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今週の見どころ(9/29~10/1)

2012年9月28日(金)

 9月30日(日)のメインには、重賞・岩見沢記念が組まれています。今季ここまでに行われた古馬重賞は、いずれも勝ち馬が異なる混戦が続いています。ここで重賞2勝目を挙げ、一歩抜け出す馬が現れるのか。または、別の馬が勝ち、混戦に拍車がかかるのか。見逃せないレースになりそうです。

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 9月29日(土)のメイン第11レースは、秋陽特別(A2級-1組・20:00発走予定)
 目下2連勝と波に乗るアアモンドヤワラに期待。前走の野分特別(A2級-1組)は4頭による追い比べからゴール前で抜け出して勝利。A2級昇級初戦で6番人気でしたが、それを覆す快勝でした。前走1~3着馬が今回も出走していますが、ハンデ差は変わらないだけに、引き続き好走が見込めるでしょう。
 野分特別2着インフィニティーは3走続けて2着と、堅実な成績を収めています。同3着グランドペガサスは前走で別定5キロを課せられても、まったく問題にしませんでした。アアモンドヤワラは障害に不安があるタイプなので、障害巧者のこの両馬が巻き返す可能性も十分です。
 3走前にA1級混合特別を制しているトカチタカラは、負担重量的に前述3頭より有利。馬体重が減っているのは心配ですが、力を出せる仕上がりなら侮れないところ。4歳重賞で好走を続けているフジダイビクトリーが初の古馬A2級で、どんなレースを見せるのかにも注目です。

 9月30日(日)のメイン第11レースには、重賞・第48回岩見沢記念(20:05発走予定)が行われます。ギンガリュウセイ、オイドンが回避して8頭立てとなりました。
 今季の収得賞金60万円につき10キロ増となる別定重量戦。カネサブラック(旭川記念優勝)、キタノタイショウ(北斗賞優勝)、ナリタボブサップ(旭川記念2着)、ホクショウダイヤ(ばんえい十勝オッズパーク杯2着)がそれぞれ10キロを課せられトップハンデですが、最大30キロ差しかないので、この4頭が有力でしょう。
 なかでも注目は前走ポテト特別(オープン)では目の覚めるような末脚で快勝したキタノタイショウ。6着カネサブラックには6秒0差つけており、これで2連勝となりました。昨年のこのレースでは9着と大敗しましたが、それから1年経ち、成長した姿を見せてくれそうです。
 カネサブラックは特別の近2走では4、6着に敗れていますが、前哨戦よりも本番(重賞)のほうが着順を上げてくることも多いだけに、当然ここは警戒が必要でしょう。
 ナリタボブサップは先行して粘れず、ホクショウダイヤは差して届かずと、重賞ではワンパンチ足りない成績ですが、展開の助けがあれば、ここで今季重賞初制覇というシーンがあっても驚けません。

  10月1日(月)のメイン第11レースは、神無月特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン3頭、準オープン(A1級)6頭により争われます。
 オープン馬のなかから、目下2戦連続連対と好調なホクショウパトルに注目。前走のオープン特別(2着)でキタノタイショウに差されてから、ゴール前で巻き返し馬体を併せにいった根性は目を見張るものでした。近2走と同様、今回も軽馬場が予想され、しかも相手が大幅に楽になったことで、勝機到来といえます。
 A1級は好調馬揃いですが、前走の秋分特別(A1級-1組)で圧巻の逃げ切り勝ちを収めたオレワスゴイ、2着に踏ん張ったホリセンショウが有力。同3着ライデンロックは、2走前の毛色限定戦でホクショウパトルと接戦を繰り広げた実績があります。当時より同馬との重量差が5キロひらく今回は一発逆転も望めそうです。

今週の見どころ(9/22~9/24)

2012年9月21日(金)

 2歳最初の重賞・ナナカマド賞(10月14日)まであと3週間と迫り、2歳戦も盛り上がりを見せています。22日(祝・土)の第9レースには、2歳牡馬にとって最初の特別戦・青雲賞が行われます。注目は、目下世代最多の5勝を挙げているダイコクパワーホクショウサスケの対決でしょう。これまで3回対戦し、ホクショウサスケが2度先着していますが、特別のここではどのような結果となるのでしょうか。

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 9月22日(祝・土)のメイン第11レースは、秋分特別(A1級-1組・20:00発走予定)
 3連勝中のアオノレクサスなどが回避し、6頭立てとなりました。ここは、3走前と前走でアオノレクサスの2着だったウメノタイショウが中心でしょう。強敵が不在だけに、勝機到来といえます。
 障害への不安も見せず好走を続けるアアモンドヤマト、前走の毛色限定戦でキタノタイショウと接戦を繰り広げたホリセンショウ、2戦連続連対と好調なライデンロックも有力でしょう。

