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今週の見どころ(5/21~5/23)

2011年5月20日(金)

 5月14日第2レース・2歳受賞-6組でサダエリコ(重賞13勝)の初仔サクセスクィーンが、16日第1レース・2歳受賞-7組ではアンローズ(重賞10勝)の初仔キタノキセキがそれぞれ初勝利を挙げるなど、先週は名牝の2世の活躍に沸いたばんえい十勝。
 21日(土)の第5レースには、勝ち上がり馬による2歳受賞-1組が組まれています。1日の前半に組まれることが多い2歳戦ですが、ぜひご注目ください。

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 5月21日(土)のメイン第11レースには摩周湖特別(A1・A2級決勝混合・17:10発走予定)が組まれています。15日第10レース(A1級-2組混合)、16日第10レース(A2級-2組)の上位馬による一戦。オープンのホクショウバンクが回避して、360万円未満、280万円未満による混合となりました。
 ここは、負担重量で有利な280万円未満勢からマルモスペシャルに期待します。今季は初戦こそ8着でしたが、その後3、2着ときて前走16日第10レースも3着と状態面が上向いています。目下障害も安定。勝ち切るまでは微妙かもしれませんが、連軸としては信頼がおけそうです。
 同じ前走で2着のアローファイターにも注目。昨季はオープン-2組で勝ち負けしていた力量馬が、賞金カットにより今季280万円未満からスタートなら、相手関係有利は間違いのないところでしょう。
 15日第10レースの勝ち馬ヤマノミントも昨季はオープン-1組で上位争いしていました。基礎重量で10キロ重い360万円未満格付ですが、これくらいならさほど不利には映りません。
 同馬に前走きわどく迫ったカイセテンザン、同じく僅差4着に差を詰めたトモエエーカンも侮れません。

 5月22日(日)のメイン第11レースはスーパージョッキー賞(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手による選抜戦で、14日第10レース(B1級-2組混合)と15日第12レース(B2級-2組)の上位馬が出走します。
 15日第12レースで4着に敗れたヒロノドラゴン(大口泰史騎手)が巻き返しを期します。今季5戦して2、2、4、3、4着と勝ち切れませんが、軽めの馬場で流れが合わなかっただけで、実力ではまったく劣りません。今回は中間晴天続きで馬場が重くなりそう。今季初勝利の期待がかかります。
 ヒグマキング(入澤和也騎手)も15日第12レース2着を含め、今季5戦中4戦が3着以内の堅実行進です。障害巧者だけに、特別戦で基礎重量が増えるのは歓迎材料でしょう。
 14日第10レース組では、やはり勝ち馬ペガサスプリティー(大河原和雄騎手)に注目。すんなり好位に取りつくと自慢の決め手を爆発させました。今回は相手が楽になっています。流れが向けば、差し切る場面があるかもしれません。
 同じ前走3着でリーディングの鈴木恵介騎手に乗替わったヒマワリカツヒメも侮れません。

  5月23日(月)のメイン第11レースは厚岸湾特別(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。15日第9レース(B1級-1組)と16日第9レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 16日第9レースを制したカネサテンリュウに期待します。前走を含め2連勝中。今季5戦すべて連対と安定感ではメンバー中上位です。長く使える末脚を生かし、3連勝へ挑みます。
 相手筆頭は15日第9レースの2着馬シベチャタイガー。障害巧者で、こちらも3戦連続2着と好調です。天敵コーネルフジが回避しただけに一気の押し切りも考えられます。
 切れ味自慢のキタノドリーマーや、前走カネサテンリュウと僅差の2着ブライトダンサーなども争覇圏です。

今週の見どころ(5/14~5/16)

2011年5月13日(金)

 今週のばんえい十勝は、5月14日(土)~16日(月)の開催。15日(日)のメインには、3歳以上オープンによるさつき特別が組まれています。
 なお、14、15日の両日、帯広競馬場では、震災被害により開幕を延期していた岩手競馬(14日に開幕)を応援するイベントを実施します。

