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今週の見どころ(12/8~12/10)

2012年12月 7日(金)

 12月15日(土)の開催より、ばんえい競馬において「七重勝単勝式」馬券のインターネット発売が開始されます。一日のレースのなかで指定する7レースの1着馬を当てるもの。オッズ・パークの提供するサービス「オッズパークLOTO」を通じての販売となります。なお、投票にはオッズ・パークへの登録(無料)が必要となります(詳細はこちら)。

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 12月8日(土)のメイン第11レースは、射手座特別(B2級-1組・17:05発走予定)。出走10頭中3歳が2頭、4歳が5頭と若い世代が中心のメンバー構成です。
 3歳馬アサヒリュウセイが中心でしょう。夏場は不振でしたが、体重が回復するにつれ調子を上げ、ばんえい菊花賞3着のあと目下4連勝中と完全復調を感じさせます。近走、最後まで踏ん張れたのは軽めの馬場だったことも大きそうですが、初の古馬混合特別のここでも好走できれば、先々が楽しみになりそうです。
 5歳以上の古馬の筆頭格はアローファイターでしょう。オープン経験がある実績は断然。今季は今回が初の特別となりますが、近走の軽馬場での早い流れにも対応しています。アサヒリュウセイとの対戦では分が悪いですが、特別となるここはキャリアで逆転も一考できそうです。
 10歳のマルゼンチカラは8走連続5着以内と近走大崩れがありません。障害に課題があるので、特別の重量増は歓迎とはいえませんが、好調さを生かしたいところでしょう。
 ばんえい菊花賞4着のテンカムソウは近走では追走に苦労している印象。流れが落ち着く特別になって変わり身に期待です。

 12月9日(日)のメイン第11レースは、師走特別(オープン混合・17:05発走予定)
 オープン馬が4頭いますが、一線級はほとんど次週の重賞・ドリームエイジカップにまわっているためA1級馬にも勝機がありそう。その筆頭はアオノレクサスでしょう。末の甘さも見せずに4戦連続連対中と好調を持続しています。その4戦で、今回出走のA1級馬のほとんどに先着。昨季後半は、オープン混合戦で勝利がある実績も魅力です。
 オープン昇級初戦のニシキセンプーにも注目。こちらも昨季後半はオープン-1組で好勝負していました。アオノレクサスとは同重量の争いだけに、障害次第では差し切るシーンもありそうです。
 シベチャタイガーはA1級から重賞に挑戦し、9月の岩見沢記念3着、10月の北見記念2着の実績があり、格負けしていません。

  12月10日(月)のメイン第11レースは、ターコイズ特別(A2級-1組・17:05発走予定)。前開催のトドワラ特別(A2・B1級決勝混合)の上位3頭が有力でしょう。
 そのトドワラ特別は、マルモスペシャルクロフネオーザンとの追い比べを制し勝利しました。
 マルモスペシャルは8月から10月にかけ、ひと息入れられましたが、その後5走が5、3、1、2、1着の好内容。安定した障害力が武器でここも上位争い必至でしょう。
 2着クロフネオーザンはテンに置かれる面もありますが、前々走(4着)が第2障害2番手、前走が障害先頭クリアと先行策が取れ、好結果に結びついています。障害巧者だけにここも前半の位置取り次第といえそうです。
 1番人気で3着だったコーネルですが、障害の甘さが出た格好。しかし、末脚を伸ばしきっちり3着にまとめたあたりは底力を感じさせました。
 トドワラ特別組以外ではスギノハリアーに注目。前走はやや相手が楽だったA2級-2組特別でしたが、第2障害先頭から押し切って貫録を示しました。2走前のA2級-1組特別では、マルモスペシャルの4着。再び相手強化のここでどんな戦いを見せるでしょうか。

今週の見どころ(12/1~12/3)

2012年11月30日(金)

 12月2日(日)のメインには、3歳牝馬による重賞・ばんえいオークスが組まれています。定量で争われるためか、過去5年で、勝ち馬は1番人気か2番人気、2着もすべて4番人気以内と、比較的、上位人気馬の信頼度が高いレースです。今年は目下6連勝中のニシキウンカイが人気を集めそうですが、どのような結果となるのか楽しみです。

