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今週の見どころ(8/13~8/15)

2016年8月12日(金)

 8月14日(日)のメインには、今季初のBG1競走・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票1位センゴクエースの回避は残念ですが、フルゲート10頭が夏のチャンピオンを目指し集結しました。なお、重賞に騎乗する騎手の意気込みが聞ける、好評の"ジョッキーシャウト"ですが、今回はレース前日13日(土)の第2レース入場行進後(15:00ごろ)に帯広競馬場パドックにて実施されます。

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【第9回開催4日目】
 8月13日(土)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(8月8日)、B1級-2組(8月7日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選の勝ち馬◎スギノハリアーに注目。積極策の第2障害3番手クリアから、ゴール前3頭による接戦を制しています。春シーズンは天候不順で軽めの馬場のことが多く、流れに乗れず、不発続きでしたが、馬場水分0.8%の前走で今季初勝利をマークしています。引き続きパワー重視の馬場になりそう。展開が緩くなる特別戦なら、堅実な末脚が生きるでしょう。
 B1級-1組予選勢では2着○ホクショウサスケに期待。障害次第というタイプですが、特別戦での基礎重量が20キロ増から30キロ増となった第8回開催(前開催)のさざなみ特別(B1級-1・2組決勝)でもふた腰でまとめ、僅差3着と成長を感じさせます。決め手比べに持ち込みたいところです。
 ▲マゴコロは1組予選の3着馬。B1昇級初戦の3走前・文月特別(B1級-2組)では、追い込みを決めたホクショウサスケの2着に踏ん張って、いきなりクラス通用のメドを立てました。
 △チヨノタカラは、2組予選ではスギノハリアーからコンマ1秒差の2着。逃げ切りこそならなかったものの、見せ場十分の走りでした。

【第9回開催5日目】
 8月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第28回ばんえいグランプリ(20:10発走予定)。6月の旭川記念、7月の北斗賞は賞金別定重量戦でしたが、今回は重量格の別定戦のため、オープン810キロ(牝馬790キロ)、A1級800キロ、A2級790キロとハンデ差がほとんどありません。
 それなら◎オレノココロに期待できそう。今季の古馬重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、トップハンデでの出走となった旭川記念、北斗賞でも崩れず3着に入っています。オープン馬に重量差がつかない今回は中心視できそうです。
 相手筆頭は○コウシュハウンカイ。旭川記念を逃げ切り快勝して臨んだ北斗賞でも2着。オレノココロと同様、他馬より10キロ重いハンデでも力を示しました。昨年のこのレースでは、フジダイビクトリーにちぎられての2着でしたが、雪辱を果たすシーンも十分でしょう。
 このレース2連覇中の▲フジダイビクトリーが続きます。北斗賞、前哨戦のオッズパーク賞サマーカップと連勝して臨んだ昨年よりややテンションは下がりますが、相性の良さは見逃せません。パワーの生きる重馬場なら差のない戦いが可能と見ます。
 △ニュータカラコマは、北斗賞ではコウシュハウンカイ、オレノココロを従え逃げ切り、2014年の同レース以来となる重賞制覇を果たしました。続く前走のサマーカップでは一転、末脚を生かしたレースで完勝。上昇度ではナンバーワンといえるでしょう。
 △カイシンゲキは、ばんえい十勝オッズパーク杯で5着と善戦。夏場が得意なので、早めに障害を越えられれば、見せ場以上が望めるはずです。

【第9回開催6日目】
 8月15日(月)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上B4級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、3歳20キロ減、4歳10キロ減)で争われるスピード決戦です。
 同条件特別初参戦でも◎サンノハヤヒメに期待します。抜群の先行力を武器に、下級のB3とはいえ今季16戦して、うち14戦が3着以内(11連対)と好走を続けています。4歳牝馬で30キロ減の470キロで臨めるのは有利。逃げ切りなるでしょうか。
 相手は6歳牝馬の3頭が有力です。実績重視なら○セイコークイン。同条件では4戦2勝、2、5着各1回と好成績を収めています。2勝はともに470キロだった4歳シーズンに挙げており、今回の480キロでは勝利まで届いていませんが、経験値の高さが魅力です。
 上昇度なら▲コウシュハクィーンでしょう。昨年の稲妻賞の2着馬。前半は溜めていき障害に重点を置く競馬のため、勝ち味に遅い面がありましたが、近走では逃げ馬に変身。ここ3戦が1、2、3着と好調です。
 先行力があるのは△ファイトガール。過去2回の稲妻賞では2014年3着、15年5着と、この条件での走りはある程度計算が立ちます。

