ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

お知らせ・ニュース アーカイブ

<<前へ 118119120121122123124125126127128

今週の見どころ(10/19~10/21)

2013年10月18日(金)

 10月19日(土)、20日(日)の両日、帯広競馬場では「フードバレーとかちフェスティバル」が行われます。この2日間は全10レース制で実施。発走予定時刻は、第1レースが普段より20分早い14:20、メインの最終第10レースは19:40となりますのでご注意ください。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 10月19日(土)のメイン第10レースは、出先おびひろ会記念(A2級-1組・19:40発走予定)
 10月7日に行われた桔梗特別(A2級-1・2組決勝)の1、2着スギノハリアーダイリンビューティに再び注目します。ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたテンカムソウ(3着・今回は不出走)、ダイリンビューティが馬体を併せ追い比べを演じているところ、離れた6番手から猛然と追い込んできたスギノハリアーが捕まえています。
 スギノハリアーは目下3連勝中。3走前が逃げ切り、2走前と前走が差しての白星で展開にとらわれません。今回から賞金別定5キロ増となりますが、勢いは侮れないものがあります。
 ダイリンビューティも近6走で2勝、2着3回と好調です。近2走の障害のカカリを見れば、ここも崩れることは考えにくいものがあります。あとは、終いにひと踏ん張りできるかどうかです。
 キタノストロングは、A2昇級初戦だった前走A2級-1組ではスギノハリアーの9着でしたが、決め手はここでも十分通用するはず。障害さえまとめれば、巻き返しが期待できるでしょう。
 ウメノタイショウは、スギノハリアーと同じ近3走を使われて3、4、6着という成績。すべて10秒以上の差をつけられていますが、この馬なりの走りはできていました。ここも勝てないまでも、恥ずかしくない着順にはまとめてくるはずです。

 10月20日(日)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・19:40発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)で争われるスピード決戦です。
 ホクショウバトルは同条件特別には4回出走して3勝、3着1回と、大得意。11年12月の地吹雪賞では44秒3(馬場水分2.5%)という破格のタイムを叩き出しています。今回は、この条件に初登場という馬が多いので、経験値の高さで圧倒するでしょう。
 トレジャーハンターも過去同条件では5戦1勝、2着3回と実績を残しています。49秒4(馬場水分1.7%)という持ち時計も優秀で、今季初勝利も見込めるかもしれません。
 3頭いる4歳馬はいずれも先行力があり、有力視されます。なかでも注目なのはテンカムソウでしょう。14戦連続して4着以内と好調で、今回は賞金別定重量の加増がないのも好材料。10キロ軽い利点を生かせば押し切りまで狙えるかもしれません。

  10月21日(月)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1級混合・20:10発走予定)
 注目はホリセンショウでしょう。6月2日のオッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)で1着(同着)となって以降、勝ち星がありませんが、重賞でも善戦するなど相手を問わず大崩れの少ない成績を収めてきました。夏場を休養にあて、復帰初戦で大幅に減っていた体重も回復しつつあります。ここは相手に恵まれた感があり、勝機といえそうです。
 今回のメンバー9頭中6頭が10月5日の神無月特別(オープン混合)を使われていました。メンバー中で最先着の2着フジダイビクトリーは、懸念されるゴール前での詰めの甘さも見せませんでした。こちらは逆に馬体重が減少傾向にあるのは心配ですが、これ以上減らなければ力は出せるでしょう。
 ニシキエーカンは神無月特別では障害で苦戦しましたが、いざクリアすれば、5着まで押し上げています。障害次第で巻き返しが十分ありそうです。

今週の見どころ(10/12~10/14)

2013年10月11日(金)

  10月13日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞が組まれています。重賞に再格付けされた08年以降の連対馬10頭中9頭が牡馬で、うち7頭が青雲賞(2歳牡馬オープン)を使われていました。今年も青雲賞の1~5着馬が出走してきましたが、不出走組の台頭はあるのか、今回も見ごたえ十分です。

