3月1日(日)のメインには、今季の重賞勝ち馬選抜による重賞・チャンピオンカップが行われます。年明け後は、ばんえい記念(3月22日)までに2つの古馬重賞が組まれていますが、900キロ前後の重量で争われる帯広記念(1月2日)と比べ、このレースは100キロほど軽い条件。過去5年では両レースともに制した馬はゼロ。勝ち馬はすべて帯広記念からの巻き返しでした。
オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。
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【第24回開催4日目】
2月28日(土)のメイン第10レースは、深雪特別(B1級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B1級-1組(2月21日)、B1級-2組(22日)の両予選上位馬による一戦です。
特別戦では10キロ減の恩恵がある5歳馬に注目します。カツオーカンは、直近のB1級-1組特別・十勝川温泉彩凛華杯(2月7日)では、ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたドオーダッシュを徐々に引き離して快勝。B1級-1組予選は3着に敗れましたが、障害力が生かせる特別戦へ替わるのはプラスでしょう。
B1級-1組予選では障害先頭クリアから2着に踏ん張ったサクラリュウ、同予選を障害3番手から鮮やかに差し切ったキタノサムライも差はありません。
6歳以上の筆頭格はドオーダッシュ。3走前の十勝川温泉彩凛華杯がカツオーカンの僅差3着で、続くA2・B1級決勝混合では逃げ切って格上のショウチシマシタを完封すると、前走B1級-2組予選でも3着と好走を続けています。予選と同様、賞金別定5キロ増で臨めるのは有利でしょう。
B1級-1組予選6着の10歳馬ライデンロックも障害さえ立て直せれば侮れません。
【第24回開催5日目】
3月1日(日)のメイン第10レースは、第36回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18:10発走予定)。今季、重賞での勝利がある通算収得賞金順上位馬による選抜戦です。
ニュータカラコマ(810キロ)は正月の重賞・帯広記念では2番人気で7着でしたが、910キロながら障害での腰の入りはスムーズ。着順ほど悪い内容ではありませんでした。オープン特別では25キロの賞金ハンデが課されるところ、今回は10キロ増と負担重量の比較で有利なのが強調材料。勝ち味に遅いタイプですが、決め手を生かし、7月の北斗賞以来となる今季重賞2勝目なるでしょうか。
フジダイビクトリー(820キロ)は帯広記念では、トップハンデ920キロで3着に好走。今回もトップハンデですが、当時よりほかの有力馬との重量差が縮まっているのが好感触です。6月の旭川記念、8月のばんえいグランプリと800キロ前後の重賞で2勝と、これくらいの重量への適性も考えれば前進がありそうです。
このレース2連覇を目指すキタノタイショウは、昨年と同じ820キロでの出走。4月のばんえい十勝オッズパーク杯以来の勝利を2走前に挙げており、ここへ向け状態面のアップがうかがえます。
インフィニティー(810キロ)は昨年のばんえい記念を制しているように、高重量戦のほうが力を発揮できそう。流れに乗れれば昨年の4着以上もありえます。
【第24回開催6日目】
3月2日(月)のメイン第10レースは、弥生特別(A2級-2組混合・18:05発走予定)。A1級6頭とA2級4頭が争います。
今回がA1昇級初戦でもショウチシマシタに注目。昨年11月以降、同世代限定戦を除けば8戦3勝、2着2回、3着1回、4着2回の堅実行進。4走前のプロキオン特別(B1級-2・3組決勝混合)は格下B1級が相手だったとはいえ、あっさり逃げ切って2着を8秒1もちぎっています。メンバー中唯一の5歳馬で10キロ減があるのも有利。相手は強化されますが、逃げ切りが期待できます。
ワールドピサは、2月7日のA2級-2組混合では1番人気に推されたものの、勝ったショウチシマシタから8秒1差3着。逆転までは厳しいかもしれませんが上位争いには加わってきそうです。
テンカムソウは2月7日のA2級-2組混合が6着でしたが、障害のキレは文句なし。終いの踏ん張り次第で巻き返しが見込めます。
A2級のタカラハヤヒメは紅一点で、最軽量ハンデが魅力。プロキオン特別はショウチシマシタから離された6着でしたが、ほんの少し早く障害を越えていれば、2着争いに加われる可能性もあった悪くないレースでした。