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今週の見どころ(9/5~9/7)

2015年9月 4日(金)

 9月7日(月)のメインには、5歳馬による準重賞・朱雀賞が組まれています。2歳時から行われてきた世代限定重賞・特別ですが、この一戦がラスト。2歳、3歳、4歳の各三冠路線で鎬を削ってきた馬から、上がり馬まで、個性豊かなメンバーが集まりました。

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【第11回開催4日目】
 9月5日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、今回のメンバー中最先着の3着コサカコブラに期待します。7月以降に7戦して2着3回、3着2回、4、5着各1回と勝ちきれませんが、障害のキレも悪くなく、あとひと押しがきけばいつ勝っても不思議のない力の持ち主です。今回、相手有利は明らかなので、勝利で決めたいところでしょう。
 レインボーライデンは、デネブ特別こそ障害で後手を踏んで7着でしたが、前走B2級-2組(8月17日)では本来の先行策から4着。決め手のなさが勝ち味の遅さに繋がっているようですが、流れが落ち着く特別戦なら、さらに上位が狙えそうです。
 2戦連続連対中で、末脚切れるベニコマや、昇級2戦目の前走で変わり身を見せたコウコサンネンセイにも注目。デネブ特別5着のライデンティダは前半の位置取り次第で上位が狙える力があります。

【第11回開催5日目】
 9月6日(日)のメイン第10レースは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(8月29日)、B1級-1組(31日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級混合予選3着のトモエエーカンに注目します。3走前にキリンビール杯(8月10日・A2級-1・2組決勝)を逃げ切って完勝している実力馬。定量500キロの前々走・稲妻賞こそ追走で一杯になり6着でしたが、前走の予選では第2障害2番手クリアから勝ち馬ホクショウサスケと僅差にまとめています。B1級混合のこのメンバーなら、障害力を生かして逃げ切りが狙えそうです。
 カンシャノココロは、目下3戦連続連対と好調。前走のA2級混合予選がA2昇級後初の自己条件戦でしたが、逃げて2着に踏ん張っています。今回は特別戦ですが、引き続き好勝負が期待できます。
 A2級混合予選では追い込みを決めたホクショウサスケですが、特別戦に替わり、負担重量が増えるのは歓迎とはいえません。とはいえ、障害次第で前走の再現があるでしょう。
 B1級-1組予選勢では、3着ホンベツイチバンが筆頭格。今季、B1級特別で5、3、2着と崩れていません。今回は相手が上がりますが、障害力を生かしての前残りもありそうです。同予選2着キタノオーロラは前々走でB1級特別を制覇。流れが向けば勝機も十分でしょう。

【第11回開催6日目】
 9月7日(月)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。5歳限定の特別戦としては、6月21日に牡馬による瑞鳳賞、6月29日には牝馬による白鳳賞が行われており、その結果が参考になりそうです。
 コウシュハウンカイは、瑞鳳賞でダイコクパワーとの追い比べを制して1着。トップハンデをモノともせず、残り30メートルあたりからは、10キロ軽いダイコクパワーに一度も先頭を譲らず。1秒4という着差以上の強さを感じさせました。今回もトップハンデですが、瑞鳳賞と同じく牡馬同士では最大30キロ差なら大丈夫でしょう。
 オレノココロは、瑞鳳賞ではやや離れた障害クリアながら、2着ダイコクパワーに1秒2差まで迫って3着。こちらもトップハンデながら、負けて強しの内容。コウシュハウンカイとのライバル対決に注目が集まります。
 キタノサムライは、瑞鳳賞へは番組賞金不足で出走できず。しかし、その後賞金を稼ぎ、A2へ昇級しての参戦です。同世代限定の重賞・特別戦へは今回が初出走ですが、710キロなら恐らく克服可能。同世代の一線級を相手に、決め手が通用するのか、興味深いです。
 牝馬は2頭とも白鳳賞を使われて、コウシュハクィーンが2着でセイコークインは3着。両馬とも先行しての粘り込みに警戒が必要でしよう。

今週の見どころ(8/29~8/31)

2015年8月28日(金)

 8月30日(日)のメインには3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。例年より1カ月ほど遅い実施となる今年は、3歳のばんえい大賞典(7月26日)、4歳の柏林賞(6月28日)と両世代の三冠初戦の1着馬に優先出走権が与えられることに。6年連続で勝ち馬は4歳ですが、3歳も一昨年は2、3着、昨年は2着と躍進が目立ちます。