JRA東京競馬場でのイベント(10/12)はこちら
BAOO荒尾でのイベント(10/14)はこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 10月12日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月10日に行われる4歳牝馬重賞・クインカップの前哨戦といえます。
 今年1月のばんえいプリンセス賞以来となる4歳牝馬限定のオープン戦ですが、同レースのメンバー10頭中、1、2着馬を除く8頭がここにも出走と、当時から勢力図に大きな変化はありません。注目は、ばんえいプリンセス賞で僅差3着だったカネサマドカ。近2走の秋分特別、千樹橋特別(ともにB2級-1組)ではいずれも第2障害先頭クリアから2、1着と安定したレースぶり。前走と同じ660キロで出走できるのも歓迎材料でしょう。
 4歳牝馬のなかで現在最高位のA2格付であるニシキウンカイは、ばんえいプリンセス賞では最大40キロ差のトップハンデで10着でした。しかし、今回もトップハンデとはいえ最大20キロ差の670キロと、かなり楽になりました。4歳三冠路線で4、3着と牡馬相手に善戦を続けている実力を示すかもしれません。
 ばんえいプリンセス賞では5着だったベニコマは、665キロでの出走だった前々走・千樹橋特別でも5着でしたが、崩れていた障害に進境をみせました。立て直されたとなれば660キロのここでは勝ち負けになりそうです。
 好調なキュートエンジェル(660キロ)、障害巧者カツダイヤ(660キロ)らも侮れません。

 10月13日(日)のメイン第10レースは、重賞・第36回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。2歳シーズン三冠がここからスタートします。
 9月22日に行われた青雲賞(2歳牡馬オープン)は、第2障害をひと腰先頭で越えたホクショウマサルが逃げ切り勝ちを収め、離れた障害4番手から猛然と追い込んだゴールデンフジが2着。断然人気のハクタイホウは第2障害で苦戦したのに加え、2位入線寸前のゴール線上で一杯となり3着でした。
 注目は青雲賞の勝ち馬ホクショウマサル。デビューから12戦してすべて5着以内ですが、青雲賞が通算3勝目という戦歴のとおり勝ち切れないのが悩み。平場戦ではどうしても位置取りがうしろになってしまいますが、障害にはほとんど心配がないだけに、ペースが落ち着く特別戦で変わり身をみせた格好です。ここも押し切りに期待します。
 ゴールデンフジは障害次第ですが、ハマると青雲賞のような末脚が使えます。前走の2歳A級-1組ではオオゾラシンスケとの熾烈な追い比べを制して1着と、しぶといところも見せました。
 デビューから7戦6勝、3着1回と快進撃を続けてきたハクタイホウですが、近2走が2、3着と初の連敗を喫しました。今回は唯一、賞金別定10キロを課せられるのも心配ですが、底力に期待したいところです。
 青雲賞は出走取消だったブラックニセイは、終いの踏ん張りひとつで上位進出が望めるはずです。

  10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)。
 ホッカイヒカルに注目します。前開催に行われた重賞・岩見沢記念でも2着と、負担重量や相手関係を問わず好走を続けています。もともと末脚はしっかりしていますが、若い頃に比べて先行力がついてきたことも安定感につながっているようです。今回から賞金別定重量が5キロ増えて10キロとなりますが、それでもまだ有利な感があります。ここも連軸は堅いでしょう。
 岩見沢記念3着ギンガリュウセイも今季12戦してすべて5着以内の堅実行進が続きます。現役屈指の障害巧者ぶりを今回もみせてくれるでしょう。
 ニュータカラコマは岩見沢記念が圧巻の逃げ切りで、世代限定戦以外の重賞初制覇を果たしました。5番人気でしたが、前々走のオープン特別での勝利がフロックでなかったことを証明しています。別定10キロ増となるここでも好走できれば、秋冬の重賞での活躍が楽しみになりそうです。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2013年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)の両日、帯広競馬場では「とかちばん馬まつり」が行われます。7回目となる今回も、人間がソリを曳く「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」や、今年が初の実施となる、本走路200メートルを女性が走る「人間ダービーヒロインズカップ」をはじめ、各種イベント・アトラクションでお楽しみいただけます。
 6日(日)のメインには3歳オープンによる・オッズパーク杯秋桜賞が組まれています。11月3日に行われる3歳二冠目・ばんえい菊花賞の前哨戦。こちらもお見逃しなく。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 10月5日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン混合・20:10発走予定)
 前開催のポテト特別(オープン)の1~4着馬は先週の重賞・岩見沢記念へ出走。となれば、同5着フジダイビクトリーに白羽の矢が立ちます。第2障害を先頭で越えましたが、上位4頭とは決め手の差が出ただけで、さほど悪いレース内容ではありませんでした。今回は相手有利が明らかなだけに、押し切りの期待がかかります。
 成長著しい4歳の2頭が続きます。ニシキエーカンは、シーズン序盤からオープンの強豪たちに混じって戦い続け、勝ち切れないまでも大崩れがないのが評価できます。ホクショウユウキは今季B2級からのスタートでしたが、世代限定重賞で3勝を挙げ、半年足らずでオープン入り。ライバル・ニシキエーカンの戦いぶりを考えれば、ここでも十分やれそうですが、賞金別定30キロ増は心配な材料です。
 ポテト特別では1番人気で9着だったホクショウバトルですが、相手関係を考えれば、ここで巻き返しても不思議ありません。

