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今週の見どころ(7/13~7/15)

2013年7月12日(金)

 7月14日(日)のメインに800キロ前後の負担重量での戦い・北斗賞が、翌15日(祝・月)のメインには定量500キロでの争い・サマーダッシュが組まれています。昨年の両レースの勝ち時計は、北斗賞の2分11秒1(馬場水分1.9%)に対して、サマーダッシュは51秒6(同1.7%)。同じ直線200メートルの競馬ですが、違った適性が要求される2つのレースにご注目ください。

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 7月13日(土)のメイン第10レースは、シンザンフェスティバル杯(B1級-1組・20:05発走予定)
 近2走の層雲峡特別(B1級-1・2組決勝)、拓成湖特別(B1級-1組)を含め目下4連勝と勢いに乗るアローファイターに注目。その4連勝はすべて逃げ切りと、障害のキレも申し分ありません。B1級での近3走で、今回出走する多くの馬を下しています。引き続き賞金別定5キロ増で出走できるため、連勝を伸ばす公算が大でしょう。
 相手は、近走でアローファイターと戦っていない馬から。その筆頭はテルシゲでしょう。3走前のオッズパーク賞スタリオンカップではオープンからの降級馬ホリセンショウと1着同着に持ち込んだ実績があります。アローファイターとは2月17日(B1・B2級決勝混合)以来の対戦ですが、当時は同重量でテルシゲが8秒2差をつけて優勝しています。アローファイターの快進撃を止めるとしたらこの馬でしょうか。
 ニシキエースは2走前の拓成湖特別こそ6着でしたが、その前後のレースでは勝利。拓成湖特別では隣枠のアローファイターをマークするようなレースをして障害で崩れましたが、今回は逆にプレッシャーをかけることができるでしょうか。
 層雲峡特別4着、拓成湖特別3着と安定しているスギノファントムにも上位争いを期待します。

 7月14日(日)のメイン第10レースには、第21回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と今季重賞2勝のキタノタイショウが810キロで、その他の牡馬・セン馬は790キロでの出走となります。
 今回出走の全馬が使われていた旭川記念時の負担重量と比べると、キタノタイショウの30キロ増を筆頭に、ほとんどの馬が20キロ増となっているなか、唯一10キロ増なのがホクショウダイヤ。旭川記念は1番人気で5着でしたが、キタノタイショウと同じくトップハンデの780キロながら、離れた第2障害クリアから8秒1差まで詰めてきた末脚には見どころがありました。この北斗賞とは、5戦2着1回、3着2回、4着1回と比較的相性がよく、昨年がトップハンデ810キロで3着だったことを考えれば、今年の790キロは恵まれた感があります。前開催のオープン混合特別を自重してきたローテーションにも勝負気配を感じます。
 ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念ともに2着だったギンガリュウセイも巻き返しを期します。両レースともキタノタイショウにゴール前で捕まっていますが、その差は同重量でコンマ3秒、10キロ差で2秒1とともに僅か。20キロ差がつく今回こそ、押し切りに期待できそうです。
 旭川記念は7着だったホッカイヒカルは、減少傾向にある馬体重の回復が復活へのカギといえるでしょう。このレース連覇を目指すキタノタイショウはハンデとの戦いとなりそうです。
 繰り上がりでの参戦だった旭川記念で、ホリセンショウは3着、インフィニティーも4着と人気を上回る好走をみせました。ここも同じく繰り上がりでの出走ですが、3着争いには食い込んできそうです。

  7月15日(祝・月)のメイン第10レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:05発走予定)
 定量500キロ(牝馬480キロ)で争われるスピード決戦。この条件で実績のない馬が多いということもあり、昨年のこのレースで2着に入っているライデンロックがひとまず中心といえそう。目下3走連続2着という歯がゆさを打破する逃げ切りに期待したいところです。
 マタキタヨは昨年12月に行われた同条件戦・地吹雪賞で3着の実績があります。障害に不安があり、詰めを欠く傾向もあるので、近走は掲示板にも載れていませんが、500キロなら一変があるかもしれません。
 一昨年のこのレース(7着)以来の同条件戦への出走となるキンサマや、この条件へは初登場となるヒメサマも障害さえこなせればしっかり伸びる末脚を持っています。

