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今週の見どころ(1/31~2/2)

2015年1月30日(金)

 1月25日に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)は、5歳馬クインフェスタが勝利し、引退レースを重賞初制覇で飾りました。また、3着にナナノチカラ、4着にもセイコークインと5歳勢が上位に入り、世代レベルの高さを見せました。2月2日(月)のメインには5歳オープンのダイヤモンドダスト賞が組まれています。格付上位の牝馬は先週出走したため、牡馬が主体のメンバー構成となりそうですが、ぜひご注目ください。
 オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第22回開催4日目】
 1月31日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(B1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。B1級-1組(1月25日)、B1級-2組混合(24日)の両予選上位馬による一戦です。
 ライデンロックは、3走前のカシオペア特別(B1級-1組)、2走前のA2・B1級決勝混合、そしてB1級-1組予選と3走連続して2着。3走前と前走では、決め手勝負の同型ジャングルソングに敗れていますが、今開催から基礎重量が10キロ増えることで、逆転の期待がかけられそうです。
 そのジャングルソングは、新雪特別(B1級-1組)、カシオペア特別、B1級-1組予選と3連勝中。課題の障害も安定しています。しかし730キロ超の負担重量では馬券絡みがゼロであり、今回の740キロではどうかといった感もあります。
 レインボーライデンはB1級-1組予選では5着でしたが、障害のキレは良好です。流れに乗れれば巻き返してきそうです。
 B1級-2組混合予選組は劣勢な印象ですが、2着キタノストロングに注目。障害次第の面があるので、成績に安定感がありませんが、先行勢をまとめて差し切れる末脚を持っています。

【第22回開催5日目】
 2月1日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン・18:05発走予定)。8頭立てだった前開催の睦月特別(オープン-1組)から5着馬を除く7頭が参戦しており、ほぼ再戦です。
 オイドンは睦月特別を第2障害3番手から差し切って、連続連対を5に伸ばしました。とはいえ、得意の特別戦でも徐々にレース内容に余裕がなくなってきているのは否めないところ。今回はハンデが15キロ増え785キロですが、勝利経験がある負担重量だけに、ひとまずは連軸として期待できそうです。
 同2着キタノタイショウが相手筆頭。障害離れた5番手からオイドンの1秒3差まで迫っています。785キロはこの馬にとってまったく問題のない重量であり、障害のタイミング次第では逆転も十分でしょう。
 メンバー中で唯一、睦月特別へは不出走だったホッカイヒカルは、近5戦が3勝、2着1回の好成績。この3勝は相手関係に恵まれた感もありますが、好調なのは間違いないところ。キタノタイショウの末脚が届く流れになれば、この馬の浮上にも警戒が必要でしょう。
 睦月特別では障害先頭クリアから3着惜敗のインフィニティー、ゴール寸前までは2番手をキープして4着ニュータカラコマも侮れません。

【第22回開催6日目】
 2月2日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)。牡馬のみの10頭立てで、オレノココロの780キロからB1級4頭の720キロまで最大60キロのハンデ差がつきました。
 メンバー中、格付順での上位7頭は4歳シーズン三冠の最終戦・天馬賞(1月3日・牡馬は760キロの定量)を使われており、オレノココロが逃げ切って、二冠目・銀河賞(9月14日)とあわせ二冠を達成しています。注目は、天馬賞で6秒7差の2着だったコウシュハウンカイ。銀河賞でもオレノココロと同重量で3着に敗れていますが、今回は20キロ差がつくのが有利。障害のキレもよく、逆転も十分でしょう。
 オレノココロは、銀河賞が最大40キロ差(牡馬に限れば最大30キロ差)のトップハンデを克服しての勝利。今回は最大60キロ差つきますが、天馬賞で牡馬では3番目に着順がよかった6着イッキフジに20秒近くの差をつけていたレースぶりを考えれば、コウシュハウンカイ以外に先着される場面は想像しにくいところ。4歳時の昨年に続く重賞・ポプラ賞(3月15日・4歳・5歳混合)連覇へ向け勢いをつけたいところです。
 イッキフジは天馬賞では詰めの甘さが出て6着でしたが、前走の自己条件戦では今回と同じ730キロで逃げ切り勝ちを収めています。ショウチシマシタも天馬賞では早めに障害を越えながら7着でしたが、前走の自己条件戦では720キロで逃げ切り圧勝。今回の730キロならこなせるはずです。

