今週のばんえい十勝は、9月10日(土)~12日(月)の開催。重賞は組まれていませんが、11日(日)メインのポテト特別(オープン-1組混合)は、出走10頭中9頭が今季の収得賞金額による別定重量を課せられている好調馬揃い。次開催(10月25日)に組まれている重賞・岩見沢記念へ向け賞金を加算しておきたい馬もおり、好レースが期待できそうです。
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9月10日(土)のメイン第11レースはコスモス特別(オープン・A2級決勝混合・20:05発走予定)。9月4日第9レース(A2級-2組)、同日第10レース(オープン-3組混合)の上位馬による一戦です。
4日第10レースで今季初勝利を挙げたギンガリュウセイに注目。第2障害先頭から、一旦はライデンロックにやや差を詰められたものの、ゴール前で突き放しました。昨年10月の北見記念でニシキダイジンの僅差2着などがある実績馬が、きっちり力を出せれば当然の結果といえますが、今回はさらに相手が下がっています。連勝のチャンスといえるでしょう。
同じ前走で5着(2番人気)のアオノレクサスも障害は無難にまとめており、展開次第では巻き返し十分でしょう。
4日第9レースで、ゴール前4頭の追い比べから1番人気ホクショウバトル(今回は不出走)に競り勝ったクロフネオーザン(1着)、ニシキユウ(2着)らは障害のキレも文句なしで、ここも有力視できそうです。
9月11日(日)のメイン第11レースはポテト特別(オープン-1組混合・20:05発走予定)。オープン6頭と準オープン4頭が争います。
古馬のツートップであるカネサブラック、ニシキダイジンが不在。それなら、フクイズミが負けられません。前走の芦毛馬限定戦では、第2障害を越え競り合いとなったトウリュウを、ゴール前で6秒3突き放して、今季初勝利をマークしています。自己条件に戻れば負担重量的に有利な立場だけに、2連勝を決めてくれるはずです。
相手はキタノタイショウ。こちらも二強が不在ならチャンスでしょう。前々走で崩れた障害も前走でしっかり修正。第2障害でフクイズミにどれだけ差をつけられるかが勝利へのカギといえます。
前走の鹿毛馬限定戦で一騎打ちを繰り広げたホクショウダイヤ、フクドリはトップハンデが気になりますが、今季好調なだけに侮れないところです。
準オープン勢は好調馬揃いですが、そのぶんハンデを課せられており苦戦が予想されます。
9月12日(月)のメイン第11レースは秋陽特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。9月3日第12レース(B1級-1組)、4日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
4日第12レースの勝ち馬リキエイに期待します。積極策から、見習い騎手起用で25キロ軽いオーゴンプリンセスの追い上げを、同タイムでしたがしりぞけました。前々走こそ8着と崩れましたが、ナイターになってから12戦して8連対の好調さを生かし連勝を狙います。
同じ前走で残り10メートルまでは勝ち馬に食い下がっていたリードムサシ(3着)も、引き続き軽馬場が予想されるここは、上位争い必至でしょう。
3日第12レース組からはやはり勝ち馬のニュータカラコマ。決め手あるこの馬に第2障害を先頭で越えられては、ほかの馬は手も足も出ませんでした。半数が格下のここも好勝負が期待できます。
不得手な軽馬場ながら3着に踏ん張ったのがヒロノドラゴン。このところ勝ち切れませんが、障害巧者らしいレースを続けており、ひと押しがきけば久々の勝利も望めそうです。