今週のばんえい十勝は、5月14日(土)~16日(月)の開催。15日(日)のメインには、3歳以上オープンによるさつき特別が組まれています。
なお、14、15日の両日、帯広競馬場では、震災被害により開幕を延期していた岩手競馬(14日に開幕)を応援するイベントを実施します。
※Aiba江別場外でのイベントはこちら
5月14日(土)のメイン第11レースは釧路湿原特別(A2級-1組・17:05発走予定)。実力伯仲で混戦模様です。
5月7日の前走さくら草特別(A2・B1級決勝混合)を制したミサキスペシャルに引き続き期待。今季は、初戦のばんえい十勝オッズパーク杯4着、A2級-1組4着と惜しい競馬を続け、やや相手が下がった前走では持ち前の決め手をさく裂させました。今回は相手強化ですが、障害のキレも文句なしの近況だけに連勝の公算が大といえます。
相手は、4月25日の春駒特別(A2級-1・2組決勝混合)の勝ち馬アグリミズキ。前走のカーネーションカップ(5月8日・3歳以上牝馬オープン)でも逃げ粘るコマクインを1秒3差まで追い詰めて2着に入っています。こちらも目下障害が安定しており大崩れは考えられません。
さくら草特別で第2障害先頭から3着に踏ん張ったミスタートカチ、5月9日のシャクナゲ特別(A2・B1級決勝混合)を含め2連勝中で復活気配のトウリュウも争覇圏でしょう。
5月15日(日)のメイン第11レースにはさつき特別(オープン-1組・17:10発走予定)が行われます。
ホクショウダイヤの相手探しです。今季初戦のばんえい十勝オッズパーク杯でのカネサブラックから2秒8差の2着が光ります。前走スプリングカップ(5月1日・オープン-1組混合)ではニシキダイジンを豪快な末脚で差し切っています。得意な700キロ前後の負担重量なら引き続き好勝負必至といえます。
相手はスプリングカップ2、3着のニシキダイジン、ライデンロックが有力でしょう。ともに障害力がウリで、ホクショウダイヤが第2障害でもたつけば逆転もあるでしょう。
フクイズミは3月のばんえい記念以来の出走。このなかでは実績上位ですが、加齢とともにややズブくなっている感があります。670キロでは差し遅れる心配があるかもしれません。
5月16日(月)のメイン第11レースは阿寒湖特別(A1級-1組・16:45発走予定)。
ここは、トレジャーハンターに期待します。古馬A1級-1組特別初挑戦だった前走つつじ特別(5月2日)を難なく突破した4歳馬。オレワスゴイ、ナカゼンスピードなどのオープン経験馬たちを相手に豪快に差し切りました。今回も同条件で、相手関係もさほど変わりません。連勝の期待が高まります。
相手は同じ前走で4着のニシキセンプー。早めに第2障害を越えると先頭をうかがう勢いでしたが、ゴール前で後続につかまりました。やや早仕掛けだったのかもしれませんが、決め手ではメンバー中上位の存在。流れ次第では勝利まで望めそうです。
つつじ特別では障害でやや苦戦したものの5秒0差の5着まで追い込んだフクドリも巻き返したいところ。同レース3着で障害巧者のオレワスゴイは今季の4戦すべてが3着以内と好調です。
前走で牝馬オープンのカーネーションカップを制したコマクインも勢いがあり侮れません。