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今週の見どころ(9/26~9/28)

2015年9月25日(金)

 9月20日(日)に行われた4歳重賞・銀河賞は、カイシンゲキが1番人気にこたえて快勝しました。これで堂々、オープン馬の仲間入り。今後は一線級の古豪に混じってどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

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【第13回開催1日目】
 9月26日(土)のメイン第10レースは、菊月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)
 好調馬揃いで混戦模様ですが、牝馬のマゴコロを中心とみます。1年前(2014年9月22日)には、A2・B1級混合特別戦で逃げ切り完勝を収めると、その後もA2級特別で好走を続けました。今季はB2へ降級。今年6月以降は平場戦のみ使われて、8月以降の近6戦で4勝を荒稼ぎと調子を上げています。今回、持ち味の障害力が生かせる特別戦への出走なら、主役を張って当然でしょう。
 オメガグレートは、前開催の長月特別(B1級-1組)を第2障害3番手から抜け出して快勝。今回から賞金別定5キロ増となりますが、障害巧者だけに心配なし。こちらも近6戦が4勝、2着1回と充実の近況です。
 前開催で4歳重賞・銀河賞を使われた2頭が続きます。ホクショウメジャーは銀河賞では6着でしたが、710キロを課されながらも障害でしっかり腰が入っていたのは、登坂力がついてきた証でしょう。とはいえ、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。今季、B1級特別(混合戦含む)では3戦して4、4、2着と実績もあります。
 アサヒメイゲツは、銀河賞では第2障害離れた9番手クリアから押し上げ、混戦の3着争いに加わろうかという5着。シャープな末脚を発揮し、この馬なりのレースはしました。こちらも今季B1級特別(混合戦含む)では2、4着と善戦しており、巻き返し必至でしょう。
 キタノオーロラは、8月22日のオッズパーク杯アルタイル特別(B1級-1・2組決勝混合)を逃げ切って快勝。決め手のあるこの馬に第2障害を先頭で越えられては、他の馬は手も足もでませんでした。その後の4走では勝ち星がありませんが、流れに乗れれば一発があるかもしれません。

【第13回開催2日目】
 9月27日(日)のメイン第10レースは、秋陽特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭とA1級4頭が争います。
 A1級のダイコクパワーは、前開催の玉泉館特別(オープン・A1級混合)が今季14戦目での初勝利。2着5回、3着1回、5着4回と惜しいレースも多かっただけに、やっとという思いでしょう。この勝利でひと皮むけた可能性もあり、前走と同程度の相手関係なら連勝が期待できそうです。
 同じくA1級のトレジャーハンターは、前開催は重賞・岩見沢記念に挑戦し9着でしたが、オープン一線級が相手で、しかも実績のない830キロでは仕方ありません。前々走のマロニエ賞(オープン・A1級混合)も差のある敗戦を喫しましたが、近2走より大幅に相手関係が楽になる今回、巻き返しは必至といえます。
 A1級の牝馬コウシュハクィーンは、玉泉館特別ではゴール前で脚が上がって3着でしたが、ダイコクパワーと3秒0の僅差。障害次第の面はありますが、前走の走りを見る限り、調子はよさそうです。
 オープン馬では、トップハンデは課題も地力あるニシキエーカンが侮れません。

