11月20日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。3歳牝馬の収得賞金順でトップのヤマトホマがいないのは寂しいですが、3歳女王を目指し10頭が集結しました。秋冬のBG1戦線のスタートを飾る一戦にご注目ください。
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11月19日(土)のメイン第11レースは五稜郭特別(B2・B3級決勝混合・17:10発走予定)。11月13日第12レース(B3級-1組)、14日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
14日第8レースを勝って3連勝としたホクショウシャネルが注目を集めそうです。3連勝はすべてスムーズな登坂からの逃げ切りでした。今回は、別定5キロを課せられますが、スンナリ行ければ4連勝が濃厚といえます。
ホクショウシャネルと同じ近3走を使われ2、4、2着のオーゴンプリンセスは追い込み一手で勝ち切れない面がありますが、ここも大崩れはなさそう。同じ前走3着で障害巧者のホンベツイチバンも差はありません。
13日第12レース組では、勝ち馬が回避したため、コンマ1秒差まで差を詰め2着だったホワイトオーザンに期待がかかります。
11月20日(日)のメイン第11レースは第36回ばんえいオークス(17:10発走予定)。定量660キロで争われる3歳女王決定戦です。
トライアル・ばんえいプリンセス賞(10月1日)のほぼ再戦。その前哨戦でトップハンデを課せられ3着と敗れたブラックパールの巻き返しに期待します。第2障害でヒザをついたもののすぐに立て直されると、しっかり末脚を伸ばし、勝ったアグリコトブキから5秒8差なら悲観する内容ではありません。2月に行われた3歳牝馬重賞・黒ユリ賞でメンバー中最先着の2着、9月の秋桜賞でも紅一点ながら2着に入っている実績も心強いです。
ばんえいプリンセス賞では最後に差されて2着だったトモエウンカイも、黒ユリ賞で3着の実績があります。
トライアルの勝ち馬アグリコトブキも黒ユリ賞では4着。6戦連続3着以内の堅実さも魅力です。
黒ユリ賞5着、ばんえいプリンセス賞4着で決め手あるヘイセイオトメまでが争覇圏内でしょう。
この日の第9レースには南北海道産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内産の収得賞金上位馬による一戦です。
オメガグレートの相手探しといえます。10月の重賞・ナナカマド賞はブラックボス、ニシキエーカンから僅差の3着。先着された両馬は、ハイレベルなメンバーが揃った先々週の十勝産駒特別でも着順を入れ替えワンツーを果たしています。通算3勝は突出した成績ではありませんが、これまでに戦ってきた相手がほかの出走馬とは違います。ここは断然の能力を見せつけてくれるでしょう。
タケノキクヒメも3勝を挙げています。8月の2歳牝馬オープン・白菊賞6着で、2歳A級-1組でも7、8着に敗れていますが、この馬とオメガグレート以外の8頭は通算1勝以下で、前走が2歳C~D級だったことを考えれば、相手筆頭は譲れません。
11月21日(月)のメイン第11レースは羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・17:10発走予定)。11月12日第9レース(B1級-1組)、13日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
13日第10レースの1、2着馬オイドン、ニュータカラコマが回避し、8頭立てとなりました。
ひとまず中心はヒロノドラゴン。16戦連続して4着以内と堅実ですが、1勝のみと勝ちきれないのが悩みです。10月8日のA2・B1級決勝混合特別で2着の実績があり、11月12日第9レースでもコンマ8秒差の2着。連軸としては最適でしょう。
13日第10レースでは離された3着だったシベチャタイガーも、強かった1、2着馬が不在なら、当然前進が見込めます。
タケタカラニシキは、昨季はオープン混合戦でも勝利していた実績馬。8月以来の出走だった13日第10レースでは5着でしたが、体重が40キロ近く減っていました。馬体が回復すれば一発があるかもしれません。
13日第10レースで4、9着と敗れたコーネルフジ、カネミセンショーの巻き返しもありそうです。