ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(11/26~11/28)

2016年11月25日(金)

 今週から12月29日(火)までの期間、ばんえい十勝は準ナイターで開催を実施。先週までよりレース発走時刻が繰り上がっていますのでご注意ください(詳しくはこちら)。
 11月27日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代の通算収得賞金上位馬2頭ずつによる選抜戦。過去6回で連覇はありませんが、キタノタイショウは、2010年の第1回(4歳時)から10歳の今回まで7年連続で出走中。同馬の走りにも注目です。

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※11/27の尾ヶ瀬馨騎手引退セレモニーについてはこちら

【第17回開催1日目】
 11月26日(土)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(B2級-1組・19:05発走予定)
 前開催の羊蹄山特別(11月19日・B2級-1組)を制した3歳馬◎キタノリュウキに引き続き期待。第2障害をひと腰2番手で越えると、障害5番手から鋭伸し残り20メートルで先頭に立ったオレモスゴイをゴール線上で差し返すしぶといレースぶりが光りました。相手は強化しますが、連勝のチャンスも十分と見ます。
 ○ヤマノホシは障害巧者で、能取湖特別(10月29日)4着、羊蹄山特別5着と、ここ2開催のB2級-1組特別戦で上位争い。ともに早めに障害を越えながら詰めを欠く内容でした。しかし、今開催から本走路のヒーティングが稼動したことで、重めでパワーの要る馬場になるはず。ゴール前の砂障害も撤去されたことで、前残りがあるかもしれません。変わり身に警戒です。
 ▲オレモスゴイは、2カ月半ぶりの実戦だった羊蹄山特別でコンマ1秒差の2着に好走。障害さえ切れれば、今回も楽しみな存在といえます。
 羊蹄山特別が1番人気・6着だった△ブラックテーオーは、置かれずに追走できれば、巻き返し劇がありそうです。

【第17回開催2日目】
 11月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第7回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・19:05発走予定)
 重量格による別定重量戦で、オープン馬は、基礎重量760キロ(牝馬740キロ)から今季の収得賞金120万円につき10キロの加増があるため、重賞好走馬にとってはハンデがきつくなっています。
 注目は5歳世代から◎カイシンゲキ。9月にオープンへ昇級して以降、勝ち星こそないものの、岩見沢記念(3着)、北見記念(4着)の2重賞を含む5戦すべて4着以内と善戦を続けています。850キロだった北見記念のレースを見た感じ、高重量戦で勝ち負けするには、もっと障害力をつけなければならない印象ですが、条件を問わず毎回、ひと脚使ってくるのが崩れが少ない要因でしょう。今回は普段のオープン特別戦より相手が楽になっており、重賞にしては軽い重量なのもスピードタイプのこの馬にとってプラス。昨年のオレノココロに続く5歳馬による制覇を目指します。
 ○フジダイビクトリーは、前開催の北海道競馬記者クラブ特別(11月14日・オープン)で6着に敗れ、岩見沢記念、北見記念を含む連勝が3で止まりました。とはいえ、積極的に仕掛けていかず、勝ちを意識したレース運びではなかっただけに、負けてもダメージは少ないはず。700キロ台の重量では、障害の巧拙に差が出にくいかもしれませんが、現役屈指の障害巧者らしい先行策で押し切りを狙います。
 今季、旭川記念を制している▲コウシュハウンカイは、前走の北見記念が1番人気で8着と大敗でしたが、障害で転倒したため。力負けではありません。今回は前走より90キロも軽い舞台だけに、巻き返しが期待できそうです。
 △オレノココロは今季、重賞を2勝。しかし、勝ったのがばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリと、ともに賞金額の大きいレースだったため、790キロとトップハンデを課されてしまったのがやや懸念されるところ。
 4歳二冠馬△センゴクエースは前走のオープン特別戦が失格(タイムオーバー)と不本意な結果。今回の770キロは苦にしないだけに、力さえ出せれば差のないレースが可能でしょう。