今週の見どころ(1/24~1/26)

2015年1月23日(金)

 1月25日(日)のメインには、ヒロインズカップが組まれています。4歳以上牝馬による唯一の重賞。近年とは違い今年は5歳馬が4頭というフレッシュなメンバー構成となりました。
 オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第22回開催1日目】
 1月24日(土)のメイン第10レースは、吹雪特別(A2級-1組・18:05発走予定)
 前開催に行われた山羊座特別(A2級-1組)の勝ち馬イッキフジが次週の5歳限定オープンへ、また同2、3着馬も25日の重賞・ヒロインズカップへ出走予定のため、やや手薄なメンバーとなりました。
 注目は山羊座特別には不出走だったテルシゲでしょう。昨季はA2級特別(混合戦含む)で、1勝、2着1回、3着2回など好走を続け、11月からの始動となった今季も、2戦目の十勝岳特別(11月29日・A2・B1級決勝混合)で第2障害2番手クリアから差し切り勝ちを収めています。前走のA2級-2組混合も同じようなレースで勝ち星をゲット。障害への不安もなく、軸として期待できそうです。
 相手筆頭はアアモンドヤマト。山羊座特別では1番人気で7着でしたが、勝ちにいく積極的な競馬をした結果、障害でのキレを欠いたもの。強力な先行タイプだった上位3頭が不在という今回のメンバーを考えれば、マイペースに運んで巻き返しが見込めそうです。
 山羊座特別が9着だったトモエエーカンも、もともとは障害巧者。流れが落ち着きそうなここは、上位争い必至でしょう。
 サカノテツワンは、山羊座特別で今回のメンバー中最先着の4着。障害次第では、持ち前の決め手が炸裂する場面もありそうです。

【第22回開催2日目】
 1月25日(日)のメイン第10レースは、重賞・第25回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:10発走予定)。クラス別定重量戦で争われる、ばんえいの古馬女王決定戦です。
 このレース連覇を目指すダイリンビューティ(760キロ)に注目。前哨戦のレディースカップ(12月14日)は、逃げ切り寸前で、ニシキエースに差されてコンマ4秒差の2着惜敗。その後も2、2、4、3着と障害巧者らしい安定したレースを披露しています。今回の760キロは、9秒4差の圧勝だった昨年と同じ負担重量。近況の充実度を考えても女王にいちばん近いのはこの馬といえそうです。
 4頭参戦している5歳馬にとって、今回の負担重量は未経験ですが、クインフェスタ(760キロ)に注目できそう。4歳シーズン女王決定戦・クインカップ(11月9日)では同重量ナナノチカラの1秒6差2着でしたが、10キロ差がついたレディースカップでは3着と、先着を果たしています。その後、天馬賞で740キロ(5着)と今回に近い負担重量も経験しており、見せ場以上が見込めるでしょう。
 ナナノチカラ(770キロ)は、これまで、クインカップ(1着)、レディースカップ(4着)などでの710キロを超える重量経験がありません。ですが、いざ障害を越えてしまえば、世代屈指の決め手で差し切るシーンも一考できます。
 天馬賞で牝馬最先着の3着セイコークイン(760キロ)は、前走のA1級戦では見せ場なしの10着でしたが、10コースに入った不運もあったかもしれません。
 アアモンドマツカゼ(770キロ)は、レディースカップが7着。障害で苦戦したのが響きましたが、前走のオープン・A1級決勝混合特別では、一転、抜群のカカリ。障害を先頭で越えると、決め手上位のオープン馬ホッカイヒカルにこそ捕まったものの、コンマ6秒差2着と大健闘しています。昨年のこのレース(4着)以来の770キロですが、勢いをつけて臨めそうです。

 【第22回開催3日目】
 1月26日(月)のメイン第10レースは、六花特別(A1級混合・18:05発走予定)。オープンの4頭にA1級の5頭が挑みます。
 前開催のガーネット特別(オープン・A1級決勝混合)を使われていた馬が5頭おり、なかでも2番人気で5着だったホリセンショウに注目。障害のキレも悪くなく、好位で越えたものの、1~5着が3秒6差以内という決め手比べになったのが不運でした。今回は前走の1、2着馬が不在と戦いやすいメンバーでもあり、力どおりなら順当に巻き返してくるでしょう。
 アサヒリュウセイは、前開催ではオープン-2組に出走して2着で、2走使いのガーネット特別は回避しています。2走前のニューイヤーカップ(オープン・A1級混合)ではオイドンを破る金星を挙げており、調子はよさそうです。障害で置かれなければ決め手を駆使し、ホリセンショウを苦しめそうです。
 オープン-2組、ガーネット特別とも4着だったトレジャーハンターも引き続き上位をうかがう存在。
 2走前のA1級戦を勝ち、ガーネット特別が6着だったスギノハリアーも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(1/17~1/19)