今週の見どころ(7/6~7/8)

2013年7月 5日(金)

 開幕2週目からスタートした2歳戦で、目下注目の存在が5勝4勝(3着1回)のハクタイホウ(牡・久田守厩舎)。番組賞金順で2位のホクショウマックスが2勝なので、ハクタイホウの凄さが分かります。同馬は7月7日(日)の第5レース・2歳A級-1組に出走予定。今回から賞金別定5キロが課されますが、どんなレースを見せてくれるのか、ご注目ください。

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 7月6日(土)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-1組・20:05発走予定)
 注目はジャングルソング。障害では甘さを見せますが、自慢の決め手をフルに発揮し目下3連勝と勢いに乗っています。昨季最終出走ではA2級-2組混合戦を圧勝していることも考えれば、ここは4連勝が濃厚といえます。
 唯一の3歳コウシュハウンカイは、古馬相手での特別初挑戦となった3走前の黒岳特別(B2級-1組)で4着に追い込んで、通用のメドを立てました。前走のB2級-1組でもジャングルソングに差し切られ、バトルドラゴンにも競り負けましたが3着に踏ん張っています。
 5走前の黒岳特別で5着だったニシキトモエは、3走前、2走前のB2級で逃げ切り連勝を収めています。重量が増える特別では詰めを欠く面は否めませんが、このクラスでは力上位の存在といえます。4月にはB2級-1組特別で2着があるタイソンキングも侮れません。

 7月7日(日)のメイン第10レースは、信州の会記念(A2級-1組・20:05発走予定)
 好調馬が揃いましたが、注目は、6月29日の前走「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2級決勝混合)で1秒1差の接戦の末1、2着を分けたアオノレクサスウメノタイショウでしょう。末の甘さも見せずに第2障害先頭から押し切り2連勝を決めたアオノレクサス、賞金別定5キロ増もものともせず勝ち馬に肉薄したウメノタイショウ。両馬ともオープンからの降級馬で、このクラスに留まっている器ではありません。
 一角崩しを狙うのが障害巧者のクロフネオーザンでしょう。6月8日のムーンストーン特別(A2級)では差し切って前述両馬を下しています。
 ムーンストーン特別、「銀の匙」アニメ放送記念とも3着と安定感あるアアモンドヤマトや、今季3勝を挙げており、負けたレースでもすべて勝ち馬と10秒以内というグランドペガサスも上位争いに加わってきそうです。

  7月8日(月)のメイン第10レースは、こと座特別(オープン混合・20:00発走予定)。オープン2頭とA1級6頭が争います。
 前走ミントスポット杯(オープン混合)は1番人気で4着だったホリセンショウが巻き返しを期します。ゴール前では4頭がほぼ横一線となり、勝ったインフィニティーからこの馬までが1秒8差という接戦でした。今開催からインフィニティーがオープンに昇級したのに対して、ホリセンショウはA1級のままなので負担重量的に有利。2、3着馬が不出走なこともあり、逆転勝利の可能性が十分でしょう。
 オープン昇級初戦のインフィニティーも、ミントスポット杯と同条件とはいえ相手関係が楽になった感がある今回も勝ち負けの期待がかかります。
 近3走が4、2、4着と勝ち切れていないホクショウバトルですが、馬場が軽くなるようであれば、追い込みに警戒が必要かもしれません。ミントスポット杯6着で障害巧者のシベチャタイガーも、相手関係的には上位に食い込んで不思議ないでしょう。

今週の見どころ(6/29~7/1)

2013年6月28日(金)

 先週の日曜に行われた4歳三冠の第1弾・柏林賞は、2番人気のホクショウユウキが逃げ切り勝ちを収めました。重賞初挑戦での制覇は08年のホッカイヒカル、10年のジャングルソング以来3頭目。今後の活躍が期待されます。
 7月1日(月)のメインに、5歳牝馬オープンによる白鳳賞が組まれています。先週の月曜には5歳牡馬オープンの瑞鳳賞が行われ、カチナノリーとテルシゲという軽ハンデの上がり馬同士の決着となりましたが、このレースは、どのような決着となるのでしょうか。