【第17回開催3日目】
 11月28日(月)のメイン第10レースは、知床賞(オープン・A1級-1組混合・19:05発走予定)。重賞・ドリームエイジカップに不出走のオープン馬は、今開催(前半戦)では、このレースか、27日(日)第11レースでA1級馬と戦います。
 注目は、A1昇級初戦の前走オータムカップ(11月20日・A1・A2決勝混合)も難なく突破した◎ダイコクパワー。これで2連勝。ともに、あまり得意とはいえない決め手比べで勝っており、充実ぶりをうかがわせます。今回は相手強化ですが、オープン馬とのハンデ差を考えると、この馬にチャンスが十分にありそうです。
 前開催の北海道競馬記者クラブ特別(11月14日・オープン)は、トレジャーハンターが逃げましたが、第2障害2番手から追ってきた○ニュータカラコマが残り30メートルでとらえてからは、ゴールまでほぼ持ったまま、着差以上の完勝を収めています。今回は賞金別定25キロ増のトップハンデですが、相手有利は明らかでしょう。
 オープンの牝馬▲セイコークインは、北海道競馬記者クラブ特別が出走取消でした。オープン昇級後、軽量戦の稲妻賞以外は勝ちきれませんが、今回、オープンの一線級といえるのはニュータカラコマくらいのもの。ここなら連争いに加わってきそうです。
 北海道競馬記者クラブ特別がオープン昇級後、初の連対だった△トレジャーハンターは、今回から特別戦では賞金ハンデが10キロになるのが微妙なところ。
 A1級の△アアモンドセブンは、A1昇級2戦目のオータムカップが7着とはいえ、障害で崩れたわけではありません。今回は最軽量ハンデなので、前残りに警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(11/19~11/21)

2016年11月18日(金)

 11月13日(日)に実施された4歳女王決定戦・クインカップは、アスリートが逃げ切って重賞初制覇を成し遂げました。今後は、レディースカップや、年明けの重賞・ヒロインズカップなど、5歳以上の牝馬との戦いで、どのようなレースを見せてくれるのか注目です。

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【第16回開催4日目】
 11月19日(土)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催に行われた能取湖特別(10月29日・B2級-1組)は8頭中7頭を4歳(うち牝馬が5頭)が占めていましたが、今開催には4歳牝馬限定重賞・クインカップが組まれたため、同じB2級-1組戦でも、メンバーに変動があります。
 注目は唯一の4歳牝馬◎ヤマノホシ(クインカップに繰り上げで出走し7着)。能取湖特別では第2障害を2番手でクリアして4着でしたが、詰めに課題があるこの馬なりに粘って、3頭横一線の2着争いを演じました。今回は唯一の4歳牝馬でハンデが有利。ペースも握りやすいはずで、逃げ切りが期待できそうです。
 能取湖特別が競走除外だった○フクトクは、7月にはB2級-1組の特別戦で逃げ切り圧勝を収めています。このレースには減量がある3歳、4歳、牝馬が計6頭参戦。あまり速いペースになると置かれる心配はありますが、流れに乗れれば自慢の末脚が炸裂するかもしれません。
 ▲オレモスゴイも決め手が武器。2カ月半ぶりの実戦となりますが、今季B2級の特別戦で5戦して、5着以内が3回とまずまず善戦。障害さえまともなら、一発の魅力十分です。
 △ギンガノホシは、能取湖特別では2番人気で7着。末脚不発に終わっていますが、障害での腰の入りは良く、2度目のB2級特別戦なら変わり身がありそう。
 能取湖特別が1番人気・8着△ユウユウヨーイドンも、重量への慣れが見込める今回は見直しが必要かもしれません。

【第16回開催5日目】
 11月20日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(11月13日)、A2級-1組(14日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組予選の勝ち馬◎ダイコクパワーに引き続き注目。カツオーカンとの息詰まる一騎打ちをコンマ8秒差で制し、前々走の端野峠特別(10月31日・A2級-1組)の借りを返しました。今季唯一ともいえる惨敗を喫した3走前の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)も、出遅れが響いたためと敗因はハッキリ。今回はカツオーカンに加え、格上のオープン、A1級馬もおり、相手強化となりますが、昨季オープンで連対していた底力に期待でしょう。
 10月22日のペルセウス特別(A1級混合)、同レースの上位3頭が出走してきたA1級混合予選とも制したのは○キサラキク。いずれも第2障害2番手クリアから鮮やかな抜け出しを決めています。障害次第の面は否めませんが、実績的には最上位の存在です。
 ▲シンザンボーイは、ペルセウス特別が2着で、A1級混合予選が4着。夏を越しての成長が感じられる5歳馬で、先行して流れに乗れたときは、粘りを発揮します。
 A2級-1組予選が惜敗だった△カツオーカン、A1級混合予選2着を含め5戦連続連対中△アアモンドセブンには、予選ではなかった賞金ハンデがあります。ともに勢いはあるものの、押さえまで。

