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今週の見どころ(10/22~10/24)

2011年10月21日(金)

 先週からデイ開催になったばんえい十勝。23日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
 22日(土)、23日(日)には、帯広競馬場で「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」が行われます。道内の市町村ばんば大会で優秀な成績を収めた1歳馬たちが牝馬(22日第6レース終了後発走)、牡馬(23日第6レース終了後発走)に分かれて頂点を競います。このメンバーのなかから、将来のばんえい十勝を賑わせる馬が出現する可能性も。ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 10月22日(土)のメイン第11レースはヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第10レース(A1級-1組)、17日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 17日第10レースの勝ち馬シベチャタイガーに注目。近走の惜敗続きに終止符を打つ会心の逃げ切りでした。今回は格上A1級との混合戦ですが、昨季後半にはA1級特別の上位常連だったことを考えれば、ここに入ってもまったく格負けしません。
 同じ前走で2着クロフネオーザン、同3着キョウエイボーイは障害巧者。特別の今回も好勝負が期待できそうです。
 16日第10レースは、8番人気キタノダイチが圧巻の逃げ切り勝ちを収めました。このところオープンクラスとの戦いが続いていましたが、久々の自己条件で巻き返しました。障害のキレも戻ってきたようで、今回は一転して人気を背負う立場となりそうです。
 同じ前走ではやや離された4着だったアグリミズキですが、4、3走前にオープン-1組混合特別で連続連対していた実績が光ります。紅一点で最軽量ハンデのここは巻き返しが期待できそうです。

 10月23日(日)のメイン第11レースには第36回ばんえい菊花賞(17:10発走予定)が行われます。
 一冠目・ばんえい大賞典(8月28日)で5着のオイドンを中心視します。第2障害でヒザをつき、離れた5番手でクリアすると、2着争いに加わろうかという勢いで猛然と追い込みましたが、ゴール前で一杯になってしまいました。しかし、その後は2連勝中と状態は絶好。障害が崩れ気味での出走だった一冠目と比べ、臨戦過程が雲泥の差です。もともとは2歳世代二冠を獲得した実力馬。ばんえい大賞典に続きここもトップハンデですが、好調さを生かして戴冠を狙います。
 ばんえい大賞典では、第2障害3番手クリアから鮮やかに差し切ったのがタカノテンリュウ。続く秋桜賞(3歳オープン)は、障害でヒザをつき8着と大敗しましたが、この馬にしては仕掛けが早かったかもしれません。前走のB2級-1組でも8着でしたが、障害には進境をみせています。
 ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念でともに3着があるレットフジが一発を狙います。夏の間、減少傾向だった馬体重が回復した前走では、この馬らしい豪快な追い込みを決め勝利。さらに馬体が増えていれば、侮れないでしょう。
 重賞初挑戦だったばんえい大賞典で2着に健闘したフジダイビクトリーは切れる脚がないだけに、展開次第という面は否めません。また、同3着のニュータカラコマは、秋桜賞は勝ちましたが重賞では詰めの甘さが出ないか心配。とはいえ。両馬とも上位争いには加わってくるでしょう。

  10月24日(月)のメイン第11レースは霜降特別(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第8レース(B1級-1組)、17日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 16日第8レースで逃げ切り圧勝したヒロノドラゴンの連勝が濃厚です。前々走のA2・B1級混合特別で僅差2着など、格上相手でも一歩も引かない戦いをしているこの馬が、格下B2級との混合戦なら大崩れは考えられません。
 16日第8レース組は、前走で勝負づけが済んだと見て、相手は17日第12レース(勝ち馬は出走回避)から。前々走、前走と連続2着のライズドラゴンや、同4着で先行力あるニシキコブラらが有力でしょう。

今週の見どころ(10/15~10/17)

2011年10月14日(金)

 ばんえい十勝は、今週から昼間開催になります。これに伴いスカパー!(795ch)の放映時間は、10:30~13:00が有料放送、13:00~18:00が無料放送に変更となります。
 16日(日)のメインには4週連続重賞の第2弾・クインカップが組まれています。また、15日(土)、16日(日)には、帯広競馬場で今年で5回目となる「とかちばん馬まつり」も行われます。ぜひ競馬場へお越しください。