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 12月1日(土)のメイン第11レースは、琴似駅前場外発売記念(A1級-1組・17:05発走予定)
 アオノレクサスの相手探しでしょう。今季A1級特別では、すでに勝利を挙げており、別定10キロ増となった11月12日の暑寒別岳特別(A1級-1組)でも僅差2着に好走。馬場水分9.2%の軽馬場で、詰めの甘さが出なかったことが大きいですが、勝ち馬ホリセンショウはオープン昇級初戦となった先週のレースでカネサブラック、ナリタボブサップと僅差の戦いをしています。相手関係からいってもここは負けられません。スピードと障害力で押し切りを狙います。
 暑寒別岳特別では1番人気で4着と敗れたウメノタイショウですが、勝ち馬との差はわずか1秒1。勝ちきれないまでも障害力を生かし、安定したレースを続けており、ここも上位をうかがいます。
 ライデンロックは、第2障害で競走中止後の前走暑寒別岳特別でも障害で精彩を欠いて9着でした。しかし3走前にはオープンとの混合戦を制したのをはじめA1級では力上位で、立て直しに期待したいところです。
 オレワスゴイも今季A1級特別勝ちがあり侮れないところ。A1級昇級初戦だった暑寒別岳特別でいきなり3着に好走した4歳馬フジダイビクトリーにも引き続き注目です。

 12月2日(日)のメイン第11レースは、3歳女王決定戦・第37回ばんえいオークス(17:10発走予定)。660キロの定量で争われ、今年は10頭が出走します。
 断然人気が予想されるのがニシキウンカイ。目下6連勝中で、なかでも同世代限定の2戦、秋桜賞、重賞・ばんえい菊花賞ではともに2着を10秒近くちぎっています。今回の660キロは、前走ばんえい菊花賞より10キロ軽く、しかも相手が楽になる牝馬限定だけに、負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 相手はマゴコロ。2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞(2月5日)で2着の実績があります。まだB4級格付ですが、黒ユリ賞後、半年近い休養があり、今季初戦は7月と使い出しが遅れたため。順調に使えていればもっと上のクラスで活躍していてもおかしくない実力があります。2歳時は末脚が印象的で、長期休養後は、逆に詰めを欠く傾向がありますが、障害の巧さは折り紙付き。2度目の重賞でどんなレースをするか注目です。
 タカラハヤヒメは、ばんえい菊花賞では ニシキウンカイ15秒6離された5着でしたが、2~4着の牡馬とは5秒前後以内の差でした。秋桜賞でも、牝馬ではニシキウンカイに次ぐ4着と、目下実績では3歳牝馬ナンバー2といえそう。逆転までは厳しそうですが、牝馬限定のここで大崩れは考えられません。
 黒ユリ賞4着で、それ以来の重賞となるカツダイヤも侮れないところ。B4級に上がってからは勝利がありませんが、3・4歳限定のC級では、5勝を挙げていました。ニシキウンカイとは差がありそうですが、8頭いるB4級、C1級馬のなかでは能力上位といえます。

  12月3日(月)のメイン第11レースは、トドワラ特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。A2級-1組混合予選(11月24日第10レース)、B1級-1組予選(11月25日第10レース)の上位馬による一戦です。
 2走前の十勝岳特別(11月17日・A2級-1組)、前走A2級-1組混合予選と着順を入れ替え1、2着となったコーネルマルモスペシャルに注目します。コーネルは予選1着馬。末脚はしっかりしていますが、障害次第の面もあります。マルモスペシャルは十勝岳特別の1着馬。障害への不安は少ないですが、テンに遅いところがあるので、第2障害での位置取りがポイント。なるべく前につけたいところです。今回はどちらが先着するでしょうか。
 両馬はどちらかといえば後半勝負型。先行力では、キョウエイボーイでしょう。A2級-1組混合予選は5着でしたが、特別のほうが流れが合いそうなタイプ。先行粘り込みを狙います。同予選4着のクロフネオーザンも前走では先行力を見せていました。
 B1級-1組予選組では、2着キタノオーロラ、4着キタノドリーマーの決め手ある両馬に注目します。

