ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

お知らせ・ニュース アーカイブ

<<前へ 8384858687888990919293

今週の見どころ(6/11~6/13)

2016年6月10日(金)

 6月13日(月)のメインには、3歳オープンによるとかちダービーが組まれています。7月31日に実施される重賞・ばんえい大賞典へ向けての一戦ですが、2歳シーズン三冠の勝ち馬の登録はなし。ハンデ差も小さいことで、実力伯仲の好レースが期待できそうです。

盛岡競馬場でのイベントはこちら

【第5回開催1日目】
 6月11日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(B1級-1組混合・20:10発走予定)。A2級、B1級4頭ずつによる争いです。
 前開催の水無月特別(A2・B1級決勝混合)で1番人気・3着◎アオノレクサスに引き続き注目。ひと腰2番手で第2障害を越えると、急激に失速することなく歩き切りました。1着ソウクンボーイ、2着キタノサムライ、3着アオノレクサスという入線順は、2開催前に実施された同じくA2、B1級混合によるエメラルド特別(B1級-1・2組決勝混合)と同じ。今回は両レースの1、2着馬が不在なら、巻き返しが見込めそうです。
 ○ホクショウメジャーは、前走の水無月特別で5着。雨中のレースのハイペースで、押していったぶん最後に息切れしましたが、障害はひと腰3番手で切っていました。今回の相手関係なら、反撃可能と見ます。
 ▲アサヒメイゲツは近2走では末脚不発も、今季初戦からB1級-1組(混合戦含む)の特別戦を2連勝しています。前半の位置取りと障害のタイミング次第で、一発がありそうです。
 4歳馬△コウリキも決め手勝負タイプ。今季初戦となったA2級混合の特別戦では、大きく離れた障害6番手から3着まで押し上げており、流れが合えば警戒が必要でしょう。

【第5回開催2日目】
 6月12日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(A1・A2級混合・20:10発走予定)。A1級3頭、A2級7頭による争いです。
 各馬の力量接近で混戦模様ですが、ひとまず◎ヤマノウンカイに期待します。オープンからの降級馬で、今季開幕から青葉特別、さつき特別(ともにA1級混合)で連続2着。いずれもトレジャーハンターには完敗でしたが、相手が悪かった印象です。前走のA2級戦では7着と敗れているものの、障害力が生かせる特別戦の今回は好位で運んで巻き返しなるでしょうか。
 ○セイコークインは、前走のオッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)が強い勝ち方。ハンデ差はあったものの、スムーズな障害クリアから、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー、オレノココロのオープン馬3頭を従えてのゴールで、目下の充実ぶりをうかがわせます。青葉特別4着、さつき特別3着で、ともにヤマノウンカイには先着されているため対抗評価ですが、得意な時計勝負になれば逆転も一考です。
 ▲カイシンゲキは、前走スタリオンカップが8着でしたが、自己条件戦なら見直しが必要でしょう。
 前走の水無月特別(A2・B1級決勝混合)で4着△サクラリュウ、同7着△ダイコクパワーは、流れに乗れれば上位食い込みもありそうです。

【第5回開催3日目】
 6月13日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)
 5月16日に行われたとかち皐月賞(3歳オープン)は2、1、3番人気での堅い決着。今回はそのほぼ再戦で、ハンデ差も同じく最大20キロなら、当時の上位馬を素直に信頼する手でしょう。
 注目はとかち皐月賞の勝ち馬◎キタノリュウキです。第2障害を2番手で越えると、ゴール手前20メートルで抜け出し快勝。障害離れた5番手クリアから追ってきたプレザントウェーにコンマ8秒差まで迫られましたが、着差以上の強さでした。B3へ昇級した近2走はこの馬の競馬ができていませんが、同世代限定のここなら中心視できます。
 ○ムサシブラザーは、とかち皐月賞では優勝争いには加われませんでしたが3着は確保。その後2走は、B4級の平場戦で逃げ切って連勝を決めており、好調です。
 とかち皐月賞2着の▲プレザントウェーは、近2走ではムサシブラザーの2、2着と連敗中ですが、差はともにわずか。堅実な末脚は魅力で、早めに障害を越えることができれば勝機もありそう。
 とかち皐月賞へ不出走だった2頭では、△ショウヘイに注目します。3月20日のオッズパーク杯若草特別(3歳牡馬オープン)が2着で、プレザントウェー(3着)、キタノリュウキ(5着)らに先着。ここも障害のデキが勝負を左右しそうです。

