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今週の見どころ(8/16~8/18)

2014年8月15日(金)

 8月17日(日)のメインには、定量500キロのスピード戦・稲妻賞が組まれています。疾風賞、地吹雪賞と続いていく、スピードスター賞(来年2月9日)のトライアル第1弾です。昨年の勝ち時計は1分03秒2(馬場水分3.0%)でしたが、馬場が軽くなれば1分を切るハイタイムでの決着もありそうです。

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 8月16日(土)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。9月14日に行われる4歳三冠の第2弾・銀河賞の前哨戦となります。出走7頭中4頭を占める牝馬が上位独占の勢いです。
 クインフェスタコウシュハクィーンセイコークインのA2級の牝馬3頭は前開催のデネブ特別(A2級-1組)では、4番手以下をちぎっての優勝争いを繰り広げました。しかも3頭とも賞金別定5キロを課せられてのパフォーマンスだったので、強さが際立ちました。勝ったのはクインフェスタでしたが、やや腰が甘い面もあります。前半が速い流れになるようであれば障害巧者のセイコークイン、ゴール前が混戦となれば決め手あるコウシュハクィーンがやや有利かもしれません。
 4歳一冠目の柏林賞で3着と好走したA1級の牝馬ナナノチカラも障害次第では再び上位争いに加わってくるでしょう。

 8月17日(日)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)での争いです。
 ホクショウバトルを中心視します。同条件では11年の地吹雪賞、12年のサマーダッシュ、13年のスピードスター賞と3勝をマークし、2着1回、3着2回で複勝率100%と実績断然。今年2月のスピードスター賞(3着)以来となる馬券絡みが期待されるところです。
 サクラリュウは7月の天の川賞(3歳・4歳混合)では530キロで僅差2着に追い込んでいることから、今回の条件に適性がありそう。
 12年の地吹雪賞で2着があるサカエキング、昨年のこのレースの3着馬ハイカラサンなど同条件の実績馬や、最軽量ハンデ470キロが魅力のファイトガールも有力でしょう。

 8月18日(月)のメイン第10レースは、オーガスト特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。オープン1頭、A1級2頭、A2級7頭が争います。
 A2級勢は好調馬揃いですが、なかでもクロフネオーザンに注目。前走の重賞・ばんえいグランプリでは障害はしっかりこなしていましたが6着。自己条件では先行できるこの馬が追走に苦労しており、力関係はもちろん、軽めの馬場も堪えた様子でした。今季、A2級特別(クラス混合も含む)では、8戦1勝、2着4回、3着1回、4着2回と堅実なことに加え、セイコークインら強力な4歳牝馬勢が不在のここは勝機が見込めそうです。
 前開催のデネブ特別(A2級-1組)は4歳牝馬が1~3着を独占。スギノハリアーは第2障害8番手クリアから5着に追い込むのが精一杯でしたが、4着キンノカミとは2秒0差。その上位3頭がいない今回は、相手関係が楽になるのはもちろん、ペースも緩くなるはずで、巻き返してきそうです。
 デネブ特別では7着だったダイリンビューティですが、紅一点となるここではペースを握れそう。こちらも巻き返し十分とみます。
 A1級のトレジャーハンターは前走ばんえいグランプリでは7着でしたが、障害は2番手クリアと見せ場十分。ゴール前での踏ん張り次第では、格上馬の貫録を見せる場面もありそうです。

今週の見どころ(8/9~8/11)

2014年8月 8日(金)

  8月10日(日)のメインには、重賞・ばんえいグランプリが組まれています。昨年は出走10頭のうち5頭が9歳か10歳でしたが、今年は2頭だけで、6歳以下が4頭もいる若返ったメンバー構成となりました。帯広単独開催となった過去7回の勝ち馬は、10歳と8歳が3頭ずつで、7歳が1頭と古豪が優勢ですが、今回は若い世代の巻き返しにも期待できそうです。

