1月29日(日)のメインには、ばんえい古馬女王決定戦・ヒロインズカップが組まれています。連覇を目指すフクイズミを筆頭に10頭の精鋭が顔を揃えました。また、翌30日(月)のメインには、ファン投票で選出された騎手によるジョッキーグランプリも行われます。どちらもお楽しみに。
27日(金)~29日(日)の3日間、帯広市緑ヶ丘公園一帯を会場に第49回おびひろ氷まつりが実施されますが、帯広競馬場でも、28日(土)、29日(日)には、巨大滑り台などのアトラクションが予定されています。なお、この両日は競馬場への入場が無料となっています。
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1月28日(土)のメイン第11レースは帯広氷まつり特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。1月21日第9レース(B1級-1組)、22日第9レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
一時の不振から完全に立ち直ったヒロノドラゴンに期待します。22日第9レースではペガサスプリティーのゴール前急襲に遭い2着でしたが、同馬は特別ではやや評価を下げたいタイプ。今回は逆転も十分で、今年初勝利の期待が高まります。
ニシキユウは同じ前走で7着でしたが、馬場水分5.4%の軽馬場での速い流れは厳しいものがありました。しかし、今回は基礎重量が増える特別で、馬場も落ち着きそうなだけに、マイペースに持ち込んで押し切るシーンも見込めそうです。
21日第9レースは、コーネルがホクショウシャネル(今回は回避)との残り30メートル付近から続いた一騎打ちを制しました。そのコーネルや、同4着で障害巧者のヒロノヤマト、1番人気で5着フェイなども有力でしょう。
1月29日(日)のメイン第11レースは4歳以上牝馬による重賞・第22回ヒロインズカップ(17:10発走予定)です。
オープン5頭、準オープン(360万円未満)5頭により争われ、トップハンデのフクイズミ、アグリミズキ(790キロ)と最軽量のダイリンビューティ(760キロ)とは30キロ差しかつきませんでした。それならフクイズミが中心といえそうです。昨年のこのレースでは40キロ差のトップハンデもなんのその。第2障害先頭から押し切ってみせました。前走帯広記念2着など、明け11歳でも衰えは感じさせず、連覇濃厚といえます。
相手筆頭は準オープン馬ですがユーファンタジー(770キロ)でしょう。昨年のこのレースでは差して3着で、11月のレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)でも2着に好走。今年もすでに2勝を挙げるなど本格化した印象です。相変わらず障害次第という面はありますが、牝馬限定戦なら勝ち負けできるでしょう。
09年5月以来の重賞出走も牝馬オープンで上位実績があるアグリミズキ、フクイズミと同様に牡馬と伍しているエンジュオウカン(780キロ)などオープン勢が続きます。
1月30日(月)のメイン第11レースはジョッキーグランプリ(4才以上騎手指定選抜混合・17:05発走予定)。ファン投票によって選ばれた騎手10名による争い。150万円以上220万円未満という下級条件の混合で、特別は久々という馬が多く、波乱含みといえます。
近走の好調度を重視すればスギノファントム。前走こそ6着と崩れましたが、それまで6戦連続連対していました。今回は初の710キロの克服が課題でしょう。ファン投票3位・工藤篤騎手が手綱をとります。
実績でいえば、ホクトタイガーでしょう。昨年3月のオープン・A1級決勝混合特別では740キロで3着に好走し、今回の710キロでは連対経験もあります。ファン投票6位・尾ヶ瀬馨騎手の騎乗です。
出走馬中で唯一、乗替わりではないニシキオージャ(ファン投票10位・大口泰史騎手)や、新鋭・島津新騎手(ファン投票4位)のキタノストロング、近走は着順ほど負けていないツバキダイヤ(ファン投票9位・大河原和雄騎手)らも侮れません。