今週からいよいよ2歳戦がスタート。4月7日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューします。能検当日は軽めの馬場(馬場水分4.6~5.2%)だったこともあり、1分台を計時する馬が7頭。なかでも1分45秒3の一番時計をマークしたマツノテンリュウ(牡、小北栄一厩舎)が21日(日)第5レースの新馬戦へ出走を予定しており、その走りに注目が集まります(注・出走を取り消しました)。
4月20日(土)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(B1級-1組・20:05発走予定)。
この相手ならウメノタイショウが断然。昨季、オープン(混合戦含む)で何度も好走している実力は上位だけに、B1級に入っては負けられないところでしょう。
A1級からの降級馬トカチタカラも有力。昨季最終出走となった、3月23日のA1級特別でも障害力を見せつけ快勝しています。
昨季15戦11勝、2着2回、3着1回とブレイクしたテルシゲにも期待できそう。初のB1級-1組特別への挑戦となった3月11日のレースでも離れた障害クリアながら3着に差してきたように、堅実な末脚が武器。同じB1級-1組特別でも、今回は相手が強いですが、好走できれば先々が楽しみとなりそうです。
ヤングチャンピオンシップを制するなど2歳シーズンで活躍したソウクンボーイは、古馬初挑戦といえども、B1級なら好勝負になるかもしれません。
4月21日(日)のメイン第10レースは、水晶特別(A1級混合・20:05発走予定)。オープン(1頭)、A1級(7頭)、A2級(1頭)による混合戦です。
今年2月にA1級-1組特別(混合戦含む)で3連勝していた実績を持つマルモスペシャルに注目します。その3戦で今回のメンバーのほとんどを下しています。特に3連勝目のウインターカップ(2月24日)ではトップハンデながらもきっちり差し切っており、まだ賞金別定重量差のないここは俄然有利でしょう。
ウインターカップで、マルモスペシャルの僅差2着に好走しているインフィニティーが相手。昨季終盤は、差して届かずといったレースが目立ちましたが、この時期の軽めの負担重量なら、持ち味である先行力・障害力を生かしての押し切りがあるかもしれません。
ばんえい記念8着のシベチャタイガーも自己条件の今回、大崩れは考えられません。
4月22日(月)のメイン第10レースは、ジャスミン特別(A2級-2組混合・20:00発走予定)。A2級とB1級の混合戦です。
アアモンドヤマトは3月23日のじゃらんカップ(A1級)でも、第2障害ではまずまずのカカリを見せ4着。障害への対応で進境を見せて新シーズンを迎えました。今回のメンバーの中では上位の力がありそうです。
トモエエーカンは、じゃらんカップでは3着とアアモンドヤマトに先着しています。1年以上、勝ち星からは見放されていますが、決め手ではメンバー中上位の存在といえます。
昨季終盤の4戦が1、1、2、4着と成績が安定してきたグランドペガサスも有力。障害力があるので積極策に出たいところでしょう。
今季、B1級へ降級になったニシキセンプーにも注目。障害で苦戦したうえ、持ち前の決め手も発揮できないレースが続き昨年11月以降未勝利ですが、さすがにここまでクラスが下がれば有力視が可能。今回は好勝負が見込めるはずです。