2015年1月16日(金)

 2014年に地方競馬で活躍した人馬を表彰する「NARグランプリ2014」が発表され、ばんえい最優秀馬に、ばんえい記念の勝ち馬インフィニティー(牡・金田勇厩舎)が選出されました。今季は11月のドリームエイジカップを制しており、ばんえい記念(3月22日)2連覇へ向けどのような臨戦過程を歩むのかにも注目です。また、特別賞には、昨年2月に、ばんえい史上3人目となる通算3000勝を達成した大河原和雄騎手が選ばれています。
 オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第21回開催4日目】
 1月17日(土)のメイン第10レースは、プロキオン特別(B1級-2・3組決勝混合・18:05発走予定)。B1級-2組(1月11日)、B1級-3組混合(12日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目はB1級-3組混合予選の勝ち馬ショウチシマシタ。2着タカラハヤヒメとコンマ8秒という着差だけ見ると辛勝ですが、スムーズな登坂から押し切った危なげのないレースでした。明け5歳馬は、年明けから平場戦(予選)での減量がなくなりますが、特別戦では引き続き10キロの減量が適用されるのが有利で、連勝が期待できそうです。
 同予選3着スーパーオーサンは今季33戦して1勝、2着5回、3着9回(着外7回)という堅実タイプ。特別戦でも、B2格付時代の昨年9月にB1級混合の千樹橋特別3着や、B1昇級後も4、3着と善戦を続けています。ここも勝ち切るまではどうかですが、大崩れもないでしょう。
 B1級-2組予選組では、3着レインボーライデンに注目。障害巧者ながら詰めに課題がありますが、前走は第2障害やや離れた4番手から差し脚を伸ばしてきました。ライデンロック、ジャングルソング、カツオーカンといったB1級の実績馬が先週の1組特別に出走して不在という相手関係を考えれば、引き続き上位争いできそうです。
 同予選を含め2連勝中のライトアームは障害次第の面はあるので、特別戦では信頼の置きにくいタイプですが、近走のカカリならここでも好勝負必至といえます。

【第21回開催5日目】
 1月18日(日)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン-1組・18:05発走予定)。帯広記念(1月2日)が終わると、古馬重賞は、3月1日のチャンピオンカップまでありません。
 直近のオープン特別は、帯広記念の前日に行われたニューイヤーカップ(オープン・A1級混合)。同レースで1番人気・2着のオイドンに注目します。収得賞金順では帯広記念への出走も可能でしたが、見送ったのは負担重量などを考慮してのことでしょう。トップハンデを課せられ、20キロ軽かったアサヒリュウセイの決め手に屈しましたが、コンマ3秒差であれば負けて強しといえます。今回はオープン馬の限定戦ですが、ハンデ面では有利な立場。3走前の師走特別、2走前のホワイトクリスマス賞の両オープン特別で、今回の出走全馬を破って連勝している実績を考えれば、主役は譲れません。
 師走特別、ホワイトクリスマス賞とも2着だったニュータカラコマが相手筆頭。前走帯広記念は7着でしたが、実績ある重量に戻れば、決め手が生かせそうです。
 師走特別、ホワイトクリスマス賞が連続3着だったインフィニティーや、師走特別4着などオープン特別で善戦を続けるコウシュハウンカイも争覇圏でしょう。

 【第21回開催6日目】
 1月19日(月)のメイン第10レースは、ガーネット特別(オープン・A1級決勝混合・18:05発走予定)。オープン-2組(1月11日)、A1級(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 A1級予選の勝ち馬スギノハリアーに注目。逃げ切りを狙う1番人気ハクタイホウを、第2障害3番手クリアから早々に捕えると6秒9突き放す完勝でした。今回はその2着馬ハクタイホウが回避。着差を考えると3着以下の馬にも先着されるシーンは想像しにくいものがあります。今回はオープン馬も相手ですが、オープン・A1級混合特別で、何度も好走している実績を考えれば中心として期待が持てそうです。
 オープン-2組予選は、ホッカイヒカルが障害2番手から抜け出して完勝。障害を5番手で越えたアサヒリュウセイが2着に追い込んで、決め手ある馬同士の決着となりました。今回はA1級混合で流れも速くなりそうなので、逃げて4着だったトレジャーハンター、一旦は2番手に上がる場面を作って3着ホリセンショウの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(1/10~1/12)