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【第11回開催1日目】
 8月29日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、第2障害2番手クリアから抜け出し快勝したゴールデンフジ、障害4番手から2秒4差まで迫って2着チェイスアドリームの両馬が人気になりそう。2頭は続く2走でも対戦し、B2級-1組、B2級-1・2組決勝(8月22日)ともチェイスアドリームが先着。今回は、ゴールデンフジも賞金別定5キロを課せられることを考えると、チェイスアドリームのほうに分がありそうですが、特別戦に替わってどうでしょうか。
 フェアリードールは、デネブ特別では4着。障害は先頭で越えたものの、隣枠のゴールデンフジに競り負け失速しました。とはいえ差は小さく、巻き返しは可能。7月18日のうらかわ馬フェスタカップ(B2級-1組)で逃げて圧勝している実績もあり、侮れません。
 ツルマキイチバンは、前走のB2級-1・2組決勝(8月22日)で逃げ切って勝利。2着チェイスアドリームを寄せ付けなかった走りは見事でした。特別戦でどこまでやれるか。
 今季、B2級特別で2度の2着があるファイトガールも障害巧者だけに楽しみです。

【第11回開催2日目】
 8月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第27回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳牡馬ホクショウマサル・720キロからB3級の3歳牝馬タキニシサンデー・650キロまで最大70キロのハンデ差がつきました。
 A2級の4歳馬カイシンゲキ(700キロ)は、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞3着後、7戦3勝、2着4回の充実ぶり。昨年のこのレースでは1番人気で2着でしたが、今年は首位を狙います。
 B2級の3歳牡馬キンメダル(680キロ)は、ばんえい大賞典では1番人気で4着。その後の自己条件戦でも前半の位置取りが悪かったり、障害で手こずったりで、なかなか自分の競馬ができませんが、世代限定戦なら見直せます。
 B3級の3歳牡馬コウリキ(670キロ)は、ばんえい大賞典では決め手を生かして3着と好走。続く自己条件戦でも、末脚を武器に3連勝中と絶好調です。ゴール前が混戦になれば一気に浮上してくるかもしれません。
 ばんえい大賞典の2着馬で、同じくB3級の3歳牡馬テンカトウイツ(670キロ)も軽ハンデを生かして上位争いできそうです。

【第11回開催3日目】
 8月31日(月)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 5歳の強豪コウシュハウンカイ、オレノココロや、ばんえいグランプリ連覇のフジダイビクトリーらが不在の組み合わせならオイドンに注目。5走前のミントスポット杯(オープン・A1級混合)で今季初勝利を挙げてから、オープン特別では6、2着。810キロを課せられた前走のばんえいグランプリでも4着に追い込んでくるあたり、調子の良さを感じさせます。障害で大きく崩れなければ、勝利が期待できます。
 ニシキエーカンは、前走の十勝川モール温泉杯(8月16日・オープン・A1級混合)を差し切ってオープン入り。目下、7戦連続連対中と絶好調です。今回は賞金別定10キロを課せられ、いきなりトップハンデですが、このメンバーであれば、互角以上の戦いが可能。障害にも不安を見せていない近況だけに、連対を伸ばすでしょう。
 A1級のトレジャーハンターは、2走前の共和町合併60周年記念(8月2日・A1級混合)で、2着ニシキエーカンとコンマ1秒差の3着があります。当時はこちらが5キロ重かったものの、今回、逆に10キロ軽くなるのは断然有利。オイドン、ニシキエーカンが障害で苦戦するようなら、障害巧者のこの馬があっさり逃げ切ってしまう可能性もあります。
 特別戦でも重賞でも善戦つづけるインフィニティーが押さえです。

今週の見どころ(8/22~8/24)

2015年8月21日(金)

 8月24日(月)には、毎年恒例となった「JRAジョッキーDAY」が実施されます。JRAから藤田伸二、勝浦正樹をはじめ10名の騎手が帯広競馬場に来場。エキシビションレースやトークショーで盛り上げます。

