6月1日(土)のメインには、4歳シーズン三冠の第1弾・柏林賞(6月23日)の前哨戦、ライラック賞が組まれています。近3年では、このレースの連対馬が、柏林賞でも必ず1頭連対を果たしており、本番を占う意味でも注目の一戦といえそうです。
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6月1日(土)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:05発走予定)。柏林賞を目指し、オープンからB2級までの9頭が揃いました。
注目は唯一のオープン馬ニシキエーカン。2歳シーズン頂上決戦・イレネー記念を圧勝、3歳三冠での4、2、2着という安定した成績に加え、古馬オープン初挑戦の前走では、一騎打ちを演じたホクショウダイヤ、ホッカイヒカルに割って入ろうかという3着と、実力は確かです。近2年のこのレースでは、一昨年はトレジャーハンター、昨年はオイドンがともにトップハンデを克服して勝利しているのも心強い材料。この両馬と比べても、実績的にニシキエーカンが劣る印象はなく、ここも身上の末脚が炸裂するかもしれません。
メンバー的には、4月29日のすずらん賞(4歳オープン)のほぼ再戦といった感じ。
ニシキエーカン(2着)に競り勝ち、すずらん賞を制したアサヒリュウセイは、ばんえいダービー馬でここでも有力な存在。馬場が軽くなれば好走の確率が増すでしょう。
第2障害を早めに降りたものの懸念された詰めの甘さが出てしまった2頭、エビスダイチ(3着)、ワールドピサ(4着)は踏ん張りが利けぱ、当然上位進出への期待が高まります。
6月2日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:05発走予定)。昨季のリーディングサイヤー(3歳以上部門)上位産駒の通算収得賞金上位馬による選抜戦で、オープン2頭、A1級3頭、A2級2頭、B1級3頭が争います。
注目はA1級のホリセンショウ(父タケタカラ)。今年2月にはオープン特別を制している実力馬です。オープンの2頭より、10キロ軽いことも考えれば実績的に負けられません。
A2級のグランドペガサス(父エビスカチドキ)は今季開幕からA2級-2組混合特別、A2級と連勝。その後3戦は勝ちきれませんが、障害のキレは良好で、レースぶりは悪くありません。前走のA1・A2級決勝混合特別では2着ホリセンショウに2秒9差まで迫って4着。流れが向けば、逆転可能でしょう。
昨季終盤の障害のキレが戻ってくればライトアーム(父コーネルトップ)も侮れないところです。
5頭いる5歳馬では、牝馬アアモンドマツカゼ(父タケタカラ)に注目。前走の3歳以上牝馬オープン特別では、今回と同じ650キロで第2障害ひと腰クリアから勝ち星を挙げています。今回は牡馬が相手ですが、最軽量ハンデを生かせば粘り込みも考えられます。
6月3日(月)のメイン第10レースは、ジュノー特別(B1級-2・3組決勝混合・20:00発走予定)。B1級-2組(5月25日第11レース)、B1級-3組混合(27日第9レース)の両予選上位馬による一戦です。
注目は、今季初戦だったB1級-3組混合で4着(1番人気)スギノハリアー。障害で手間取り、一旦は3番手まで上がったもののゴール前で一杯に。いいところを見せられずに敗れましたが、それでも4着だったのは力のある証といえます。1月にはA1級-1組特別を制している実績もあり、叩き2戦目で勝負勘が戻るであろう今回は巻き返しが期待されます。
B1級-3組混合で逃げ切り勝ちを収めたクロフネオーザンにも注目。第2回開催(3走前)、第3回開催(2走前)は予選で下位に敗れたため、2走使いの決勝(特別)に出走できませんでしたが、障害巧者だけに特別のほうがさらに実力を発揮しやすいはずです。
今季7戦してすべて掲示板を確保しているB1級-2組の5着馬ホンベツイチバン、B1級-3組混合で僅差2着のレットダイヤらも有力でしょう。