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 8月9日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B2級-2・3組決勝・20:10発走予定)。B2級-2組(8月3日)、B2級-3組(2日)の両予選上位馬による一戦です。
 2組予選の2着馬イッキフジに注目します。6月16日に行われたゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では、逃げ切り寸前でジャングルソングに差されて2着でしたが、同馬は8月4日の北海道競馬記者クラブ特別(B2級-1組)でも差し切り勝ちを収めており、B2級では実力上位の存在。今回の相手関係なら障害力を生かし押し切りに期待できそうです。
 2組予選を豪快に差し切ったのがホクショウサスケ。スピードスター賞でオイドンの2着に入っているほどの快足を誇りますが、障害は苦にするタイプ。近4走で3勝を挙げている勢いに乗って、特別戦でどこまでやれるか注目です。
 ゴールドトロフィーで3着だったカツオーカンは3組予選で勝利。第2障害を降りてからゴールまで続いたコサカコブラとの追い比べをコンマ1秒差で制しています。2走前のB2級-1組でもゴール前の接戦をモノにし勝利をもぎとっており、障害で苦戦した1番人気ホクショウサスケは4着に沈んでいます。
 3組予選で4着のシンエイタカラフジは7月12日の文月特別(B2級-1・2組決勝)でも4着でしたが、勝ち馬は前出のジャングルソング。2着キタノサムライはのちにB2級-1・2組決勝特別を勝利し、3着アアモンドヤマトは目下B1級で快進撃を続けており、むしろ胸を張れる結果といえそう。特別戦のほうが向いている感もあるので、巻き返しが期待できます。

 8月10日(日)のメイン第10レースは、重賞・第26回ばんえいグランプリ(20:10発走予定)。重量格による別定重量戦で、10頭が夏のチャンピオンの座を争います。
 オープン格付(810キロ)の8頭中7頭は前開催のオッズパーク賞サマーカップ(馬場水分4.6%)を使われており、逃げ切りを狙うアオノレクサスを、第2障害2番手で降りたオイドンが残り約20メートルで捕えて勝利。障害3番手クリアのホクショウユウキがそのまま3着で、先行馬による決着となりました。注目は1番人気で7着だったニュータカラコマ。差し脚が武器とはいえ、アオノレクサスが残り30メートルに差しかかったあたりで登坂を開始したのでは、この結果も仕方なし。賞金別定15キロ増のトップハンデも響いたかもしれません。今回も引き続き軽めの馬場が予想されますが、100キロ近くも負担重量が重くなれば展開は変わるし、なにより賞金ハンデがなくなるのが歓迎。前々走で北斗賞を圧勝している実力発揮の場面がありそうです。
 オープン馬で唯一、サマーカップに出走していなかったのがフジダイビクトリー。旭川記念で古馬重賞を初制覇し、トップハンデだった北斗賞では2着。このところ崩れ知らずの障害力がなによりの強みで、こちらもハンデ差がつかなくなるのが好感触といえます。前開催をスキップして臨んできたローテーションもプラスでしょう。
 サマーカップの再現を狙うのがオイドン。3着だった北斗賞と同様、重賞のここでは障害のカカリに重点を置いた追走になりそうですが、第2障害で大きく離されなければ、現役屈指の決め手が炸裂するかもしれません。
 インフィニティーは昨年のこのレース(馬場水分2.0%)ではゴール前での接戦で競り負け惜しくも3着でした。重めの馬場になるようなら、マークが必要でしょう。
 クロフネオーザン(790キロ)は昨年と同様、A2級からのばんえいグランプリ挑戦ですが、当時(8着)と比べ、状態面が安定しています。昨年1月の帯広記念で3着があるように、障害力と軽量を生かして一発があるかもしれません。

 この日の第9レースには、今季最初の2歳特別・白菊賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)が行われます。
 まだ抜けた存在は見当たりませんが、ホクショウキズナが勝った前開催の2歳A級-1組で2、3着と善戦したコムギウィナーエミが一枚上といった印象。特にウィナーエミは、2開催前の2歳A級-1組でも、世代ナンバー1との呼び声も高いセンゴクエースの3着と、2戦続けて牡馬の強豪を相手に馬券に絡んでいます。前走2歳A級-2組で逃げ切り勝ちを収めたホクショウモモも含めた3頭の争いでしょう。

  8月11日(月)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(8月3日)、B1級-2組混合(4日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組予選組が力量上位。なかでも注目は1着アアモンドヤマト、3着トモエエーカン(2着ハクタイホウは回避)でしょう。第2障害を先頭で越えたのはハクタイホウでしたが、2番手からアアモンドヤマトがじわじわと迫りゴール手前で捕えて勝利。障害離れた4番手から末脚を伸ばしてきたトモエエーカンが2頭に迫り3着で、着差は1秒5+0秒9という接戦でした。
 一角崩し候補は同4着キュートエンジェルでしょう。7月5日のわし座特別(B1級-1組)ではトモエエーカンを振り切って勝利。当時ハンデ差が25キロだったのが、今回は30キロへとひらきます。障害巧者で特別戦の重量も苦にしません。