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 5月14日(土)のメイン第11レースは釧路湿原特別(A2級-1組・17:05発走予定)。実力伯仲で混戦模様です。
 5月7日の前走さくら草特別(A2・B1級決勝混合)を制したミサキスペシャルに引き続き期待。今季は、初戦のばんえい十勝オッズパーク杯4着、A2級-1組4着と惜しい競馬を続け、やや相手が下がった前走では持ち前の決め手をさく裂させました。今回は相手強化ですが、障害のキレも文句なしの近況だけに連勝の公算が大といえます。
 相手は、4月25日の春駒特別(A2級-1・2組決勝混合)の勝ち馬アグリミズキ。前走のカーネーションカップ(5月8日・3歳以上牝馬オープン)でも逃げ粘るコマクインを1秒3差まで追い詰めて2着に入っています。こちらも目下障害が安定しており大崩れは考えられません。
 さくら草特別で第2障害先頭から3着に踏ん張ったミスタートカチ、5月9日のシャクナゲ特別(A2・B1級決勝混合)を含め2連勝中で復活気配のトウリュウも争覇圏でしょう。

 5月15日(日)のメイン第11レースにはさつき特別(オープン-1組・17:10発走予定)が行われます。
 ホクショウダイヤの相手探しです。今季初戦のばんえい十勝オッズパーク杯でのカネサブラックから2秒8差の2着が光ります。前走スプリングカップ(5月1日・オープン-1組混合)ではニシキダイジンを豪快な末脚で差し切っています。得意な700キロ前後の負担重量なら引き続き好勝負必至といえます。
 相手はスプリングカップ2、3着のニシキダイジンライデンロックが有力でしょう。ともに障害力がウリで、ホクショウダイヤが第2障害でもたつけば逆転もあるでしょう。
 フクイズミは3月のばんえい記念以来の出走。このなかでは実績上位ですが、加齢とともにややズブくなっている感があります。670キロでは差し遅れる心配があるかもしれません。

  5月16日(月)のメイン第11レースは阿寒湖特別(A1級-1組・16:45発走予定)
 ここは、トレジャーハンターに期待します。古馬A1級-1組特別初挑戦だった前走つつじ特別(5月2日)を難なく突破した4歳馬。オレワスゴイ、ナカゼンスピードなどのオープン経験馬たちを相手に豪快に差し切りました。今回も同条件で、相手関係もさほど変わりません。連勝の期待が高まります。
 相手は同じ前走で4着のニシキセンプー。早めに第2障害を越えると先頭をうかがう勢いでしたが、ゴール前で後続につかまりました。やや早仕掛けだったのかもしれませんが、決め手ではメンバー中上位の存在。流れ次第では勝利まで望めそうです。
 つつじ特別では障害でやや苦戦したものの5秒0差の5着まで追い込んだフクドリも巻き返したいところ。同レース3着で障害巧者のオレワスゴイは今季の4戦すべてが3着以内と好調です。
 前走で牝馬オープンのカーネーションカップを制したコマクインも勢いがあり侮れません。

今週の見どころ(5/7~5/9)

2011年5月 6日(金)

 5月8日(日)のメインには母の日にちなんだネーミングの特別戦・カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)が組まれています。
 当日、帯広競馬場では、女性のお客様へカーネーションのプレゼント(17:10より表彰台付近にて20名様)をはじめ、さまざまなイベントが行われます。どうぞお楽しみに。

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 5月7日(土)のメイン第11レースは、さくら草特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。5月1日第10レース(A2級-1組)、5月2日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 2日第10レースを含め3連勝中のコーネルフジが回避したため、同2着シベチャタイガーにチャンスでしょう。昨季はA1級-1組特別に加えオープンとの混合戦でも勝利しています。障害巧者で、相手を問わず崩れが少ない堅実さが魅力。最後のひと押しが足りない面は否定できませんが、強敵不在のここはなんとかしたいところでしょう。
 基礎重量で10キロ重い1日第10レース組からは4着ミサキスペシャルに注目。なんといっても今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯4着が光ります。昨季終盤からの好調を維持しており、ここは巻き返しに期待がかかります。
 1日第10レース3着で地力強化中の4歳馬ミスタートカチ、障害のキレが戻ってきた同1着インフィニティーにもチャンスがありそうです。