今週の見どころ(6/4~6/6)

2016年6月 3日(金)

 6月5日(日)のメインには、オッズパーク賞スタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤーランキング(3歳以上)1~5位の種牡馬産駒の通算収得賞金上位馬による選抜戦です。過去3回の連対馬6頭中4頭を占めるのがウンカイ産駒。今回もフジダイビクトリー、オレノココロの強力布陣で臨みます。オープン馬にとっては、6月19日に行われる重賞・旭川記念の前哨戦的な意味合いもあり、見逃せません。

【第4回開催4日目】
 6月4日(土)のメイン第10レースは、水無月特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級(5月28日)、B1級-1組(29日)の両予選上位馬による一戦ですが、各馬の力量差が小さいため、クラスハンデで10キロ軽いB1級勢に魅力を感じます。
 なかでもB1級-1組予選3着◎ソウクンボーイに注目します。目下、障害が安定しており、前々走のエメラルド特別(5月21日・B1級-1・2組決勝混合)では第2障害2番手クリアから抜け出すと、キタノサムライの追撃を振り切って勝利しています。前走の予選ではキタノサムライの逆襲に遭い、9秒0差の完敗でしたが、特別戦となる今回は逆転が濃厚でしょう。
 その○キタノサムライは、エメラルド特別2着、B1級-1組予選1着を含め3戦連続連対と好調です。今開催から基礎重量が10キロ上がるのは、障害次第の面があるこの馬にとってマイナス材料。とはいえ、660キロなら決め手発揮の場面がありそうです。
 エメラルド特別、B1級-1組予選とも4着の▲ホクショウサスケは、キタノサムライにも劣らない切れる末脚が武器。障害さえまともなら、一発の魅力があります。
 △アオノレクサスはA2級予選を鮮やかに逃げ切っており実績上位。しかし、エメラルド特別ではソウクンボーイ、キタノサムライに次ぐ3着で、A2昇級によるクラスハンデ10キロ増を考えると押さえ評価が妥当でしょう。

【第4回開催5日目】
 6月5日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。オープンからB2級までの混合戦ですが、ハンデ差最大40キロなら、格付上位馬が有利でしょう。
 ◎ニュータカラコマは、前開催の五月雨特別(5月22日・オープン混合)で第2障害2番手クリアから、早めに抜け出して快勝。特別戦に限れば、出走機会で4連勝、かつ9戦連続連対中と抜群の相性を見せています。680キロは前走と同じで、格下が半数以上という今回の相手関係なら負けられません。
 〇オレノココロは今季2戦して2、1着。前走は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)で、コウシュハウンカイ、オイドンとの接戦をモノにしています。普段の特別戦であれば賞金別定10キロが課されるところ、ここでは加増なしという点は有利。前開催を自重したのは、そういう思惑もあったかもしれません。差のない対抗です。
 ▲カイシンゲキは負担重量面で厳しい5歳シーズンの戦いでも、開幕から3、5、1着と崩れなし。前々走のばんえい十勝オッズパーク杯は障害ひと腰クリアから見せ場をつくり、前走A1・A2級混合戦(5月14日)では差す競馬で、約8カ月ぶりの勝ち星をマークしています。A1格付で、オープンの牡馬との10キロ差を生かし、どこまでやれるでしょうか。
 △フジダイビクトリーは、昨季のばんえい記念を制しているように、加齢とともにパワー寄りになり、テンに動けなくなっている印象も。とはいえ、五月雨特別は差して3着で、押さえには必要でしょう。