 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。8月25日に行われた3歳一冠目・ばんえい大賞典以来となる3歳限定のオープン戦です。
 目下9戦連続して3着以内という上がり馬オレノココロに注目。初の重賞挑戦だった7月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で3着に健闘すると、ばんえい大賞典でも2着。それぞれ670キロ、680キロで第2障害では安定感を欠きましたが、前走のB2級-1組特別では675キロでひと腰クリアから1着と、重量への慣れが感じられます。今回の670キロなら、トップハンデでも最有力です。
 2歳時から活躍を続けている馬の代表格はコウシュハウンカイ(670キロ)でしょう。ここまで無冠ですが、3歳になってからも3月のイレネー記念、ばんえい大賞典で3着の実績。B1・B2級決勝混合特別、A2級-1組特別を含め3連勝中の勢いも魅力です。
 約4カ月の休養を挟んでの今季初戦から破竹の6連勝中ホクショウサスケ(660キロ)にも期待がかかるところ。イレネー記念では、第2障害で大苦戦し最下位でしたが、力をつけてきた今であれば、違った結果が望めるかもしれません。

  10月7日(月)のメイン第10レースは、桔梗特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(9月28日第9レース)、A2級-2組混合(30日第11レース)の両予選上位馬による一戦です。
 2組混合予選で逃げ切り勝ちを収めたダイリンビューティに引き続き注目。障害で崩れても元々は巧者なので、次走ではしっかり立て直してくるため、連続での大敗が少ないタイプ。障害が切れれば、今回の特別戦でも前走のようなレースが可能でしょう。
 2組混合予選2着を含む近5走が2勝、2着2回のキンノカミや、1組予選では段違いの末脚を見せつけ2連勝を決めたスギノハリアーは好調さを生かしたいところ。
 1組予選では僅差で3着を争ったテンカムソウウメノタイショウはともに障害巧者だけに、特別戦での前進があるかもしれません。

今週の見どころ(9/28~9/30)

2013年9月27日(金)

 9月29日(日)のメインには重賞・岩見沢記念が組まれています。オープン6頭、A1級3頭、A2級1頭というメンバー構成ですが、条件馬も古馬重賞で好走歴がある馬がほとんど。熱戦が期待できそうです。

帯広競馬場でのイベントはこちら
ハロンズ岩見沢場外でのイベントはこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 9月28日(土)のメイン第10レースは、玉泉館特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前走の秋陽特別(A2級-1組混合)では、格上A2級に混じって3着だったアローファイターに注目。コウシュハウンカイ(B1級)、アアモンドヤマト(A2級)との息詰まる追い比べの末、競り負けましたが、わずかコンマ6秒+コンマ1秒差でした。勝ち馬コウシュハウンカイが来週の世代限定戦へまわったため、ここには不在となれば、今季、B1級特別で2戦2勝という実力を見せつけてくれそうです。
 ジャングルソングは、秋陽特別では2番人気で7着と思わぬ大敗を喫しました。第2障害で苦戦したことが原因ですが、いつものような末脚のキレも見られませんでした。とはいえ、前々走まで11戦連続して連対していたことを考えれば、自己条件に戻るここで巻き返しても不思議ありません。
 前開催のオッズパーク杯(B1級-1組)は、キタノストロングが豪快に差し切り圧勝しましたが、同馬は今開催からA2へ昇級。同2、3着だったキタノオーロラレインボーライデンにも勝機がありそう。B1昇級初戦では4歳重賞・銀河賞を使われ1番人気で4着フクトクも、負担重量が軽くなるここでは侮れません。

