9月7日(月)のメインには、5歳馬による準重賞・朱雀賞が組まれています。2歳時から行われてきた世代限定重賞・特別ですが、この一戦がラスト。2歳、3歳、4歳の各三冠路線で鎬を削ってきた馬から、上がり馬まで、個性豊かなメンバーが集まりました。
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【第11回開催4日目】
9月5日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組・20:10発走予定)。
8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、今回のメンバー中最先着の3着コサカコブラに期待します。7月以降に7戦して2着3回、3着2回、4、5着各1回と勝ちきれませんが、障害のキレも悪くなく、あとひと押しがきけばいつ勝っても不思議のない力の持ち主です。今回、相手有利は明らかなので、勝利で決めたいところでしょう。
レインボーライデンは、デネブ特別こそ障害で後手を踏んで7着でしたが、前走B2級-2組(8月17日)では本来の先行策から4着。決め手のなさが勝ち味の遅さに繋がっているようですが、流れが落ち着く特別戦なら、さらに上位が狙えそうです。
2戦連続連対中で、末脚切れるベニコマや、昇級2戦目の前走で変わり身を見せたコウコサンネンセイにも注目。デネブ特別5着のライデンティダは前半の位置取り次第で上位が狙える力があります。
【第11回開催5日目】
9月6日(日)のメイン第10レースは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(8月29日)、B1級-1組(31日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級混合予選3着のトモエエーカンに注目します。3走前にキリンビール杯(8月10日・A2級-1・2組決勝)を逃げ切って完勝している実力馬。定量500キロの前々走・稲妻賞こそ追走で一杯になり6着でしたが、前走の予選では第2障害2番手クリアから勝ち馬ホクショウサスケと僅差にまとめています。B1級混合のこのメンバーなら、障害力を生かして逃げ切りが狙えそうです。
カンシャノココロは、目下3戦連続連対と好調。前走のA2級混合予選がA2昇級後初の自己条件戦でしたが、逃げて2着に踏ん張っています。今回は特別戦ですが、引き続き好勝負が期待できます。
A2級混合予選では追い込みを決めたホクショウサスケですが、特別戦に替わり、負担重量が増えるのは歓迎とはいえません。とはいえ、障害次第で前走の再現があるでしょう。
B1級-1組予選勢では、3着ホンベツイチバンが筆頭格。今季、B1級特別で5、3、2着と崩れていません。今回は相手が上がりますが、障害力を生かしての前残りもありそうです。同予選2着キタノオーロラは前々走でB1級特別を制覇。流れが向けば勝機も十分でしょう。
【第11回開催6日目】
9月7日(月)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。5歳限定の特別戦としては、6月21日に牡馬による瑞鳳賞、6月29日には牝馬による白鳳賞が行われており、その結果が参考になりそうです。
コウシュハウンカイは、瑞鳳賞でダイコクパワーとの追い比べを制して1着。トップハンデをモノともせず、残り30メートルあたりからは、10キロ軽いダイコクパワーに一度も先頭を譲らず。1秒4という着差以上の強さを感じさせました。今回もトップハンデですが、瑞鳳賞と同じく牡馬同士では最大30キロ差なら大丈夫でしょう。
オレノココロは、瑞鳳賞ではやや離れた障害クリアながら、2着ダイコクパワーに1秒2差まで迫って3着。こちらもトップハンデながら、負けて強しの内容。コウシュハウンカイとのライバル対決に注目が集まります。
キタノサムライは、瑞鳳賞へは番組賞金不足で出走できず。しかし、その後賞金を稼ぎ、A2へ昇級しての参戦です。同世代限定の重賞・特別戦へは今回が初出走ですが、710キロなら恐らく克服可能。同世代の一線級を相手に、決め手が通用するのか、興味深いです。
牝馬は2頭とも白鳳賞を使われて、コウシュハクィーンが2着でセイコークインは3着。両馬とも先行しての粘り込みに警戒が必要でしよう。