今週の見どころ(11/24~11/26)

2012年11月23日(金)

 11月29日(木)より、札幌では初となるばんえい十勝直営場外「琴似駅前場外発売所(旧Aiba琴似)」での発売が開始されます(初日は大井競馬ナイターの発売)。ばんえい競馬は12月1日(土)より発売します。ぜひご利用ください。

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 11月24日(土)のメイン第11レースは、レディースカップ(4歳以上牝馬オープン・17:05発走予定)。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代の牝馬から通算収得賞金上位の2頭ずつに出走権が与えられます。
 現在のような世代選抜となった過去2回とも、トップハンデはフクイズミでしたが5、6着に敗退。今年のトップハンデはエンジュオウカンユーファンタジーですが、エンジュオウカンは11歳という年齢と近況を考えても厳しい感じ。ユーファンタジーも2着だった昨年より負担重量が増えているので微妙なところがあります。
 中心視したいのはニシキエース。B3級からのスタートとなった今季はすでに9勝を挙げ活躍中です。A2級昇級初戦となった前走は6着と敗れましたが、別定15キロ増が敗因でしょう。今回はほとんどの馬が前走から負担重量が変わらないか増えているのに対し、この馬は減っているのは魅力です。
 昨年は最軽量ハンデでこのレースを制したのがタケノビジン。今年は9月が初戦と使い出しが遅れましたが、使われつつ良化をたどっている感があります。昨年よりハンデは背負いますが、障害巧者で連覇の可能性も十分でしょう。
 最軽量ハンデは、アグリコトブキブラックパールの4歳両馬。ともに同世代の牝馬戦線を牽引してきた強豪で、昨年、4歳でこのレースを勝ったタケノビジンより実績的には上だけに、侮れないでしょう。

 11月25日(日)のメイン第11レースは、知床賞(オープン・17:05発走予定)
 前開催のオータムカップ(オープン)は、トップハンデのカネサブラックが2番手から差し切って貫録を示しました。ただ、今季は連続して好走できるほどの安定感はない印象だけに、今季16戦してすべて掲示板に載っている同2着キタノタイショウが雪辱しそう。前走はこの馬も末脚を伸ばしており、カネサブラックとは第2障害を降りた位置取りの差が出ただけという感じでした。
 フクドリはオータムカップでは1番人気で6着。馬場水分6.8%の軽馬場で、ホクショウバトルが作り出すハイペースに乗れなかったようです。馬場が回復するようなら、道中息も入る展開になることで、こちらも上位進出が見込めます。
 同じ前走で7着だったナリタボブサップは、ホクショウバトルがいない今回はハナを奪えそう。自分の流れに持ち込んで、巻き返しを期したいところです。

  11月26日(月)のメイン第11レースは、北見富士特別(A2級-2組・17:05発走予定)
 近走、やや精彩を欠く馬が多いですが、近4走が5、2、1、4着と上昇気配のリキエイに期待します。馬体重が戻ってくるにつれて先行力も復活し、2走前が今季初勝利。前走の三国山特別(A2・B1級決勝混合)も先行して2秒8差に踏ん張る好内容でした。今回、メンバーは強化されますが、好調さを生かしたいところです。
 A2級での実績ならスギノハリアーでしょう。A2級特別では勝てないまでも大崩れの少ない成績を残しています。スピードのあるタイプだけに、今回の相手関係なら押し切りが狙えるかもしれません。
 ワタシハキレイズキは、前走の三国山特別(6着)でも第2障害先頭クリアと障害力には自信を持っています。2年以上、勝ち星から見放されていますが、少しの展開利があれば勝利を狙える実力があります。

今週の見どころ(11/17~11/19)

2012年11月16日(金)

