10月13日(土)、14日(日)の両日、帯広競馬場では、この時期の恒例となった「とかちばん馬まつり」が行われます。優勝賞金88万円をかけた"ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ"をはじめ、十勝管内外の17店が出店し飲食を提供する"とかち食べ歩き"や、特設ステージでのパフォーマンスなど、楽しいアトラクションが目白押しです。ぜひ、競馬場へお越しください。
※10月15日(月)は、SPAT4・川崎競馬場他で、帯広第2~第12レースを発売します。
10月13日(土)のメイン第11レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:00発走予定)。11月11日に行われる重賞・クインカップの前哨戦です。
9月16日に実施された4歳三冠の第2弾・銀河賞は、牡馬のニュータカラコマが勝ちましたが、2着にはアグリコトブキ、3着にもブラックパールと牝馬が入りました。両馬は3歳11月のばんえいオークス1、2着馬で同世代の牝馬限定では実力上位の存在。今回は、ブラックパールが回避したため、アグリコトブキの中心は揺るぎません。
この夏に4連勝するなど力をつけてきたアアモンドマツカゼや、6月に行われた4歳オープン特別では牝馬最先着を果たしているヘイセイオトメらが相手。トップハンデ660キロの3頭による争いとなりそうです。
10月14日(日)のメイン第11レースには、2歳三冠の初戦・第35回ナナカマド賞(20:05発走予定)が行われます。今季の収得賞金40万円ごとに10キロ増となる別定重量戦で、ホクショウサスケ、ソウクンボーイ、ダイコクパワーと、牝馬のセイコークインが別定10キロを課せられています。
「全馬にチャンスあり」といえそうなほどの混戦だけに、10キロ増は堪えそうで、ノーハンデ組に注目。なかでも牡馬トライアルの青雲賞(9月22日)3着コウシュハウンカイに期待します。通算3勝というのは目立つ成績ではありませんが、13戦中12戦が4着以内で、勝ち馬からもっとも離されたレースでも9秒2差という堅実さが魅力です。前走の2歳A級-1・2組選抜ではきっちり差し切って3カ月ぶりの勝利を挙げ、勢いも出てきました。
コウシュハクィーンは、牝馬トライアルのいちい賞(9月16日)で勝利しています。ナナカマド賞が重賞に再格付けされた08年以降で、牝馬は2、3着各1回と劣勢ですが、それを覆す好走が期待できそうです。
いちい賞では1番人気で5着だったセイコークインは、前走2歳A級-1組で、今回も出走している牡馬ホクショウサスケ(青雲賞6着)、ダイコクパワー(同4着)、コブラウンカイ(同2着)らを一蹴しています。別定10キロ増の4頭ではこの馬が筆頭といえます。
トライアル不出走の2頭も侮れません。ショウチシマシタは前走2歳-A級2組でコウシュハウンカイとの追い比べを制し勝利。オホーツクノタカラも今回別定10キロ増の馬たちと好勝負してきた実績があります。
10月15日(月)のメイン第11レースは、狩勝賞(オープン混合・20:00発走予定)。9頭中8頭が神無月特別(10月1日・A1級-1組混合)に出走しており再戦模様です。
神無月特別の上位はA1級が占めました。その1着馬ウメノタイショウ、2着ライデンロックは別定5キロとなり、3着オレワスゴイ、4着ホリセンショウと今回は同重量での戦いとなります。5.0%と軽めの馬場だった同レースと同様、今回も軽馬場が予想されますが、着順の入れ替わりも十分ありそうです。
オープンの3頭は神無月特別とまったく同じ顔ぶれ。豪快に追い込んで5着だったニュータカラコマに注目します。この馬が第2障害で仕掛けたときには、先頭のウメノタイショウは残り20メートルに達しようかという位置取りだったことを考えれば、大健闘といえるものでした。すんなり追走できれば一発があるかもしれません。