

 5月12日(土)のメイン第11レースは、楽天競馬杯(A1級-1組混合・20:00発走予定)
 ミサキスペシャルの巻き返しに期待します。前走つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合)は1番人気で9着。先行争いが激しくなったとはいえ案外の結果でした。とはいえ、それまでの今季3戦が2、1、2着の安定感を考えれば、2戦続けての凡走は考えにくいものがあります。決め手勝負型ですが、先行できる脚もあるのが魅力です。
 同じ前走で2着ウメノタイショウも当然有力。ユーファンタジーの決め手に屈しましたが、障害のキレもよくこの馬の力は出し切った印象です。その勝ち馬が不在のここは引き続き上位進出濃厚といえます。
 前走B1級-2・3組決勝混合を勝ち2連勝を決めたグランドペガサスも侮れません。前走はスピードが生きる軽めの馬場(馬場水分4.0%)だったとはいえ、2着を7秒8もちぎる圧巻の逃げ切りでした。
 ほか、つつじ特別8着アオノレクサス、同3着フジカチドキらにも警戒が必要でしょう。

 5月13日(日)のメイン第11レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:00発走予定)。古馬牝馬オープンの上位常連だったフクイズミ、ニシキユウ、トカチプリティーらが昨季で引退。若返った印象のメンバー構成となりました。
 とはいえ、主役を務めるのは11歳馬エンジュオウカンでしょう。今年1月のヒロインズカップでは、第2障害離れた3番手から差し切り勝ちを収め古馬牝馬ナンバー1に輝いています。唯一のオープン格付でトップハンデですが、実績からいっても中心は譲れません。
 ヒロインズカップ4着ユーファンタジーも有力。今季開幕から3、1着と好調。特に前走(9番人気)は決勝混合特別で、相手強化の一戦でしたが、豪快に差し切って3連単33万馬券の波乱の立役者となりました。ヒロインズカップ当時より、エンジュオウカンとのハンデ差が広がるのは有利といえます。
 ほか昨年のこのレースの覇者で先行力あるコマクインや、牝馬オープン特別では大崩れの少ない障害巧者アグリミズキなども有力でしょう。

  5月14日(月)のメイン第11レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:00発走予定)
 2歳世代三冠路線では、二冠馬ブラックボスが3月に行われた三冠目・イレネー記念(定量戦)で5着に敗退。それまでの二冠でともに2着と苦杯を嘗めたニシキエーカンが逃げ切り勝ちを収めました。今回はブラックボスが不在で、ニシキエーカンはトップハンデ。イレネー記念で2、3着のテンカムソウアサヒリュウセイに注目します。
 経験値でリードしているのがテンカムソウ。イレネー記念に続く若草賞(3歳牡馬オープン)では第2障害を越え早めに先頭に立つと、そのまま押し切り、すかさず巻き返しました。今季はアサヒリュウセイより格上のB4級で、前々走がアローファイターの2着、前走がスーパークリントンの3着と、オープン経験馬を相手に健闘しています。
 一方のアサヒリュウセイは好調度で一歩リードしています。イレネー記念を含めシーズンをまたいで13戦連続して3着以内に好走。今季3戦もC1級からC2級(3・4歳限定)で3、1、2着と堅実な走りが目立ちます。
 2頭に続くのがヤマノウンカイ。イレネー記念は9着でしたが、11月の十勝産駒特別では、1着ニシキエーカン、2着ブラックボスから僅差の3着という実績がありました。若草賞ではテンカムソウと5キロ差でコンマ9秒差3着。今回は前述両馬と同重量ですが、どこまで食い下がれるでしょうか。

今週の見どころ(5/5~5/7)

2012年5月 4日(金)

 5月5日(祝・土)のメイン・スーパージョッキー賞は、昨季のリーディング上位騎手10名により争われる一戦。近走であまり対戦のない馬同士の争いで混戦模様なだけに、騎手で買い目を選ぶのもよいかもしれません。ゴールデンウイーク後半も、ばんえい十勝でお楽しみください。

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 5月5日(祝・土)のメイン第11レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・17:05発走予定)
 ニシキエース(昨季リーディング2位・藤野俊一騎手)に期待します。前々走B3級-2・3組決勝では課題の障害をひと腰でまとめ、コンマ8秒差3着。そして前走B3級-2組でも第2障害ひと腰先頭から2着を9秒4もちぎる圧勝劇と乗りに乗っています。昨季はオープン-3組で好勝負していたこの馬にとって、まだまだここは通過点といえそうです。
 ライトアーム(同5位・松田道明騎手)も今季3戦して2勝、2着1回と好調。特に前走B3級-1組では、オープン経験馬ペガサスプリティーらを退けています。ここも好走の期待が高まります。
 前走B1級-1組特別こそ6着(1番人気)と敗れたヒロノドラゴン(同3位・藤本匠騎手)ですが、ほとんどが格下の今回、巻き返しを期します。

