藤本匠騎手が、9月3日第11レースで勝利を収め、ばんえい通算最多勝となる3,300勝目を挙げました。1983年4月の初騎乗から25,339戦目での快挙達成です。今後どこまで勝ち星を伸ばせるのか、ベテランのさらなる飛躍にご期待ください(藤本騎手のコメントはこちら)。
※9月10日(月)には、川崎競馬場、ジョイホース横浜、SPAT4にて帯広第2レース以降の発売が実施されます。
9月8日(土)のメイン第11レースは、サンポット杯(B1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。9月1日第10レース(B1級-2組)、2日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、好調馬揃いで見ごたえがありそうです。
2日第10レースは、4連勝中のキタノオーロラ(今回は回避)が1番人気に推されましたが差し届かず5着。障害巧者のクリテンホウが逃げ切って今季早くも10勝目を挙げました。ここは、そのクリテンホウに引き続き期待します。同じ前走でスムーズな登坂から僅差4着に入ったアアモンドヤワラは復活気配が感じられます。
1日第10レースで連勝が2で途切れたカネサエイショー(3着)ですが、レースぶりは悪くなく、巻き返してもおかしくありません。
同じ前走を堂々と逃げ切ったキョウエイボーイは、今回、特別だけに、さらに展開利が見込めるはず。11歳古豪の貫録を見せつける場面も十分でしょう。
9月9日(日)のメイン第11レースは、赤兎馬賞(3歳以上鹿毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色限定特別の第3弾で、B4級以上の鹿毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
すべてがオープンまたは準オープン(A1級)格付と、力量馬が揃いました。なかでも期待は、このレース連覇を目指すホクショウダイヤ。近走のオープン特別では善戦止まりですが、今回と同様に下級との混合だった3走前・ビッグウエイトカップ(重馬体重馬選抜)では勝利しています。オープン特別では別定15キロを課せられますが、今回はハンデが楽なことも好感触です。
相手はナリタボブサップでしょう。ビッグウエイトカップは競走除外でしたが、前走のオープン特別では、10キロ軽かったとはいえホクショウダイヤ(3着)を破って勝利しています。今回はホクショウダイヤと同重量ですが、早めに障害を越えられれば粘り込みも考えられます
ほかにも昨年のこのレース2着フクドリなどがいるオープン勢は強力ですが、A1級では、前走快勝で勢いに乗るライデンロック、5歳ナンバー1の実力馬ファーストスターらオープン経験馬に注目です。
9月10日(月)のメイン第11レースは、フォーマルハウト特別(オープン混合・20:00発走予定)。カネサブラック、フジカチドキが回避して、オープン1頭、A1級7頭により争われます。
唯一のオープン馬エンジュオウカンは近況が冴えず、A1級馬が有力。その筆頭格がアオノレクサスでしょう。踏ん張りきれないレース続きだった近況を打破し、目下2連勝中です。昨季終盤は、オープン-2組などで連対していた実績も考えれば、ここは負けられません。
ウメノタイショウも近4走が1、3、2、4着と安定した走りを見せています。平場の前走はやや離された4着でしたが、ペースが落ち着く特別だけに、巻き返し必至でしょう。
競走除外明けでも力量上位のキンノカミや、ひと息入れて調整されたニュータカラコマも侮れません。