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今週の見どころ(3/3~3/5)

2012年3月 2日(金)

 今年度のばんえい十勝の開催も残すところ4週・12日間。来週からは、3月11日(日)・イレネー記念、18日(日)・ポプラ賞、25日(日)・ばんえい記念と3週連続で重賞が組まれています。今週も熱いレースをお楽しみください。

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 3月3日(土)のメイン第11レースは、ひな祭り特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 前開催のアメジスト特別(A2級-1組)を制したヒロノドラゴンに引き続き期待します。第2障害を先頭でクリアし、キョウエイボーイに一旦は交わされながらも、ゴール前差し返しての快勝。詰めの甘さが課題のこの馬がこの勝ち方をしたことには、大きな価値があるといえます。善戦マン返上で連勝の期待がかかります。
 同じレースで1番人気を裏切り4着が5歳牝馬のタケノビジン。障害でやや苦戦しましたが、ヒロノドラゴンから4秒3差なら悪くはありません。前走A2・B1級決勝混合は9着でしたが、後方追走のまま一杯とこの馬らしさがまったく出ませんでした。今回は巻き返しを期します。
 同じく5歳のリキエイは、A2級-1組特別初挑戦ですが、世代限定戦ではタケノビジン以上の実績を残しています。いきなり勝ち負けという可能性もありそうです。
 アメジスト特別で2着惜敗のキョウエイボーイは、前走A2・B1級決勝混合では8着でしたが、ペースの落ち着く特別のほうが合うはず。ここは再び上位をうかがいます。

 3月4日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン-3組混合・17:05発走予定)。オープンはニシキエース1頭で、残り9頭は準オープン(360万円未満)です。
 勝ち切れない近況の馬が多い組み合わせですが、ワタシハキレイズキに期待します。前走オーロラ特別(オープン-3・4組決勝混合)は2着。キタノドリーマーに差されたものの、第2障害先頭クリアから踏ん張りました。前回の勝利が10年7月末と、長い間、勝ち星から見放されていますが、相変わらず障害は安定。そろそろなんとかしたいところです。
 スギノハリアーにとって、前走うお座特別(オープン-2組混合)での5着は健闘といえるでしょう。相手関係が楽になる今回は、上位進出が期待できます。同じ前走4着で障害巧者のミスタートカチにも同じことがいえます。
 トカチタカラはオーロラ特別で3着。11歳でさすがに上がり目はなさそうですが、この馬なりの走りは見せています。流れ次第では食い込む可能性もあるでしょう。

  3月5日(月)のメイン第11レースはウィナーズカップ(4歳以上指定特別競走優勝馬・17:05発走予定)
 中心はホッカイヒカルでしょう。前走の重賞・チャンピオンカップでも、勝ったホクショウダイヤから5秒4差(6着)と健闘していますが、特別・平場では、昨年11月下旬以降、8戦して6連対と安定感が増します。ここも一気の末脚で勝ち負けが期待されます。
 チャンピオンカップで重賞初制覇を遂げたホクショウダイヤにも引き続き注目が必要。軽めの馬場に助けられた面はありますが、810キロを最後まで運び切ったのは見事でした。
 このところ勝ち星に恵まれないものの着順ほどは負けていない印象のギンガリュウセイも侮れないところ。エンジュオウカンの最軽量ハンデを利しての逃げ残りにも警戒が必要でしょう。
 ニシキダイジンフクイズミの名前もありますが、大目標ばんえい記念を控えており、強くは推せません。

今週の見どころ(2/25~2/27)

2012年2月24日(金)

 2月26日(日)のメインには、チャンピオンカップが組まれています。10月の北見記念、正月の帯広記念が800キロ台後半から900キロ台前半の負担重量だったのに比べ、基礎重量800キロというこの時期にしては軽い重量で争われる重賞。カネサブラックが4連覇なるのかにも注目が集まります。

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 2月25日(土)のメイン第11レースは、うお座特別(オープン-2組混合・17:05発走予定)
 前開催フリージア特別(オープン・A1級決勝混合)のほぼ再戦。その1着馬ナリタボブサップ、2着馬ホリセンショウに引き続き期待します。残り30メートルを切って先頭に立ったホリセンショウに、外からナリタボブサップが馬体を併せ、競ったままゴール。その差はコンマ2秒という激戦でした。今回、ナリタボブサップが別定5キロ増となるのに対し、ホリセンショウは据え置き。着順が入れ替わる可能性も十分です。
 同じ前走で3着に踏ん張ったキンノカミも有力。ウメノタイショウは同6着でしたが、障害の安定感が戻ってきており、侮れないところがあります。

