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今週の見どころ(9/8~9/10)

2012年9月 7日(金)

 藤本匠騎手が、9月3日第11レースで勝利を収め、ばんえい通算最多勝となる3,300勝目を挙げました。1983年4月の初騎乗から25,339戦目での快挙達成です。今後どこまで勝ち星を伸ばせるのか、ベテランのさらなる飛躍にご期待ください(藤本騎手のコメントはこちら)。

※9月10日(月)には、川崎競馬場ジョイホース横浜SPAT4にて帯広第2レース以降の発売が実施されます。

 9月8日(土)のメイン第11レースは、サンポット杯(B1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。9月1日第10レース(B1級-2組)、2日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、好調馬揃いで見ごたえがありそうです。
 2日第10レースは、4連勝中のキタノオーロラ(今回は回避)が1番人気に推されましたが差し届かず5着。障害巧者のクリテンホウが逃げ切って今季早くも10勝目を挙げました。ここは、そのクリテンホウに引き続き期待します。同じ前走でスムーズな登坂から僅差4着に入ったアアモンドヤワラは復活気配が感じられます。
 1日第10レースで連勝が2で途切れたカネサエイショー(3着)ですが、レースぶりは悪くなく、巻き返してもおかしくありません。
 同じ前走を堂々と逃げ切ったキョウエイボーイは、今回、特別だけに、さらに展開利が見込めるはず。11歳古豪の貫録を見せつける場面も十分でしょう。

 9月9日(日)のメイン第11レースは、赤兎馬賞(3歳以上鹿毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色限定特別の第3弾で、B4級以上の鹿毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
 すべてがオープンまたは準オープン(A1級)格付と、力量馬が揃いました。なかでも期待は、このレース連覇を目指すホクショウダイヤ。近走のオープン特別では善戦止まりですが、今回と同様に下級との混合だった3走前・ビッグウエイトカップ(重馬体重馬選抜)では勝利しています。オープン特別では別定15キロを課せられますが、今回はハンデが楽なことも好感触です。
 相手はナリタボブサップでしょう。ビッグウエイトカップは競走除外でしたが、前走のオープン特別では、10キロ軽かったとはいえホクショウダイヤ(3着)を破って勝利しています。今回はホクショウダイヤと同重量ですが、早めに障害を越えられれば粘り込みも考えられます
 ほかにも昨年のこのレース2着フクドリなどがいるオープン勢は強力ですが、A1級では、前走快勝で勢いに乗るライデンロック、5歳ナンバー1の実力馬ファーストスターらオープン経験馬に注目です。

  9月10日(月)のメイン第11レースは、フォーマルハウト特別(オープン混合・20:00発走予定)。カネサブラック、フジカチドキが回避して、オープン1頭、A1級7頭により争われます。
  唯一のオープン馬エンジュオウカンは近況が冴えず、A1級馬が有力。その筆頭格がアオノレクサスでしょう。踏ん張りきれないレース続きだった近況を打破し、目下2連勝中です。昨季終盤は、オープン-2組などで連対していた実績も考えれば、ここは負けられません。
 ウメノタイショウも近4走が1、3、2、4着と安定した走りを見せています。平場の前走はやや離された4着でしたが、ペースが落ち着く特別だけに、巻き返し必至でしょう。
 競走除外明けでも力量上位のキンノカミや、ひと息入れて調整されたニュータカラコマも侮れません。

今週の見どころ(9/1~9/3)

2012年8月31日(金)

 藤本匠騎手が先週は3勝を挙げ、ばんえい通算最多勝利記録(3299勝)まであと3勝と迫っています。早ければ今週の開催での達成が予想されます。大記録達成の瞬間をお見逃しなく。

帯広競馬場ハロンズ釧路場外でのイベントはこちら

 9月1日(土)のメイン第11レースは、アルタイル特別(A1級混合・20:00発走予定)。A1級2頭、A2級7頭により争われます。
 A1級馬オレワスゴイに6月以来となる勝利が期待できそうです。その6月の勝利以降、負けても10秒差前後以内と大崩れがありません。前走の青毛馬限定戦では50キロ差のトップハンデで、最軽量馬に逃げ切りを許したものの、それぞれ20キロ、40キロ軽い馬と追い比べの末2着をキープしたレースぶりは貫録を感じさせました。近走に比べ相手関係が楽で、障害に不安があるメンバー多数のここでは、障害巧者のこの馬が主役といえます。
 相手も同じくA1級のアアモンドヤマト。障害に不安があるタイプですが、こちらも6月に勝ち星を挙げてから掲示板確保が6回と惜しいレースが多数あります。確かな末脚が魅力です。
 A2級馬では、伸び盛りの6歳馬2頭、ジャングルソングホクショウバンクに期待。ジャングルソングも障害次第の面はありますが、このメンバーに入れば決め手で上位の存在です。ホクショウバンクは昨季終盤はオープン下位で好走していた力量馬。障害さえこなせれば押し切りもありそうです。