2015年1月 9日(金)

 ばんえい十勝は年始の連続開催を終え、今週から土曜・日曜・月曜の通常日程へと戻ります。なお、3月16日(月)までの期間は薄暮開催として実施され、発走予定時刻が、第1レース・13:00、メイン第10レース・18:05となります。なお、スカパー!プレミアムサービス(701~703ch)での実況中継の放送時間も12:00~18:00へと変更になりますのでご注意ください。

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【第21回開催1日目】
 1月10日(土)のメイン第10レースは、カシオペア特別(B1級-1組・18:05発走予定)
 1月4日に行われた新雪特別(B1級-1組)のほぼ再戦。第2障害を先頭で越え2着だったカツオーカンに期待します。これで3走前のおおいぬ座特別(B1級-1組)、2走前のB1級-1組(12月21日)から3戦連続2着と好勝負を続けています。前走は決め手のあるジャングルソングにしてやられましたが、同馬は障害次第の面があるのに加え、今回はハンデが厳しくなっているため、今度こそカツオーカンが逃げ切ってくれそうです。
 コサカコブラは、新雪特別では離れた障害クリアながら3着に追い込みました。2走前のB1級-1組(12月21日)は9着と惨敗していましたが、実績ある特別戦で巻き返しに成功しています。引き続いての特別戦であれば、注目が必要でしょう。
 ライデンロックは、1番人気に推された新雪特別が5着。近3走では1戦ごとに負担重量が増えてきた影響もあったのか、障害で苦戦し末脚のキレが見られませんでした。しかし、今回は前走から据え置きの735キロで慣れが見込めるため、巻き返しがあるかもしれません。
 同じく新雪特別では末脚不発で4着だったキタノサムライや、もともとは障害巧者である同7着ピカイチの浮上にも期待したいです。

【第21回開催2日目】
 1月11日(日)のメイン第10レースは、山羊座特別(A2級-1組・18:05発走予定)
 10頭中8頭が、ばんえい十勝金杯(1月5日・A2級-1組)を使われていましたが、注目したいのは不出走だった5歳馬2頭からダイコクパワー。前開催は明け5歳重賞・天馬賞に出走し8着でしたが、A2級特別(A1級との混合を含む)では5戦して2着2回、3着1回と善戦も多い成績。3走前の初雪特別(A2級-1組)では、逃げ切り勝ちを収めたアアモンドヤマトの2着に追い上げています。明け5歳馬には、引き続き特別戦では10キロ減の特典があるのも有利。大きく障害で置かれなければ、差し切るシーンが期待できそうです。
 もう1頭のばんえい十勝金杯不出走馬イッキフジは、天馬賞でダイコクパワーに先着しての6着。今回がA2昇級後、初の自己条件戦ですが、B1級ではオープン経験馬ライデンロックと互角に渡り合っており、格負けしません。
 ばんえい十勝金杯は、アアモンドヤマトらほぼ同時に先頭で障害を越えた4頭の叩き合いとなり、なかでも決め手に勝るトモエエーカンが1着でしたが、同馬は今回ハンデが5キロ増。2着グランドペガサスが昇級したこともあり、負担重量が据え置きの3着アアモンドヤマト、4着ダイリンビューティに逆転のチャンスもありそうです。

 【第21回開催3日目】
 1月12日(祝・月)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:05発走予定)。11月30日に行われた3歳牝馬限定重賞・ばんえいオークスの8着馬を除く9頭と、B4級-2組を勝ち上がってきたワイルドヒメによる争いです。
 定量戦のばんえいオークスは、断然人気のキサラキクが逃げ切って力の違いを見せつけましたが、今回はトップハンデを背負います。2番人気で5着に敗れたアサヒメイゲツの巻き返しがありそう。世代屈指の決め手を駆使して、突き抜ける場面が見込めます。
 ばんえいオークスが4着だったアアモンドセブンは、その後6戦して3勝、3着1回、5着2回と好調。連勝を収めた近2走で、今回も出走しているB3級の4頭すべてを破っています。B4級も3頭いるというメンバーに入っては、格を考えても大崩れは考えにくいところでしょう。
 実力上位のキサラキクは、ばんえいオークスのように勝ちにいけば「あっさり」もありそうですが、ハンデを考え慎重な競馬をすると、先行する軽量馬たちを捕えらきれずに終わる可能性も否定できません。