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 6月29日(土)のメイン第10レースは、「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2級決勝混合・20:05発走予定)。A1級混合予選(22日第11レース)、A2級混合予選(23日第11レース)の上位馬による一戦です。
 A1級混合予選で1番人気に推されたものの3着だったウメノタイショウに期待します。逃げ切り寸前で、グランドペガサスホクショウバトルの両馬に捕まってしまいましたが、障害力を生かしたレースぶりで、力は出し切った感があります。3走前の同条件戦・五月雨特別では逃げ切って圧勝した実績もあり、巻き返しが期待されます。
 勝ち馬グランドペガサスも当然有力。今季3勝を含めすべて掲示板内を確保している安定感が魅力です。
 オープンからの降級馬アオノレクサスが、A2級混合予選で今季初勝利を挙げました。クラスが下がっても末の甘さは相変わらずですが、前走はコマクインの追撃をコンマ1秒差で辛抱しました。展開次第の面はありますが、実力どおりならここも勝ち負けになるでしょう。
 スギノハリアーは近走障害で精彩を欠いていますが、それでも前々走2着、A2級混合予選3着にまとめています。テン乗りの西謙一騎手での前進に期待したいところです。

 6月30日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン混合・20:05発走予定)。ホクショウダイヤが回避して、オープン6頭とA1級3頭が争います。
 6月16日に行われた旭川記念は、キタノタイショウが10キロの賞金ハンデをものともせずに差し切って、今季重賞2勝目をマークしました。今回から賞金別定20キロ増となりますが、どんなレースを見せてくれるでしょうか。
 注目は、格下のA1級ながら旭川記念ではオープン馬と同条件の負担重量で3着に健闘したホリセンショウ。今回もA1級格付での参戦ですが、クラス別定重量戦のため、オープン馬より軽い負担重量で出走できるのが有利。第2障害で早めに仕掛けて、押し切りを狙います。
 インフィニティーも同じくA1級から旭川記念に挑戦して4着と健闘を見せました。こちらは4月28日のばんえい十勝オッズパーク杯での僅差3着も光ります。相手なりに走れる面があるので、ここも大崩れはないでしょう。
 旭川記念6着のフクドリも重賞よりは特別戦のほうが力を発揮できそう。同7着ホッカイヒカルも流れに乗れれば浮上してきそうです。

  7月1日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:00発走予定)
 ハンデ差も考慮しての注目はアアモンドマツカゼ。今季1勝は5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)でマークしたものですが、1歳年長で10キロ軽いダイリンビューティとの熾烈な追い比べを制してのもの。ここにも出走しているアグリコトブキが最後は2着に伸びましたが、当時は同馬と同重量だったのが、今回はアアモンドマツカゼの方が10キロ軽いのも有利でしょう。
 アグリコトブキも当然有力。ばんえいオークスを勝ち3歳女王に輝いた実績馬で、2歳時から同世代の牝馬相手では安定した成績を残しています。
 唯一のオープン馬ブラックパールは、今季、強豪との対戦が続いており思ったような成績が残せていません。しかしもともとは、ばんえいオークス、4歳女王決定戦のクインカップとも2着に入っており、同世代の牝馬では力上位。トップハンデでも巻き返しを期待します。

今週の見どころ(6/22~6/24)

2013年6月21日(金)

 6月23日(日)のメインには、重賞・柏林賞が組まれています。銀河賞、天馬賞と続いていく4歳シーズン三冠の初戦です。別定重量戦になった過去5回では、1番人気が馬券に絡んだのが1回(09年1着)のみ。3着以内馬15頭のうち8頭が4番人気以下となかなか人気どおりには収まらない傾向があります。