 5月8日(日)のメイン第11レースはカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・17:05発走予定)
 ニシキユウに注目します。昨年11月のレディースカップ、今年1月の重賞・ヒロインズカップともに2着など古馬牝馬オープン戦線では上位の常連です。賞金カットにより今季は220万円未満クラスからのスタートで、ここは最軽量640キロと恵まれました。一気の逃走劇に期待します。
 相手筆頭はこのレース2連覇中のエンジュオウカン。近2回と違い今年はトップハンデを課せられましたが、最大30キロ差の670キロならさほど心配はないでしょう。女王フクイズミが不在なら3連覇の可能性もありそうです。
 特別戦にあまり良績がないのは気になりますが障害巧者のコマクイン(650キロ)、3月のたちばな賞(4歳以上牝馬オープン)2着など地力強化が目立つアグリミズキ(650キロ)、ヒロインズカップ3着ユーファンタジー(650キロ)も争覇圏でしょう。

  5月9日(月)のメイン第11レースはシャクナゲ特別(A2・B1級決勝混合・16:45発走予定)。4月30日第10レース(A2級-2組混合)、5月1日第9レース(B1級-2組混合)の上位馬による一戦です。
 トウリュウは30日第10レースの1着馬。見習い騎手(島津新騎手)起用で減量もありましたが、障害力をいかしての見事な逃げ切りでした。週末に雨予報が出ていますが、極端な軽馬場にならなければ連勝も十分です。
 アアモンドヤワラは1日第9レースをトップハンデで逃げ切り1番人気にこたえました。逆にこちらは馬場は軽いほうが向く印象。一騎打ちに持ち込む気迫です。
 一発があるとしたら30日第10レースで3着に追い込んだマルモスペシャル。障害次第の面はありますが、今年1月にはアアモンドヤワラを相手に連勝した実績があります。

今週の見どころ(4/30~5/2)

2011年4月29日(金)

 4月30日(土)~5月2日(月)、帯広競馬場ではご当地グルメフェアやお子様向けのふわふわ・縁日コーナーなど、イベントが盛りだくさんです。なお、この3日間は入場料無料となっています。ぜひ競馬場へお出かけください。

 4月30日(土)のメイン第11レースはとかち皐月賞(3歳オープン・17:05発走予定)
 ここはニュータカラコマに期待します。2歳シーズン三冠の最終戦である3月のイレネー記念では、二冠馬オイドンとの一騎打ちを制し重賞初制覇を成し遂げています。続く若草賞(3歳牡馬オープン)でもオイドン(4着)を破り、3連勝で昨季を締めくくりました。古馬と初対戦だった今季初戦のB3・B4級-1組混合(4月24日)では、強豪牝馬エメラルドの2着に食い下がって実力をアピールしています。末脚の確かさでは定評がありましたが、気性的に成長したことが飛躍につながったようです。
 相手はオイドンでしょう。二冠を制した実績に加え、デビューから一度も掲示板を外していない堅実さも魅力。先週(4月23日)のB1・B2級-1組混合特別を回避し、きっちり調整されてここに臨みます。
 2歳シーズン女王のヤマトホマレは4月17日のB4級-3組で古馬勢を一蹴。同世代の牡馬相手でも一歩も引かない戦いができそうです。
 イレネー記念3着レットフジ、4着ホクショウバルトらは軽ハンデを生かし上位進出を狙います。

 5月1日(日)のメイン第11レースはスプリングカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)
 開幕週に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯組が中心。なかでも2着だったホクショウダイヤに期待します。この馬のキレ味を引き出したテン乗りの藤本匠騎手の好騎乗はありましたが、勝ったカネサブラックと同重量でわずか2秒8差は価値があります。その藤本騎手が今回も引き続き手綱をとります。得意な春先の軽めの負担重量なら快進撃が続きそうです。
 ばんえい十勝オッズパーク杯で8着のキタノタイショウ(2番人気)、10着のライデンロック(3番人気)もこのままでは終われません。実績からして巻き返しが期待されます。
 他路線組ではギンガリュウセイに期待。今季開幕からの2戦(5、4着)は馬場水分がやや高く流れが合わなかった印象でした。障害力を生かす強気の競馬でこちらも巻き返しを狙います。