 5月6日(日)のメイン第11レースは、さつき特別(オープン・A1級混合・17:05発走予定)。オープン4頭、350万円未満6頭により争われます。
 今季初戦のスプリングカップ(オープン)で3、4着とまずまずのレースぶりだったキタノタイショウナリタボブサップに期待します。よく末脚を伸ばして3着だったキタノタイショウ、第2障害先頭から粘れず4着だったナリタボブサップと、両馬のレース内容は対照的でしたが、今回の相手関係なら勝ち負けといえそうです。
 スプリングカップでは8着だったテンマデトドケですが、前走オープン決勝混合では、フクドリに最後まで食い下がり2着と巻き返しました。この馬も争覇圏といえます。
 別定重量10キロ減が魅力の350万円未満勢ですが、近走やや精彩を欠く馬が揃った印象です。

  5月7日(月)のメイン第11レースは、つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。4月30日第10レース(A2級-1組混合)と、30日第12レース(A2級-2組)の上位馬による一戦です。
 30日第10レース組が上位でしょう。6頭がゴール前でほぼ横一線になる大激戦でしたが、なかでも2着馬ミサキスペシャルに注目。今季開幕から3戦連続連対と好調で、前々走の春駒特別(A2級-1・2組決勝混合)では早め先頭から押し切って勝利の実績もあります。
 30日第10レースで5着と敗れたアオノレクサスも巻き返しを狙います。今季初戦のA2級-1組快勝後の近2走は7、5着ですが、着順ほどレースぶりは悪くありませんでした。当日、軽い馬場が予想されることは大きなプラスになりそうです。
 30日第10レースの勝ち馬ウメノタイショウも復調気配がうかがえます。3月にオープン-1組を制している実績はメンバー中上位です。
 30日第12レース組では、1着で切れる脚が自慢のフジカチドキに期待します。

今週の見どころ(4/28~4/30)

2012年4月27日(金)

 4月29日(祝・日)のメインには、今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。昨季の収得賞金順で上位の古馬10頭により争われます。ゴールデン・ウイークもばんえい十勝でお楽しみください。

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 4月28日(土)のメイン第11レースは青葉特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 前開催のミズバショウ特別(B1級-1・2組決勝混合)は、アアモンドヤワラが差し切り勝ちを収め、第2障害を先頭で越えたヒロノドラゴンは2着でした。アアモンドヤワラは昨季、オープン-3組混合特別で勝利があり、ばんえい記念にも出走。ヒロノドラゴンもA2級で堅実に上位争いと格上的存在でした。さほどメンバーが強化した感がない今回も勝ち負けが期待できます。
 4月14日のB1級-1組混合で3着だったエメラルドにも注目。ミズバショウ特別は回避しましたが、こちらも昨季最終戦ではA1・A2級決勝混合特別で2着に好走していた実力馬です。障害巧者で特別戦も歓迎のタイプといえます。
 牡牛座特別(B1・B2級決勝混合)では1番人気で3着ライズドラゴンの巻き返しにも警戒が必要でしょう。

 4月29日(祝・日)のメイン第11レースには重賞・第6回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・17:10発走予定)が行われます。
 負担重量はオープンが720キロで、以下、クラスが1つ下がるごとに10キロ減となり、トップハンデがカネサブラックら5頭、最軽量690キロが350万円未満の牝馬アグリミズキとなりました。
 ここは、ホッカイヒカルに注目します。昨季は、オープン-1組で何度も好走するなど地力強化を感じさせるシーズンで、初挑戦だったばんえい記念でも4着に健闘したほど。350万円未満に降級しての今季ここまでの2戦も見せ場十分の2、3着。今回、オープンの牡馬・セン馬より10キロ軽い710キロで出走できるのは魅力的です。古馬重賞初制覇のチャンスといえます。
 相手筆頭は、昨年のこのレース2着馬ホクショウダイヤ。昨季は2月のチャンピオンカップで重賞初制覇を果たすなど充実のシーズンでした。今季初戦のスプリングカップでも豪快に差し脚を伸ばして勝利と、こちらも状態面では文句なしです。
 フクドリはスプリングカップで2着。ホクショウダイヤとの決め手比べに敗れましたが、当時よりともに30キロ重い今回は違う結果も望めそうです。
 本来であれば、カネサブラックが断然ですが。今季初戦のスプリングカップが6着。馬体重が昨季最終戦よりマイナス30キロと、ばんえい記念回避の原因となった体調不良の影響があったかもしれません。このレースには07年の第1回から毎年出走し、4勝、2着1回のほぼパーフェクトな成績。2走目の上積み、立て直しに期待したいところです。

  4月30日(振・月)のメイン第11レースは、すずらん賞(4歳オープン・17:05発送予定)
 3月25日に行われたクリスタル特別(4歳以上選抜混合)は、4歳馬が1~3着を独占。3着タッピイサムを突き放して一騎打ちを繰り広げた1、2着馬フジダイビクトリーアアモンドマツカゼに引き続き期待します。ともに今季は勝ち星がありませんが、同世代限定なら巻き返してくるでしょう。1頭選ぶならアアモンドマツカゼ。今季2戦が5、7着ですが展開が合わなかった印象で、障害は切れていました。
 クリスタル特別3着タッピイサムもハンデからいって軽視はできません。軽馬場だったとはいえ、ばんえい菊花賞で第2障害先頭からフジダイビクトリーの2着に粘った実績が光ります。
 クリスタル特別は競走除外だったブラックパールも今季初戦の前走を見る限り、調子はよさそうで侮れません。
 実力的には前走A1級混合特別を制したニュータカラコマが断然ですが、最大50キロ差のトップハンデが堪えそう。ここは底力に期待です。

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