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【第10回開催4日目】
 8月22日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯アルタイル特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(8月16日)、B1級-2組混合(15日)の両予選上位馬による争いです。
 前開催のしし座特別(8月3日・B1級-1組)、前走のB1級-1組予選とも3着だったホンベツイチバンに期待。3走前のB1級-1組こそ10着でしたが、近2走ではテンに置かれる面も見せず、積極的な競馬からの安定感が光ります。予選は馬場水分4.0%の軽馬場で、速い時計での決着に対応できたところも好感触。相手関係を考えても勝ち負け必至です。
 B1級-1組予選2着フクミツは良化が見受けられます。6月6日のジュノー特別(B1級-1組混合)で2着の実績があり、障害が安定している今なら、注目できます。
 B1級-1組予選4着キタノオーロラも障害を早めに越えられれば差はありません。特別戦のペースは合うはずです。
 B1級-2組混合予選組は、上位3頭が回避。4着キタノストロングは決め手比べなら、浮上してきそうです。

【第10回開催5日目】
 8月23日(日)のメイン第10レースは、オーガスト特別(A2級・20:10発走予定)
 前開催のキリンビール杯(8月10日・A2級-1・2組決勝混合)で2着(同着)だったアアモンドマツカゼに引き続き注目。第2障害離れた5番手クリアからシャープな末脚を繰り出しました。A2級特別(混合戦含む)では、今季6戦して2着4回の好成績。追走に手こずる面も見せず、特別戦の流れが向く様子。今回は、前走で逃げ切り勝ちを収めたトモエエーカンのみならず、2着(同着)カイシンゲキ、僅差4着のアオノレクサスも不在なら、十分に勝機がありそうです。
 サクラリュウは、キリンビール杯では障害で転倒し失格(基準タイム超過)。前々走のA2級-1組戦では障害を先頭で越え、カイシンゲキの2着に好走していただけに残念な結果でした。しかし、もともとは障害巧者だけに、相手関係を考慮しても巻き返しに期待したいところ。
 サカノテツワンは、A2昇級初戦のオッズパーク賞スタリオンカップ(5月31日・3歳以上選抜)で逃げ切って、オープン馬フジダイビクトリーらを破っています。キリンビール杯には出走できませんでしたが、実力的には侮れないところ。
 キリンビール杯5着ヤマノウンカイ、同7着アアモンドヤマトらも障害のタイミングひとつで、巻き返せる力があります。

【第10回開催6日目】
 8月24日(月)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。来年2月8日に行われるスピードスター賞の予選で、定量500キロ(牝馬480キロ)でのスピード勝負です。
 ファイトガールは、昨年のこのレースの3着馬。この条件得意なホクショウバトルから差のない2番手で第2障害を越えると、末も甘くならずに踏ん張りました。当時はB4級で善戦止まりでしたが、今年はB2級特別で勝ち負けとパワーアップ。牝馬20キロ減も利して逃げ切りを期待したいです。
 キタノサムライは、今年2月のスピードスター賞の2着馬。決め手勝負の印象が強いですが、テンから動いて、きっちり連対を確保しています。オイドン、セイコークイン、ホクショウバトルらが不在なら、好勝負必至といえます。
 アオノレクサスは、同条件特別では勝利こそありませんが、4戦すべて5着以内にまとめています。このメンバーに入れば実績上位で通る存在です。
 ほか、今年のスピードスター賞の4着馬で切れ味光るコウシュハクィーン、テンに速いキュートエンジェルにも警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(8/15~8/17)

2015年8月14日(金)

 8月15日(土)のメインには、ばんえいグランプリが組まれています。ファン投票で選ばれた7頭に、通算収得賞金順で上位の3頭(ファン選出馬除く)を加えたメンバーにより争われる夏の古馬頂上決戦。帯広単独開催となった2007年以降の8回で、連覇を果たした馬はなく(ニシキダイジンが08、11年と2勝)、単勝1番人気馬の勝利は1度のみ。暑い時期だけに、体重の変動など直前の気配を考慮し検討したい重賞です。