【第16回開催6日目】
 11月21日(月)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1級-2・3級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-2組(11月13日)、B1級-3組(11月14日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選3着◎ワールドピサは障害巧者で、メンバー中で唯一、今季B1級の特別戦(混合戦含む)で勝利しています。例年、夏場は調子を落とす傾向があり、今年も気温が下がって成績が上向いています。前回の勝利が5月の春駒特別(B1級-2・3組決勝混合)。その時と比べ、今回は大幅に相手が下がっており、今季2勝目のチャンスです。
 ○テンカムソウは詰めの甘さが解消して、2連勝後のB1級-3組予選では2着。早めに障害を越えることができれば、ワールドピサを苦しめるシーンもありそう。
 ▲シンエイパワーは、B1昇級初戦の2組予選が5着も、障害3番手から見せ場がありました。クラス2戦目で上積みがあるはずです。
 2組予選4着の△スーパータイトルも展開次第では上位をうかがいます。

今週の見どころ(11/12~11/14)

2016年11月11日(金)

 11月13日(日)のメインには、4歳牝馬ナンバーワン決定戦・クインカップが組まれています。2014年のこのレースを含め同世代女王のタイトルを独占したナナノチカラを除けば、帯広単独開催となった07年以降の勝ち馬は、すべてここが重賞初制覇でした。今年のクインカップは、ハンデ差は最大10キロしかつかず、どの馬にもチャンスがありそうな実力伯仲の一戦です。

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【第16回開催1日目】
 11月12日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A2級-2組混合・20:10発走予定)
 ◎ニシキエーカンは、近4戦が2、1、2、2着の堅実行進。同じ4戦で1、2、1、1着だった天敵アアモンドセブンが今開催からA1に昇級したことが何よりのプラス材料といえます。前開催のサロマ湖特別(11月7日・A2・B1級決勝混合)では第2障害をひと腰で越えると、シャープな末脚を発揮。障害次第の面は否めませんが、流れが落ち着く特別戦のほうが、腰の入りも良いようです。相手は強化しますが、勝機も十分でしょう。
 ○サクラリュウは障害巧者で、10月1日の神無月特別(A1級混合)では、オープン馬キタノタイショウと一騎打ちの末、僅差の2着。ニシキエーカンを3着に完封しています。しかし、続くペルセウス特別(10月22日)が出走取消で、前開催は見送り。実績上位ですが、順調さを欠いているのがやや気になります。
 ▲イッキフジは、近3走ではすべて平場戦を使われ、4、5、3着。すべて障害はひと腰でまとめています。前走のA2級-2組混合戦(10月29日)はゴール前で2番手に上がりながら、ニシキエーカンの急襲に遭って、2着の同馬からコンマ3秒差という惜しいレース。特別戦なら先行策が打てるはずで、変わり身がありそうです。
 △ホクショウメジャーは、サロマ湖特別が4着。時計の出やすい馬場で決め手比べになったのは不運でしたが、障害力を生かすこの馬らしい競馬をして、勝ち馬から3秒3差なら悪くありません。ここも上位をうかがいます。
 サロマ湖特別が8番人気・3着だった△カンシャノココロは、ここもスムーズに追走できるかがカギです。

