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今週の見どころ(3/1~3/3)

2014年2月28日(金)

 3月2日(日)のメインには、重賞・チャンピオンカップが組まれています。4歳以上の今季重賞勝ち馬による選抜戦。クラス別定重量で争われ、オープン格付馬は今季の収得賞金80万円につき、別定10キロが加増されます。今年は最大でもハンデ差は20キロと比較的小さくなったことで、混戦模様と言えそうです。なお、このレースが終われば、古馬重賞は年度末の大一番・ばんえい記念を残すのみとなります。

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 3月1日(土)のメイン第10レースは、弥生特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-2組(2月24日)、B2級-2組(2月23日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級予選で3着だったミタコトナイの巻き返しに期待。前々走のA2級との混合戦で僅差2着に入っていたこともあってか、1番人気に推されたものの、2秒8差及びませんでした。とはいえ、5キロ軽かった1、2着馬と今回は同重量になるのは有利で、逆転も十分でしょう。
 B2級予選勢も、1番人気で3着に敗れているオオノトップに注目。前走も含め、近走障害ではひと腰クリアを続けています。特別戦へは今回が生涯で初挑戦ですが、障害巧者だけに大歓迎でしょう。
 B2級予選の勝ち馬メンコイワタシは、障害さえまともなら前走くらいは走れて当然の実力があります。今回も障害のカカリ如何でしょう。同2着スーパーウィンも障害で大崩れがなければ、ここも決め手を生かして上位進出がありそうです。

 3月2日(日)のメイン第10レースは、第35回チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬選抜・18:05発走予定)。今年は6頭立てとなりました。
 正月の帯広記念の勝ち馬ホリセンショウに注目します。700キロ台後半から800キロ台前半と軽めの負担重量で争われる春の重賞では善戦していましたが、850キロの北見記念(8着)のレースぶりでは、890キロの帯広記念での9番人気は仕方のないところ。しかし、その評価を覆す逃げ切り勝ちでした。その後の3走ではトップハンデですが、障害のキレもよく人気以上の着順にまとめています。今回は通常であれば賞金別定25キロを課せられるところ、別定10キロ増と恵まれたことに加え、重賞とはいえ近走と大きくは変わらない810キロなのも有利でしょう。
 ニュータカラコマ(810キロ)は9月に行われた岩見沢記念の勝ち馬で、帯広記念では3着。目下2連勝中と好調ですが、ともに雪中競馬でスピード型のこの馬に向く馬場状態だった可能性もあります。とはいえ決め手は上位なので、障害さえすんなり抜けてしまえば、勝機も見込めそうです。
 12年のこのレースの覇者ホクショウダイヤ(820キロ)や、鈴木恵介騎手とのコンビ結成2戦目のキタノタイショウ(820キロ)にも注目です。

  3月3日(月)のメイン第10レースは、花月特別(B1・B2級決勝混合・18:05発走予定)。B1級-1組(2月23日)、B2級-1組(2月22日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級予選で2着に巻き返したクインフェスタに引き続き注目。前々走の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着と惨敗を喫しましたが、前走は障害での腰の入りもよくなり、大きく離れた第2障害3番手から、逃げ切り勝ちを収めたオホーツクノタカラの3秒2差まで迫っています。3走前までは4連勝しており、立て直されたとあれば、ここから再び快進撃が始まるかもしれません。
 オホーツクノタカラも白雪賞6着からの巻き返しでしたが、同レースは相手関係よりも、走路を雪が薄らと覆っているような馬場状態が向かなかった印象。末の甘さは心配ですが、マイペースで行ければここも上位争いできそうです。
 B1級予選は8、6、4番人気で決まる波乱となりましたが、近走では末脚が冴え渡っている2着サカノテツワン、3着で障害巧者のヤマノウンカイに期待します。

今週の見どころ(2/22~2/24)

2014年2月21日(金)