 9月29日(日)のメイン第10レースは、重賞・第49回岩見沢記念(20:10発走予定)キタノタイショウホクショウダイヤが別定20キロ増で840キロ、ギンガリュウセイインフィニティーが同10キロ増で830キロ、そのほかの馬は820キロでの出走です。
 今季、6月の旭川記念、7月の北斗賞と重賞で2度の3着があるホリセンショウに注目。両重賞ともA1級からの挑戦でしたが、クラスハンデはなく、オープン馬に伍しての結果です。北斗賞以来となる休養明け初戦の2走前・A1級混合では7着と大敗しましたが、平場の軽い重量が不向きなのに加え、軽めの馬場が災いしたかもしれません。前走のA1級混合特別では障害のカカリにも進境を見せ、減っていた体重も回復傾向にある様子。北斗賞と比べて、多くの有力ライバルたちよりハンデが有利になる今回は重賞初制覇を決めたいところでしょう。
 ホッカイヒカルは北斗賞では2着とホリセンショウに先着。コンマ3秒と差はわずかでしたが、末脚の伸びではこちらが断然でした。8月のばんえいグランプリでも僅差4着など勝ち切れないのは悩みですが、重賞、特別を問わず好走を続けている安定感は侮れません。今回も、北斗賞と同じくホリセンショウとは同重量だけに、互角の戦いが可能でしょう。
 今季未勝利ですがギンガリュウセイにも期待できそう。近年ではシーズン初勝利を挙げたのが11年・9月上旬、12年・8月中旬と、負担重量が重くなってくる秋頃から真骨頂を発揮。本格化してきた2010年シーズン以降、9月・10月は、岩見沢記念(10年4着、11年2着)、北見記念(10年2着、11年・12年と連覇)の2重賞を含め13戦6勝、2着4回の好相性を誇ります。得意の季節を迎え、今季初勝利を重賞で飾る可能性もありそうです。
 障害が安定して大崩れがなくなってきたニュータカラコマにも警戒が必要といえます。

  9月30日(月)のメイン第10レースは、千樹橋特別(B2級-1組・20:10発走予定)。9月23日に行われた秋分特別(B2級-1組)の1、7着馬を除く8頭と、前走B2級の平場戦を使われてきた2頭が争います。
 注目は秋分特別の上位馬。なかでも、1番人気にこたえた3歳馬と追い比べの末、コンマ6秒差2着のカネサマドカ、さらに1秒0差で3着のサカノテツワンでしょう。カネサマドカは古馬混合で初の特別挑戦でしたが、ひと腰先頭で第2障害をクリアし踏ん張りました。今回は特別2戦目で慣れも見込めるはずです。サカノテツワンは障害巧者。B2級-1組特別ではこれで3、4、3着と崩れがありません。
 別路線の2頭では、決め手あるマゴコロに注目。前走B2級-2組では障害のカカリも上々で、余裕ある勝利でした。
 秋分特別では2番人気で9着と大敗したベニコマは、前々走でも2着とはいえ障害で崩れており、立て直しが期待されます。

今週の見どころ(9/21~9/23)

2013年9月20日(金)