 現在、毎週日曜の第9レースには、2歳馬の産地別特別が組まれています。12月30日に実施される2歳三冠の第2弾・ヤングチャンピオンシップの予選で、各レース上位2頭に出走権が与えられます。先週までに南北海道、北央と2地区の予選が終わり、今週18日(日)に行われるのが十勝産駒特別。過去5年では、08年キタノタイショウ、09年テンマデトドケ、10年オイドンなど、勝ち馬すべてがのちに重賞勝ちを収めており、出世レースとして知られています。今年も出走全馬が前走で2歳-A級に出走とハイレベルなメンバーが顔をそろえました。ぜひご注目ください。

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 11月17日(土)のメイン第11レースは、十勝岳特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 10月29日に行われた端野峠特別(A2級-1組)の再戦模様ですが、1着馬フジダイビクトリーが今開催からA1級に昇級したため、2着だったコーネルに勝機到来といえそう。前走のA1・A2級決勝混合ではやや障害で手間取り8着でしたが、それまでの障害のキレを考えれば立て直しが可能でしょう。
 キタノストロングは端野峠特別でもしっかり末脚を伸ばして3着。展開次第の面はありますが、今季A2級特別では6戦して3、4着各1回、5着3回と堅実です。ここも上位をうかがいます。
 端野峠特別に出走していなかった馬では、ニシキエースに注目でしょう。ここ7戦が5勝、2、3着各1回と破竹の勢いで、今回がA2級昇級初戦です。別定15キロ増が課題となりそうですが、もともとはオープンで活躍していた実力馬だけに、いきなり勝利という場面もありそうです。

 11月18日(日)のメイン第11レースは、オータムカップ(オープン・17:05発走予定)
 北見記念(10月28日)組が主力となりそうですが、参考にしたいのは今回と負担重量が近かったカラフルカップ(10月21日・3歳以上毛色選抜)の結果。今回のメンバー中5頭がカラフルカップ、北見記念と連戦しました。
 カラフルカップ1着、北見記念3着だったフクドリが人気を集めそうですが、注目は両レースともに4着だったキタノタイショウ。カラフルカップは第2障害でのロスもありましたが、トップハンデで、フクドリとは20キロ差ありました。しかし、今回は10キロ差と条件は好転しており、自慢の切れ味がさく裂するかもしれません。
 フクドリはカラフルカップでは720キロをひと腰で上げていますが、障害に不安があるタイプだけに、今回の740キロでは思いどおりのレースができない可能性もあります。とはいえ状態は引き続き良さそうなだけに、狙いは下げられません。
 テンマデトドケはカラフルカップでは3着。古馬混合重賞では歯が立ちませんが、スピードが生かせる特別では侮れない存在でしょう。
 カラフルカップへは不出走だったカネサブラックは北見記念では離れた5着。ここは別定30キロを課せられることもあり、ドリームエイジカップ(12月16日)へのひと叩きといった感があります。

  11月19日(月)のメイン第11レースは、三国山特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。A2級-2組混合予選(11日第10レース)、B1級-2組混合予選(11日第12レース)の上位馬による一戦です。
 B1級-2組混合予選で逃げ切ったクロフネオーザンに期待がかかります。追走で一杯になることも多いですが、格下B1級との混合だった予選では、流れに乗ってさすがの力を見せつけました。このところ軽めの馬場状態が続いていましたが、今週末は大きな天気の崩れはなさそう。時計がかかるレースになれば、連勝の確率が上がりそうです。
 ヒロノドラゴンは同じ前走2着で、3走連続3着以内と調子が上がってきました。同3着で切れ味自慢のミサキスペシャルも前走くらいの障害のキレなら重量が増える特別でも侮れません。
 A2級-2組混合予選組では差し切り勝ちを収めたリキエイが復調気配で注目です。障害には自信を持っている2着馬ワタシハキレイズキは先行してどこまで踏ん張れるでしょうか。

今週の見どころ(11/10~11/12)

2012年11月 9日(金)

 11月10日(土)より、ばんえい十勝ではディ開催がスタート。発走予定時刻(通常時)は、第1レース=11:30、メイン第11レース=17:05となります。なお、スカパー!795chの放送時間も10:30~18:00(13:30までは有料放送)へと繰り上がりますのでご注意ください。
 11月10日(土)、11日(日)の両日、帯広競馬場では、「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」が行われます。道内における市町村ばんば大会で優秀な成績を収めている1歳馬たちが競うもので、ここから未来のばんえい競馬を背負って立つ馬が現れるかもしれません。ぜひご注目ください。