  2月24日(月)のメインには、4歳以上による今季特別優勝馬による選抜戦・ウィナーズカップが組まれています。重賞では勝利こそならなかったものの善戦を続けてきた馬たちが多数出走しており、好レース必至といえます。なお、次週3月2日(日)には、4歳以上の今季重賞優勝馬選抜による重賞・チャンピオンカップが組まれており、こちらも楽しみです。

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 2月22日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A1・A2級-2組混合・18:05発走予定)。A1級の3頭とA2級の7頭が争います。
 注目したいのは、A2級格付で、メンバー中唯一の5歳馬ワールドピサ。A2級-1組特別は、近3開催では、前開催を除く2開催で実施されており、3開催前のガーネット特別(1月12日)、2開催前のみずがめ座特別(1月25日)とソウクンボーイ(現A1級)が連勝しています。ワールドピサはガーネット特別の2着馬。そのレースで今回出走のA2級馬のほとんどに先着しています。2開催前は5歳オープン特別に出走し、そこでも僅差の3着。早めに障害を越えると、この馬にしてはよく粘っていました。前走はA2級の平場戦で5着でしたが、5歳は特別戦では10キロの減量があるのが有利。障害力を生かした積極策で白星を狙います。
 同じくA2級のテルシゲはガーネット特別が5着で、みずがめ座特別が2着。みずがめ座特別には5歳馬が出走していなかったので額面どおりには受け取れませんが、障害巧者ぶりは相変わらず。ワールドピサよりこちらのほうが末脚は切れるので、同じタイミングでの障害クリアであれば、テルシゲに分があるかもしれません。
 A1級勢では、コマクインに注目。前走の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)はこの馬にしては珍しく障害が切れずに9着と惨敗。とはいえ、今回はほとんどがA2級という恵まれた相手関係だけに、巻き返しも十分でしょう。近2走は差のある敗北を喫しているアアモンドヤワラですが、1月にはオープンとの混合特別で3着があり、ここでは侮れません。

 2月23日(日)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1・A2級-1組混合・18:05発走予定)。前日のメインと同条件ですが、こちらはA1級の5頭とA2級の4頭が争います。
 前開催の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)で2着と健闘したスギノハリアーに注目。これで特別では出走機会で7回続けて掲示板を確保と善戦を続けています。相手が有利なA2級との混合戦だけに、久々の勝利へ期待が高まります。
 ソウクンボーイはA1昇級初戦の前走4歳オープン特別で8着でしたが、トップハンデも影響したかもしれません。それまでA2級-1組特別で2連勝していましたが、もともと障害次第というタイプでもあり、ここは試金石といえそうです。
 A2級勢では、テンカムソウエビスダイチの障害巧者の5歳両馬が有力。特にテンカムソウは7戦連続3着以内で、目下4戦連続連対中。これまでA1級との混合戦で結果は出ていませんが、好調さは侮れません。

  2月24日(月)のメイン第10レースは、ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜・18:05発走予定)
 近5走が4勝、2着1回と好調なオイドンに期待。特に5走前のホワイトクリスマス賞では、第2障害ひと腰先頭クリアから押し切る横綱相撲で古馬オープン特別(混合戦除く)初勝利と、ぐんぐん力をつけています。
 アオノレクサスは近2開催のオープン戦、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続2着とこちらも好調。両レースを連勝したニュータカラコマが不在であれば、勝利をつかめるかもしれません。
 北斗賞と岩見沢記念の2着馬ホッカイヒカルは、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続最下位と、昨年末までの安定感が嘘のようなレースぶり。しかし、両レースとも雪中競馬だっただけに、馬場が回復してくるようなら、巻き返してくる可能性もあります。
 柏林賞と天馬賞で2着があるニシキエーカンは然別賞では抜群の決め手を発揮し、3着に追い込んでいます。ここも障害さえ切れれば、差し脚が炸裂する可能性もあるでしょう。

今週の見どころ(2/15~2/17)

2014年2月14日(金)