【第13回開催3日目】
 9月28日(月)のメイン第10レースは、ポテト特別(オープン・20:10発走予定)
 前開催の重賞・岩見沢記念から6頭が参戦していますが、注目は他路線組から5歳牝馬セイコークイン。オープン格付でスタートした今季は、なかなか勝利まで手が届きませんでした。しかし、5走前のオッズパーク賞サマーカップ(7月25日・オープン)で、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着と初の連対を果たして以降、1、2、5、2着と波に乗っています。障害でのカカリが良化してきたのが好感触。今回は岩見沢記念組が相手でも、最大50キロ差の最軽量ハンデを生かせれば互角以上の戦いが可能と見ます。
 5歳牡馬コウシュハウンカイは、最大20キロ差のトップハンデだった岩見沢記念で5着。しかし、今回はトップハンデから解放され負担重量も軽くなることで、障害を無難にまとめて巻き返してくるでしょう。
 インフィニティーは、岩見沢記念では第2障害先頭で越えながら3着。またしても詰めを欠く結果に終わりました。ここでは賞金別定5キロ増と有利な立場なので、前々で運びどこまで粘れるかで今季初勝利が見えてきます。
 岩見沢記念で古馬重賞初制覇を果たしたオイドンは、賞金別定15キロ増が課題になりそう。とはいえ、障害さえすんなり抜ければ3連勝も考えられます。


今週の見どころ(9/19~9/21)

2015年9月18日(金)

 9月20日(日)のメインには、4歳シーズン二冠目・銀河賞が組まれています。過去5年の勝ち馬で、一冠目・柏林賞、二冠目とも勝ったのは、三冠馬になった2013年のホクショウユウキのみ。11、12年は、一冠目に不出走だった馬が勝利し、10、14年は、一冠目5着以下からの巻き返し。なかなか柏林賞とは直結しにくい重賞といえるかもしれません。
 また、20日(日)、21日(祝・月)の準メイン第9レースには2歳馬による特別戦も組まれており、こちらも見逃せません。

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【第12回開催4日目】
 9月19日(土)のメイン第10レースは、帯広大正メークインまつり杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級1頭、A2級6頭が争います。
 今季、A2級特別(混合戦含む)で4戦2勝、2着2回というトモエエーカンが中心。特別戦で賞金別定5キロを課されるようになってからも、キリンビール杯(8月10日)1着、前開催のサッポロばんえい缶発売記念2着と力を示しています。今回はA1級馬もいますが、前走から据え置きの705キロなら大崩れは考えられません。
 ホクショウサスケは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合)で4着。障害に安定感がないのは相変わらずでしたが、決め手を生かして、2着トモエエーカン(勝ち馬と同タイム)と3秒8差なら悪くありません。平場戦を経ずに、続けて700キロの重量で使われる今回、前進があるかもしれません。
 サクラリュウは、8月23日のオーガスト特別(A2級)では第2障害3番手クリアから3着。同じ開催で稲妻賞(3歳以上選抜)が組まれていたため、トモエエーカンは不在でしたが、悪くない結果でした。今回は1開催空けての出走で仕上がり具合がポイントです。

【第12回開催5日目】
 9月20日(日)のメイン第10レースは、4歳シーズン三冠の第2弾・第23回銀河賞(20:10発走予定)。重量格による別定重量で争われ、ハンデ差は最大50キロです。
 一冠目・柏林賞4着のホクショウメジャー(710キロ)に注目。3番手のまま粘り込むかと思われましたが、末脚切れるカイシンゲキにゴール前で差されてしまいました。その後6戦して、1勝を含む4着以内5回とB1級で善戦続き。すんなり先手を奪えれば侮れません。
 アアモンドセブン(700キロ)は、柏林賞では障害2番手クリアから2着。逃げ切り勝ちを収めたカゲホウトウには完敗でしたが、力をつけているのは間違いありません。
 そのカゲホウトウ(730キロ)は、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)でも逃げて、3歳馬コウリキの2秒0差2着に好走。柏林賞時はB2格付で、今回はA1へ昇級してハンデはきつくなりますが、どこまでやれるでしょうか。
 アサヒメイゲツは最軽量690キロが魅力。柏林賞は7着でしたが、その後は7戦して3勝、2着1回など好調キープ。障害さえ無難にこなせれば、鋭い決め手に警戒が必要でしょう。
 柏林賞3着馬で、前哨戦の山鳩賞(4歳オープン)を楽勝したカイシンゲキ(720キロ)も楽しみ。柏林賞、山鳩賞とも不出走ながら鈴木恵介騎手が手綱のシンザンボーイ(710キロ)、同じく両レースとも不出走ながら前走のB2級-1組特別を逃げ切ったゴールデンフジ(710キロ)も侮れません。