 9月2日(日)のメイン第11レースは、ゴールデンホース賞(3歳以上栗毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色別特別の第2弾で、B4級以上の栗毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
 オープン馬キタノタイショウに期待します。昨年のこのレースでは1番人気ながら6着に敗れましたが、今季は開幕から一度も5着を外しておらず、7月の北斗賞では古馬重賞初制覇を飾るなど、ひと皮むけた印象です。今年もトップハンデですが、今度こそ期待にこたえてくれそうです。
 焦点は相手探しといえ、その筆頭がユーファンタジー。2、3走前の特別では695キロで大敗していますが、今回は特別とはいえ680キロだけに、登坂もスムーズにこなせるはず。差し切るシーンも一考できます。
 先週行われた黒毛馬限定戦では最軽量馬が逃げ切り勝ちを収めており、ここでもA2級の3歳馬ニシキエーカン、同じくA2級で昨年のこのレースで2着だった牝馬ワタシハキレイズキらに警戒が必要でしょう。

  9月3日(月)のメイン第11レースは、長月特別(A2級・20:00発走予定)
 前走のA2・B1級決勝混合で圧勝したキタノストロングがひとまず中心でしょう。第2障害3番手から、早めに抜け出し突き放す余裕のレースでした。今回の別定10キロ増は障害に不安があるこの馬にとって歓迎ではありませんが、ここでも好走できれば先々が楽しみになりそうです。
 シベチャタイガーは同じ前走で3着。毎回障害の巧さは見せていますが、なかなか粘り込めません。平場戦では2戦連続でキタノストロングに先着されていますが、8月5日のA2級-1組特別では、こちらのほうが上の着順でした。今回は逆転を狙います。
 インフィニティーも前述両馬と同じ前走を使われ9着でした。とはいえ、それまではA2級-2組特別、A2級-1組平場と2連勝していました。立て直しに期待でしょう。

今週の見どころ(8/25~8/27)

2012年8月24日(金)

 藤本匠騎手が、金山明彦元騎手(現調教師)が持つ、ばんえい通算最多勝利記録(3299勝)まで、あと6勝と迫りました。もし記録が更新されれば13年ぶりとなります。藤本騎手の今後の騎乗ぶりにご注目ください。
 8月26日(日)のメインには、3歳重賞・ばんえい大賞典が組まれています。2歳時から活躍している馬に、上がり馬が挑む構図となりそうで、今年も好レースが期待できます。

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 8月25日(土)のメイン第11レースは、朱雀賞(5歳オープン・20:00発走予定)
 7頭と少頭数になりましたが、リキエイに期待します。同世代限定の重賞では、昨年9月の銀河賞、今年1月の天馬賞、3月のポプラ賞(4歳・5歳混合)といずれも2着と安定した成績を残しています。トップハンデのテンマデトドケホクショウバトルと20キロ差なのも有利で、逃げ切りが濃厚といえます。
 ファーストスターは、定量戦の天馬賞で大勝した実績の持ち主。流れに乗れないことも多いだけに、重賞のペースは向くはず。その天馬賞以来となる勝利を目指します。
 オープン馬2頭では、前走のオープン特別で5着に踏ん張ったホクショウバトルのほうが状態面で上とみます、世代限定戦では、銀河賞や、3月のオッズパーク賞スターライト特別などを勝った実績があります。