 11月10日(土)のメイン第11レースは、ピヤシリ特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 実績では10月22日のペルセウス特別(A2級-1・2組決勝混合)で僅差3着に健闘したスーパーオーサンでしょう。続く前走B1級-1組は雨中のレースで高速決着となり8着(1番人気)でしたが、障害のキレは引き続き良好でした。使い詰めながらも馬体重は増加傾向と状態は良さそうで、ここは巻き返しの期待が高まります。
 目下の充実度では次の2頭。2連勝中のフクノカミカゼは特別に入ると勝ちきれないものの、前走の勝ちっぷりが鮮やか。勢いに乗りたいところでしょう。オーゴンプリンセスは近4走が3、2、2、2着と好調。4走ともフクノカミカゼとの対戦で、1勝3敗でしたが、唯一先着したのが3走前のヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合)。特別戦ではこちらにアドバンテージがあるかもしれません。
 障害次第の面はあるものの末脚のキレでは上位のキタノオーロラ、ヒイラギ特別を制している4歳馬タッピイサムらも争覇圏です。

 11月11日(日)のメイン第11レースには、4歳女王決定戦・第37回クインカップ(17:10発走予定)が行われます。
 アグリコトブキブラックパールが一騎打ちを繰り広げたばんえいオークスから約1年が経ちましたが、今年9月に行われた牡馬混合の銀河賞でもこの2頭が2、3着に好走するなど、勢力図に大きな変化はなさそうです。トライアルの紅バラ賞(10月13日)もアグリコトブキが勝ちましたが、今回はA2級に昇格しており、690キロと最大20キロ差のトップハンデを課せられているためやや厳しそう。ブラックパールと、紅バラ賞2着のアアモンドマツカゼの争いでしょう。
 ブラックパールはハンデに恵まれたとはいえ、8月のオッズパーク杯ダークホース賞(3歳以上青毛馬選抜)でオープン経験馬のオレワスゴイを完封するなど力をつけています。紅バラ賞は回避し、ひと息後の前走を叩かれて、ここへ向け態勢は整ったという感があります。今回は680キロでの出走となります。
 同じく680キロのアアモンドマツカゼは4歳になっての地力強化が著しく、今季すでに7勝をマークしています。紅バラ賞では同重量のアグリコトブキを2秒2差まで追い詰めています。こちらも重賞制覇の期待が高まります。
 アグリローズは紅バラ賞では3着同着。その後の2走も好走しており、今回は藤野俊一騎手に戻ってどんなレースを見せるのか注目です。この馬も負担重量は680キロです。
 マリンチャンスも近6戦で5勝と勢いがあります。しかし、唯一負けたのが紅バラ賞(8着)だけに、重量が重くなるここでの扱いは難しいところ。とはいえ670キロは有利で、障害さえまともなら上位に食い込む力は持っていそうです。

  11月12日(月)のメイン第11レースは、暑寒別岳特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 好調馬揃いですが、その筆頭格といえるのがアオノレクサスです。近6走が4勝、2着1回。唯一連対を外したのが2走前の能取湖特別(10月27日・A1級-1組混合)。優勝争いを繰り広げながら最後に詰めを欠いて6着でしたが、もともとそういう面がある馬です。スピード自慢であり、軽馬場が予想される今回は、最後まで踏ん張れる確率が高いでしょう。
 ウメノタイショウは能取湖特別も含め3戦連続2着。障害が安定しており、展開が向けばいつ勝利を手にしてもおかしくありません。
 能取湖特別では競走除外だったオレワスゴイは、その前にはオープン混合特別で圧勝していた戦歴があります。A1級-1組特別の上位常連ライデンロックは能取湖特別では競走中止だったものの、馬体重が戻っており、立て直されれば当然上位をうかがう存在といえます。
 ユーファンタジーは成績が安定しませんが、障害がスムーズなら、豪快に差し切った能取湖特別の再現もありそうです。

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