 2月26日(日)のメイン第11レースは、重賞・第33回チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬・17:10発走予定)
 今季の重賞優勝馬6頭に、2月20日に行われたチャレンジカップの着上位馬4頭を加えた10頭立てです。
 今季重賞未勝利ですがホクショウダイヤ(810キロ)に注目します。9歳にしてチャンピオンカップ初参戦となりますが、800キロだった昨年7月の北斗賞4着、820キロだった8月のばんえいグランプリ3着など、このくらいの負担重量では比較的安定した走りを披露しています。近2走はともに770キロで、障害に不安も見せず2、3着と健闘していることから調子もよさそう。当日が雪予報で軽い馬場になりそうなのも、スピードと決め手があるこの馬に好材料といえます。
 このレース4連覇に挑むカネサブラックもスピードがあります。830キロのトップハンデですが、まず大崩れは考えられません。
 軽馬場なら注目なのがフクドリ(810キロ)。雪で馬場水分5.8%だった3走前では、7番人気を覆す逃げ切り勝ちを収めています。
 古馬重賞では苦戦が続くキタノタイショウも、軽馬場で、800キロでの出走なら見直しが必要。人気薄での一発が魅力のホッカイヒカル(810キロ)もうまく追走できれば侮れません。

  2月27日(月)のメイン第11レースはオーロラ特別(オープン-3・4組決勝混合・17:05発走予定)。2月18日第10レース(オープン-3組混合)、20日第10レース(オープン-4組混合)の上位馬による一戦です。
 18日第10レースで圧勝を収めたホクショウバンクに注目します。大崩れは少ないものの勝ちみに遅いという近況でしたが、久々に騎乗した鈴木恵介騎手に導かれ、約11カ月ぶりの勝利となりました。引き続き同騎手が手綱をとる今回は連勝の期待が高まります。
 20日第10レース4着で最軽量ハンデ魅力のヒマワリカツヒメは、障害さえスムーズなら侮れないところ。
 18日第10レースで5着で安定感ある走りのワタシハキレイズキ、同4着で障害巧者のトカチタカラ、基礎重量が増える特別でなら変わり身が見込める20日第10レースの5着馬スーパークリントンなども争覇圏です。

今週の見どころ(2/18~2/20)

2012年2月17日(金)

 ばんえい競馬を舞台にしたNHKのドラマ「大地のファンファーレ」が以下の日程で放送されます。

2月17日(金) NHK総合テレビ 20:00~20:43(北海道内・前篇)
2月24日(金) NHK総合テレビ 20:00~20:43(北海道内・後篇)
2月25日(土) BSプレミアム 19:00~20:26(全国放送・前篇、後篇一挙放送)
3月13日(火) NHK総合テレビ 22:00~22:43(全国放送・前篇)
3月20日(火) NHK総合テレビ 22:00~22:43(全国放送・後篇)

ぜひご覧ください。

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 2月18日(土)のメイン第11レースはアメジスト特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 前走のA2級-1・2組決勝で1番人気にこたえ快勝した牝馬エメラルドに期待します。抜群の先行力を誇りますが、以前は特別では割引きが必要なタイプでした。しかし、昨年12月には、B1・B2級決勝混合特別、A2・B1級-1組混合特別と2連勝するなど、特別でもしっかり腰が入るようになりました。ここも人気が予想されますが、連勝でこたえてくれるはずです。
 相手も前走を快勝している牝馬タケノビジンが有力。2着リキエイを11秒3もちぎった圧巻の走りには驚かされました。エメラルドより10キロ軽い負担重量を生かしたいところです。
 この2頭の牝馬の争いに割って入るとしたら、障害巧者のヒロノドラゴンでしょうか。連続連対を続けていた昨年秋の勢いはありませんが、近5走でも2、2、7、6、5着。うち4走が勝ち馬と10秒差以内と、大崩れの少ない成績を残しています。
 決め手上位のブライトダンサー、引き続き鈴木恵介騎手が手綱を取るタケタカラニシキにもチャンスがありそうです。