今週の見どころ(8/6~8/8)

2016年8月 5日(金)

 今年度26開催のうち、早くも約1/3を終え、今週からは第9回開催がスタート。B4格付以上の3歳馬にとって平場戦では、これまで20キロの減量がありましたが、今開催からは4歳と同じ10キロ減でレースに臨むことになります。B級下位、特にB4では3歳の活躍が目立っていましたが、それに変化があるかもしれません。

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【第9回開催1日目】
 8月6日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。オープン、A1、A2級の混合戦です。
 前開催のオッズパーク杯(7月24日・A1・A2級-1組混合)を勝ち、4連勝を決めた◎ソウクンボーイに引き続き注目。4連勝のうち、逃げ切りではなかった2走でも、早めに障害をまとめ、軽ハンデ馬に競られても負けない勝負強さが光っていました。引き続き賞金別定10キロ増で、条件は近2走と同じA1・A2級-1組混合なら、連勝が伸ばせそうです。
 ソウクンボーイの近4走中、3走の2着馬は○アサヒリュウセイ。その3走中で、最も着差が小さかったのは7月2日の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)。ゴール寸前まで先頭をキープしながら、決め手発揮のソウクンボーイに並ばれ0秒2だけ先着された惜敗でした。5走前のB1級-1・2組決勝混合戦(6月19日)では逃げ切って、2着ソウクンボーイを0秒8差しのいでいるように、勝つためには、先に障害を越えることが絶対条件でしょう。
 ▲トレジャーハンターは、対ソウクンボーイでは、7月10日のわし座特別(A1・A2級-1組混合)で5秒4差の3着があります。競り落とされてから失速し、アオノレクサスにまで捕まりましたが、複勝圏内には残しました。前走ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で怪物センゴクエースに冷や汗をかかせたように、ここも逃げてどこまでやれるでしょうか。
 前走オッズパーク杯で4着の△カイシンゲキは、展開が向けば末脚発揮の場面もありそう。近2走が7、6着の△セイコークインも、流れに乗れさえすれば巻き返しが期待できそうです。

【第9回開催2日目】
 8月7日(日)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 4歳シーズン一冠目・柏林賞(7月3日)の勝ち馬にして、この世代唯一のオープン馬◎センゴクエースが出走してきました。今回は最大50キロ差のトップハンデとなりますが、5月2日のすずらん賞(4歳オープン)では、最大70キロ差で快勝していることを考えても不安はなし。懸念材料といえば、初めて大外10コースに入ったくらいしかなく、世代限定戦での連勝を16に伸ばしそうです。
 B1級の○バウンティハンターは柏林賞の2着馬で、続く自己条件戦でも3、3、1着と好調です。今回は賞金別定重量の加増がなく、しかも重量格による別定戦のため、格下B2級とも同ハンデで出走できるのも有利。積極策から、ハンデ差をいかしどこまで食い下がれるでしょうか。
 同じくB1級の△アスリートは、6月6日のライラック賞(4歳オープン)では障害2番手から抜け出し快勝。センゴクエースは不在でしたが、同世代限定のオープン特別での初勝利をマークしました。先行できたときは好走、置かれたときは凡走というタイプですが、明け4歳になり大崩れが少なくなってきたのは成長の証といえます。
 B2級の△イノリノチカラは柏林賞3着のあと、近2走の自己条件B2戦ではともに長くいい脚を使って連勝しています。ペース次第では不発もありえますが、連争いできる力はあるはず。
 A2級の△コウリキはライラック賞の2着馬。昨年の3歳三冠ではすべて3着と、センゴクエースを除けば実績上位の存在です。イノリノチカラと同様、決め手勝負型ですが、今開催からA2へ昇級したことで、ハンデ面で不利なのが気になるところです。