 8月26日(日)のメイン第11レースは、重賞・第37回ばんえい大賞典(20:05発走予定)。3歳三冠の第1弾で、クラス別定重量で争われます。
 今季ここまでに、3歳オープン特別は、とかち皐月賞(5月14日)、とかちダービー(6月11日)の2戦が行われ、アサヒリュウセイテンカムソウが着順を入れ替えてワンツーを果たしています。両馬はともに、3月の重賞・イレネー記念で馬券圏内に入り名を上げましたが、近況はやや精彩を欠いています。
 有力なのは2歳時から重賞・特別で活躍していたブラックボスニシキエーカンでしょう。昨年10月のナナカマド賞、12月のヤングチャンピオンシップともに、1着がブラックボス、2着がニシキエーカンでした。その後、ニシキエーカンは定量戦のイレネー記念を制し明け3歳ナンバー1に輝いています。2頭ともに前走を快勝しての参戦で状態面もよさそうです。
 メンバー中で最多となる今季5勝を挙げているのがニシキトモエ。今回が重賞初挑戦ですが、軽量ハンデを利して上位進出を狙います。

  8月27日(月)のメイン第11レースは、オッズパーク杯ダークホース賞(青毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色別選抜戦の第1弾で、B4級以上の青毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選定されます。
 今年で3回目となりますが、第1回はカネサブラック、第2回はエンジュオウカンと、ともにオープン馬が勝利していますが、今年は不在となっています。
 ミサキスペシャルは、第2回のこのレースでは4着でした。2戦連続競走除外と順調さを欠き、約1カ月半ぶりとなった前走は6着でしたが、6秒1差で、障害もこなしており、内容は悪くありませんでした。叩かれて上昇が見込めます。
 4歳牝馬ブラックパールは最軽量ハンデが魅力。競走除外明けとなりますが、それまでは3戦連続連対と好走を続けていました。
 メンバー中で最上位のA1級馬オレワスゴイは、トップハンデですが、この馬だけ前走より負担重量が減っています。力どおりの決着なら当然有力といえます。

今週の見どころ(8/18~8/20)

2012年8月17日(金)

 8月20日(月)には、いよいよ「JRAジョッキーDAY」(協賛:オッズパーク株式会社)が開催されます。6回目となる今年も、JRAに所属する10名の騎手が帯広競馬場に来場し、エキシビジョンレースへの騎乗をはじめ、第5~第8レースの協賛、場立ち予想などを行います。なお、オッズパークのライブ中継などでもお楽しみいただけます。(オッズパークの特設サイトはこちら

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 8月18日(土)のメイン第11レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:00発走予定)
 オープンからB2級までの9頭立て。オイドンの710キロから、B1級の牝馬アグリコトブキブラックパールの660キロまで最大50キロのハンデ差がつきました。
 中心はオイドンでしょう。今季出走した重賞2戦ではともにトップハンデを課せられましたが、4歳一冠目・柏林賞(6月24日)は、しっかり末脚を伸ばしてフジダイビクトリーの2着、7月29日のはまなす賞(3歳・4歳混合)では、逆に同馬をしりぞけ勝利と、4歳ナンバー1にふさわしい活躍を見せています。その後の2戦も勝利し目下3連勝と好調だけに、負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 相手筆頭は当然、フジダイビクトリーオイドンと30キロ差あった柏林賞では勝ちましたが、20キロ差だったはまなす賞では先着を許しており、今回も20キロ差。オイドンより先に障害を越え粘り込みをはかりたいところです。
 もっとも格下のB2級ですが、はまなす賞3着のカチナノリーや、今季すでに8勝しているクリテンホウら上がり馬の勢いも侮れないものがありそうです。

 8月19日(日)のメイン第11レースは、マロニエ賞(オープン・20:00発走予定)。前開催の重賞・ばんえいグランプリを勝ったギンガリュウセイの登録はなく、8頭により争われます。
 ばんえいグランプリ2着カネサブラックの巻き返しに期待します。今回は別定15キロを課せられトップハンデですが、有力と目されるホクショウダイヤと同重量、キタノタイショウと5キロ差、ナリタボブサップとも10キロ差だけに、さほど心配はないでしょう。きっちり勝利で決めてくれるはずです。
 ホクショウダイヤは、ばんえいグランプリで5着でしたが、今季特別戦では、4勝、2着1回のオール連対。得意な条件に戻る今回。こちらも巻き返しを期します。
 ばんえいグランプリでは僅差3着だったナリタボブサップ、同4着キタノタイショウらが続きます。

 8月20日(月)のメイン第11レースは、JRAジョッキーDAY特別(A1級・19:25発走予定)
 8月4日の前走とかちえぞまつ特別(オープン混合)で9着と、まさかの大敗を喫したもののユーファンタジーに引き続き注目。障害への不安が出たかたちですが、それまでオープンとの混合戦で3、2着していただけに、立て直されれば当然有力な1頭でしょう。
 ホリセンショウは、とかちえぞまつ特別で4着。このところユーファンタジーと対戦機会が多く、さほど差のない戦いをしています。障害巧者だけに、軸としてはこちらのほうが適切かもしれません。
 善戦が続くアオノレクサスウメノタイショウや、末脚のキレはオープン級のフジカチドキらも侮れません。