【第16回開催2日目】
 11月13日(日)のメイン第10レースは、第41回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)
 ◎アサヒカツヒメは、特別戦へ初挑戦だった前走の能取湖特別(10月29日・B2級-1組)を含め3連勝中。すべて逃げ切りで挙げています。好調と不調の波がはっきりしているタイプのようですが、2着を10秒7もちぎった前走の感じでは、いまがまさに好調のピークといった印象も。初の負担重量、相手強化など課題は多いものの、すべてクリアし、4歳女王の座を狙います。
 ○シリウスは急激に調子を上げています。今季は障害で苦戦が続きましたが、2走前のA2級-2組混合戦ではひと腰でまとめて快勝。続く前走の桔梗特別(10月9日・A2級-1・2組決勝)では680キロながら、再びひと腰で越えての逃げ切りで2連勝中です。前哨戦の紅バラ賞(10月23日・4歳牝馬オープン)は自重し、ここに備えてきました。黒ユリ賞を勝ち2歳シーズンの女王に輝いた実績馬だけに、立て直されたここは楽しみ。
 紅バラ賞3着の▲メムロコマチは、2歳シーズンの黒ユリ賞2着、3歳のばんえいオークス3着と、世代女王決定戦ではともに好走しています。前走のB2級-1組戦こそ崩れましたが、本来は障害巧者で、決め手もあるタイプ。これで4連闘目とレース間隔は詰まっていますが、目立った馬体減もないのは充実している証といえそうです。
 紅バラ賞をトップハンデ670キロで制したのが△アスリート。中団で障害を越えると自慢の末脚で突き抜けました。それより重い690キロを課されていた4歳シーズン二冠目の銀河賞、前走の端野峠特別(10月31日・A2級-1組)とも障害ひと腰から3、4着。もともとの決め手に障害力も加わって成長を感じさせます。
 前述4頭が横一線といった感じ。紅バラ賞2着×キタノレッドルビー、同4着×タキニシサンデーの両障害巧者は押さえまで。

【第16回開催3日目】
 11月14日(月)のメイン第10レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン・20:10発走予定)。前開催の10月30日に行われた重賞・北見記念はフジダイビクトリーが逃げ切り圧勝を収め。今季重賞2勝目。1番人気のコウシュハウンカイは、第2障害で苦戦し8頭立ての8着に敗れました。
 注目は◎フジダイビクトリー。岩見沢記念、北見記念の2重賞を含め3連勝と絶好調です。今開催から基礎重量が10キロ上がっているのは障害巧者のこの馬にとって歓迎。前走で24秒6もちぎった2着ニュータカラコマと、引き続き同重量での出走なのも恵まれました。4連勝を決め、次開催11月27日の重賞・ドリームエイジカップへ弾みをつけたいところです。
 ○ニュータカラコマは、北見記念では勝ち馬には差をつけられましたが、オレノココロ、カイシンゲキら4頭による混戦の2着争いは制しています。これで今季2戦目から8戦連続連対中。今回は、コウシュハウンカイ、4歳の怪物センゴクエースらが回避したことで、フジダイビクトリーとの一騎打ちムードです。
 ▲オレノココロは、トップハンデだった北見記念でも3着と崩れませんでした。引き続きハンデは厳しいものの、底力は侮れません。
 北見記念では激しい2着争いの末4着△カイシンゲキ、紅一点の△セイコークインは軽量を利して上位食い込みなるでしょうか。

今週の見どころ(11/5~11/7)

2016年11月 4日(金)

 11月6日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典(7月31日)には重賞勝ち馬が不在で、重賞初挑戦だったマルミゴウカイが圧勝。今回は同レースから7頭が参戦し、再戦模様です。恐らく1番人気が予想されるマルミゴウカイが二冠を果たすことができるのか。ご注目ください。

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【第15回開催4日目】
 11月5日(土)のメイン第10レースは、霜月特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎セイコークインは、昇級後、オープン馬同士では善戦が一杯ですが、A1級時代は、オープンとの混合戦を含め特別戦で3連勝していた実績があります。今開催には、重賞・北見記念が組まれたため、今回はA1級混合と相手関係が大幅に楽になりました。障害を早めに抜けられれば、勝機も十分でしょう。
 ○トレジャーハンターも、今季の勝ち星はすべてA1級時代に挙げたもの。オープン昇級後、前走の狩勝賞(10月17日・オープン)こそ大敗を喫したものの、障害で崩れたわけではありません。格下A1級が相手のここなら、ペースも楽になるはず。巻き返しを期します。
 ▲シンザンボーイは、前走のペルセウス特別(10月22日・A1級混合)がA1昇級初戦。いきなりオープン馬が相手で、しかも特別戦でしたが、第2障害ひと腰3番手クリアから2着と、目途の立つ走りを見せました。今回もオープン混合で、相手は揃いましたが、どこまでやれるか注目です。
 △ハクタイホウは、オープンの壁に当たっている印象ですが、前走の狩勝賞では、4着セイコークイン、5着トレジャーハンターに先着しての3着。課題の障害がスムーズだったことには評価が必要かもしれません。