今週の見どころ(1/1~1/5)

2014年12月31日(水)

 新年のばんえい十勝は、1月1日(祝・木)~5日(月)までの連続5日間開催。2日(金)には第9レースに古馬による帯広記念(16:10発走予定)、3日(土)の第10レースには明け5歳馬による天馬賞(16:45発走予定)と、2つの重賞が組まれています。発走予定時刻は日によって異なりますのでご注意ください。

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【第20回開催1日目】
 1月1日(祝・木)のメイン第10レースは、ニューイヤーカップ(オープン・A1級混合・16:40発走予定)
 オイドンが断然でしょう。3走前の重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)で人気薄ながら2着に食い込むと、続く2走のオープン特別を連勝中。これまで12、1月は【11-2-1-1】という安定した走りを披露しています。今回はA1級混合と相手も楽になったとなれば、トップハンデでも負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 スギノハリアーは、5走前の知床賞2着、3走前のターコイズ特別4着などオープンとの混合特別で好走実績があります。ここも障害力を生かす先行策に出そうですが、オイドンとの25キロ差を考えれば連圏内に踏ん張れる可能性もありそうです。
 続くのがオリオン特別(A1級-1組混合)組の3頭で、詰めの甘さが出なければアオノレクサス、障害さえまともならニシキエーカンアサヒリュウセイの末脚が炸裂するかもしれません。

【第20回開催2日目】
 1月2日(金)のメイン第9レースは、重賞・第37回帯広記念(16時10分発走予定)。今季の収得賞金60万円につき10キロを課せられる別定重量戦で、30キロ増・920キロでトップハンデのフジダイビクトリーから、別定重量の加増なし890キロのホッカイヒカル、ホリセンショウ、シベチャタイガートレジャーハンターまで最大30キロ差がつきました。
 このレース連覇を目指す障害巧者ホリセンショウ(890キロ)に注目。ハイペースを苦にするタイプで、勝ちみに遅いですが、普段はテンに置かれるホッカイヒカルが早めの第2障害クリアから勝利した12月8日のターコイズ特別(A1級混合)で3着、同馬が再び早めに仕掛けた前走オリオン特別(A1級-1組混合)で今季初勝利を飾るなど、緩い展開になれば強さを発揮します。890キロは、逃げ切り勝ちを収めた前年の帯広記念と同じ負担重量なので心配なし。近4走が2、3、2、1着と上昇気配も感じられます。今季ここまでに7戦行われた古馬重賞は、うち6戦で勝ち馬が違うという混戦だけに、今度はこの馬に順番がまわってきそうです。
 ホリセンショウは、昨年、帯広記念初挑戦で制覇を成し遂げました。今年の初挑戦馬は3頭いますが、ホクショウユウキ(900キロ)に期待できそう。9月の岩見沢記念1着、10月の北見記念2着と、出走全馬が負担重量800キロ以上という秋の重賞で変わり身を見せています。抜群の障害力が武器で、初の900キロでもむしろ歓迎といった感があります。
 キタノタイショウ(910キロ)は昨年の帯広記念2着馬。今季の古馬重賞7戦すべてに出走し、4月のばんえい十勝オッズパーク杯を勝ち、2着2回、4着1回、5着2回と安定した成績を収めています。昨年のこのレースは近2走ブービー着順からの臨戦だったので、今年も近2走が7、7着(ともに8頭立て)でも気にする必要はなさそう。仮に障害で苦戦しても決め手で挽回できるので、大崩れは考えにくいです。
 昨年のばんえい記念馬インフィニティー(900キロ)は、11月のドリームエイジカップで逃げ切り勝ち。重賞では詰めの甘さが目につきましたが、この勝利でひと皮剥けたかもしれません。鈴木恵介騎手への乗替わりもプラス材料でしょう。
 昨年のばんえい記念2着馬フクドリ(900キロ)は、北見記念が今季初勝利。意外にも帯広記念へは今回が初参戦ですが、大きく障害で崩れなければ、持ち前の決め手で上位争いできそうです。

