ゴールデンウイーク後半のばんえい十勝は、5月3日(祝・土)~5日(祝・月)の3日間。帯広競馬場では、前回も好評だった「TOKACHIご当地グルメバトル」や、映画『銀の匙Silver Spoon』ロケ地巡り・バックヤードツアーをはじめとした様々なイベントが実施されます。白熱のレースともどもお楽しみください。なお、5日のスカパー!での放映は、765chに変更(無料)となります。
5月3日(祝・土)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手が3歳以上B級選抜馬に騎乗し争います。
A1から年度替わりでB1に降級してきたキンノカミ(尾ヶ瀬馨騎手)に注目。今季初戦の前走B1級-2組(4月27日)では、第2障害ひと腰先頭クリアから押し切って完勝と格の違いを見せつけました。ハンデ差も最大30キロであれば克服可能でしょう。
今季A2からB3へ大幅降級となったトモエエーカン(西謙一騎手)が続きます。初戦のB3級-4組で圧巻の逃げ切り勝ちを収めると、その後も僅差の2、2着に入っています。障害のキレもよく、持ち前のスピードを生かしてここも首位争いが期待できそうです。
今季初日・4月13日のB1級-2組、前走すずらん賞(4歳オープン)とも僅差3着だったのがセイコークイン(松田道明騎手)。前走では今回より10キロ重い620キロで好内容を残しており、引き続き最軽量ハンデのここでも楽しみでしょう。
B3級で2連勝していたタイソンショウ(鈴木恵介騎手)は前走B2級-1組特別では4着でしたが、障害はひと腰で切っていました。障害巧者だけに今回も楽しみです。
5月4日(祝・日)のメイン第10レースは、さつき特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(4月27日)、A2級混合(4月26日)の両予選上位馬による一戦です。
今季2戦2勝のアオノレクサスが注目を集めそう。水晶特別(A1級混合)、続くA1級混合予選とも第2障害先頭クリアから踏ん張っています。負担重量が重いと詰めを欠く傾向もありますが、今の時期の重量であれば心配はいらないでしょう。今季はオープンからA1に降級しており、ハンデも有利です。
今季初戦のスプリングカップ(オープン)を完勝したオイドンは、A1級混合予選では1番人気で5着に敗退。シーズンをまたいでの連続連対が8で途切れました。障害で苦戦したのが響いたか最後までリズムに乗れませんでしたが、時にはこういうこともあるでしょう。これだけでは見限れません。
水晶特別3着で、A1級混合予選2着のフジダイビクトリーも障害巧者だけに大崩れはなさそうです。
A2級混合予選勢はすべてA2級格付。1番人気・4着で障害巧者のグランドペガサス、A1からの降級馬で同3着など大崩れの少ないスギノハリアーに注目です。
5月5日(祝・月)のメイン第10レースはつつじ特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(4月28日)、B1級-2組(4月27日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ7頭立てとなりました。
有力どころは、年度替わりでA2からB1へ降級してきた各馬。なかでも、3月21日の楽天競馬リニューアル記念(A2級-1組)の勝ち馬ホンベツイチバンに注目。同レースがA2昇級初戦ながら、障害巧者ぶりを見せつけました。その1戦のみで今季からB1へ降級し、初戦の春駒特別(B1級-1組)2着、続く前走B1級-1組混合予選でも1着。ともに第2障害を先頭で越える安定したレースぶりが光ります。
ヒロノヤマトもA2からの降級馬で障害巧者。春駒特別、B1級-1組混合予選とも3着でした。障害次第の面はあるもののB1級-2組予選で2着だったマルニセンプーも有力でしょう。
降級組以外では、B1級-1組混合予選2着のアグリローズに注目。牝馬らしい切れ味が武器で、最軽量を生かしたいところです。