今週の見どころ(8/2~8/4)

2014年8月 1日(金)

 8月10日(日)に行われる今季最初のBG1競走・ばんえいグランプリファン投票結果が発表されました。今年3月のばんえい記念を制したインフィニティーが中間発表時の順位を守り1位で、以下、オイドン、キタノタイショウ、クロフネオーザン、トレジャーハンター、アオノレクサス、ニュータカラコマまでの上位7頭に、ファン選出馬を除いた番組賞金上位3頭(ホッカイヒカル、フジダイビクトリー、ホクショウユウキ)を加えた10頭が出走権を獲得しました(回避馬が出た場合はファン投票次点の馬が繰り上がり)。夏の頂上決戦にご期待ください。

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 8月2日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭、A1級5頭が争います。
 オープンの4歳馬オレノココロは2走前に、こと座特別(オープン・A1級混合)で勝利。第2障害を降りたのは3番手でしたが、前を行くトレジャーハンター、アオノレクサスを鮮やかに差し切って、力の違いを見せつけています。続く前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)は4着でしたが、最大60キロ差のトップハンデながら2秒7差は負けて強しという印象を残しました。今回は2走前と同条件なので、巻き返してくるでしょう。
 オープンの5歳馬ニシキエーカンは今季2度重賞に出走し、旭川記念2着、北斗賞4着と善戦しています。前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)でも4着でしたが、軽馬場(馬場水分4.6%)で、詰めに課題があるアオノレクサスが2着に粘るなど追い込み馬には厳しい流れながらも、5秒2差まで押し上げてきました。勝ち切れない面はありますが、A1級混合の今回は主役を張れる1頭です。
 ホリセンショウは、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念、北斗賞がいずれも7着でしたが、特別戦のほうが安定した成績を残しています。障害巧者でもあり、格下相手のここは大崩れなくまとめてくるでしょう。
 A1級の5頭では、こと座特別3着のナナノチカラが有力。ゴール前が混戦になれば決め手が生きるかもしれません。

 8月3日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のA2級特別は、A1級との混合だったルビー特別。そのレースで第2障害3番手クリアから抜け出し勝利を収めたセイコークインに引き続き注目できそう。賞金別定5キロを課せられていましたが、まったく問題にしませんでした。同2着クロフネオーザンは次週の重賞・ばんえいグランプリへ出走予定のためここには不在だけに、連勝が濃厚といえます。
 クインフェスタはルビー特別ではセイコークインから4秒0差の3着でしたが、続く前走A1・A2級決勝混合では障害2番手から長くいい脚を使い差し切っています。相変わらず障害ではもたつく面が見られますが、いざ越えてしまえば、決め手で突き抜けるシーンもあるかもしれません。
 グランドペガサスは前開催のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で逃げ切って勝利。近5走が1、9、1、8、1着と安定感を欠きますが、障害さえすんなり抜ければ、前走の再現もありそうです。
 ルビー特別では8着と敗れたホンベツイチバンですが、本来は障害巧者だけに立て直しを期待したいところでしょう。

  8月4日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のしし座特別(B2級-1・2組決勝)でも強烈な末脚を見せつけたキタノサムライが3連勝を目指します。3走前の文月特別(B2級-1・2組決勝)での2着は、第2障害で体勢を崩してしまい末脚の切れだけで連対を果たした格好でしたが、近2走は障害もしっかりこなしており、完勝といえる内容。賞金別定5キロ増もさほど影響ないはずです。
 相手探しが難解ですが、その筆頭はイワキでしょう。B2級平場戦で3連勝中と絶好調。特別戦には久々の出走となりますが、障害巧者だけにいきなり好勝負が望めそうです。
 ハイセイウンは今回がB2昇級初戦ですが、このところ障害が安定してきており、特別戦でも上位争いできそう。
 文月特別の勝ち馬ジャングルソングは、キタノサムライが障害で崩れたときには頭も考えられます。
 フクミツメンコイワタシらは特別戦では割引きが必要かもしれませんが、好調さは侮れません。

今週の見どころ(7/26~7/28)

2014年7月25日(金)