 2月16日(日)のメインには、2歳シーズン(明け3歳)の女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。昨年は、ナナノチカラが1番人気に応え勝利を収めていますが、今年は傑出馬が不在で、一転して混戦模様となっています。3月9日に牡馬混合で争われる重賞・イレネー記念へ向けても見逃せない一戦といえます。

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 2月15日(土)のメイン第10レースは、然別賞(オープン・18:05発走予定)
 出走8頭中に、前開催で柏林馬事公苑特別(オープン)を使われていた馬が7頭おり、ほぼ再戦といえます。ですが、注目したいのは、前走ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)で6着だったニシキエーカンです。4歳シーズン(明け5歳)三冠を達成したホクショウユウキの陰に隠れてしまった感がありますが、2歳時から現5歳世代を牽引してきたのはこの馬。古馬オープンへの格付けも同世代で最初でした。今季は善戦止まりが続きましたが、2走前のオープン・A1級決勝混合特別で初勝利をマーク。しかもこの馬らしい、長くいい脚を使っての抜け出しでした。世代限定の前走はトップハンデだったので6着でも仕方なし。自己条件戦では、ハンデも手ごろになってきたので、好勝負が望めそうです。
 ニュータカラコマは柏林馬事公苑特別では2番手から余力十分の抜け出しを決めています。障害に安定感が出てきたので、重量据え置きの今回も大崩れはなさそう。
 アオノレクサスは逃げ切りこそならなかったものの2着にまとめています。近走は障害のカカリもよく、引き続きハンデも有利。先行して有利なペースに持ち込みたいところでしょう。
 キタノタイショウは1番人気で7着と大敗を喫しました。馬体重は今季最大の1106キロで、余裕のある仕上げだったのかもしれません。ですが、今回は次開催(3月2日)にチャンピオンカップを控えてのレースだけに、続けての大敗は許されません。同じく、見せ場なく8着に敗れたホッカイヒカルも巻き返しを期します。

 2月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:05発走予定)。全馬640キロの定量で2歳シーズン(明け3歳)女王の座を争います。
 アサヒメイゲツは2歳牝馬オープン戦では、白菊賞(8月11日)を勝ち、いちい賞(9月15日)でも3着。白菊賞以来の勝利は12月30日の2歳A級-1組で、持ち味である決め手を存分に発揮して、ここにも出走しているキサラキクの3連勝を阻止。十勝産駒特別(11月24日)では第2障害で転倒し10着と敗れていましたが、本来の姿に戻っていました。近走は冴えませんが、牝馬限定であれば力上位は明らかでしょう。
 キサラキクは白菊賞で9着でしたが、釧路産駒特別(11月3日)では3着。2歳(3歳)A級に定着した近6走で4連対と軌道に乗ってきた感があります。特に、1月5日の3歳A級-1組では、重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月30日)4着ハクタイホウ、2着ホクショウマサルと互角に渡り合い2着に健闘しており、力をつけてきた印象です。
 ヤングチャンピオンシップは、十勝産駒特別組の牡馬がワンツーを決め、同地区産駒のレベルの高さを示しました。その十勝産駒特別で3着と善戦しているキタノカツヒメも侮れません。
 メモリアルサマーは白菊賞4着、いちい賞、北見産駒特別(12月1日)で2着に加え、ヤングチャンピオンシップでは紅一点ながら6着。通算2勝は出走馬中で最少の勝ち星ですが、強豪相手に善戦してきた経験が強みです。