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 10月15日(土)のメイン第11レースは山鳩賞(4歳オープン・17:10発走予定)
 ファーストスターに注目します。2番人気だった3走前の4歳重賞・銀河賞では、勝ち馬(今回は不出走)からは離されましたが、2位入線しようかというところで転倒し、無念の競走中止。しかし、前々走のB1級-1組で勝利し、初の古馬A級相手だった前走の特別でも僅差3着に差しています。しっかり立て直された今回は銀河賞の雪辱を期します。
 銀河賞では1番人気で2着だったのがリキエイ。こちらは続く前走のオープン決勝混合でも2着。勝ったニシキセンプーは末脚自慢のオープン経験馬で、その馬に2秒1差まで迫り見せ場を作りました。ファーストスターとは銀河賞と同じく同重量での争いで、ここも上がり馬の勢いをみせつける場面がありそうです。
 立て直してくれば柏林賞馬レットダイヤ、今季A2級で勝ち星があるミスタートカチも侮れないところ。3歳時にばんえい大賞典3着があるフェイの最軽量を利しての一発もあるかもしれません。

 10月16日(日)のメイン第11レースには4歳女王決定戦・第36回クインカップ(17:15発走予定)が行われます。
 ツジノコウフクヒメが一歩リードといえます。4歳三冠の初戦・柏林賞3着、第2弾・銀河賞4着と、牡馬相手でも一歩も引かない戦いぶりを披露。3走前の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)では、第2障害でヒザをついてしまい7着に敗れましたが、もともとは障害巧者。前走を見る限り立ち直りつつある印象で、8月のはまなす賞以来となる重賞2勝目の期待が高まります。
 同世代のオープン特別初挑戦で紅バラ賞を制したのがキタノサクラヒメ。今季すでに7勝を挙げている上がり馬です。その後2戦は勝利がありませんが、紅バラ賞のほぼ再戦である今回は当然有力視できそう。あとは一気の負担重量増を克服できるかです。
 紅バラ賞ではゴール寸前まで先頭を守ったものの3着だったのがダイリンビューティ。ばんえいオークスを制したあとは低迷していましたが、復活気配が漂います。トップハンデでも地力上位だけに軽くは扱えません。
 タケノビジンは、紅バラ賞では、勝ち馬とのゴール前の競り合いからわずかに遅れ2着でしたが、今年7月の復帰戦から13戦連続して複勝圏をキープ。使いづめでも馬体が増加傾向にあるのは充実している証拠でしょう。障害巧者で慣らした馬で、初の重賞制覇を狙えるデキにあります。

  10月17日(月)のメイン第11レースは茜空特別(オープン・17:10発走予定)。10月30日に行われる重賞・北見記念の前哨戦で、ニシキダイジン、キタノタイショウが回避したものの、それでも豪華なメンバーが揃いました。
 まずは、8月14日のばんえいグランプリ6着以来の実戦となるカネサブラック。前々走まで、シーズンをまたいで重賞4勝を含む6連勝していた、ばんえい現役ナンバー1ホースです。前走ばんえいグランプリでは第2障害でヒザをつき、勝ったニシキダイジンから20秒以上も離される、この馬らしくない負け方でしたが、もともと夏場はあまり得意ではなさそうなタイプ。今季3走すべてでトップハンデを課せられており、今回も同様ですが、負担重量差は楽になっています。実力馬の復活に期待したいところです。
 カネサブラックが不在だった岩見沢記念(9月25日)でフクイズミの2着に踏ん張ったのがギンガリュウセイ。こちらも夏場よりは涼しい季節のほうが成績が安定するタイプ。ハンデ的には有利なだけに、昨年2着だった北見記念へ向けて、ここで勝って勢いをつけたいところでしょう。
 前開催のカラフルカップでは1番人気を裏切ったフクイズミも、オープン馬同士の戦いならハンデ的にはやや楽になります。当然巻き返しが視野に入りそうです。
 本格化したフクドリ、今季特別では大崩れのないホクショウダイヤも侮れません。スピードの生きる馬場になれば連対圏突入も考えられます。