【第15回開催5日目】
 11月6日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の第2弾・第41回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。10頭すべてが牡馬で、ハンデ差は最大10キロしかつきません。
 前哨戦のオッズパーク杯秋桜賞(10月2日・3歳オープン)で1番人気・3着の◎ホクショウディープに注目します。半年の休養明け後を3走してすべて3着。障害、末脚ともキレはよく、秋桜賞は、逃げ切り勝ちを収めたツルイテンリュウに走られ過ぎた印象もあります。2歳シーズンでは、釧路産駒特別、重賞・ヤングチャンピオンシップを含む6連勝を飾った実力馬。休養明け初戦で大幅に減っていた馬体も、前走で1トンの大台に乗っています。重賞2勝目のチャンスでしょう。
 ○マルミゴウカイは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(7月31日)が重賞挑戦で圧勝すると、続く4歳との混合重賞・はまなす賞でも僅差の2着に入っています。近2走の自己条件戦はともに大敗していますが、B4からB1へ一気の相手強化に加え、賞金ハンデ(特別戦では15キロ増)も堪えた様子で、あまり気にしなくてもよさそう。二冠制覇の可能性もあります。
 ▲キタノリュウキは、自己条件戦では結果が出ませんが、ばんえい大賞典2着、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念3着など世代限定戦では安定しています。
 △ツルイテンリュウは、秋桜賞では単勝最低人気ながらあっさり逃げ切って快勝。ここも一発の魅力を秘めています。
 秋桜賞4着△プレザントウェー、ばんえい大賞典で1番人気・7着の△ムサシブラザーの両障害巧者が押さえです。

【第15回開催6日目】
 11月7日(月)のメイン第10レースは、サロマ湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(10月29日)、B1級-3組(30日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選2着の◎ニシキエーカンに期待します。アアモンドセブンに逃げ切りを許したものの、前々走の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)では、同馬を早めにとらえて突き放す完勝を収めています。今回は基礎重量が増える特別戦だけに、追走でも大きく置かれることはなく、秋雲特別の再現が濃厚でしょう。
 ○アアモンドセブンは、3戦連続でニシキエーカンと対戦し、秋雲特別(2着)以外の平場2戦では、同馬を2着にしりぞけ優勝しています。ニシキエーカンとの決め手比べでは厳しいので、障害でどれだけ差をつけられるかがカギになりそうです。
 ▲ホクショウメジャーは、秋雲特別3着、A2級-2組混合予選4着。決め手の差が出ただけで、ともに見どころの多いレースでした。障害巧者なので、特別戦でも大崩れは考えられません。
 B1級-3組予選勢では、5着△テルシゲに注目。大外10コースに入って追走にスムーズさを欠きましたが、障害での腰の入りには進境を示しました。昨季最終開催の特別戦では、イッキフジ(A2級-2組混合予選3着馬で今回は回避)を競り落とし、あっさり突き放している実力を考えれば、ノーマークにはできません。

今週の見どころ(10/29~10/31)

2016年10月28日(金)

 10月30日(日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。先月実施された岩見沢記念は出走7頭と寂しい頭数となりましたが、今回は、オレノココロ、コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリーの古馬4強がそろい踏み。7月の北斗賞、8月のばんえいグランプリのように、この4頭が上位を占めてしまうのか。1月の帯広記念、そして大一番・ばんえい記念へと続く王道路線の重賞にご注目ください。

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【第15回開催1日目】
 10月29日(土)のメイン第10レースは、能取湖特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 出走9頭中、4歳が7頭を占めますが、注目は5連勝中の6歳馬◎ユウユウヨーイドン。B2昇級初戦の前々走ではこのクラスで実績上位のシンエイパワーとの一騎打ちを制すと、前走はゴール前4頭の叩き合いから抜け出しています。次々と接戦をモノにしていくレースぶりからは、非凡な勝負根性が感じられるところです。通算160戦目の今回が特別戦初挑戦ですが、充実一途の近況を考えれば、逆らう手はありません。
 4歳牝馬○ヤマノホシは、前開催の紅バラ賞(10月23日・4歳牝馬オープン)では6着とはいえ、第2障害を3番手で越えると、ゴールまで止まらずに歩けており、展開が不向きでした。660キロで障害をひと腰で切ったのは自信になったはず。巻き返しが期待できます。
 ▲ウメノスピードは、B2級-1組の特別戦で2、3着各1回と実績があります。紅バラ賞では、格上A2級のアスリートに差されてから失速して5着でしたが、B2級同士のここなら、早めに障害をクリアし、連争いに加わってきそうです。
 △レジーナは、紅バラ賞を回避。相手強化にはなりますが、2度目のB2級特別戦で変わり身があるでしょうか。
 B2級-1組の平場戦で2連勝中の△アサヒカツヒメも押さえておきたいところです。