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 6月22日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 10頭中8頭が前開催・6月8日のB1級-1組に出走しており、上位馬には翌週15日の層雲峡特別(B1級-1・2組決勝)と2走使いされた馬もいます。両レースを連勝しているアローファイターが中心でしょう。層雲峡特別では唯一、賞金別定5キロを課せられていましたが、末脚自慢のニシキセンプーをゴール前で逆に差し返す根性を見せました。今季8戦して6勝、2着1回と快進撃を続けており、今開催からニシキセンプーがA2へ昇級したことも考えれば、負けられないところです。
 別路線から参戦してきたニシキエースが強敵といえそう。4戦連続3着と勝ち切れなかった近況を打破する、前走ゴールドトロフィー(3歳以上選抜)での会心の逃げ切りでした。今季B1級-1組特別では5月に1走し、差して3着の実績があります。今回は紅一点で、最軽量ハンデなのも有利でしょう。
 B1級-1組3着、層雲峡特別4着のスギノファントム、同5、3着のホンベツイチバンも有力。B1級-1組7着で層雲峡特別へ出走できなかったオレワスゴイは特別戦のここで巻き返しを狙います。

 6月23日(日)のメイン第10レースには、4歳馬による重賞・第7回柏林賞(20:05発走予定)が行われます。2歳時から重賞戦線で活躍している実績馬と、下級条件を連勝してクラスを上げてきた馬の対決が楽しみな一戦です。
 実績馬の代表格が2歳シーズンチャンピオンのニシキエーカン。3歳三冠でも堅実な成績を残し、今季開幕後に行われた4歳オープン特別2戦、すずらん賞(4月29日)、ライラック賞(6月1日)ともトップハンデながら2着。それに加え、古馬オープン一線級を相手にしても健闘している近況も考えれば、実力断然なのは間違いないところです。
 アサヒリュウセイはばんえいダービー馬。2歳時から同世代相手では大崩れが少ない成績を残しており、今季もすずらん賞1着、ライラック賞3着。オープン混合の前走は大敗でしたが、巻き返しが期待できるでしょう。
 上がり馬の注目株は昨季12勝を挙げているホクショウユウキ。初の同世代限定のオープン特別だったクリスタル特別(3月24日)も難なく突破し、地力強化を印象づけました。今季も1、2着ときて前走ゴールドトロフィー(3歳以上選抜)こそ1番人気で5着も、相手関係を考えれば悪くないレースぶりでした。
 ワールドピサは昨年末から今年2月まで7連勝をマーク。そのなかには4歳オープン特別での勝ち星も含まれます。詰めの甘さは課題ですが、ばんえい大賞典で2着に好走している実績は侮れません。
 ほか、すずらん賞3着、ライラック賞1着で障害巧者のエビスダイチにもチャンスがありそうです。

  6月24日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:05発走予定)。出走全馬が今季1勝か未勝利というメンバー構成。同世代限定のここで浮上のきっかけをつかむのはどの馬でしょうか。
 注目はテルシゲ。2走前に今季初勝利を挙げていますが、先週の重賞・旭川記念で3着に入ったホリセンショウに食らいつき1着同着まで持ち込んだレースぶりが光りました。昨季は11月中旬が初戦でしたが、いきなり7連勝するなど計11勝を荒稼ぎ。シーズン最終出走となった3月24日のオッズパーク賞スターライト特別は初の同世代限定オープン戦でしたが、牡馬最先着となる2着と、実力を示しています。
 焦点は相手探しで、その筆頭はカチナノリーでしょうか。B1級での近走は大きな着順が続いていますが、流れに乗り切れていないだけで、障害はほとんど崩れていません。世代限定戦では、昨年7月の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)で障害ひと腰クリアから3着に踏ん張った実績もあり、5歳馬同士のここは巻き返しが期待できそう。
 マルニセンプーも昨年4月のすずらん賞1着、今年2月のダイヤモンドダスト賞2着など、同世代限定戦では善戦傾向があり、侮れないところでしょう。

今週の見どころ(6/15~6/17)

2013年6月14日(金)

 6月16日(日)のメインには、旭川記念が組まれています。4月28日に行われたばんえい十勝オッズパーク杯以来となる古馬重賞。登録があった5歳馬4頭がすべて回避したのは残念ですが、それでも楽しみな顔ぶれの10頭が集結しました。ぜひご注目ください。
 6月19日(水)18時から、新橋Gate-Jにて、イベント「ばんえい競馬超集中講座」が実施されます。ばんえい競馬の楽しみ方、予想の仕方などを、矢野吉彦アナウンサー、斎藤修さん、赤見千尋さん、藤本匠騎手がレクチャーします。お近くの方はぜひお越しください。