 2月19日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オープン-1組・17:05発走予定)
 ミサキスペシャルをはじめ、フジカチドキユーファンタジーら一気の末脚で勝負をかける馬が多く、流れは落ち着きそうです。なかでもミサキスペシャルは近3走が2、1、1着と絶好調で障害に不安も見せていません。オープン-1組とはいえ、近走からさほど相手関係は強化しておらず3連勝が濃厚です。
 ミサキスペシャルと同じ前走で僅差2着に入ったフジカチドキも、今年に入り6戦して3着以内が5回と安定しています。この馬にも引き続き好走の期待がかかります。
 対する先行勢は、早めの仕掛けで、前述馬たちの追撃を振り切りたいところ。前走オープン決勝混合で1、2着に入ったマルモスペシャルクロフネオーザンや、障害巧者のキタノダイチシベチャタイガーらが有力でしょう。

  2月20日(月)のメイン第11レースは、チャレンジカップ(4歳以上選抜混合・17:05発走予定)。本年度の重賞2着馬および指定特別の優勝馬による選抜戦です。
 フクドリホッカイヒカルホクショウダイヤの3頭がトップハンデ770キロ、5歳牝馬メンコイワタシが最軽量690キロで、その差80キロとひらきました。
 注目は、730キロで出走できる5歳のリキエイ。同世代相手の重賞では銀河賞、天馬賞ともさほど差のない2着で、今回より5キロ重かった前走でも2着と力をみせています。280万円未満格付でオープン馬と力差があるのは歴然ですが、負担重量差を生かせば勝ち負けできるでしょう。
 前走のオープン-1組特別で快勝したホッカイヒカルが相手筆頭。フクイズミ、ニシキダイジンらを完封したのは見事の一言といえます。トップハンデですが、据え置きの負担重量だけに引き続き好走の期待がかかります。
 障害が課題ですが確実に末脚を使えるニシキセンプー(760キロ)、前走こそ掲示板を外したものの大崩れの少ないアオノレクサス(760キロ)らも侮れません。

今週の見どころ(2/11~2/13)

2012年2月10日(金)

 鈴木恵介騎手が2月4日第6レースで優勝。この勝利がばんえい十勝の年間最多勝記録を更新する207勝目となりました(これまでの記録は昨年、自身がマークした206勝)。3月26日の今季最終日までに、さらにどれだけ勝ち星を積み重ねられるのか注目です。

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 2月11日(祝・土)のメイン第11レースはゴールデントレーナー賞(4歳以上選抜・17:05発走予定)。第22回開催終了時における連対率で上位10名の調教師の管理馬(120万円以上280万円未満)による選抜戦です。
 近走の特別での好走実績からブライトダンサー(村上慎一調教師)を中心視します。やや障害を苦にする面はありますが、決め手ならメンバーでも上位の存在。今回は格下との混合戦だけに、トップハンデでも地力を示す場面がありそうです。
 こちらもトップハンデですが、相手はキョウエイボーイ(大橋和則調教師)でしょう。11歳を迎え、負担重量の軽い平場ではハナに行くことは難しくなりましたが、特別の流れならマイペースで運べている様子。近2走の平場戦はともに差のある敗戦ですが、特別の今回は見直しが必要でしょう。
 割って入るとしたら、伸び盛りの4歳馬イワキ(小林勝二調教師)、近9戦が8勝、3着1回と勢いに乗る5歳馬ミタコトナイ(皆川公二調教師)が有力といえます。

 2月12日(日)のメイン第11レースは北斗星特別(オープン-1組・17:05発走予定)
 今季限りでの引退が発表されたフクイズミニシキダイジンが出走で注目を集めそう。正月の帯広記念ではそれぞれ2、3着に入るなど、ともに年が明けてから3着を外していません。出てくれば人気が予想されたカネサブラック(帯広記念1着)が回避したため一騎打ちといえそうです。なお両馬は、ラストラン予定のぱんえい記念(3月25日)へ向け調整されます。
 帯広記念で5着に健闘したエンジュオウカンは、前走ヒロインズカップではフクイズミを下しています。前述2頭に比べハンデが有利で、障害巧者なだけに、すんなり逃げられれば粘り込みに警戒が必要かもしれません。
 前走オープン-1組特別で復活の勝利を挙げたフクドリにも期待したいところです。