 この日の第9レースは、いちい賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)。1着馬に重賞・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。
 8月9日に実施された白菊賞(2歳牝馬オープン)を1番人気で制したグレースゴールドに引き続き期待。第2障害を先頭で越えたものの、ゴール前で一杯に。3番手から追ってきたヒカルナナヒメが先頭に立ちましたが、すぐに立て直されると、コンマ3秒先着しています。今回も唯一、賞金別定5キロ増となりますが、特別戦を勝っている実績を信頼したいです。
 相手筆頭はもちろん白菊賞2着のヒカルナナヒメ。2連勝中のダンツァーレドンナは初の一線級相手でどこまでやれるでしょうか。

【第12回開催6日目】
 9月21日(祝・月)のメイン第10レースは、野分特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(9月13日)、B2級-2組(12日)の両予選上位馬による一戦です。
 期待したいのはB2級-2組予選の勝ち馬コサカコブラ。第2障害ひと腰先頭で越えるとあっさり逃げ切っています。今回、相手はやや骨っぽくなりますが、前々走のオッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)2着という実績をを考えれば、好走はほぼ間違いないところでしょう。
 B2級-1組予選は、センゴクイチ(今回は回避)が障害2番手から抜け出して快勝しましたが、注目は離れた障害クリアから2着に追い込んだフェアリードール。前々走の不知火特別(B2級-1組)でも2着でしたが、逃げ切り勝ちを収めたゴールデンフジをコンマ1秒差まで追い詰めての惜敗でした。引き続き賞金別定5キロ増ですが、決め手を生かして上位争いできそうです。
 不知火特別6着のチェイスアドリームは、続くB2級-1組予選では5着でしたが、障害は立て直されており、好ムードで臨めそう。
 B2級-2組予選5着のライデンティダは特別戦に替わって警戒が必要。ベガ特別4着で、B2級-2組予選3着コウコサンネンセイは障害力を生かしての前残りがあるかもしれません。

 この日の第9レースは、青雲賞(2歳牡馬オープン・19:30発走予定)。前日のいちい賞と同様、1着馬に重賞・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。
 今年の2歳牡馬は粒ぞろいで、どの馬が勝っても驚けませんが、ひとまず中心はメンバー中、最多の4勝を挙げているアラワシキングでしょう。1開催空けての実戦だった前走の2歳A級-1組(9月6日)では終いの伸びがいまひとつで6着。しかし、ここが目標であれば評価を下げる必要はなさそうです。
 前走でアラワシキングを破っているフウジンライデン、1組戦で2度の2着があるサクラダイチ、勝ちっぷりのよさが目立つムサシブラザーらも接戦に持ち込める力があります。

今週の見どころ(9/12~9/14)

2015年9月11日(金)

 9月14日(月)のメインには、古馬重賞の岩見沢記念が組まれています。昨年は、9番人気のホクショウユウキが勝ち、2着・2番人気、3着・6番人気の順で入線し、三連単33万円台という波乱決着になりました。今季はじめて出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦に注目です。

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【第12回開催1日目】
 9月12日(土)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級特別は、A2級混合のサッポロばんえい缶発売記念。そのレースでB1級最先着の3着に入ったホンベツイチバンに注目します。第2障害2番手でクリアすると、3頭による激しい追い比べの末、カンシャノココロ(1着)、トモエエーカン(同タイム2着)からコンマ3秒遅れただけの好走でした。これで近5走が2着1回、3着4回と勝ちきれませんが、B1級限定で相手が楽になるここでは当然中心視できそうです。
 サッポロばんえい缶発売記念で5着のキタノオーロラが強敵でしょう。1番人気に推された前走でしたが、テンに置かれる面が出てしまい、追い込み切れませんでした。しかし、出走9頭中8頭がB1級馬だった3走前のオッズパーク杯アルタイル特別では、圧巻の逃げ切り勝ち。2着のホンベツイチバン以下を寄せ付けませんでした。B1級限定の今回はその再現があるかもしれません。
 コウリキは、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を障害4番手から差し切って勝利。B4級-2組戦からの連勝を4に伸ばしています。今回はクラスが一気に上がってB1級戦ですが、障害、末脚のキレとも文句なしの近況だけに、単なる通過点という可能性も十分です。
 シンザンボーイは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)を逃げ切り楽勝しての昇級初戦。当然相手強化となりますが、障害巧者で、力を出しきれれば差はありません。