 この日の第9レースには、青雲賞(2歳牡馬オープン・18時50分発走予定)が組まれています。
 ダイコクパワーは、7戦5勝、2着1回と成績は堅実ですが、レースぶりは一気の末脚で決着をつける豪快なもの。障害で若さを見せることもあるので、3走前(5着)のような懸念はありますが、ひとまず中心と見ます。
 同じく5勝を挙げているホクショウサスケが相手筆頭。こちらは障害への不安が少なく、先行して押し切るのが勝ちパターン。ダイコクパワーとの一騎打ちが予想されます。
 7月28日の2歳A級-1組で前述両馬を破っているソウクンボーイが一角崩しを狙います。

 9月23日(日)のメイン第11レースは、野分特別(A2級-1組・20:00発走予定)
 このクラスで安定した成績を残しているインフィニティーに注目。特に近5走は、仕掛けが遅れた3走前(9着)以外は、2勝、2着2回と軌道に乗った印象です。障害の安定感も文句なしだけに、押し切りが期待できそうです。
 キタノストロングも近5走が3、2、1、4、1着と好調。前走のA1・A2級決勝混合では、逃げ粘るインフィニティーを最後にとらえて勝利しています。こちらは長く使える末脚が武器。障害次第では連勝という場面が見込めます。
 A2級-1組特別勝ちもある障害巧者のシベチャタイガー、3歳の実力馬ニシキエーカンも侮れません。

 9月24日(月)のメイン第11レースは、天秤座特別(B1級-2・3組決勝・20:00発走予定)。9月16日第8レース(B1級-3組)、17日第10レース(B1級-2組)の上位馬による一戦です。
 17日第10レースを含め3戦連続して僅差2着のキタノサクラヒメに勝機到来。前走も第2障害先頭から粘れませんでしたが、勝ち馬が見習い騎手起用の減量がなくなるだけに、今回は巻き返して当然といえます。
 同3着スーパーオーサンは、特別ではなかなか好成績を残せませんでしたが、2走前の特別(3着)や前走の障害のカカリならここでも上位争いできそうです。
 16日第8レースが圧巻の逃げ切りだった障害巧者のライズドラゴンや、同じ前走4着でこちらも障害巧者のコサカコブラらにも注目でしょう。

今週の見どころ(9/15~9/17)

2012年9月14日(金)

 9月16日(日)のメインには、4歳重賞・銀河賞が組まれています。今季ここまでに4歳馬の出走できる世代限定重賞は、柏林賞、はまなす賞(3歳・4歳限定)の2戦が行われ、オイドンフジダイビクトリーが着順を入れ替えワンツーを果たしています。今回も両馬による決着となるのか、それとも割って入る馬がいるのか。見逃せないレースになりそうです。

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 9月15日(土)のメイン第11レースは、銀河の森特別(B1級-1組・20:00発走予定)。キタノオーロラが出走取消で9頭立てとなりました。
 B1級で力上位の存在だったアアモンドヤワラが今開催からA2級へと昇格。同馬と近走、好勝負していた馬たちに勝機到来といえそうです。その筆頭格はキョウエイボーイ。前走のサンポット杯(B1級-1・2組決勝)は2番人気で6着でしたが、相変わらず障害は安定しており、レースぶりは悪くありませんでした。今回、同じ前走の1~3着がおらず、4着と4秒3差、5着とはコンマ1秒差なら展開次第で逆転十分といえます。
 相手は、サンポット杯4着など安定したレースが続くカネサエイショー、同じ前走5着で障害巧者のミノルユウセンが有力です。
 ニシキエースは、サンポット杯で7着でしたが、B1級-1組では連対実績もあります。障害のタイミングひとつで巻き返しが可能でしょう。

