1月25日(金)~27日(日)に行われる「第50回おびひろ氷まつり」(会場:帯広市緑ヶ丘公園一帯)と連動して、帯広競馬場でも、26日、27日の2日間、イベントを実施。恒例となった巨大滑り台などのアトラクションでお楽しみいただけます。
27日のメインには、4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップが組まれています。フクイズミ、ニシキユウらの実力馬が昨季で引退したため、現在、牝馬のオープン格付はエンジュオウカンだけ。牡馬に比べ牝馬は手薄な感は否めませんが、その分、このレースは多くの馬にチャンスがありそうなメンバー構成となっています。ばんえいの古馬女王決定戦にご注目ください。
1月26日(土)のメイン第10レースは、帯広氷まつり特別(B3級-1組・17:05発走予定)。5歳馬4頭と4歳馬5頭が争います。
注目は5歳馬ブルーブラック。12月30日に行われたオッズパーク賞ファイナルカップ(B3級-1組)では第2障害ひと腰先頭クリアから、ワールドピサ、エビスダイチとの叩き合いの末、僅差3着に入った実績があります。今開催からワールドピサがB2へ昇級し、2着エビスダイチと同重量の今回は十分勝機がありそうです。
明け4歳は、特別・普通競走とも20キロあった若馬の減量が今年になってから10キロに減らされています。負担重量面でさほど有利でないにもかかわらず、ファイナルカップ2着エビスダイチは年明け3走を2、2、1着、同4着ホクショウユウキも4、2、2着と好走を続けており、ここも上位が狙えるでしょう。
1月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第23回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・17:10発走予定)。
クラス別定重量で争われ、唯一のオープン馬エンジュオウカンが770キロでトップハンデ、A2級の5歳馬ブラックパール、アグリコトブキが740キロで最軽量となりました。
このレース4勝目を目指すエンジュオウカンが実績上位ですが、12歳の高齢で、前哨戦のレディースカップ(11月24日・4歳以上牝馬オープン)でも差のある7着では、推しにくいところ。同レースの勝ち馬ブラックパールに期待がかかります。差のない2番手で第2障害を越えると、先頭でクリアしたコマクインを残り30メートルでとらえて、突き放す圧巻の勝利でした。混戦のメンバー構成で、最軽量ハンデは、叩き合いになったときに大きな援軍となりそうです。
ワタシハキレイズキ(760キロ)は、2010年7月以降勝ち星がありませんが、昨年のこのレース3着、昨年5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)2着など牝馬限定戦なら侮れないところです。
レディースカップ5着アグリコトブキも有力。勝ちきれないレースが続きますが、前走でようやく体重が1000キロ台に乗り、馬格が出てきました。
レディースカップ2着コマクイン(760キロ)はゴール前の踏ん張りがきけば重賞初制覇というシーンもありそう。同4着で障害巧者のタケノビジン(760キロ)も争覇圏でしょう。
1月28日(月)のメイン第10レースは、アルデバラン特別(A2級-1組・16:55発走予定)。
ニューイヤーカップ(1月1日・A2級-1組)、1月13日のA2級-1組の再戦模様ですが、重量的に今回と近いニューイヤーカップの結果のほうが参考になりそう。同レースの勝ち馬コーネルはすでにA1へ昇級しています。
注目はニューイヤーカップで2着だったヒロノドラゴン。最後はコーネルに差し切られましたが、第2障害先頭から見せ場十分の走りでした。成績に波の少ないタイプですが、障害力を生かせる特別のほうが走りの安定感が増す感はあります。
相手探しが難解ですが、その筆頭はニシキエース。障害次第のタイプで、ニューイヤーカップでは第2障害で態勢を崩しましたが、3秒6差4着に差してきたのは実力のある証でしょう。
ニューイヤーカップ時にはまだB1級だったアアモンドマツカゼは、A2昇級初級となった1月13日の1組戦、前走A1級との決勝混合をともに4着とまとめています。最軽量ハンデを利しての食い込みも考えられます。