  5月2日(月)のメイン第11レースはつつじ特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 4月16日の前走がん馬ろう日本特別(オープン-1組混合)で今回のメンバー中最先着の2着だったニシキセンプーに期待します。迫力満点の追い込みを見せ、逃げ切ったウメノタイショウに2秒1差まで迫りました。昨季、A1級-1組特別では常に上位争いしており、ここでは地力上位の存在です。
 ナカゼンスピードが相手筆頭でしょう。昨季は、初戦のばんえい十勝オッズパーク杯を制し賞金を稼いだため、ハンデを背負う厳しい戦いが続きました。しかし、別定重量の加増がないここは力を存分に発揮できるでしょう。ただ、障害次第の面があり、信頼度ではニシキセンプーに劣る印象です。
 開幕から1、3着と好調なオレワスゴイ、昨季オープン-1組特別で勝利があるヤマノミントも争覇圏です。

今週の見どころ(4/23~4/25)

2011年4月22日(金)

 今週からは土曜・日曜・月曜の週3日間通常開催。いよいよ2歳戦がスタートします。23日(土)第4レースの新馬戦には、4月10日の第1回能力検査をトップタイムで通過したシンドラー(牡、鈴木邦哉厩舎)が早くも登場。将来のばんえいを担う若駒たちの走りにも注目です。

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 4月23日(土)のメイン第11レースは青葉特別(B1・B2級-1組混合・17:05発走予定)
 昨年秋以降はおもにオープンからA1級で戦っていたシベチャタイガーに期待します。12月のオープン・A1級決勝混合で現準オープン格付のオレワスゴイ(2着)から僅差の3着をはじめ、骨っぽい馬を相手に善戦を続けてきた実力はここに入れば上位でしょう。
 ヒロノドラゴンも昨年末以降はA1級を主戦場にしていた力量馬。先週(17日)のB2級-1組ではきわどい2着に入っており、こちらも上位争いが期待できるはずです。
 障害巧者の実績両馬に対するのは、先週(16日)のB2級-3組混合2着で復活気配がうかがえるカネサテンリュウや、最軽量魅力の牝馬カネサシズカらでしょう。

 4月24日(日)のメイン第11レースは、すずらん賞(4歳オープン・17:05発走予定)
 ここはファーストスターに注目します。古馬条件戦(B級以上)では成績が安定しませんが、厳しい流れだった昨年12月のばんえいダービーで3着に粘ったのをはじめ、同世代限定戦では、堅実な成績を残しています。トレジャーハンターをはじめ強敵はいますが、軽ハンデ630キロを利して押し切りを狙います。
 トレジャーハンター(650キロ)は、ばんえいダービー4着馬で、3月のポプラ賞(4・5歳混合)では、5歳勢を一蹴。先週(17日)のばんえい十勝オッズパーク杯でも見せ場たっぷりの3着と健闘しています。
 昨年8月にばんえい大賞典を制したレットダイヤ(640キロ)は、約3カ月の休み明けだった前走(16日)B2級-2組では第2障害先頭からしぶとく4着に残しました。春先の軽い負担重量なら持ち味の先行力を存分に生かせるでしょう。
 昨季ラストの4歳オープン特別を制したアウルメンバーも、同じく640キロでの出走だけに注目です。

  4月25日(月)のメイン第11レースは春駒特別(A2級-1・2組決勝混合・16:45発走予定)。4月16日第10レース(A2級-1組)、17日第9レース(A2級-2組混合)の上位馬による一戦です。
 前走16日第10レースで1番人気を裏切り6着だったキタノダイチに期待。前走は速い流れに追走でいっぱいになってしまいましたが、障害は切れていました。基礎重量が増えるここは巻き返しのチャンスといえそうです。
 同じ前走でゴール前しぶとく末脚を伸ばして勝ったインフィニティー、同5着で障害巧者のトウリュウも上位食い込みがあるでしょう。
 前走17日第9レース組では、こちらも安定した障害力がある1着ミノルユウセン、マイペース逃げの展開に恵まれたとはいえ2着に粘ったハマカツらが有力です。

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