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 6月15日(土)のメイン第10レースは、層雲峡特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。B1級-1組(8日第11レース)、B1級-2組(9日第9レース)の両予選上位馬による決勝戦です。
 B1級-2組を逃げ切って7カ月ぶりの勝利を挙げたニシキセンプーに期待。今季は降級したこともありますが、惜しいレースを続けています。先行してなかなか勝ちきれませんでしたが、前走、重めの馬場で最後まで踏ん張れたのは収穫でした。やや相手は強化されますが、引き続き好勝負できそうです。
 B1級-1組勢も勝ち馬アローファイターに注目できそう。こちらも逃げ切り勝ちでしたが、5秒1差という余裕が感じられるレースでした。B1級昇級初戦も難なく突破したことで、ここも楽しみが広がります。
 B1級-2組で3着だったコサカコブラは前々走で崩れた障害がしっかり立て直されていました。
 トカチタカラはB1級-1組でもしぶとく4着と12歳ながら元気一杯です。今年2月、3月にはA1級特別勝ちがあるように特別戦のほうが力を発揮しやすいでしょう。

 6月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第44回旭川記念(20:05発走予定)。ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬キタノタイショウと、今季3勝、2着1回と絶好調のホクショウダイヤが賞金別定10キロ増で780キロ。ほかの8頭は770キロでの出走です。
 注目はホッカイヒカル。今年3月に重賞・チャンピオンカップを差し切って以降、シーズンを跨いで未勝利ですが、大きく崩れることは少なく堅実に末脚を伸ばしています。特別でも好走していますが、さらに高重量で争われる重賞のほうが走りの安定感が増す印象。昨季はばんえい十勝オッズパーク杯を勝っていたため、このレースにはトップハンデでの出走でしたが、それでも昨季限りで引退したカネサブラック、ナリタボブサップの3着と実力は示していました。賞金ハンデなしの今年こそ勝利の期待が高まります。
 ギンガリュウセイは、今年のばんえい十勝オッズパーク杯で2着。逃げ切り寸前でキタノタイショウの決め手に屈しましたが、その差はコンマ3秒。こちらも昨年10月の重賞・北見記念以降、未勝利ですが、重賞の舞台でなら巻き返しが視野に入ります。
 ばんえい十勝オッズパーク杯へは出走できなかったフクドリですが、今季4、3、4、2着と好調です。重賞では障害にやや不安は残りますが、すんなり越えられれば差し切りが視野に入ります。
 ホクショウダイヤは昨年のこのレースでは賞金別定10キロ増で7着に敗退。昨季も開幕から3勝、2着1回の好成績を挙げての参戦でしたが、800キロ前後になると、わずかな別定重量の増加でも堪えるタイプなのかもしれません。また、キタノタイショウも賞金別定10キロ増となった近2走の走りを見る限り、ここでも強くは推せません。

  6月17日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:00発走予定)。昨季の勝利数上位馬による選抜戦で、A1級からB3級までの9頭立てで争われます。
 注目は、B1級の牝馬ニシキエース。昨年12月を最後に白星から見放されていますが、今季は初戦のばんえい十勝オッズパーク杯4着善戦を皮切りに、その後4戦続けて僅差3着に入っています。障害巧者ぶりは相変わらずですが、差す競馬も覚え、どんな相手でも崩れなくなっている現状を考えれば、軸として信頼できそうです。
 若馬の10キロ減がある4歳が4頭いますが、シーズンを跨いで10戦連続3着以内というホクショウユウキを筆頭に、いずれにも勢いがあり、同世代上位独占という可能性もありそうです。
 このレース連覇を目指すマルモスペシャルは、昨年より格付が上がったこともあり負担重量的にきつく、しかも近走成績も冴えません。しかし、その昨年も前3走6、9、10着から巻き返しており、軽視はできないかもしれません。
 ほか、前走ではしぶとく伸びて、オープン経験馬ホリセンショウと1着同着に持ち込んだテルシゲも楽しみです。

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