 9月16日(日)のメイン第11レースは、4歳三冠の第2弾・第20回銀河賞(20:05発走予定)。クラス別定重量で争われ、オープン馬は今季の収得賞金80万円につき10キロ加算されます。
 重賞4勝を誇るオープン馬・オイドンが740キロのトップハンデで、ブラックパールアグリコトブキの牝馬2頭が最軽量の680キロ。その差最大60キロと開きました。
 一冠目・柏林賞の上位勢からは、1着フジダイビクトリー、2着オイドン、3着レットフジ、5着プラックパールが出走していますが、なかでも注目したいのがブラックパール。1番人気に推された同レースではハナを奪えなかったものの、障害もスムーズで、末脚も確か。7秒1差ならさほど悲観する必要はないでしょう。今回、当時からフジダイビクトリーオイドンが20キロ増なのに対して、ブラックパールは10キロ増。しかも、軽めの馬場が予想されるのは有利なだけに、逃げ切りに期待できそうです。
 相手は、やはり実績上位のフジタイビクトリーオイドンが有力でしょう。このところ精彩を欠いている印象のレットフジですが、馬場が軽くなれば切れ味が生きるはず。この馬もプラックパールと同様、柏林賞から10キロ増です。
 前走(1着)が自己最高馬体重と充実してきたタカノテンリュウや、相性のいい西謙一騎手に戻った障害巧者のタッピイサムも侮れません。

 この日の第9レースには、いちい賞(2歳牝馬オープン・18:50発走予定)が組まれています。
 8月12日に行われた白菊賞(2歳牝馬オープン)で後続をちぎって勝利したセイコークインの相手探しでしょう。唯一の別定5キロ増となりますが、牝馬限定のここでは負けられません。
 白菊賞2着コウシュハクィーン、2歳A級-2組で勝ち星のあるミドリユーナナノチカラや、2歳B級-2組とはいえ前走の勝ちっぷりが見事だったエーマンらがどこまで迫れるでしょうか。

  9月17日(祝・月)のメイン第11レースは、ポテト特別(オープン・20:00発走予定)。近走は毛色別限定戦へ出走していた馬も多く、久々にオープンの強豪が一同に会します。
 中心はカネサブラックでしょう。前走マロニエ賞(8月19日・オープン)では、4着と久しぶりに馬券圏を外しましたが、それでも勝ったナリタボブサップからわずか2秒3差。当時10キロ差あったナリタボブサップ、5キロ差あった2着キタノタイショウと、それぞれ5キロ差、同重量となる今回は、巻き返し必至でしょう。
 ホクショウダイヤは、マロニエ賞では3着と、同重量でカネサブラックに先着しました。前走の鹿毛馬限定戦は追い込み切れず5着でしたが、自己条件のオープンなら見直しが必要です。
 もちろん、ナリタボブサップキタノタイショウも侮れず、2週間後の重賞・岩見沢記念を睨んで熱戦が期待できそうです。

今週の見どころ(9/8~9/10)

2012年9月 7日(金)

 藤本匠騎手が、9月3日第11レースで勝利を収め、ばんえい通算最多勝となる3,300勝目を挙げました。1983年4月の初騎乗から25,339戦目での快挙達成です。今後どこまで勝ち星を伸ばせるのか、ベテランのさらなる飛躍にご期待ください(藤本騎手のコメントはこちら)。

※9月10日(月)には、川崎競馬場ジョイホース横浜SPAT4にて帯広第2レース以降の発売が実施されます。

 9月8日(土)のメイン第11レースは、サンポット杯(B1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。9月1日第10レース(B1級-2組)、2日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、好調馬揃いで見ごたえがありそうです。
 2日第10レースは、4連勝中のキタノオーロラ(今回は回避)が1番人気に推されましたが差し届かず5着。障害巧者のクリテンホウが逃げ切って今季早くも10勝目を挙げました。ここは、そのクリテンホウに引き続き期待します。同じ前走でスムーズな登坂から僅差4着に入ったアアモンドヤワラは復活気配が感じられます。
 1日第10レースで連勝が2で途切れたカネサエイショー(3着)ですが、レースぶりは悪くなく、巻き返してもおかしくありません。
 同じ前走を堂々と逃げ切ったキョウエイボーイは、今回、特別だけに、さらに展開利が見込めるはず。11歳古豪の貫録を見せつける場面も十分でしょう。

 9月9日(日)のメイン第11レースは、赤兎馬賞(3歳以上鹿毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色限定特別の第3弾で、B4級以上の鹿毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
 すべてがオープンまたは準オープン(A1級)格付と、力量馬が揃いました。なかでも期待は、このレース連覇を目指すホクショウダイヤ。近走のオープン特別では善戦止まりですが、今回と同様に下級との混合だった3走前・ビッグウエイトカップ(重馬体重馬選抜)では勝利しています。オープン特別では別定15キロを課せられますが、今回はハンデが楽なことも好感触です。
 相手はナリタボブサップでしょう。ビッグウエイトカップは競走除外でしたが、前走のオープン特別では、10キロ軽かったとはいえホクショウダイヤ(3着)を破って勝利しています。今回はホクショウダイヤと同重量ですが、早めに障害を越えられれば粘り込みも考えられます
 ほかにも昨年のこのレース2着フクドリなどがいるオープン勢は強力ですが、A1級では、前走快勝で勢いに乗るライデンロック、5歳ナンバー1の実力馬ファーストスターらオープン経験馬に注目です。