【第20回開催3日目】
 1月3日(土)のメイン第10レースは、明け5歳馬による重賞・第8回天馬賞(16:45発走予定)。牡馬760キロ、牝馬740キロの定量で4歳シーズン・ナンバー1の座を争います。
 ソウクンボーイに注目します。2歳シーズンのイレネー記念、3歳のばんえいダービーと、2世代のナンバー1決定戦でともに2着の実績があります。4歳シーズン三冠は、二冠目の銀河賞に出走し、第2障害へ真っ先に仕掛ける積極策から、勝ち馬オレノココロから3秒9差4着と単勝最低人気を覆す好走を見せました。その後の自己条件での8戦では、前走こそ障害で崩れましたが、最高体重を更新しており、ここへ向けて余裕残しの仕上げだったのかもしれません。4歳シーズンこそ頂点を狙いたいところです。
 コウシュハウンカイは、イレネー記念、ばんえいダービーとも3着で、ここまでに行われた4歳シーズン二冠でも、柏林賞2着、銀河賞3着と善戦続き。終いの踏ん張り次第で、勝利が見えてきます。
 オレノココロは、イレネー記念へは不出走でしたが、ばんえいダービーでは前述2頭との叩き合いを制し初タイトルを獲得しています。強みは、前走で今回と同じ760キロを経験していること。大外10コースは不利ですが、逃げ切り勝ちを収めた銀河賞に続く二冠制覇なるでしょうか。
 銀河賞2着のホクショウサスケ、イレネー記念の勝ち馬ショウチシマシタはゴール前が混戦になれば、決め手を生かし浮上してきそうです。

 【第20回開催4日目】
 1月4日(日)のメイン第10レースは、新雪特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 コサカコブラの巻き返しに期待します。4走前の射手座特別(B1級-1・2組決勝)で2着、2走前のB1級-2・3組決勝混合特別で逃げ切り勝ちを収めるなど、4戦連続連対の好調さが買われ、前走のB1級-1組(12月21日)では1番人気に推されたものの最下位。9頭中に減量がある4歳馬が6頭というメンバー構成で、流れに乗れず見せ場がありませんでした。今回も明け4、5歳馬が5頭いますが、特別戦に替わることで展開も緩くなるはず。馬場も重めになりそうなので、先行押し切りが期待できそうです。
 ライデンロックは、B1級-1組(12月21日)で2番人気・3着でしたが、2走使いのオッズパーク賞'14ファイナルカップ(B1級-1・2組決勝)では第2障害でやや置かれたものの、長くいい脚を使い差し切っています。前々走から30キロもハンデが増えていましたが、B1級では力上位ということをアピールしました。今回はさらに5キロ増になりますが、引き続き好勝負できそうです。
 射手座特別が5着だったカツオーカンは、2走前のB1級-1組特別、前走のB1級-1組(12月21日)とも2着でしたが、両レースを制したイッキフジが昇級した今回はチャンスがありそうです。
 ピカイチは、射手座特別が1番人気・6着で、前走のB1級-1組(12月21日)が7着。障害巧者らしくないレースぶりですが、決め手もあるので、まだ見限れないところです。
 B1級-1組(12月21日)5着、'14ファイナルカップ3着というジャングルソングも障害のタイミング次第では、末脚が脅威になりそうです。

 【第20回開催5日目】
 1月5日(月)のメイン第10レースは、ばんえい十勝金杯(A2級-1組・17:05発走予定)
 障害巧者キンノカミの巻き返しに期待します。9~11月にかけA2級-1組特別での2勝を含む5連勝。特に印象的だったのは、3走前のトドワラ特別(11月8日・A2級-1組)で、砂が重く不利といわれる大外10コースを逆に味方につけたかのようなパワフルな勝ちっぷりでした。競走除外を挟んでの近2走の平場戦が見せ場なしの8、6着なのは気になりますが、追走で一杯になっている感が強いです。今回は実績ある特別戦に替わることで、一変の動きが期待できそうです。
 トドワラ特別が4着だったアアモンドヤマトは、直近のA2級-1組特別・初雪特別(12月6日)を逃げ切り快勝しています。今回は745キロのトップハンデですが、750キロまでなら連対実績があるので、引き続き上位争いできそうです。
 牝馬ダイリンビューティは、4戦続けて2着と善戦続き。軽量を生かしての粘り込みに警戒が必要です。
 トモエエーカンは、トドワラ特別が3着で初雪特別が4着。毎回ひと脚は使ってくるタイプなので、押さえには欠かせません。

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