今週の見どころ(10/8~10/10)

2011年10月 7日(金)

 今週の3日間で、今季のばんえい十勝ナイターは終了。10月9日(日)のメインには、2歳世代三冠の初戦・ナナカマド賞、10日(祝・月)のメインには、8月に行われた毛色別オープン戦の上位馬による争い・カラフルカップが組まれています。しばらく見収めとなる夜のばんばをお楽しみください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
Aiba札幌駅前場外、Aiba函館港町場外でのイベントはこちら

 10月8日(土)のメイン第11レースは神無月特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)。10月2日第10レース(A2級-1組)、3日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、回避が相次ぎ7頭立てとなりました。
 格付では下ですが、3日第9レース組から勝ち馬ファーストスターに注目。逃げ残りをはかるカネサローズ(今回は不出走)を最後にきっちり捕まえる、この馬らしい競馬でした。今回は初の古馬A級混合戦ですが、長く使える確実な末脚は、ここに入っても通用するはず。連勝が期待できそうです。
 ヒロノドラゴンは前走3日第9レースでも3着と、相変わらず安定したレースぶりが光ります。勝ち切れない面はありますが、3連勝式の押さえには欠かせない存在といえます。
 2日第10レース組では、6着だったニシキユウの巻き返しに期待。前走は軽量の3歳馬2頭がいたこともあり、追走に苦労していました。今回はその3歳両馬が不在で、基礎重量が増える特別だけに、マイペースで運べるでしょう。
 同じことが同4着シベチャタイガーにもいえそう。前走も障害はひと腰でまとめており、前走以上の着順が期待されます。

 10月9日(日)のメイン第11レースは重賞・第34回ナナカマド賞(20:10発走予定)。ヤングチャンピオンシップ(12月30日)、イレネー記念(12年3月11日)へと続く2歳世代三冠の初戦です。
 牝馬トライアル・いちい賞の1、3着、牡馬トライアル・青雲賞の上位3頭を含む10頭立て。牡馬560キロ、牝馬540キロでの争いとなりました。
 いちい賞の勝ち馬ニシキウンカイを中心視します。スタートに課題がありますが、それをカバーして余りある強烈な決め手を誇ります。特に7月31日の2歳A級-1組で、テンに大きく置かれたうえ、集中力を欠く走りながら、勝ち馬ヨシツネに2秒2差(3着)まで迫ったレースぶりは、荒削りながら能力の高さを感じさせました。いちい賞では障害でヨレながらも勝利して、ここへの優先出走権を獲得。気性的に若く絶対的な信頼は置けませんが、牡馬相手でも互角以上の戦いが期待できます。
 相手筆頭は青雲賞2着のヨシツネでしょう。こちらも切れる末脚が武器。青雲賞で逃げ切り勝ちを収めたブラックボスとの4秒6差は、位置取りからすれば善戦といえるものでした。
 今回は全馬が初の負担重量ということで、障害巧者が台頭する可能性も。その筆頭は青雲賞3着のオメガグレートでしょう。09年1月デビューの菊池一樹騎手にとっても重賞初制覇のチャンスといえます。
 勢いではブラックボスです。8月のデビューからわずか5戦、3連勝で青雲賞を制覇。ゴール前でヨシツネを突き放した末脚も見どころがありました。ただ、青雲賞は、負担重量で恵まれていました。今回は牡馬すべてが560キロと、ハンデ差がつかないのは不利といえます。

  10月10日(祝・月)のメイン第11レースはカラフルカップ(3歳以上オープン・20:10発走予定)。8月に行われた毛色別オープン戦(白夜賞、ゴールデンホース賞、ダークホース賞、赤兎馬賞)の上位馬による一戦です。
 予選でいちばんメンバーのレベルが高かった赤兎馬賞の勝ち馬ホクショウダイヤに期待します。前走の岩見沢記念は実績がない830キロで7着に沈みましたが、今季、平場・特別戦では、8戦3勝、負けた5戦もすべて勝ち馬から5秒差前後程度に駆けており、大崩れがありません。今回の730キロは、フクイズミより10キロ重いだけの負担重量と、恵まれた感があります。
 相手も赤兎馬賞組で、2着だったフクドリ。この馬も730キロでの出走です。今季、ホクショウダイヤとは同重量での争いだった平場・特別では3戦すべて1秒5差以内の大接戦を演じています。ここも一騎打ちに持ちこむ気迫でしょう。
 フクイズミ(白夜賞1着)もハンデは厳しいですが、力量上位なだけにブザマな競馬はできません。