  9月10日(月)のメイン第11レースは、フォーマルハウト特別(オープン混合・20:00発走予定)。カネサブラック、フジカチドキが回避して、オープン1頭、A1級7頭により争われます。
  唯一のオープン馬エンジュオウカンは近況が冴えず、A1級馬が有力。その筆頭格がアオノレクサスでしょう。踏ん張りきれないレース続きだった近況を打破し、目下2連勝中です。昨季終盤は、オープン-2組などで連対していた実績も考えれば、ここは負けられません。
 ウメノタイショウも近4走が1、3、2、4着と安定した走りを見せています。平場の前走はやや離された4着でしたが、ペースが落ち着く特別だけに、巻き返し必至でしょう。
 競走除外明けでも力量上位のキンノカミや、ひと息入れて調整されたニュータカラコマも侮れません。

今週の見どころ(9/1~9/3)

2012年8月31日(金)

 藤本匠騎手が先週は3勝を挙げ、ばんえい通算最多勝利記録(3299勝)まであと3勝と迫っています。早ければ今週の開催での達成が予想されます。大記録達成の瞬間をお見逃しなく。

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 9月1日(土)のメイン第11レースは、アルタイル特別(A1級混合・20:00発走予定)。A1級2頭、A2級7頭により争われます。
 A1級馬オレワスゴイに6月以来となる勝利が期待できそうです。その6月の勝利以降、負けても10秒差前後以内と大崩れがありません。前走の青毛馬限定戦では50キロ差のトップハンデで、最軽量馬に逃げ切りを許したものの、それぞれ20キロ、40キロ軽い馬と追い比べの末2着をキープしたレースぶりは貫録を感じさせました。近走に比べ相手関係が楽で、障害に不安があるメンバー多数のここでは、障害巧者のこの馬が主役といえます。
 相手も同じくA1級のアアモンドヤマト。障害に不安があるタイプですが、こちらも6月に勝ち星を挙げてから掲示板確保が6回と惜しいレースが多数あります。確かな末脚が魅力です。
 A2級馬では、伸び盛りの6歳馬2頭、ジャングルソングホクショウバンクに期待。ジャングルソングも障害次第の面はありますが、このメンバーに入れば決め手で上位の存在です。ホクショウバンクは昨季終盤はオープン下位で好走していた力量馬。障害さえこなせれば押し切りもありそうです。

 9月2日(日)のメイン第11レースは、ゴールデンホース賞(3歳以上栗毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色別特別の第2弾で、B4級以上の栗毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
 オープン馬キタノタイショウに期待します。昨年のこのレースでは1番人気ながら6着に敗れましたが、今季は開幕から一度も5着を外しておらず、7月の北斗賞では古馬重賞初制覇を飾るなど、ひと皮むけた印象です。今年もトップハンデですが、今度こそ期待にこたえてくれそうです。
 焦点は相手探しといえ、その筆頭がユーファンタジー。2、3走前の特別では695キロで大敗していますが、今回は特別とはいえ680キロだけに、登坂もスムーズにこなせるはず。差し切るシーンも一考できます。
 先週行われた黒毛馬限定戦では最軽量馬が逃げ切り勝ちを収めており、ここでもA2級の3歳馬ニシキエーカン、同じくA2級で昨年のこのレースで2着だった牝馬ワタシハキレイズキらに警戒が必要でしょう。

  9月3日(月)のメイン第11レースは、長月特別(A2級・20:00発走予定)
 前走のA2・B1級決勝混合で圧勝したキタノストロングがひとまず中心でしょう。第2障害3番手から、早めに抜け出し突き放す余裕のレースでした。今回の別定10キロ増は障害に不安があるこの馬にとって歓迎ではありませんが、ここでも好走できれば先々が楽しみになりそうです。
 シベチャタイガーは同じ前走で3着。毎回障害の巧さは見せていますが、なかなか粘り込めません。平場戦では2戦連続でキタノストロングに先着されていますが、8月5日のA2級-1組特別では、こちらのほうが上の着順でした。今回は逆転を狙います。
 インフィニティーも前述両馬と同じ前走を使われ9着でした。とはいえ、それまではA2級-2組特別、A2級-1組平場と2連勝していました。立て直しに期待でしょう。

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