3月9日(日)のメインには、2歳シーズンのチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。帯広単独開催となった過去6回とも牡馬が1~3着を独占し、3着以内馬18頭中13頭が単勝3番人気以内と、上位人気に推された牡馬が好成績を残しています。来年度の3歳三冠路線へとつながるレースでもあり、ぜひご注目ください。
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3月8日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1組・18:05発走予定)。前開催に行われた重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬)の1~6着馬と、ウィナーズカップ(4歳以上特別優勝馬)3着ホッカイヒカル、前開催は休養したダイリンビューティが争います。
チャンピオンカップ5着ニュータカラコマの巻き返しに期待。相手関係は前走と大きく変わりませんが、障害にやや不安があるこの馬にとって、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。それまで2連勝していた特別戦だけにチャンスでしょう。
同2着トレジャーハンターにとって、800キロで第2障害ひと腰先頭クリアから踏ん張れたのは収穫だったはず。ここも、詰めの甘ささえ出なければ引き続き上位進出が期待できます。
2戦連続して8着に敗れていたホッカイヒカルは、ウィナーズカップで3着と巻き返しに成功。走破時計は前々走とコンマ4秒しか違わなかったので、展開や馬場が合えば、これくらいは走れるところを示しました。あまり速いペースにならなければ、ここも上位進出が見込めそうです。
3月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第45回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。2歳シーズン三冠の最終戦で、牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で争われます。
二冠目・ヤングチャンピオンシップで2着だったホクショウマサルに注目。ほぼ同時に第2障害を先頭で降りたブラックニセイとの追い比べの末、ゴール前でわずかに競り負けた格好ですが、接戦で10キロのハンデ差が響いたのでしょう。息の長い末脚が武器で、前走の3歳A級-1組(3月2日)でもしっかり2着に追い込んでいます。今回は定量戦なので、ブラックニセイに二冠目の借りを返すチャンスといえます。
ホクショウメジャーは一冠目・ナナカマド賞の勝ち馬。その後、勝ち切れなかったのは、重賞勝ちで賞金を稼ぎ別定重量を課せられたからという面も否定できません。3走前の3歳A級-1組(1月26日)では、それまでの鬱憤を晴らすような逃げ切り勝ちを収めています。
ブラックニセイも、ヤングチャンピオンシップ優勝後はすべてトップハンデで苦戦が続きますが、こちらも定量であれば巻き返しが狙えるかもしれません。
ハクタイホウは前走の3歳A級-1組(3月2日)で逃げ切って、ついに10勝目をマーク。一冠目3着、二冠目4着と善戦続きだけに、ここも押さえが必要でしょう。
軽めの馬場になれば注目なのがオオゾラシンスケ。障害巧者ですが、終いの踏ん張り次第というタイプだけに、馬場の助けがあれば、逃げ切ってしまう可能性もありそうです。
3月10日(月)のメイン第10レースは、ユキヤナギ特別(B1級-1組・18:05発走予定)。出走9頭中、若馬の減量がある4、5歳馬が7頭というメンバー構成になりました。
クインフェスタは前開催の花月特別(B1・B2級決勝混合)を勝って今回がB1昇級初戦です。3走前の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着大敗でしたが、当時より10キロ重かった花月特別を障害ひと腰クリアから制したのは大きな収穫。引き続き好勝負が望めそうです。
サカノテツワンは花月特別ではクインフェスタと叩き合いの末、コンマ9秒差で2着惜敗。とはいえ、こちらはB1級格付で、クラスハンデで10キロ不利でした。今回は同じB1級として戦えるので、逆転も考えられます。
フクトクも花月特別では5着といえ、クインフェスタとはわずか2秒9差。B1級-1組特別では2着2回と実績を残しており、ここも上位争いできそうです。