今週の見どころ(10/1~10/3)

2011年9月30日(金)

 今季のばんえい十勝ナイターは、残すところ今週、来週の6日間となりました。今週の土曜、10月1日のメインは3歳牝馬オープンによるばんえいプリンセス賞。11月20日に行われるばんえいオークス(BG1)のトライアルになっています。この世代の牝馬限定オープン戦は、3月27日の福寿草賞以来、約半年ぶりの実施。その間、牡馬に揉まれ力をつけてきた乙女たちの激突にご注目ください。

帯広競馬場(10月2日は入場無料)、その他でのイベントはこちら
※10月3日(月)には川崎競馬場で、帯広第7~第12レースの場外発売を実施。同競馬場では、矢野吉彦アナによる場立予想(スパーキングルーム横を予定)が予定されています。

 10月1日(土)のメイン第11レースは、ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン・20:05発走予定)
 近況充実のブラックパールに注目が集まります。7月以降の7戦で6連対と絶好調。紅一点だった前走9月19日のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)では、勝ったニュータカラコマにはちぎられましたが、とかちダービー3着馬ホクショウバルトの猛追を振り切り2着を死守しています。ライバルといえるヤマトホマレが出走を回避しただけに、トップハンデでも負けられない一戦といえます。
 相手にも近走好調馬をとります。2月に行われた重賞・黒ユリ賞4着馬で目下4戦連続連対中のアグリコトブキ、3戦連続して2着のアアモンドマツカゼは3月の福寿草賞(3歳牝馬オープン)で逃げ切り勝ちを収めた実績もあります。
 ツジノサクラは、兄がツジノコウフク、姉には今年8月にはまなす賞を制したツジノコウフクヒメがおり、この馬も障害巧者。特別のここで変わり身を見せる可能性もありそうです。

 10月2日(日)のメイン第11レースはマロニエ賞(オープン-1組混合・20:05発走予定)。オープン3頭、準オープン(360万円未満)5頭により争われます。
 中心は、オープンのギンガリュウセイでしょう。前走岩見沢記念では、フクイズミには突き放されたものの2着に健闘。連続連対を3とし障害巧者が完全復活といった印象です。今回は相手関係が格段に楽になりました。別定5キロ増となりますが、引き続き好勝負必至といえます。
 キタノタイショウは前走岩見沢記念では9着でしたが、こちらもこの相手関係なら、巻き返してくるはずです。
 準オープンの大将格はアグリミズキ。前走初秋特別(オープン-1組混合)では、5キロ軽いコマクインをゴール前できっちりとらえて勝利を収めています。今回は相手強化となりますが、軽ハンデを生かして割って入る可能性は十分といえます。
 初秋特別では逃げ粘れなかったコマクインも、展開次第では残り目がありそうです。

  10月3日(月)のメイン第11レースは桔梗特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。オープンはホッカイヒカル1頭で、残り8頭は準オープン(360万円未満)格付です。
 復活気配のオレワスゴイに期待します。前々走で鮮やかに逃げ切って5カ月ぶりの勝利を挙げると、前走のオープン・A2級決勝混合特別では3着に差し込みました。勝ち馬より30キロ、2着馬より10キロ重かったことを考えれば、悪くない内容でした。今週から基礎重量が10キロ重くなっているのは障害巧者のこの馬にプラス。巻き返しなるでしょうか。
 トカチタカラも障害力が武器。8月以降の6戦では2着2回、3着1回、5着2回と安定しています。
 格でいえばホッカイヒカル。強豪に混じっての前走岩見沢記念は見せ場なしの6着でしたが、7月10日の同条件特別では第2障害6~7番手から追い込みを決め勝利しています。今回ここまで相手が下がれば主役を張れる資格十分といえます。
 トモエエーカンは8月以降の6戦では1勝ですが、障害さえ無難なら連対圏突入も考えられます。