 今季の2歳オープン特別は、牝馬限定戦は2度実施されていますが、牡馬限定戦は、9月22日(日)の準メインに行われる青雲賞が初めて。過去5回では、このレースの勝ち馬5頭中4頭が、その後、2歳シーズン三冠(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念)のうち最低1つは制しているという出世レース。今年は6勝を挙げている馬が参戦していますが、勝ち星では過去5年の出走馬中で最多(10年の7勝馬オイドンは出走取消)。果たしてどんなレースを見せてくれるのか楽しみです。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 9月21日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(B1級-1組・20:10発走予定)
 決め手上位のキタノストロングに期待。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)ではトップハンデを課せられながらも、離れた障害クリアからしっかり末脚を伸ばして3着を確保しました。それぞれ30キロ差、45キロ差があった1、2着馬とはタイム差がありましたが、両馬はここには不在。引き続きトップハンデですが、最大5キロ差しかないので戦いやすいはずです。8月には今回と同条件のデネブ特別や、A1・A2級との混合特別も制している実績を考えれば、巻き返して当然でしょう。
 勢いではレインボーライデンに注目。4走前に今季初勝利を挙げると、それまで勝ち切れなかったのが嘘のように4連勝。B1昇級初戦だった前走のB1級-2組特別では、スギノファントム、ワールドピサ、トカチタカラといったB1級の安定勢力を下しており、このクラスでも十分通用する力をアピールしています。
 デネブ特別で僅差3着をはじめB1級で善戦を続けるテルシゲや、スギノファントムも、展開さえ向けば首位まで望める存在といえます。

 9月22日(日)のメイン第10レースは、野分特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン2頭、A1級7頭が争います。
 本来であれば、今季、旭川記念と北斗賞で3着があるホリセンショウが大本命という一戦。しかし、北斗賞のあと3開催空けての前走A1級混合では、30キロ以上も体重を減らしており7着でした。もともとは障害力で勝負するタイプなので巻き返してくる可能性はありそうですが、全幅の信頼は置きにくいものはあります。
 シベチャタイガーは障害巧者で、8月のばんえいグランプリで僅差5着の実績があります。近5走では、降雨のなかでのレースとなった3走前以外は大きく崩れていません。展開待ちという面はありますが、安定感にかけてみるのも手でしょう。
 アオノレクサスもばんえいグランプリに出走して7着でしたが、障害はひと腰でまとめていました。障害力を生かした積極策で、ここもどこまで踏ん張れるでしょうか。
 前述の3頭とは対照的に、グランドペガサスは末脚勝負型。前半で流れに乗れれば、追う者の強みで、先行勢をまとめて差し切るシーンも考えられます。

 この日の第9レースには、青雲賞(2歳牡馬オープン・19:30発走予定)が組まれています。2歳牡馬にとっては今季最初の特別戦です。
 デビューから8戦して6勝、2、3着各1回というハクタイホウの相手探しといえます。前走の2歳A級-1組(9月8日)では2着と不覚を取りましたが、コンマ9秒先着されたホクショウマックスのほうが5キロ軽かったということもあるでしょう。同馬が回避した今回は負けられません。
 同じ前走で3着だったブラックニセイは、ハクタイホウが3着に敗れたレース(5月5日)の勝ち馬。このところ馬体重の変動が激しいのは気になりますが、障害巧者だけに崩れはないでしょう。

  9月23日(祝・月)のメイン第10レースは、秋分特別(B2級-1組・20:10発走予定)。B2級では抜けた存在だった3歳馬コウシュハウンカイがB1へ昇級したため、混戦模様となりました。同馬に苦杯を舐めてきた馬たちの巻き返しがありそうです。
 なかでも注目は切れる末脚が自慢のベニコマ。近2走ともコウシュハウンカイの2着に好走し、3着には5秒以上の差をつけていました。前走フォーマルハウト特別(B1・B2級決勝混合)では第2障害で両膝をつく大きなロスがありながらも、追い込んで最終的に連対は確保。負担重量へ慣れも見込め、強敵が抜けた今回は負けられないところでしょう。
 スーパートップヒメもコウシュハウンカイ、ベニコマと一緒の近2走を使われ3、7着。フォーマルハウト特別では天板に脚をかけたところで体勢を崩してしまいましたが、もともとは障害巧者だけに立て直しが見込めます。
 障害力と先行力が武器のサカノテツワン、末脚がハマると一発がありそうなダイコクパワーや、今回がB2昇級初戦でも、ばんえい大賞典ではコウシュハウンカイに先着していた実績があるオレノココロも争覇圏でしょう。

<<前へ 118119120121122123124125126127128
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.