【第4回開催6日目】
 6月6日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。10頭立てで争われた5月2日のすずらん賞(4歳オープン)から、7頭が出走していますが、勝ち馬センゴクエースは回避しています。
 すずらん賞で先行して好走した馬たちに注目します。◎タキニシサンデーは、すずらん賞では逃げて3着。年明けの同世代限定のオープン特別では4戦して2着1回、3着3回と安定しています。
 ○アスリートは障害2番手から2着。続くスーパージョッキー賞(B級選抜)ではハンデに恵まれたとはいえ、圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。唯一、すずらん賞から20キロ増となりますが、先行力ならタキニシサンデーと互角でしょう。
 障害3番手から4着▲イノリノチカラは、2度目の特別戦で慣れが見込めます。変わり身に期待できそうです。
 △バウンティハンターは、すずらん賞が9着とはいえ、本来は先行力のあるタイプ。今回も大外の8コースに入ったのは不運ですが、センゴクエースが不在なら巻き返して不思議ありません。

今週の見どころ(5/28~5/30)

2016年5月27日(金)

 今開催にオープン馬が出走できるレース(世代限定戦を除く)は、5月29日(日)の大雪賞と、6月5日(日)のスタリオンカップのふたつ。ともに次開催の6月19日に実施される重賞・旭川記念の前哨戦となります。ぜひご注目ください。

【第4回開催1日目】
 5月28日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走9頭中に、前開催のつつじ特別(B2級-1組)を使われていた馬が7頭(1頭出走取消)おり、ほぼ再戦です。
 つつじ特別の勝ち馬◎フクミツに引き続き期待します。5番人気と案外人気になりませんでしたが、鮮やかに逃げ切って、前々走のB2級-3組戦から2連勝を決めています。前走の再戦模様だけに、ここも勝ってB1昇級を決めそうです。
 ○アグリナデシコは、つつじ特別では第2障害離れた5番手クリアから猛追し、混戦の3着争いを制しました。B2昇級初戦でこれだけのレースができたのは自信になったはず。決め手を生かしてここも上位争い必至でしょう。
 ▲スピードフジはつつじ特別の2着馬。障害をさほど差のない4番手で越えただけに、この馬の能力を考えれば、差し切ってほしかったところ。雪辱なるでしょうか。
 好位で流れに乗れさえすれば同7着△キタノオーロラの巻き返しも。アグリナデシコからコンマ7秒差4着だった△メトーイチバンも差はありません。

【第4回開催2日目】
 5月29日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。前開催の五月雨特別(オープン混合)から6頭が参戦しておりほぼ再戦ですが、1、3着馬は不在となっています。
 五月雨特別で今回のメンバー中最先着の2着◎コウシュハウンカイに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で越えたニュータカラコマには徐々に引き離されたものの、今回不在の3着フジダイビクトリーには5秒6、4着トレジャーハンターには12秒9もの差をつけていることを考えれば、ここは負けられないところ。昨年9月以来となる、久々勝利のチャンスといえます。
 ○トレジャーハンターは、五月雨特別では障害ひと腰3番手クリアから詰めを欠いて4着とはいえ、悪くない走りでした。今回は同1、3着馬がおらず、相手関係が楽になるだけに、着順を上げてきそうです。
 五月雨特別8着△オイドンは障害次第で巻き返してきそう。同6着△ホクショウユウキは障害のキレはよかっただけに、もう少し前で運べれば馬券圏内も可能でしょう。

【第4回開催3日目】
 5月30日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 ◎ヒカルジャイナーは、シーズンをまたいで11戦連続連対中。今季初戦の前走B2級-4組混合戦(5月21日)では、第2障害を先頭で越え2着でしたが、格上B1級のコサカコブラに交わされてからも、しぶとく歩き切りました。2015年3月にはB1級-2組の特別戦で745キロで僅差3着がある戦歴を考えれば、特別戦の重量も不安なし。B2級限定の今回、主役の座は譲れません。
 ○ファイトガールは、前走のスーパートレーナー賞(5月23日・B級選抜)では結果5着でしたが、オープンからの降級馬アサヒリュウセイ(B1級)を負かしにいっての競馬で、むしろ評価を上げた印象。今回はB2級同士の戦いなら逃げ切りも視野に入りそうです。
 ▲ホクショウマックスは、前走のB2級-1組戦(5月23日)では1番人気に推されたものの、テンカムソウ(今開催からB1昇級)に競り負けて2着。勝ち味に遅い面は否定できませんが、特別戦に替わって、変わり身があるかもしれません。
 △ホンベツイチバンは、スーパートレーナー賞で3着。詰めの甘さも見せず、障害を降りたポジションを守りました。もともとB級の特別戦では善戦傾向があるので、B2級の特別戦なら軽視は禁物でしょう。