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【第10回開催1日目】
 8月15日(土)のメイン第10レースは、重賞・第27回ばんえいグランプリ(3歳以上ファン投票選抜・20:10発走予定)。クラス別定重量により争われます。
 今季第1弾の古馬重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロに注目します。そこで賞金を稼いだため、その後の旭川記念(6月14日)9着、北斗賞(7月12日)2着と、賞金別定重量の2重賞では、ともにトップハンデで勝利に届いていません。しかし、北斗賞ではフジダイビクトリーに逃げ切られたものの、2番手で障害を越えると、インフィニティーの追撃を振り切り粘っています。今回はクラス別定重量のため、オープン馬はすべて810キロ。ひと開催休んでの前走とかちえぞまつ特別(8月1日・オープン)での勝ちっぷりもよく、ここへ向け態勢は整ったといえそうです。
 フジダイビクトリーは、北斗賞が障害力を生かして圧巻の逃げ切り勝ち。続くオッズパーク賞サマーカップ(7月25日・オープン)は馬場が軽くなりましたが、ゴール前3頭の叩き合いを制して連勝を決めています。こちらは前開催を調整に充てられての参戦。オレノココロは障害にやや甘さがあるので、すんなり先手を奪えるようなら、あっさり逃げ切ってしまうかもしれません。
 コウシュハウンカイは、旭川記念では、フジダイビクトリーを2着にしりぞけています。近3走の北斗賞8着、サマーカップ5着、とかちえぞまつ特別3着はいずれもトップハンデ。オープン馬の間でハンデ差がつかない今回は巻き返しが見込めそうです。
 インフィニティーは、今季、重賞では4、4、3着と大崩れなし。障害巧者で、少しでも負担重量が増えるのは歓迎だけに警戒が必要でしょう。
 昨年のこのレースの2着馬キタノタイショウは障害さえ切れれば上位進出がありそうです。

【第10回開催2日目】
 8月16日(日)のメイン第10レース、は、十勝川モール温泉杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級6頭が争います。
 前開催の共和町合併60周年記念(A1級混合)で1、2着だったセイコークイン、ニシキエーカンが注目を集めそう。
 セイコークインは、今季はオープン格付からのスタートで善戦止まりが続きましたが、前々走オッズパーク賞サマーカップ(オープン)では第2障害5番手から追い込んで、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着。オープン一線級を相手に結果を残しました。続く共和町合併60周年記念では、相手が下がったこともありますが、障害2番手からあっさり抜け出して、今季初勝利をマークしています。相手関係的には前走と同程度なので、極端に時計がかかる馬場にならなければ、引き続き好走が望めるでしょう。
 ニシキエーカンは、近6走が4勝、2着2回と絶好調。共和町合併60周年記念でも障害5番手から、セイコークインの3秒0差まで迫っています。ただ、もともと障害にムラがあるタイプで、前走ももたつき気味だったのは気になります。
 ダイコクパワーは、共和町合併60周年記念では5着。しかし、障害は3番手で越えており、悪いレースではありませんでした。今回と同条件の特別では連対実績もあり、流れに乗れれば上位進出が狙えそうです。同じ前走で4着のコウシュハクィーンもこの条件の安定勢力で、押さえが必要でしょう。
 アオノレクサスは、前走キリンビール杯(A2級-1・2組決勝混合)が4着でしたが、ゴール前で一旦は2番手に上がろうかという好内容。体重が増えてくれば、さらに粘りが出てくるかもしれません。
 2歳シーズン三冠を達成したセンゴクエースは、前走のA2級-2組混合戦を快勝。今回は相手強化の特別戦となりますが、どんな走りを見せるのでしょうか。

【第10回開催3日目】
 8月17日(月)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。3歳との混合重賞・はまなす賞(8月30日)や、三冠の第2弾・銀河賞(9月20日)へ向けての一戦となります。
 三冠の初戦・柏林賞(3着)を含む近8戦が、3勝、2着4回、3着1回というカイシンゲキに注目。A2昇級初戦だった前々走の1組戦をあっさり勝利で飾ると、前走キリンビール杯(A2級-1・2組決勝混合特別)では、賞金別定5キロ増をモノともせず2着(同着)。障害のキレ、末脚の伸びとも文句なしの近況で、まだまだ止まる気配はありません。昨年は8月にばんえい大賞典を勝っているように、夏場が得意なタイプなのかもしれません。ここは勝機十分といえます。
 柏林賞5着カンシャノココロ、4着ホクショウメジャーは、前開催のしし座特別(B1級-1組)では1、2着。ともに好調を維持しています。特にホクショウメジャーは、B1格付と、前走からクラス据え置きで出走できるのが有利です。
 柏林賞7着のアサヒメイゲツは牝馬らしい切れ味が武器。障害さえこなせれば一発があるかもしれません。