【第15回開催2日目】
 10月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第37回北見記念(20:10発走予定)
 基礎重量850キロ(牝馬20キロ減)から、今季の収得賞金120万円につき10キロ増となる別定重量戦。オレノココロとコウシュハウンカイが870キロのトップハンデで、フジダイビクトリーとニュータカラコマが860キロでの出走となります。
 注目は◎コウシュハウンカイ。今季13戦して、12回が3着以内という堅実派。6月の旭川記念を勝ち、常にトップハンデでの出走となっているその後も、7月の北斗賞2着、8月のばんえいグランプリ3着、9月の岩見沢記念2着と、髙重量の重賞でも崩れていないのは、地力のある証といえます。昨年のこのレースは870キロで、20キロ軽いキタノタイショウにコンマ6秒だけ先着されての2着惜敗。負担重量的に不利な5歳時にこれだけの走りができたのですから、同じ870キロで、しかも2連勝中と勢いも最高潮で臨む今年は負けられません。
 ○ニュータカラコマは、重賞では善戦止まりでしたが、7月の北斗賞で丸2年ぶりの重賞制覇を果たしました。こちらも7戦連続連対中で、抜群の安定感。10月3日の秋陽特別(オープン)ではコウシュハウンカイの2着でしたが、もし勝っていたら、今回は860キロではなく、870キロだったことを考えれば、ツキもある印象です。今回と同様、コウシュハウンカイと10キロ差あったのが北斗賞で、コンマ6秒差で振り切っています。
 ▲フジダイビクトリーは、JRAジョッキーDAY記念(8月22日・オープン混合)、岩見沢記念と連勝中。ともに2着はコウシュハウンカイでした。今回は、それ以来2開催あけての出走。今春のばんえい記念を制しているパワーと障害力の持ち主で、860キロで障害をひと腰で切ることができるのは、現役ではこの馬くらいのものでしょう。反面、詰めの甘さがありますが、前述2頭が障害で苦戦するようなら、逃げ切るシーンが見られるかもしれません。
 △オレノココロは、5月のばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリと今季重賞2勝。今年1月には910キロで帯広記念も勝っているとはいえ、本質的には800キロ台前半くらいまでの重量が合っている印象もあります。

【第15回開催3日目】
 10月31日(月)のメイン第10レースは、端野峠特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 障害巧者の◎フェアリードールに注目。9月18日のポテト特別(出走全馬がA2級)では現A1級のシンザンボーイこそとらえきれなかったものの、逃げたアオノレクサスを早めに交わして2着と好走しています。続くA1・A2級混合戦を勝利。近2走のA2級-1組戦はともに6着とはいえ、前々走は4頭による3着争い、前走では6頭による2着争いに加わっており、着順ほど悪い内容ではありませんでした。流れの落ち着く特別戦のほうが競馬がしやすそうなので、ここは勝機が十分にありそうです。
  ○アオノレクサスは、前開催の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)でも早めに障害をクリアしながら4着。9頭中8頭が同じA2級でしたが、残り1頭のA1級馬ニシキエーカンか強力で、強靭な末脚で突き抜け、2着以下を寄せつけませんでした。同レースの上位3頭は、今開催(前半)は29日に行われるA2級混合戦へまわったため不在。とはいえ、展開に恵まれないと勝つまでは厳しいものの、恐らく馬券圏内には残ってくれるでしょう。
 ▲ダイコクパワーは、秋雲特別こそ9着でしたが、桔梗特別(A2級-1・2組決勝)3着など、大崩れが少ない近況だけに見直しが必要です。

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