  2月17日(月)のメイン第10レースは、深雪特別(A1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A1級-1組混合(2月9日)、A1級-2組混合(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組混合予選で4着のコマクインに注目。第2障害を先頭で越え、グランドペガサスウメノタイショウスギノハリアーの3頭に捕まったものの、1~4着は最大1秒3差という大接戦。走路を雪が薄らと覆っているような馬場状態が向いたとはいえ、詰めの甘さもみせない好走でした。今回は、予選1~3着馬がいずれも別定10キロ増(予選では別定5キロ増)になるのに対し、コマクインは別定5キロ増のまま据え置き。引き続き軽めの馬場が見込めそうなので、勝利まで期待できるでしょう。
 1組混合予選上位3頭の中から1頭選ぶなら、3着スギノハリアー。早めに障害をまとめられれば、まず大崩れはないでしょう。
 2組混合予選組では、逃げ切り勝ちを収めたキンノカミが楽しみ。障害巧者らしいレースぶりで、1番人気に応えています。コマクインと同じく逃げ・先行型ですが、こちらのほうが末脚は切れる感じ。叩き合いに持ち込めれば、連勝もありそうです。

今週の見どころ(2/8~2/10)

2014年2月 7日(金)

 2月10日(月)のメインには、スピードスター賞が組まれています。定量500キロの超軽量で実施される、ばんえいのスピード王決定戦です。十勝地方には、前日、当日と雪の予報が出ており、軽めの馬場となりそう。どれだけ速いタイムが出るのかにも注目が集まります。

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 2月8日(土)のメイン第10レースは、如月特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 B2級-1組は、普段、特別戦があまり組まれていない条件。最近行われた2戦、11月9日の羊蹄山特別で2着、12月7日の射手座特別で4着とともに上位に入っているのがセタナセンプーです。障害巧者ですが、2走前のB2級-1組では障害2番手クリアから8着に沈んでいるように、とにかく終いに辛抱できるかどうかが課題といえます。射手座特別は4着とはいえ、第2障害先頭クリアから、勝ったキュートエンジェルとはコンマ9秒差と、特別戦のペースは合う様子。平場戦の近走の成績は度外視して狙ってみたいところです。
 メンコイワタシは射手座特別では牝馬ゆえ実質トップハンデを課せられながら2着に追い込みました。その後8戦して、2着2回、3着4回、4着2回と大崩れなし。障害が安定してきたことが好調の要因のようです。単勝最低人気だった射手座特別とは違い、ここでは人気を背負う立場となりそうです。
 オレモスゴイは昨年11月に8カ月半の休養から復帰すると、破竹の5連勝。年が明けてからは3、1、9、6着とイマイチですが、決め手は一級品。追走に戸惑わなければチャンスがありそう。
 決め手といえばヒマワリカツヒメも上位の存在。射手座特別では10着でしたが、障害と前半の位置取り次第では一発が見込めるかもしれません。

 2月9日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。ばんえいオークス馬ナナノチカラが回避して9頭立てとなりました。
 ばんえいダービー馬オレノココロが力を示しそうです。3歳三冠には皆勤で、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞が2着、ばんえいダービーで念願の初タイトルを獲得しています。続く前走のオープン-2組混合こそ6着でしたが、賞金別定25キロ増でトップハンデと明け4歳にとっては酷な条件でした。同世代限定に戻る今回は、障害巧者ぶりを発揮してくれるでしょう。
 クインフェスタは菊花賞とオークスがともに4着で、ダービーは6着という成績。1月13日のばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)では、圧巻の逃げ切りを収めています。オレノココロとの40キロ差を生かし、ここも好勝負できそうです。
 ソウクンボーイは障害次第の面はあるものの、ダービー2着を含め6戦連続連対中と好調です。ばんえいプリンセス賞2着で障害巧者のセイコークインや、ムラ駆けの傾向はあるものの破壊力のある末脚を秘めているダイコクパワーも上位をうかがいます。

 2月10日(月)のメイン第10レースは、定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)で争われるスピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。サマーダッシュ、稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の各予選上位馬による決勝戦です。
 地吹雪賞の勝ち馬で、一昨年以来となるこのレース2勝目を目指すオイドンに注目が集まります。その12年のスピードスター賞での47秒6(馬場水分1.7%)というタイムは圧巻でしたが、地吹雪賞では、さらにコンマ1秒上回る47秒5(同2.6%)をマークしています。
 フクドリは昨年のスピードスター賞3着馬で、地吹雪賞でも3着でした。なかなかオイドンには先着できませんが、この条件では毎回、高いレベルの走りを披露しています。一昨年12月の地吹雪賞以来となる勝利を目指します。
 昨年のこのレースの勝ち馬がホクショウバトル。今年は疾風賞2着からの参戦です。軽めの馬場が向くだけに、連覇の可能性もありそうです。