今週の見どころ(8/11~8/13)

2012年8月10日(金)

 8月12日(日)のメインには、ばんえいグランプリが組まれています。ファン投票による夏の古馬頂上決戦で、今年も精鋭8頭(ホッカイヒカルが出走取消)が揃いました。翌13日(月)には、十勝地方、夏の風物詩・第62回勝毎花火大会(十勝川河川敷特設会場・19:30スタート)も行われ、こちらは競馬場からもご覧になれます。
 なお、この両日のメインを含む2レースは、大井競馬場・南関東各場外発売所などで発売されます(イベント情報は・12日はこちら、13日はこちら)。

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 8月11日(土)のメイン第11レースは、北海道ガーデンショー記念(B1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。8月4日第10レース(B1級-2組)、5日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 注目は5日第10レースで接戦をモノにしたキタノドリーマー。ブラックパール、ヤマトジャイナー(今回はともに回避)との追い比べの末、今季3勝目を挙げました。今回は特別で別定5キロ増となりますが、軽めの馬場になりそうなだけに、さほど苦にしないでしょう。6月25日のB1級-1組特別を制した実績も魅力です。
 ホンベツイチバンは同じ前走で5着と敗れましたが、わずか3秒6差。キタノドリーマーとのハンデ差が広がるここは、逆転まで視野に入りそうです。
 出走取消後の2戦は精彩を欠いていたニシキエースですが、前走5日第10レース4着で復活気配。出走取消前は、B1級-1組特別でキタノドリーマーの僅差2着という実績があり、本調子なら侮れないところです。
 4日第10レース組では、逃げ切り快勝のカツタカラヒメが回避。4着で障害巧者のキョウエイボーイに期待がかかります。

 8月12日(日)のメイン第11レースは、重賞・第24回ばんえいグランプリ(20:00発走予定)。ファン投票選出馬に、通算収得賞金順での上位馬を加えた8頭(ホッカイヒカルが出走取消)により争われます。
 今季の収得賞金60万円につき10キロ増となる別定重量戦で、カネサブラックキタノタイショウホクショウダイヤが10キロ増の830キロで出走します。
 7月15日に行われた重賞・北斗賞のほぼ再戦。同レースの2着馬カネサブラックの軸不動といえます。10キロ軽いキタノタイショウが第2障害2番手から早めに先頭に立ち押し切って勝利を収めましたが、カネサブラックも差のない障害3番手から、一旦は突き放されたキタノタイショウとの差を着実に詰め、見せ場十分でした。今回は同重量となっただけに、雪辱を果たすシーンが期待できます。
 相手争いは横一戦。ホクショウダイヤは北斗賞3着で、このレースでも2年連続して3着と好相性を見せています。軽馬場が予想されるここは、一気の差し切りもありそう。
 キタノタイショウは、北斗賞と同じくらいの障害のカカリを見せれば、ここも勝利のチャンス。こちらも軽馬場は歓迎でしょう。
 10年のこのレースの覇者で前述3頭より負担重量が有利なナリタボブサップも差はありません。

 この日の第9レースには2歳牝馬オープンによる白菊賞(18:45発走予定)が組まれています。2歳A級-2組勝ちがあるミドリユーナナノチカラらが中心でしょう。

 第10レースには定量500キロのスピード決戦・稲妻賞(19:20発走予定)も行われます。こちらは目下2連勝中で、同条件2戦2勝のオイドンの相手探しでしょう。

 8月13日(月)のメイン第11レースは、勝毎花火大会記念(A2級-2組・19:25発走予定)。勝ち味に遅い馬が多く混戦模様です。
 ひとまず障害巧者のクロフネオーザンに期待。今季13戦して1勝、2、3着各2回で、大きな着順のレースでも障害で崩れて敗れたのは少なく、とにかく流れに結果が左右されるタイプ。前走A2・B1級-2・3組決勝でも末脚を伸ばし僅差4着に入っています。
 5月にはA1級相手に勝利を収めているインフィニティー、今季4戦目以降は敗れたレースもすべて10秒差以内と大崩れの少ないコーネル、5歳の実力馬リキエイらにも注目です。

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