【第9回開催3日目】
 8月8日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(A1・A2級-2組・20:10発走予定)
 オープンからの降級馬◎ダイコクパワーをひとまず中心視します。A2級スタートの今季は初戦のA2級混合の特別戦を制して以降、オープンやA1級との混合戦も多いなか、10戦して4着5回、5着2回など善戦を続けています。ペースが落ち着き、追走で置かれなければ強靭な末脚を発揮できるタイプ。近況に精彩を欠く馬が多い今回のメンバーに入ると、動けているほうで、A2級の限定戦なら今季2勝目が期待できます。
 ○イッキフジは、先行スピードが魅力です。前走のA1・A2級-2組混合戦(8月1日)が今季初戦で5着。1番人気にこたえることはできなかったものの、障害はスムーズで、約4カ月ぶりにしては悪くない走りでした。当然叩かれての上積みがあるはずで、変わり身が見込めるてしょう。
 ▲カゲホウトウは、早めに障害を越えることができれば、しぶとい末脚で上位争いに加わってきそう。前述のイッキフジをはじめ同世代の5歳が5頭と多いので、戦いやすそうというのもプラス材料です。
 5歳牝馬△フェアリードールは、前走8月1日のA1・A2級-2組混合戦で第2障害2番手クリアからそのまま2着に激走。軽めの馬場が向いた感はありますが、障害巧者らしい走りには好感が持てました。ここはノーマークにはできません。

今週の見どころ(7/30~8/1)

2016年7月29日(金)

 7月31日(日)のメインには、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。2011年以降の過去5回では、1番人気が未勝利で、9、10番人気以外は馬券に絡んでいるという波乱傾向もある重賞。今年は重賞勝ち馬が1頭も出走しておらず、混戦に拍車がかかっているようです。なお第9レース(19:35発走予定)で実施されますので、ご注意ください。

【第8回開催4日目】
 7月30日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:10発走予定)
 ◎セイコークインは、前開催のわし座特別(7月10日・A1・A2級-1組混合)で7着に敗れ、連勝が3で止まりました。出走馬中唯一のオープン馬で、ハンデがややキツかった影響もあったか、障害で精彩を欠きました。今回はオープン馬同士の対戦で相手は強化されますが、恐らく逃げが打てるメンバー構成。流れに乗れれば、決め手を発揮できるので、ハンデを考えても上位進出を期待したいところ。
 ○オイドンは、前開催の重賞・北斗賞(7月17日)では第2障害をなかなか越えられずに6着敗退。しかし、前々走のミントスポット杯(6月26日・オープン・A1級混合)は、軽めの馬場が向いたとはいえ、690キロですんなり障害を越えると、セイコークインの2着に追い込んできました。障害次第と条件はつきますが、重量が軽くなることで巻き返しなるでしょうか。
 ▲フジダイビクトリーは、北斗賞では4着も、上位馬との着差は小さく、先行力を生かすこの馬のレースはできていました。同レースで逃げ切り勝ちを収めたニュータカラコマ、2着コウシュハウンカイ(3着オレノココロは今回不在)より15キロ軽い今回は、前進が見込めるはず。
 北斗賞2着△コウシュハウンカイはトップハンデ克服が課題になりそうです。