  2月13日(月)のメイン第11レースはフリージア特別(オープン・A1級決勝混合・17:05発走予定)。2月5日第10レース(A1級-2組)、6日第9レース(オープン-2組)の上位馬による一戦です。
 6日第9レースでマッチレースを繰り広げ、コンマ2秒差で1、2着だったニシキセンプーアオノレクサスに引き続き期待します。ともに近走、掲示板を外さない堅実な走りを披露。仕掛けのタイミングひとつで着順が入れ替わる可能性十分です。
 5日第10レース組の大将格は勝ち馬ホリセンショウ。第2障害を先頭で越えると、2着キンノカミをゴール前で突き放す完勝でした。これで3連勝と絶好調。6日第9レースの1、2着馬は強力ですが、10キロ差を生かせれば一角崩しというシーンもあるでしょう。
 6日第9レースで断然人気を裏切り4着のナリタボブサップは、これくらいの負担重量では走りに安定感を欠く感があります。前走より基礎重量が増えるのは歓迎ですが、見送る手もありでしょう。

今週の見どころ(2/4~2/6)

2012年2月 3日(金)

 2月5日(日)のメインには明け3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が行われます。明け3歳馬にとって最大の目標は、3月11日のイレネー記念ですが、そこへ向けての牝馬の代表決定戦的な意味合いもあります。ぜひご注目ください。
 そして、翌6日(月)には、船橋競馬、新橋場外、SPAT4でもばんえい競馬の馬券を発売します。当日船橋競馬場では、須田鷹雄さん、山崎エリカさんによる場立ち予想などのイベントも行われます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

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 2月4日(土)のメイン第11レースは立春特別(A1級-1組・17:05発走予定)。前開催の同条件戦・大寒特別のほぼ再戦となりました。
 注目は同レース2着のキタノダイチ。2走使いの前走・オープン・A1級決勝混合では、ハンデ差があったとはいえ第2障害ひと腰先頭からホッカイヒカルらオープン勢を完封。これで近3走が1、2、1着と障害巧者が完全復活といった感があります。近3走は5、6、9番人気でしたが、今回は一転、人気を背負う立場となりそうです。
 大寒特別を差し切ったミサキスペシャルが相手筆頭。長く使える末脚を武器に近4走がすべて3着以内とこちらも好調を持続しています。
 大寒特別3着フジカチドキも差はありません。この馬も末脚が武器ですが、どちらかといえば一瞬のキレで勝負するタイプ。脚の使いどころ次第では、ゴール前で止まってしまうケースもありえますが、末脚の破壊力なら上位。上記2頭より負担重量が軽いのも魅力です。

 2月5日(日)のメイン第11レースは、第37回黒ユリ賞(17:10発走予定)。全馬620キロの定量で明け3歳女王の座を争います。
 過去3回(09、10年は同時期の定量戦・バレンタインカップを対象)を見ると、連対馬6頭全馬に同世代牝馬オープン特別で3着以内に入った実績がありました。今年は、マゴコロ(いちい賞2着)、ニシキウンカイ(白菊賞2着、いちい賞1着)、タカラハヤヒメ(いちい賞3着)の3頭がこれに当てはまります。
 なかでも期待は牡馬相手の重賞・ヤングチャンピンシップで4着に健闘したタカラハヤヒメでしょうか。その後3戦連続連対中で、前走は3歳A級-2組を快勝と状態も文句なしです。
 マゴコロも前々走で崩れた障害がしっかり立て直されており、よい状態で臨めそうです。
 ニシキウンカイは近走不振ですが、ほとんどがA級-1組で牡馬の強豪に混じってのもの。牝馬オープン特別で2連対の実績は上位だけに、巻き返しがあるかもしれません。

 2月6日(月)のメイン第10レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・16:30発走予定)。3月18日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳)の5歳トライアルで、別定重量で争われます。
 正月の天馬賞以来となる同世代限定オープン戦。その勝ち馬ファーストスターに注目します。同レースは定量戦でしたが、第2障害3番手から豪快に突き抜け2着リキエイに5秒9差をつけました。360万円未満格付のため、今回、オープン勢より5~10キロ軽い745キロなのは有利といえます。
 同じく天馬賞で4着と健闘したタケノビジンも有力。ファーストスターよりも35キロ軽い710キロが魅力で、12月のイルミネーションカップ(4歳オープン)では、ホクショウシャネルとの一騎打ちを制した実績もあります。
 そのホクショウシャネルはさらに10キロ軽い最軽量700キロでの出走。天馬賞は7着でしたが、当時より基礎重量が軽くなる今回はスピードが生かせるでしょう。
 天馬賞は1番人気で3着ミスタートカチ(740キロ)、同2着リキエイ(735キロ)も同世代相手なら引き続き好走が期待できます。

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