 7月27日(日)のメインには、3歳・4歳混合の重賞・はまなす賞が組まれています(1着馬に、来年3月に行われる4歳・5歳混合重賞・ポプラ賞への優先出走権)。重賞に再格上げとなった過去4回では、勝ち馬はいずれも4歳ですが、2、3着には3歳が3頭入っています。今年も上下のハンデ差が最大60キロと大きく、予想しがいのあるレースといえそうです。

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 7月26日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:10発走予定)。次開催(8月10日)に行われる重賞・ばんえいグランプリの前哨戦です。
 前開催に行われた重賞・北斗賞の1着馬ニュータカラコマは今回から賞金別定15キロを課せられており、2着フジダイビクトリーが回避したとあれば、同3着で5キロ増のオイドンに期待できそう。前走から75キロも軽くなるのが、スピードタイプのこの馬にとっては、なにより歓迎のはず。2走前のミントスポット杯(オープン)では、逃げ切り勝ちを収めたニュータカラコマと同重量で3秒8差の2着に入っており、今回は10キロ差を生かして逆転Vの期待がかけられそうです。
 ニシキエーカンは北斗賞ではオイドンから1秒1差の4着で、3走前の旭川記念2着がフロックでなかったことを示しました。オイドンと似たようなタイプで、障害さえすんなり抜けてしまえば、ニュータカラコマと10キロ差あれば、格好はつけてくるでしょう。
 アオノレクサスは休み明けの前走こと座特別(オープン・A1級混合)が1番人気で5着。障害は先頭で越えたものの、懸念される詰めの甘さが出たかたちです。今回は相手強化となりますが、障害は相変わらず安定しており、展開次第では粘り込むシーンもありそうです。
 北斗賞では5着だったキタノタイショウは現状、障害次第という面があるので、特別戦に替わるのは歓迎。ニュータカラコマは厳しいハンデを克服しここでも好走できれば、いよいよ世代交代かという感じになってきそうです。

 7月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第26回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳馬オレノココロが720キロでトップハンデ、B1級の3歳牝馬キサラキクが660キロの最軽量で、最大60キロ差がつきました。
 注目はB2級の3歳馬カイシンゲキ(670キロ)。トライアルのとかちダービーでは逃げ切り勝ちを収めており、続く2戦でも障害のキレはよく1、2着で、今季2戦目からの連続連対を8まで伸ばしています。初の重賞ですが、勢いに乗ってどこまでやれるでしょうか。昨年、とかちダービーを勝ったダイコクパワーがこのレースでも2着に入っているのは心強いところです。
 4歳の筆頭格はコウシュハウンカイ(710キロ)でしょう。4歳トライアルの重賞・柏林賞では2着。逃げ切り寸前で、ダイコクパワー(700キロ)の決め手に屈しましたが、1秒3差なら負けて強しという競馬でした。当時ダイコクパワーより20キロ重かったのが、今回は10キロ差に縮まることで、逆転の可能性も十分といえます。
 4歳牝馬コウシュハクィーン(680キロ)は柏林賞では1番人気で4着でしたが、障害で崩れたわけではなく展開が合わなかった感じ。続く2走前のA2級-1組こそ大外10コースに入り大敗しましたが、前走ルビー特別(A1・A2級-1組混合)では賞金別定5キロを課せられながらも5着にまとめています。今回はその5キロ増がなくなることに加え、柏林賞と同じ680キロだけに、好勝負になる可能性が高いと見ます。
 オレノココロは唯一のオープン馬で実力断然。720キロの重量自体は苦にしませんが、さすがに60キロもハンデ差がひらいたのでは厳しい戦いが予想されます。

  7月28日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月20日)、B2級-2組(7月21日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組予選では1番人気で5着だったジャングルソングが巻き返しを期します。2走前の同条件戦・文月特別でも第2障害では苦戦しましたが、離れた4番手から鮮やかな差し切り勝ちを収めています。じっくり追走できる特別戦のほうが合っているようで、ここは当然着順を上げてくるでしょう。
 文月特別では、さらに離れた障害6番手からジャングルソングを3秒6差まで追い詰めたのがキタノサムライ。続く1組予選では障害4番手から豪快に抜け出して危なげない勝利を飾っています。
 1組予選ではキタノサムライにちぎられ2着のフクミツですが、障害のキレは引き続き良好です。ここも先行してどこまで踏ん張れるでしょうか。

今週の見どころ(7/19~7/21)

2014年7月18日(金)