【第8回開催5日目】
 7月31日(日)のメイン第9レースは、第41回ばんえい大賞典(3歳・19:35発走予定)。B3またはB4級と同じ重量格の馬しか出走していないため、牡馬670キロ(セン馬660キロ、牝馬650キロ)での争い。
 出走馬すべてにチャンスがありそうな混戦なら、思い切って◎アアモンドヒューマに注目。抜群の決め手が武器で、今季10戦して馬券に絡んだ6回とも強烈な末脚を発揮しています。とかち皐月賞(3歳オープン)は出走取消で、600キロ以上の負担重量でのレースは今回が初。常識的には厳しいかもしれませんが、2歳シーズン三冠目のイレネー記念が組まれていた開催の3歳A級-1組戦を豪快に差し切っているように実力は秘めていそう。軽めの馬場も向く印象なので、中位で障害を越えられれば、決め手発揮のシーンもありそうです。
 ○キタノリュウキは、2歳シーズンの二冠目・ヤングチャンピオンシップ、三冠目・イレネー記念とも3着。特に、定量戦の三冠目は、ゴール前で4頭がほぼ一線となる混戦で、持ち前の決め手で決着をつけたフウジンライデンからわずか1秒7遅れただけの好内容でした。今季実施された3歳オープン特別戦では、とかち皐月賞が1着で、とかちダービーでは2着。ともに長くいい脚を使って好走。世代限定戦での安定感上位の存在です。
 ▲ムサシブラザーは、とかち皐月賞が3着で、とかちダービーでは逃げ切って圧勝。先行力と障害力で勝負するタイプで、第2障害で後続を離せれば、とかちダービーの再現も十分。
 △アラワシキングは、目下3連勝と軌道に乗ってきた様子。もともとはイレネー記念2着の実績馬だけに、警戒が必要かもしれません。
 △プレザントウェーは、ムサシブラザーと同型の先行タイプ。とかち皐月賞で、早めに抜け出したキタノリュウキをコンマ8秒差まで追い詰めての2着があります。

【第8回開催6日目】
 8月1日(月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B1級-1・2組混合・20:10発走予定)
 B1級-1組(7月25日)、B1級-2組(23日)の両予選上位馬による一戦ですが、前開催で、こと座特別(7月9日・B1級-1組)か文月特別(18日・B1級-2組)を使われていた馬が6頭出走しています。
 ◎バウンティハンターは、B1昇級後初の自己条件戦だったこと座特別、続く1組予選のいずれも3着で、クラスの壁を感じさせません。なにより評価したいのは、両レースとも賞金別定5キロを課されながら障害をひと腰で切っていたこと。同予選の勝ち馬サカノテツワンが回避したとあれば、勝機も十分とみます。
 強敵はA1からの降級馬で、予選でも好走している2頭。○スギノハリアーは、2組予選の2着馬。3走前の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)は6着、前々走の文月特別が5着でしたが、ともに障害はふた腰以内でまとめており着順ほど悪い内容ではありません。2組予選では流れに乗れなかったものの、離れた6番手から追い込み、連対は確保。B1級限定の特別戦なら好勝負が見込めるはずです。
 もう1頭は、2組予選で逃げ切り圧勝した▲コウシュハクィーン。文月特別では6着とはいえ勝ったホクショウサスケからは4秒8差。障害に安定感が出ている今なら引き続き警戒が必要。
 2組予選3着の4歳馬△コウリキは障害さえまともなら、持ち前の決め手で突き抜ける場面も考えられます。

今週の見どころ(7/23~7/25)

2016年7月22日(金)

 7月25日(月)のメインには、ビッグウエイトカップが組まれています。3歳以上B1級以上で、前走出走時の馬体重が重い馬による選抜戦です。今年も、ブラックニセイ(前走時1193キロ)を筆頭に巨漢馬たちが出走予定。ぜひご注目ください。

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【第8回開催1日目】
 7月23日(土)のメイン第10レースは、ユリウス特別(B2級-1組・20:10発走予定)。9頭中2頭がB2昇級初戦で、残り7頭のうち5頭が前走でルビー特別(7月16日・B2級-1・2組決勝)を使われていました。
 注目はルビー特別で逃げ切り勝ちを収めた◎ピカイチ。前走を含む近走では、押して行っても確実にふた腰以内で障害をまとめており、状態の良さがうかがえます。ムーンストーン特別(6月25日・B2級-1組)で2着という実績もあり、連勝が望めそうです。
 ○フクトクは、予選で上位に入ることができず(7着)、決勝戦・ルビー特別への出走は叶いませんでした。しかし、ムーンストーン特別では、離れた障害クリアから5頭がほぼ横一線の3着争いの末4着(2着ピカイチとは4秒5差)とまずまずのレースを見せていました。馬場が落ち着きそうな今回は巻き返しに期待できるでしょう。
 ▲オレモスゴイは、ムーンストーン特別7着、ルビー特別3着。B2昇級後の特別戦2レースでは、先行力が生かせていません。とはいえ、前走より相手はやや楽になるだけに、流れに乗れれば差のない戦いが可能です。
 ルビー特別6着△ユウトウセイも展開次第では侮れません。
 B2昇級初戦の2頭では△ウメノスピードに注目。今季5勝、2着1回と連対を外しておらず、先行スピードを生かしてどこまでやれるでしょうか。