今週の見どころ(9/23~9/25)

2011年9月22日(木)

 今週のばんえい十勝は3連休にあわせ、9月23日(祝・金)~25日(日)の開催となっています。ご注意ください。25日のメインは古馬重賞・岩見沢記念。カネサブラックの名前はありませんが、フクイズミ、ニシキダイジンら豪華なメンバーが集結。熱戦が期待されます。

帯広競馬場直営各場外首都圏(JRA馬事公苑、六本木アークヒルズ、恵比寿ガーデンプレイス)でのイベントはこちら

 9月23日(祝・金)のメイン第11レースは疾風賞(3歳以上オープン・20:05発走予定)。来年2月27日に行われるスピードスター賞の予選第3弾で、定量500キロ(3歳=20キロ減、4歳=10キロ減、牝馬=20キロ減)で争われます。
 現役屈指の韋駄天コマクインに期待。今年2月の同条件戦・スピードスターファイナルでは僅差の4着に入っています。そのレースで2着だったトレジャーハンター、同3着のヤマノミントが、7月18日に行われた予選第1弾・サマーダッシュでそれぞれ1、3着と好走。この馬も両馬に続きたいところです。
 出走馬中、唯一のオープン馬ワタシハスゴイも有力。こちらはスピードスターファイナルで6着でしたが、着順よりも超軽重量戦に出走したという経験を買いたいところです。
 最軽量ハンデ魅力の4歳牝馬ダイリンビューティや、先行力ある3歳の強豪オイドンも争覇圏。近走不振のスピード馬ホクショウマドンナペガサスプリティーも、この重量なら一変があって驚けません。

 9月24日(土)のメイン第11レースはアプスポット網走1周年記念(オープン・A2級決勝混合・20:05発走予定)。9月18日第9レース(オープン-2組混合)、同日第8レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 好調馬揃いの18日第8レース組を上位と見ます。なかでも3着ニシキユウに期待。近4走が3、2、3、3着と堅実。前走は差して、勝ったキョウエイボーイから4秒2差、2着シベチャタイガーをコンマ5秒差まで追い詰めています。今回は特別戦で、キョウエイボーイは前走あった見習い騎手の減量がなくさらに別定5キロ増、シベチャタイガーも別定5キロ増。別定重量の加増がないニシキユウが逆転の可能性十分といえます。
 キョウエイボーイシベチャタイガーはやや負担重量面で不利ですが、障害巧者だけに、ここも大崩れはなさそうです。
 18日第9レース組では、1番人気にこたえて快勝したオレワスゴイが筆頭格。同2着アアモンドヤマトも力量的に差はありません。

 9月25日(日)のメイン第11レースには重賞・第47回岩見沢記念(20:05発走予定)が行われます。
 フクイズミが08、10年に続くこのレース3勝目を狙います。時にのぞかせる障害への不安も見せずに、近3戦が2、1、1着と完全に軌道に乗りました。強敵となりそうなニシキダイジンとの40キロ差も断然有利。同馬から離され過ぎず追走できれば、ここも豪快な差し脚が見られる可能性が大といえます。
 相手筆頭はもちろんニシキダイジン。こちらも重賞2勝を含め目下7戦連続して3着以内と好調を持続しています。今季はほぼ中1週で使われ、好走を続けていますが、このところ体重が減少傾向だったのは心配でした。しかし、今回は前走から中3週と間隔をあけての登場で、ここを目標に万全の調整を積んできたと見るべきでしょう。
 ギンガリュウセイは8月のばんえいグランプリでは8着だったものの、その後目下2連勝と調子が上向きのようです。昨年10月の北見記念2着など、オープンでの実績は十分だけに、割って入るシーンも一考できます。
 フクドリも7月の北斗賞ではニシキダイジンの2着に健闘と、メキメキ力をつけています。今回は当時よりさらに30キロ重い830キロですが、5歳の若さで克服なるでしょうか。

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