今週の見どころ(8/8~8/10)

2015年8月 7日(金)

 8月9日(日)のメインには、今季の2歳で最初に行われる特別戦・白菊賞(牝馬限定)が組まれています。2歳路線は、ここから、9月20日のいちい賞(牝馬限定)、翌21日の青雲賞(牡馬限定)を経て、三冠第1弾・ナナカマド賞(10月12日)と進んでいきます。まだ力関係が定まらない時期の特別戦だけに、過去3回では、3着以内馬9頭中5頭が5番人気以下で、1番人気は3着1回という、一筋縄ではいかないレースです。

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【第9回開催4日目】
 8月8日(土)のメイン第10レースは、デネブ特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組、B2級-2組(ともに8月2日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-1組予選の勝ち馬フェアリードールに注目。第2障害を先頭で降りると、差のない2番手で続いたチェイスアドリームとのゴールまで続いた追い比べの末、1秒1差で退けました。今回の640キロは、圧巻の逃げ切り勝ちを収めた前々走うらかわ馬フェスタカップ(B2級-1組)と同重量なら3連勝が濃厚です。
 1組予選では惜しくも2着だったチェイスアドリームにも引き続き期待。前々走うらかわ馬フェスタカップこそ障害で苦戦(5着)したものの、今季それまでのB2級特別2戦では、スムーズにこなせていました。僅差の戦いが可能でしょう。
 B2級-2組予選は、1、2着が同タイムで、3着がコンマ4秒差という接戦に。その3頭のなかでは2着コサカコブラに注目。なかなか勝ちきれませんが、障害は巧者だけにここでも見せ場以上が作れそう。同3着ライデンティダは、競走除外明けで状態面が心配されましたが、行き脚もつき、末脚もシャープでした。叩かれての上積みもあるでしょう。

【第9回開催5日目】
 8月9日(日)のメイン第10レースは、白菊賞(2歳牝馬オープン・20:10発走予定)
 前開催の2歳A級-1組(7月18日)を使われていた3頭が実力上位。なかでも楽しみなのが2着グレースゴールドです。ここまで同世代の牝馬で最多の3勝を挙げており、賞金別定5キロ増となった前走でも、第2障害2番手クリアから一旦は先頭に立つ場面を作りました。牝馬限定であれば、障害力、決め手とも上位は明らかで、まず勝ち負けでしょう。
 同じ前走1組戦で9着のブルーオーシャンは、3走前の2歳A級-3組では、ここにも出走しているヒカルナナヒメを差し切って勝利しています。成績に安定感を欠きますが、長く使える末脚がハマれば、グレースゴールドに迫れるかもしれません。
 ヒカルナナヒメは、3組で2、1着の実績がありましたが、7月18日の1組では6着。とはいえ牝馬同士なら格好はつけてくるでしょう。
 コノミチャンは、A級初戦となった前走2歳A級-2組(7月27日)でも障害では崩れずに5着にまとめました。障害巧者で、特別戦で変わり身があるかもしれません。

【第9回開催6日目】
 8月10日(月)のメイン第10レースは、キリンビール杯(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(8月1日)、A2級-2組混合(3日)の両予選上位馬による一戦です。
 カイシンゲキはA2級-1組予選が昇級初戦でしたが、第2障害を越えての3頭横一線の争いから、あっと言う間に抜け出して完勝。このクラスでも力は通用するところを見せました。特別戦の今回は賞金別定5キロを課されるのに加え、相手も強化されますが、期待の方が上回ります。
 同3着トモエエーカンは今季、4走前のこと座特別(7月4日)でA2級-1組特別勝ちの実績があります。今回と同じくA1級との混合戦だった5走前、前々走でも僅差の戦いをしていました。クラス実績を取るならこちらでしょう。
 こと座特別3着で、1組予選2着のサクラリュウはスピードの生かせる馬場なら侮れません。キュートエンジェルは昇級初戦の1組予選でも先行力を見せて4着。クラス慣れが見込めるここは、前進がありそうです。
 A2級-2組混合予選組では5着アオノレクサスに注目します。今回のメンバーに入れば実績上位は間違いないところで、積極的な競馬を仕掛けていけば、前残りに警戒が必要でしょう。

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