5月13日(月)のメインには、3歳オープンによる、とかち皐月賞が組まれています。2歳シーズン二冠馬ショウチシマシタは不在ですが、それでも好メンバーが集結しました。6月10日(予定)のとかちダービー、そして三冠競走へとつながっていく3歳路線のスタートでもあり、ぜひご注目ください。
5月11日(土)のメイン第10レースは、あやめ特別(B1級-1組・20:05発走予定)。
約5カ月の休養明け後を2戦2勝と好調なライデンロックに注目します。ともに逃げ切っての完勝で、オープン経験馬の底力を示しました。勢いのある馬が揃ったここでも、中心は譲れません。
オレワスゴイは、前走のA2・B1級決勝混合特別では今季B1級-1組特別勝ちがあったウメノタイショウを寄せ付けず逃げ切っています。
開幕から2、2、1着と崩れがないスギノファントムもB1昇級初戦とはいえ侮れないところ。アアモンドヤマトも前走のスーパージョッキー賞(3歳以上選抜)では、オープンからの降級馬テンマデテトドケに食い下がって2着と見どころある走りをしており、自己条件のここなら差はないでしょう。
5月12日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:05発走予定)。オープンからB1級までの9頭立てで、春の女王を争います。
注目はコマクイン。負担重量が700キロを超えたあたりから詰めの甘さが出ますが、今回の650キロであれば踏ん張りがききそう。このレースは一昨年、昨年と連覇している相性のいい舞台で、好相性の尾ヶ瀬馨騎手への乗替わりも魅力。障害力を生かして今年も逃げ切りを狙います。
5歳のブラックパールも楽しみな存在。同世代が相手の重賞では勝ちきれませんでしたが、昨年11月のレディースカップ、今年1月の重賞・ヒロインズカップと制し、一躍古馬牝馬戦線の主役に躍り出ました。3月まであった若馬の10キロ減がなくなり、トップハンデ670キロで臨むここでも好走できるようなら、今後へ夢が広がりそう。試金石といえます。
同じく5歳のアグリコトブキも侮れません。鎬を削ってきたライバル・ブラックパールより20キロ軽い650キロで出走できる今回は、こちらを上に取る手もありそうです。
今年のヒロインズカップで2着のユーファンタジー(650キロ)は障害次第の面は否めませんが、末脚がハマると怖いところです。
5月13日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:00発走予定)。メンバーは、3月24日に行われた牡馬・牝馬それぞれの3歳オープン戦、若草賞か福寿草賞のどちらかに出走していました。
牡馬限定の若草賞は、第2障害先頭ほぼ同時に降りたコウシュハウンカイ、ソウクンボーイがゴールまで追い比べを続けて、コンマ7秒差でコウシュハウンカイが先着しました。同3着ダイコクパワーも離れた障害クリアながら、持ち味のキレを発揮し、2着ソウクンボーイからわずか3秒差に健闘しています。重賞勝ちがあるソウクンボーイが実績的には優位ですが、コウシュハウンカイのデビューから掲示板外を外したのが1回だけという堅実さも侮れず、10キロ軽いダイコクパワーも実力差は感じません。
牝馬限定の福寿草賞は、3月10日に行われた重賞・イレネー記念で牝馬最先着の4着と健闘していたコウシュハクィーンが力の違いを見せ、圧巻の逃げ切りを収めました。牡馬に割って入るとしたらこの馬が有力といえそうです。