今年度のばんえい十勝の開催も残すところ4週・12日間。来週からは、3月11日(日)・イレネー記念、18日(日)・ポプラ賞、25日(日)・ばんえい記念と3週連続で重賞が組まれています。今週も熱いレースをお楽しみください。
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3月3日(土)のメイン第11レースは、ひな祭り特別(A2級-1組・17:05発走予定)。
前開催のアメジスト特別(A2級-1組)を制したヒロノドラゴンに引き続き期待します。第2障害を先頭でクリアし、キョウエイボーイに一旦は交わされながらも、ゴール前差し返しての快勝。詰めの甘さが課題のこの馬がこの勝ち方をしたことには、大きな価値があるといえます。善戦マン返上で連勝の期待がかかります。
同じレースで1番人気を裏切り4着が5歳牝馬のタケノビジン。障害でやや苦戦しましたが、ヒロノドラゴンから4秒3差なら悪くはありません。前走A2・B1級決勝混合は9着でしたが、後方追走のまま一杯とこの馬らしさがまったく出ませんでした。今回は巻き返しを期します。
同じく5歳のリキエイは、A2級-1組特別初挑戦ですが、世代限定戦ではタケノビジン以上の実績を残しています。いきなり勝ち負けという可能性もありそうです。
アメジスト特別で2着惜敗のキョウエイボーイは、前走A2・B1級決勝混合では8着でしたが、ペースの落ち着く特別のほうが合うはず。ここは再び上位をうかがいます。
3月4日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン-3組混合・17:05発走予定)。オープンはニシキエース1頭で、残り9頭は準オープン(360万円未満)です。
勝ち切れない近況の馬が多い組み合わせですが、ワタシハキレイズキに期待します。前走オーロラ特別(オープン-3・4組決勝混合)は2着。キタノドリーマーに差されたものの、第2障害先頭クリアから踏ん張りました。前回の勝利が10年7月末と、長い間、勝ち星から見放されていますが、相変わらず障害は安定。そろそろなんとかしたいところです。
スギノハリアーにとって、前走うお座特別(オープン-2組混合)での5着は健闘といえるでしょう。相手関係が楽になる今回は、上位進出が期待できます。同じ前走4着で障害巧者のミスタートカチにも同じことがいえます。
トカチタカラはオーロラ特別で3着。11歳でさすがに上がり目はなさそうですが、この馬なりの走りは見せています。流れ次第では食い込む可能性もあるでしょう。
3月5日(月)のメイン第11レースはウィナーズカップ(4歳以上指定特別競走優勝馬・17:05発走予定)。
中心はホッカイヒカルでしょう。前走の重賞・チャンピオンカップでも、勝ったホクショウダイヤから5秒4差(6着)と健闘していますが、特別・平場では、昨年11月下旬以降、8戦して6連対と安定感が増します。ここも一気の末脚で勝ち負けが期待されます。
チャンピオンカップで重賞初制覇を遂げたホクショウダイヤにも引き続き注目が必要。軽めの馬場に助けられた面はありますが、810キロを最後まで運び切ったのは見事でした。
このところ勝ち星に恵まれないものの着順ほどは負けていない印象のギンガリュウセイも侮れないところ。エンジュオウカンの最軽量ハンデを利しての逃げ残りにも警戒が必要でしょう。
ニシキダイジン、フクイズミの名前もありますが、大目標ばんえい記念を控えており、強くは推せません。