【第8回開催2日目】
 7月24日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。A1級3頭とA2級7頭による争いです。
 前開催のわし座特別(7月10日・A1・A2級-1組混合)から7頭が参戦し再戦模様なら、同レースの勝ち馬◎ソウクンボーイに注目でしょう。わし座特別がA2昇級初戦でしたが、ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたトレジャーハンターを早めに競り落とすと、3番手から追ってきたアオノレクサスを寄せつけない完勝でした。今回から特別戦では賞金別定10キロ増となりますが、連勝が狙えそうです。
 相手筆頭は、わし座特別組ではなく、A2昇級初戦の○アサヒリュウセイ。前走のB1級-1組特別戦で圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。しかし、今季、B級戦でほぼ互角の戦いを繰り広げてきたソウクンボーイが昇級して不在のメンバー構成なら、2着を12秒1ちぎっても驚きはありませんでした。今回はソウクンボーイとの再戦。どこまで苦しめるでしょうか。
 わし座特別2着▲アオノレクサスが3番手。近2走では逃げることができませんが、逆にいい末脚を披露して2、2着と新たな一面をのぞかせています。
 力のいる馬場状態になれば、わし座特別5着△ダイコクパワーも差のないところ。同4着△カイシンゲキは平場でも障害のキレがイマイチなのが気になりますが、オープンでも通用する決め手の持ち主です。

【第8回開催3日目】
 7月25日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜・20:10発走予定)
 オープンからB1級までの混合戦で、ハンデ差は最大30キロしかつきません。それなら格付上位馬が有利で、なかでも注目は4歳のオープン馬◎センゴクエース。ここまで世代限定重賞を7勝し、今季初戦のスプリングカップ(4月22日・オープン)では、ここにも出走しているオレノココロ以下を寄せつけず、逃げ切り勝ちを収めています。そんな怪物が若馬10キロ減で出走できるのだから、ほかの出走馬にとっては、たまったものではありません。ここも素直に相手探しと割り切れそうです。
 相手筆頭は、A1級の○トレジャーハンター。障害には自信を持っており、昨年10月にはA1級の特別戦で、本格化前とはいえセンゴクエースを3着にしりぞけています。ハナを叩く展開に持ち込んで、どこまでやれるでしょうか。
 オープン馬▲オレノココロは、今季最初の古馬重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を制しています。トレジャーハンターよりこちらのほうが実力的には上ですが、全馬600キロ台の重量では、スピード負けしないか心配な面もあります。
 同じくオープンの△ハクタイホウは、重量的に厳しい5歳シーズンということもあり、世代限定戦以外では苦戦が続きます。とはいえ、このメンバーに入れば見せ場以上があるかもしれません。

今週の見どころ(7/16~7/18)

2016年7月15日(金)

 7月17日(日)のメインには、今季の古馬重賞第3弾・北斗賞が組まれています。第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯はオレノココロ、第2弾・旭川記念はコウシュハウンカイと、ともに6歳馬が勝利。このレースには両馬を含め5、6歳が4頭エントリーしています。基礎重量が増えて古豪の巻き返しがあるのか、若い世代が伸び盛りの勢いを示すのか。注目の一戦です。
 8月14日(日)に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票を、7月18日(月)18時まで実施中です(詳しくはこちら)。なお、7月8日に発表されたファン投票中間発表では、4歳馬センゴクエースが1位の票数を集めています。