【第12回開催2日目】
 9月13日(日)のメイン第10レースは、玉泉館特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 オープン4頭とA1級5頭の争いですが、前開催で準重賞・朱雀賞を使われた5歳馬が強そうです。
 セイコークインは、朱雀賞が2番人気で5着。前が止まらず、第2障害を降りた順番のままでのゴールと、残念な結果でした。しかし、4走前のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着があり、続くA1級との混合特別2戦では1、2着。得意の条件に戻る今回は巻き返しが見込めます。
 ダイコクパワーは、セイコークインと同じ近3走を使われて、5、5、3着。朱雀賞は720キロながら障害をふた腰で切れたところが評価できます。10キロ軽くなるのは歓迎で、今回も馬券圏内にまとめてくるでしょう。
 コウシュハクィーンは朱雀賞が7着でしたが、700キロという負担重量より、前々走より220キロも重量が増えたことが響いた感も。もともとは障害巧者なので、当然、立て直してくるでしょう。
 5歳馬以外では、アアモンドマツカゼに注目。A1昇級初戦の前走マロニエ賞(オープン・A1級混合)が障害2番手から3着に踏ん張る上々のレースぶり。今回は同条件でもオープン勢が手薄になっており、一歩前進に期待です。
 マロニエ賞では2番人気で9着だったニシキエーカンは、障害次第で、上位をうかがってきそうです。

【第12回開催3日目】
 9月14日(月)のメイン第10レースは、重賞・第51回岩見沢記念(20:10発走予定)。ばんえいグランプリを制したフジダイビクトリーと、フクドリ、ナナノチカラが回避し、トレジャーハンターアオノレクサスが加わっての9頭立てとなりました。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、トレジャーハンターが10キロ増で、その他の馬は820キロでの出走です。
 今季、旭川記念勝ちがあるコウシュハウンカイに注目。前走の朱雀賞(5歳オープン)では、トップハンデながら悠々逃げ切って勝利。2着オレノココロとは3秒1差でしたが、まったく寄せ付けず、強さが際立ちました。今回もトップハンデですが、最大20キロ差なら克服可能と見ます。
 相手筆頭はオレノココロでしょう。コウシュハウンカイとは、3歳、4歳の三冠で鎬を削ってきたライバル同士。前走の朱雀賞では同重量で2着でしたが、今回は、こちらのほうが10キロ軽いのは有利。決め手比べになれば、この重量差がモノを言うかもしれません。
 インフィニティーは、ばんえいグランプリの3着馬。2着コウシュハウンカイと、当時は同重量でしたが、今回は20キロの差がつきます。障害には絶対の自信を持っているだけに、終いの踏ん張り次第で逆転も一考できそう。
 ホクショウユウキは昨年の岩見沢記念覇者(9番人気)。その後未勝利ですが、昨年もこのレースがシーズン初勝利だったように、今年も一発があるかもしれません。
 昨年のこのレース2着馬キタノタイショウ、ばんえいグランプリ4着オイドンは、障害さえ切れれば、見せ場以上が期待できそうです。

今週の見どころ(9/5~9/7)

2015年9月 4日(金)

 9月7日(月)のメインには、5歳馬による準重賞・朱雀賞が組まれています。2歳時から行われてきた世代限定重賞・特別ですが、この一戦がラスト。2歳、3歳、4歳の各三冠路線で鎬を削ってきた馬から、上がり馬まで、個性豊かなメンバーが集まりました。

