先週からデイ開催になったばんえい十勝。23日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
22日(土)、23日(日)には、帯広競馬場で「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」が行われます。道内の市町村ばんば大会で優秀な成績を収めた1歳馬たちが牝馬(22日第6レース終了後発走)、牡馬(23日第6レース終了後発走)に分かれて頂点を競います。このメンバーのなかから、将来のばんえい十勝を賑わせる馬が出現する可能性も。ぜひご注目ください。
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10月22日(土)のメイン第11レースはヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第10レース(A1級-1組)、17日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
17日第10レースの勝ち馬シベチャタイガーに注目。近走の惜敗続きに終止符を打つ会心の逃げ切りでした。今回は格上A1級との混合戦ですが、昨季後半にはA1級特別の上位常連だったことを考えれば、ここに入ってもまったく格負けしません。
同じ前走で2着クロフネオーザン、同3着キョウエイボーイは障害巧者。特別の今回も好勝負が期待できそうです。
16日第10レースは、8番人気キタノダイチが圧巻の逃げ切り勝ちを収めました。このところオープンクラスとの戦いが続いていましたが、久々の自己条件で巻き返しました。障害のキレも戻ってきたようで、今回は一転して人気を背負う立場となりそうです。
同じ前走ではやや離された4着だったアグリミズキですが、4、3走前にオープン-1組混合特別で連続連対していた実績が光ります。紅一点で最軽量ハンデのここは巻き返しが期待できそうです。
10月23日(日)のメイン第11レースには第36回ばんえい菊花賞(17:10発走予定)が行われます。
一冠目・ばんえい大賞典(8月28日)で5着のオイドンを中心視します。第2障害でヒザをつき、離れた5番手でクリアすると、2着争いに加わろうかという勢いで猛然と追い込みましたが、ゴール前で一杯になってしまいました。しかし、その後は2連勝中と状態は絶好。障害が崩れ気味での出走だった一冠目と比べ、臨戦過程が雲泥の差です。もともとは2歳世代二冠を獲得した実力馬。ばんえい大賞典に続きここもトップハンデですが、好調さを生かして戴冠を狙います。
ばんえい大賞典では、第2障害3番手クリアから鮮やかに差し切ったのがタカノテンリュウ。続く秋桜賞(3歳オープン)は、障害でヒザをつき8着と大敗しましたが、この馬にしては仕掛けが早かったかもしれません。前走のB2級-1組でも8着でしたが、障害には進境をみせています。
ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念でともに3着があるレットフジが一発を狙います。夏の間、減少傾向だった馬体重が回復した前走では、この馬らしい豪快な追い込みを決め勝利。さらに馬体が増えていれば、侮れないでしょう。
重賞初挑戦だったばんえい大賞典で2着に健闘したフジダイビクトリーは切れる脚がないだけに、展開次第という面は否めません。また、同3着のニュータカラコマは、秋桜賞は勝ちましたが重賞では詰めの甘さが出ないか心配。とはいえ。両馬とも上位争いには加わってくるでしょう。
10月24日(月)のメイン第11レースは霜降特別(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第8レース(B1級-1組)、17日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
16日第8レースで逃げ切り圧勝したヒロノドラゴンの連勝が濃厚です。前々走のA2・B1級混合特別で僅差2着など、格上相手でも一歩も引かない戦いをしているこの馬が、格下B2級との混合戦なら大崩れは考えられません。
16日第8レース組は、前走で勝負づけが済んだと見て、相手は17日第12レース(勝ち馬は出走回避)から。前々走、前走と連続2着のライズドラゴンや、同4着で先行力あるニシキコブラらが有力でしょう。