3月2日(日)のメインには、重賞・チャンピオンカップが組まれています。4歳以上の今季重賞勝ち馬による選抜戦。クラス別定重量で争われ、オープン格付馬は今季の収得賞金80万円につき、別定10キロが加増されます。今年は最大でもハンデ差は20キロと比較的小さくなったことで、混戦模様と言えそうです。なお、このレースが終われば、古馬重賞は年度末の大一番・ばんえい記念を残すのみとなります。
【今週のコース使用方法(出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら)
3月1日(土)のメイン第10レースは、弥生特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-2組(2月24日)、B2級-2組(2月23日)の両予選上位馬による一戦です。
B1級予選で3着だったミタコトナイの巻き返しに期待。前々走のA2級との混合戦で僅差2着に入っていたこともあってか、1番人気に推されたものの、2秒8差及びませんでした。とはいえ、5キロ軽かった1、2着馬と今回は同重量になるのは有利で、逆転も十分でしょう。
B2級予選勢も、1番人気で3着に敗れているオオノトップに注目。前走も含め、近走障害ではひと腰クリアを続けています。特別戦へは今回が生涯で初挑戦ですが、障害巧者だけに大歓迎でしょう。
B2級予選の勝ち馬メンコイワタシは、障害さえまともなら前走くらいは走れて当然の実力があります。今回も障害のカカリ如何でしょう。同2着スーパーウィンも障害で大崩れがなければ、ここも決め手を生かして上位進出がありそうです。
3月2日(日)のメイン第10レースは、第35回チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬選抜・18:05発走予定)。今年は6頭立てとなりました。
正月の帯広記念の勝ち馬ホリセンショウに注目します。700キロ台後半から800キロ台前半と軽めの負担重量で争われる春の重賞では善戦していましたが、850キロの北見記念(8着)のレースぶりでは、890キロの帯広記念での9番人気は仕方のないところ。しかし、その評価を覆す逃げ切り勝ちでした。その後の3走ではトップハンデですが、障害のキレもよく人気以上の着順にまとめています。今回は通常であれば賞金別定25キロを課せられるところ、別定10キロ増と恵まれたことに加え、重賞とはいえ近走と大きくは変わらない810キロなのも有利でしょう。
ニュータカラコマ(810キロ)は9月に行われた岩見沢記念の勝ち馬で、帯広記念では3着。目下2連勝中と好調ですが、ともに雪中競馬でスピード型のこの馬に向く馬場状態だった可能性もあります。とはいえ決め手は上位なので、障害さえすんなり抜けてしまえば、勝機も見込めそうです。
12年のこのレースの覇者ホクショウダイヤ(820キロ)や、鈴木恵介騎手とのコンビ結成2戦目のキタノタイショウ(820キロ)にも注目です。
3月3日(月)のメイン第10レースは、花月特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-1組(2月23日)、B2級-1組(2月22日)の両予選上位馬による一戦です。
B2級予選で2着に巻き返したクインフェスタに引き続き注目。前々走の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着と惨敗を喫しましたが、前走は障害での腰の入りもよくなり、大きく離れた第2障害3番手から、逃げ切り勝ちを収めたオホーツクノタカラの3秒2差まで迫っています。3走前までは4連勝しており、立て直されたとあれば、ここから再び快進撃が始まるかもしれません。
オホーツクノタカラも白雪賞6着からの巻き返しでしたが、同レースは相手関係よりも、走路を雪が薄らと覆っているような馬場状態が向かなかった印象。末の甘さは心配ですが、マイペースで行ければここも上位争いできそうです。
B1級予選は8、6、4番人気で決まる波乱となりましたが、近走では末脚が冴え渡っている2着サカノテツワン、3着で障害巧者のヤマノウンカイに期待します。