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【第11回開催4日目】
 9月5日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、今回のメンバー中最先着の3着コサカコブラに期待します。7月以降に7戦して2着3回、3着2回、4、5着各1回と勝ちきれませんが、障害のキレも悪くなく、あとひと押しがきけばいつ勝っても不思議のない力の持ち主です。今回、相手有利は明らかなので、勝利で決めたいところでしょう。
 レインボーライデンは、デネブ特別こそ障害で後手を踏んで7着でしたが、前走B2級-2組(8月17日)では本来の先行策から4着。決め手のなさが勝ち味の遅さに繋がっているようですが、流れが落ち着く特別戦なら、さらに上位が狙えそうです。
 2戦連続連対中で、末脚切れるベニコマや、昇級2戦目の前走で変わり身を見せたコウコサンネンセイにも注目。デネブ特別5着のライデンティダは前半の位置取り次第で上位が狙える力があります。

【第11回開催5日目】
 9月6日(日)のメイン第10レースは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(8月29日)、B1級-1組(31日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級混合予選3着のトモエエーカンに注目します。3走前にキリンビール杯(8月10日・A2級-1・2組決勝)を逃げ切って完勝している実力馬。定量500キロの前々走・稲妻賞こそ追走で一杯になり6着でしたが、前走の予選では第2障害2番手クリアから勝ち馬ホクショウサスケと僅差にまとめています。B1級混合のこのメンバーなら、障害力を生かして逃げ切りが狙えそうです。
 カンシャノココロは、目下3戦連続連対と好調。前走のA2級混合予選がA2昇級後初の自己条件戦でしたが、逃げて2着に踏ん張っています。今回は特別戦ですが、引き続き好勝負が期待できます。
 A2級混合予選では追い込みを決めたホクショウサスケですが、特別戦に替わり、負担重量が増えるのは歓迎とはいえません。とはいえ、障害次第で前走の再現があるでしょう。
 B1級-1組予選勢では、3着ホンベツイチバンが筆頭格。今季、B1級特別で5、3、2着と崩れていません。今回は相手が上がりますが、障害力を生かしての前残りもありそうです。同予選2着キタノオーロラは前々走でB1級特別を制覇。流れが向けば勝機も十分でしょう。

【第11回開催6日目】
 9月7日(月)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。5歳限定の特別戦としては、6月21日に牡馬による瑞鳳賞、6月29日には牝馬による白鳳賞が行われており、その結果が参考になりそうです。
 コウシュハウンカイは、瑞鳳賞でダイコクパワーとの追い比べを制して1着。トップハンデをモノともせず、残り30メートルあたりからは、10キロ軽いダイコクパワーに一度も先頭を譲らず。1秒4という着差以上の強さを感じさせました。今回もトップハンデですが、瑞鳳賞と同じく牡馬同士では最大30キロ差なら大丈夫でしょう。
 オレノココロは、瑞鳳賞ではやや離れた障害クリアながら、2着ダイコクパワーに1秒2差まで迫って3着。こちらもトップハンデながら、負けて強しの内容。コウシュハウンカイとのライバル対決に注目が集まります。
 キタノサムライは、瑞鳳賞へは番組賞金不足で出走できず。しかし、その後賞金を稼ぎ、A2へ昇級しての参戦です。同世代限定の重賞・特別戦へは今回が初出走ですが、710キロなら恐らく克服可能。同世代の一線級を相手に、決め手が通用するのか、興味深いです。
 牝馬は2頭とも白鳳賞を使われて、コウシュハクィーンが2着でセイコークインは3着。両馬とも先行しての粘り込みに警戒が必要でしよう。

今週の見どころ(8/29~8/31)

2015年8月28日(金)

