6月8日(土)より、レースによる馬場の砂の摩耗を均等にするため、出走馬が9頭以下の場合、コースの使用方法が変更されます。ご注意ください(詳細はこちら)。
6月10日(月)のメインには、3歳オープンによるとかちダービーが組まれています。このレースは特別戦で、過去5年では、08年のライデンロックが三冠最終戦のばんえいダービーも制するなど、このレースの連対馬が4頭もばんえいダービーを勝利しています。
6月8日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(A2級・20:05発走予定)。
障害巧者のクロフネオーザンに期待。前走のB1級-2・3組決勝混合特別でも2着に踏ん張りました。今回自己条件に戻ったA2級で、やや相手強化となりますが、トップハンデから解放されるのは魅力。今年1月にはA2級-1組特別で勝利した実績もあり、ここは勝利で決めてくれるでしょう。
ウメノタイショウは前回の旭岳特別(A1級混合)は競走除外でしたが、その前の五月雨特別(A1・A2決勝混合)ではオープンからの降級馬ホリセンショウを6秒7も突き放す完勝劇を演じています。今回はA2級同士で戦いやすい相手関係。賞金別定5キロ増とはなりますが、さほど心配はないでしょう。
旭岳特別を強烈な末脚で差し切ったのがユーファンタジー。破った相手が、今年のばんえい十勝オッズパーク杯3着のインフィニティーだけに価値ある勝利といえます。展開次第の面はありますが、ここも侮れない存在です。
五月雨特別4着で障害巧者のグランドペガサスも有力。アアモンドヤマトも昇級初戦とはいえ実力的に遜色ありません。
6月9日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(オープン混合・20:05発走予定)。オープンの2頭とA1級の8頭が争います。
A1級のホリセンショウが主役でしょう。今季5戦して1、4、1、2、1着と好調を持続。唯一、馬券外に敗れた今回と同条件の4走前も一旦は2番手に上がり、ゴール寸前でオープン馬2頭に差されましたが、ホクショウダイヤ、フクドリという現役屈指のキレ味を誇る両馬で相手が悪かったとしか言いようがありません。同レースで逃げ切り勝ちを収めたシベチャタイガーはその後精彩を欠いており、ホリセンショウにとって勝機といえます。
同じくA1級のインフィニティーも今季は4、3、2、3、2着と好調度では負けていません。なかでも2戦目の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯でのキタノタイショウ、ギンガリュウセイと接戦の末、3着というのが際立ちます。ただ近走成績が示すように、今回も差して届かないことも考えられます。
4歳のオープン馬ニシキエーカンは、2走前のオープン特別では、ホクショウダイヤ、ホッカイヒカルの3着に健闘。4歳春のこの時期に、オープンの一線級とわずか10キロ差で僅差の勝負ができたことは自信につながったはず。引き続き注目したい1頭です。
6月10日(月)のメイン第10レースには、とかちダービー(3歳オープン・20:00発走予定)が行われます。
5月13日に行われたとかち皐月賞(3歳オープン)のほぼ再戦といえる組み合わせ。トップハンデながら力強く差し切ったコウシュハウンカイがここも注目を集めそう。第2障害を3番手で越えると、前を行く20キロ軽いマツリダワッショイ(2着)、40キロ軽いアグリナデシコ(4着・今回不出走)をゴール手前20メートルでつかまえて突き放す、強いレースぶりでした。今回はトップハンデから解放されたことも強調材料です。
3着ダイコクパワーにも引き続き期待できそう。気の悪さをのぞかせる場面もありましたが、いざスイッチが入るとさすがの末脚で追い上げてきました。2歳シーズン後半は勝ち切れないレース続きでしたが、今季は5戦して3勝、3着2回と激しい気性を後半の爆発力に転化できているようです。
2着だったマツリダワッショイは引き続きハンデが有利なだけに注目。こちらも3戦連続連対中と好調です。
別路線から参戦のヨシムネがレースを盛り上げそうです。昨年12月の重賞・ヤングチャンピオンシップでは2着(同着)に健闘した実績があり、C級戦とはいえ圧勝続きの3連勝中と目下の勢いも申し分ありません。