 8月10日に実施される重賞・ばんえいグランプリファン投票(上位7頭に出走権)の7月15日時点での中間発表では、1位がインフィニティー(443票)、2位がキタノタイショウ(379票)、3位がオイドン(363票)。以下、トレジャーハンター、クロフネオーザン、アオノレクサス、ニュータカラコマと続きます。投票の締め切りは7月21日(祝・月)の18時となっており、投票された方のなかから抽選で豪華賞品が当たります。

※7/21のスカパー!での放送についてのお知らせはこちら

 7月19日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。A1級はトレジャーハンター1頭で、A2級の8頭中6頭が前開催ではユリウス特別(A2級-1・2組決勝混合)を使われていました。
 トレジャーハンターの今季初勝利に期待します。開幕から8戦してすべて掲示板を確保しており、近3走も第2障害先頭クリアから2、3、2着と勝利まであと一歩の走りを続けています。3走前と前走はオープン馬もおり、今回は2走前の拓成湖特別と同条件ですが相手関係が楽になっています。ゴール前での踏ん張り次第ですが、ここで勝てなければ、いつ勝つのだという感じです。
 セイコークインはユリウス特別がA2級特別への初挑戦で2着。障害のキレ、末脚の伸びともよく、勝ったホンベツイチバンの1秒1差まで迫りました。今回から賞金別定5キロを課せられますが、近況の充実ぶりを考えれば苦にしないでしょう。
 ユリウス特別では第2障害先頭クリアから3着に踏ん張ったクロフネオーザンにも引き続き注目。拓成湖特別ではトレジャーハンター(3着)に1秒4先着しての2着でした。
 ユリウス特別に出走していないA2級勢では、コウシュハクィーンに期待。3走前の層雲峡特別(A2級混合)では障害を2番手で越えると、鮮やかな抜け出しを決めています。ハイペースになっても崩れない障害力を武器に、ここでも好走なるでしょうか。

 7月20日(日)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜・20:10発走予定)。今季前回出走時の体重が重いB1級以上の馬による選抜戦で、オープン2頭、A1級3頭、A2級3頭、B1級1頭により争われます。
 オープンのホリセンショウは今季の重賞3戦ではすべて7着と苦戦していますが、特別戦では3戦とも第2障害ひと腰クリアから3、3、4着と惜しい競馬を続けています。今回はB1級馬もいるなど相手が楽になっているのに加え、他の有力どころには障害次第というタイプが多い印象。格上で障害巧者のこの馬が今季初勝利を決めてくれるでしょう。
 A1級のホクショウバトルは近4走が7、7、8、4着ですが、うち前走こと座特別(オープン・A1級混合)を含む3走では第2障害をひと腰で越えており、着順ほど悪いレースではありませんでした。約半数が格下という今回のメンバーに入れば、持ち前の決め手で巻き返せそうです。
 A2級のグランドペガサスは2走前の拓成湖特別(A1・A2級混合)で障害5番手から差し切り勝ちを収めています。近4走が1、9、1、8着と安定感を欠く成績ですが、障害さえこなせれば、ここでも勝ち負けになって不思議ありません。
 同じくA2級のスギノハリアーニシキエースや、B1級のキタノオーロラらも障害次第では、スピードを生かして上位争いが可能でしょう。

  7月21日(祝・月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 出走10頭中8頭が前開催で、わし座特別(B1級-1組)を使われていました。そのレースの勝ち馬キュートエンジェルに引き続き注目。逃げ切り圧勝かと思われたところ、第2障害大きく離れた2番手から猛追してきたトモエエーカンにコンマ9秒差まで迫られました。しかし、そのトモエエーカンが今開催から賞金別定10キロ増となりハンデ差がひらくので、今回はもう少し楽なレースができそうです。
 わし座特別が2着惜敗だったトモエエーカンは、続く前走B1級-1・2組決勝混合では障害2番手クリアからヒロノヤマトを交わして、あっという間に突き放す圧巻の勝ちっぷり。この勝利で賞金を稼いだため今回ハンデが厳しくなりますが、良い状態をキープしたまま出走してきたのは間違いのないところでしょう。
 アアモンドヤマトはB3級、B2級を13戦6勝、2着3回、3着4回という好成績で突破し今開催からB1へ昇級。もともとはA級で活躍していただけに、格負け感はありません。
 わし座特別3着で、B1級-1・2組決勝混合7着のライトアームは特別に戻ったことで再び警戒が必要かもしれません。

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