 8月30日(日)のメインには3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。例年より1カ月ほど遅い実施となる今年は、3歳のばんえい大賞典(7月26日)、4歳の柏林賞(6月28日)と両世代の三冠初戦の1着馬に優先出走権が与えられることに。6年連続で勝ち馬は4歳ですが、3歳も一昨年は2、3着、昨年は2着と躍進が目立ちます。

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【第11回開催1日目】
 8月29日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、第2障害2番手クリアから抜け出し快勝したゴールデンフジ、障害4番手から2秒4差まで迫って2着チェイスアドリームの両馬が人気になりそう。2頭は続く2走でも対戦し、B2級-1組、B2級-1・2組決勝(8月22日)ともチェイスアドリームが先着。今回は、ゴールデンフジも賞金別定5キロを課せられることを考えると、チェイスアドリームのほうに分がありそうですが、特別戦に替わってどうでしょうか。
 フェアリードールは、デネブ特別では4着。障害は先頭で越えたものの、隣枠のゴールデンフジに競り負け失速しました。とはいえ差は小さく、巻き返しは可能。7月18日のうらかわ馬フェスタカップ(B2級-1組)で逃げて圧勝している実績もあり、侮れません。
 ツルマキイチバンは、前走のB2級-1・2組決勝(8月22日)で逃げ切って勝利。2着チェイスアドリームを寄せ付けなかった走りは見事でした。特別戦でどこまでやれるか。
 今季、B2級特別で2度の2着があるファイトガールも障害巧者だけに楽しみです。

【第11回開催2日目】
 8月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第27回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳牡馬ホクショウマサル・720キロからB3級の3歳牝馬タキニシサンデー・650キロまで最大70キロのハンデ差がつきました。
 A2級の4歳馬カイシンゲキ(700キロ)は、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞3着後、7戦3勝、2着4回の充実ぶり。昨年のこのレースでは1番人気で2着でしたが、今年は首位を狙います。
 B2級の3歳牡馬キンメダル(680キロ)は、ばんえい大賞典では1番人気で4着。その後の自己条件戦でも前半の位置取りが悪かったり、障害で手こずったりで、なかなか自分の競馬ができませんが、世代限定戦なら見直せます。
 B3級の3歳牡馬コウリキ(670キロ)は、ばんえい大賞典では決め手を生かして3着と好走。続く自己条件戦でも、末脚を武器に3連勝中と絶好調です。ゴール前が混戦になれば一気に浮上してくるかもしれません。
 ばんえい大賞典の2着馬で、同じくB3級の3歳牡馬テンカトウイツ(670キロ)も軽ハンデを生かして上位争いできそうです。

【第11回開催3日目】
 8月31日(月)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 5歳の強豪コウシュハウンカイ、オレノココロや、ばんえいグランプリ連覇のフジダイビクトリーらが不在の組み合わせならオイドンに注目。5走前のミントスポット杯(オープン・A1級混合)で今季初勝利を挙げてから、オープン特別では6、2着。810キロを課せられた前走のばんえいグランプリでも4着に追い込んでくるあたり、調子の良さを感じさせます。障害で大きく崩れなければ、勝利が期待できます。
 ニシキエーカンは、前走の十勝川モール温泉杯(8月16日・オープン・A1級混合)を差し切ってオープン入り。目下、7戦連続連対中と絶好調です。今回は賞金別定10キロを課せられ、いきなりトップハンデですが、このメンバーであれば、互角以上の戦いが可能。障害にも不安を見せていない近況だけに、連対を伸ばすでしょう。
 A1級のトレジャーハンターは、2走前の共和町合併60周年記念(8月2日・A1級混合)で、2着ニシキエーカンとコンマ1秒差の3着があります。当時はこちらが5キロ重かったものの、今回、逆に10キロ軽くなるのは断然有利。オイドン、ニシキエーカンが障害で苦戦するようなら、障害巧者のこの馬があっさり逃げ切ってしまう可能性もあります。
 特別戦でも重賞でも善戦つづけるインフィニティーが押さえです。

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