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【第7回開催4日目】
 7月16日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月10日)、B2級-2組(11日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-1組予選2着◎オレモスゴイに期待します。前々走のムーンストーン特別(6月25日・B2級-1組)7着で、連勝が5で止まったものの、B2昇級初戦で、しかもハイペースのなか押して行ったため障害のキレがイマイチでした。しかし、同レースから6頭が参戦していた前走の1組予選では、スムーズな障害クリアから僅差の2着と巻き返しに成功。クラス2戦目で通用のメドを立てました。昇級後の初勝利が狙えそうです。
 ○ファイトガールは、近3走とも逃げて2、2、1着の好成績。3走前のB2級-2組戦(6月27日)は早めに抜け出したユウトウセイをとらえきれず。前々走のB2級-1・2組決勝戦(7月3日)は勝ち馬にゴール寸前で差されてしまいましたが、前走の2組予選ではアアモンドロシアを差し返すしぶとさを発揮し勝利を収めています。ここも逃げてどこまで粘れるでしょうか。
 ▲ユウトウセイは、前走1組予選で逃げて3着。前々走のB2級-1・2組決勝戦(7月3日)では障害の仕掛けが遅れ8着でしたが、やはりマイペースで運べたときは強さを発揮します。
 1組予選4着△ピカイチも障害のカカリ次第では侮れないところ。2組予選でファイトガールを苦しめ2着と好走した△アアモンドロシアも楽しみです。

【第7回開催5日目】
 7月17日(日)のメイン第10レースは、重賞・第24回北斗賞(20:10発走予定)。基礎重量790キロから今季の収得賞金120万円につき10キロ増となり、ばんえい十勝オッズパーク杯を連覇したオレノココロ、旭川記念連覇のコウシュハウンカイが、それぞれ10キロ増の800キロでの出走となります。
 今季のキーワードは「連覇」ということなら、昨年のこのレースの勝ち馬◎フジダイビクトリーに注目できそう。今春のばんえい記念を制していますが、2014、15年のばんえいグランプリ連覇など、7、8月の重賞に限れば6戦3勝、2着3回とこの季節が得意なタイプ。6着に敗れた6月の旭川記念ではデキがひと息だったようで、立て直しに期待したいところです。
 ○オレノココロは、ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、唯一、賞金別定10キロ増で臨んだ旭川記念が3着。昨季は同じハンデで9着と敗れており、この1年での成長を感じさせます。昨年のこのレースではフジダイビクトリーにちぎられての2着でしたが、順調度を味方に逆転を目指します。
 ▲ニュータカラコマは、ばんえい十勝オッズパーク杯4着、旭川記念2着。今季も重賞では勝ち切れていません。勝利にはあとひと押しが必要かもしれませんが、崩れるシーンは考えにくいです。
 △オイドンは、前開催のミントスポット杯(6月26日・オープン・A1級混合)では、今回のメンバー中最先着の2着に善戦。工藤篤騎手が続けて騎乗するようになってから3戦目で、そろそろ一発があるかもしれません。

【第7回開催6日目】
 7月18日(祝・月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-2組・20:10発走予定)
 先行馬が揃って、流れは速くなりそう。そこで、先行力に加え決め手もある◎コウリキを中心視します。直近のB1級特別・鹿追町競馬会杯(6月11日・B1級-1組混合)で2着に好走。オープンからの降級馬で逃げ切ったアオノレクサスには完敗でしたが、長くいい脚を使って、3着以下を寄せつけませんでした。逃げなくても、好位で第2障害を越えられれば、ゴール前で抜け出してきそうです。
 ○タキニシサンデーはテンのスピードでは、メンバー中で上位。反面、詰めが甘い面は否定できませんが、4歳牝馬の最軽量ハンデを生かせれば、前残りがあるでしょう。
 ▲マゴコロは、前走のB2級-3組混合戦で、1頭だけ次元の違うレースをして逃げ切り圧勝。昨季はA2級で馬券に絡んでいたことを考えれば、B1昇級初戦とはいえ、格負け感はありません。
  △ホクショウサスケ△コサカコブラもA2からの降級馬で差はなさそうです。

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