今週の見どころ(2/1~2/3)

2014年1月31日(金)

 今週末に帯広市内で行われる「第51回おびひろ氷まつり」と連動し、2月1日(土)、2日(日)の2日間、帯広競馬場でもイベントを実施します。両日は競馬場への入場料が無料になるほか、畜産フェア、先着プレゼントなどが行われます。

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 2月1日(土)のメイン第10レースは、帯広氷まつり特別(B1級-1組・18:05発走予定)
 ミタコトナイは昨年11月から年末の4走前まで破竹の7連勝。3走前のB1昇級初戦が特別・ニューイヤーカップ(1月1日)で7着でしたが、B1級特別2走目となった前走大寒特別(1月20日・B1級-1・2組決勝)では障害での腰の入りもよくなり、好内容の5着にまとめてきました。昨年の夏以降、このクラスの特別戦での中心馬だったエビスダイチが大寒特別を勝ちA2へ昇級した今回はチャンスでしょう。
 ニューイヤーカップ3着のスギノファントムは大寒特別でも3着。もうひと押しが足りませんが、毎回着実に末脚は使ってきます。B1級での安定感ではこの馬かもしれません。
 コウシュハクィーンはニューイヤーカップの4着馬。前走ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)では5着も、自己条件戦ではハンデが有利な立場です。同2着セイコークインとともに上位をうかがいます。
 ムテキダイチは最低人気でニューイヤーカップを制覇。普段はテンに置かれるこの馬が逃げ切って、ファンを驚かせました。平場戦の前走は8着でしたが、特別に戻るここで、もう一発という期待も高まります。

 2月2日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン・18:05発走予定)。前開催のオープン・睦月特別の再戦です。
 キタノタイショウに睦月特別から連勝の期待がかかります。前走は第2障害をひと腰で抜けて、昨年6月の旭川記念以来となる勝ち星をマーク。この馬らしい末脚も発揮できており、完全復活を印象づけました。
 2着ホッカイヒカルは、キタノタイショウより先に障害を越え、逆転されたのは不満ですが、それだけキタノタイショウの状態が上がっているということなのでしょう。それでも1秒8と僅差での2着確保は実力のある証といえます。
 離れた障害クリアから3着に追い込んだニュータカラコマや、逃げて見せ場十分の4着だったトレジャーハンターにも注目でしょう。

  2月3日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)。1月3日に行われた重賞・天馬賞のほぼ再戦となりましたが、勝ち馬ホクショウユウキは回避。同レースは定量戦で、今回は別定重量戦です。
 注目は天馬賞5着のエビスダイチ。障害巧者で同レースを挟んで、B1級に限れば3連勝しています。同世代限定戦では、掲示板が精一杯という重賞に対し、特別では善戦傾向があります。ハンデ差を生かせれば勝利のシーンが望めそうです。
 テンカムソウは天馬賞では7番人気で3着に健闘。なかなか勝ち切れない面はありますが、障害には不安がないタイプだけに、ここも先手必勝の積極策で臨むでしょう。
 ワールドピサは天馬賞で7着でしたが、昨年12月16日のイルミネーションカップ(4歳オープン)ではヤマノウンカイとの叩き合いの末2着があります。特別戦の負担重量であれば大きな変わり身が見込めそうです。
 そのヤマノウンカイはイルミネーションカップが同世代限定のオープン特別での初勝利で、地力強化を感じさせます。天馬賞は6着でしたが、こちらも重量が軽くなっての巻き返しがあるかもしれません。

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