9月に入って、2歳戦がいよいよ本格化。来週14日には牝馬限定のいちい賞、再来週21日には牡馬限定の青雲賞が組まれており、両レースの1着馬には2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。三冠路線で有力となりそうな馬をチェックするためにも、今週6日(土)第5レースの2歳A級-2組、7日(日)第5レースの2歳A級-1組は、見逃せません。
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9月6日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯長月特別(B2級-3・4組決勝・20:10発走予定)。B2級-3組(9月1日)、B2級-4組(8月30日)の両予選上位馬による一戦です。
競走除外を挟んで3走連続連対と好調なサクラリュウに期待します。490キロだった2走前の稲妻賞はホクショウバトルの2着に鋭く差してくると、前走のB2級-3組予選では一転、逃げ切って勝利。ただの障害巧者というわけではなく、スピードとゴール前での二枚腰も大きな武器です。勢い、実力ともここでは上位だけに、連勝を決めてくれるでしょう。
ピカイチも2連勝中と調子が良さそう。前走B2級-4組予選では、障害を降りてからゴールまで続いたサカノゴウケンとの追い比べをコンマ5秒差で制しています。障害で安定感が出てきており、特別戦のここでも主力視ができます。
4組予選で3着のシンエイタカラフジは、7月12日の文月特別(B2級-1・2組決勝)で僅差の4着。同レースを制したジャングルソングと3着アアモンドヤマトは現在B1級で活躍中、2着キタノサムライもその後B2級-1・2組決勝特別を快勝とメンバーレベルが高く、4着でも評価可能でしょう。末脚の生きる流れなら勝利までありそうです。
4組予選で最後までピカイチを苦しめたサカノゴウケンも上位争いが見込めます。
9月7日(日)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープンのフクドリとA1級の9頭が争います。
トレジャーハンターに注目。前開催のオーガスト特別(A1・A2級-1組混合)は第2障害4番手クリアから4着でしたが、続く2走使いのA1・A2級決勝混合では逃げ切って、今季13戦目にして初勝利を挙げています。3走前の重賞・ばんえいグランプリでも障害をひと腰2番手で越えて見せ場を作った障害巧者だけに、特別戦の今回は巻き返してきそうです。
ウメノタイショウは、オーガスト特別、A1・A2級決勝混合とも2着と堅実。障害巧者ですが詰めが甘いというのはトレジャーハンターと同タイプといえるので、どちらが先に障害を越えるかが勝ち負けを大きく左右しそうです。
スギノハリアーは、オーガスト特別で逃げ切り勝ちを収めて、今回がA1昇級初戦。実力的に十分通用しそうですが、同レースには不出走だった4歳馬が2頭おり、ペースが速くなるようであれば、障害で手こずる可能性も。とはいえ、決め手が生きる展開なら侮れません。
同じく決め手比べとなれば最軽量の4歳牝馬ナナノチカラも浮上してきそう。障害巧者のシベチャタイガー、アアモンドマツカゼも3着争いには加わってきそうです。
9月8日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A2・B1級決勝混合)。A2級(8月30日)、B1級-1組(8月31日)の両予選上位馬による一戦です。
注目は、A2級予選の1着馬コウシュハクィーンでしょう。今季、A2級特別では、6月14日の層雲峡特別(A1級との混合)で第2障害2番手から抜け出して勝利し、4走前のデネブ特別(8月3日)でも僅差3着に入っています。今回はデネブ特別、A2級予選とも2着だった強敵セイコークインが回避したことで、連勝が狙えそうです。
A2級予選で4着だったクロフネオーザンも障害巧者だけに、特別戦の今回は着順を上げてきそう。
B1級-1組予選組では、先行策から2着に入ったキュートエンジェルが筆頭格。同3着トモエエーカンは引き続き西謙一騎手を起用してきたとあれば、ここも侮れません。