今週の見どころ(5/21~5/23)

2016年5月20日(金)

 5月15日(日)に行われたカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)は、6歳馬ナナノチカラがトップハンデながらも差し切って女王健在をアピールしました。2着にも6歳馬セイコークインが入り、ばんえい十勝オッズパーク杯での牡馬(1着オレノココロ、2着コウシュハウンカイ)と同様、強い6歳世代を印象付ける結果だったといえそうです。

サテライト石狩場外でのイベントはこちら

【第3回開催4日目】
 5月21日(土)のメイン第10レースは、エメラルド特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(5月15日)、B1級-2組混合(16日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選2着の◎ソウクンボーイに注目します。オープンからB2へ降級した今季は、相手も負担重量も軽くなったためか障害でしっかり腰が入り、開幕から2、1着。B1昇級初戦の前走予選でも、キタノサムライの決め手に屈したとはいえ1秒5差と上々の走りを見せました。今回は特別戦とはいえ650キロなら障害で手こずる心配もなく、中心視できそうです。
 ○ホクショウサスケは、B1級-2組混合予選の勝ち馬。軽めの馬場が向いた印象もありますが、第2障害ひと腰4番手クリアから突き抜けました。前々走の春駒特別(B1級-2・3組決勝混合)でも障害のキレは悪くなく、離れた3番手で越えると、2着アオノレクサスを1秒0差まで追い詰める好レース。決め手では上位の存在だけに、障害が安定してる今なら特別戦でも軽視禁物でしょう。
 ▲アオノレクサスは、オープンからB1へ降級した今季も、終いに粘りを欠く相変わらずのレースぶりで、B1級-1組予選では4着。特別戦のほうがペースが落ち着くぶん戦いやすそうですが、展開次第の面は否めません。
 春駒特別4、5着の△カツオーカン△スギノハリアーも侮れません。

【第3回開催5日目】
 5月22日(日)のメイン第10レースは、五月雨特別(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭と、A1級のトレジャーハンターの争いですが、開幕週のスプリングカップ(4月22日・オープン)を快勝しているセンゴクエースが回避し混戦模様です。
 ◎ニュータカラコマは、スプリングカップには不在で、今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)では2番人気で4着。1~3着馬からはやや離されましたが、障害もスムーズで、力負けでありません。昨季8勝を挙げている特別戦の舞台なら、巻き返してきそうです。
 相手筆頭はひとまず○トレジャーハンター。今季、A1級混合の特別戦で2戦し、ともに後続を寄せ付けず逃げ切って連勝中。特に前走のさつき特別はオープンとの混合でしたが、相手強化を感じさせない楽勝でした。今回はオープンクラスでもさらに格付け上位馬が相手となりますが、10キロ差を生かせば勝機もありそうです。
 スプリングカップ3着、ばんえい十勝オッズパーク杯2着の▲コウシュハウンカイや、前走ばんえい十勝オッズパークで復調気配が見えた(3着)△オイドンらも差はありません。

【第3回開催6日目】
 5月23日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(B級・20:10発走予定)
 前開催(5月9日)に実施された同条件の特別戦・スーパージョッキー賞で1番人気・2着◎アサヒリュウセイの巻き返しなるでしょうか。50キロ軽い4歳牝馬アスリートに逃げ切られてしまったものの、第2障害2番手クリアからコンマ2秒差まで追い詰める、負けて強しのレースぶりでした。今回もトップハンデ640キロなので楽な展開は望めませんが、昨季オープンで勝ち負けしていた実力を信頼したいです。
 ○ワールドピサも同じく640キロでの出走。こちらはA1からの降級馬で、今季3戦3勝。B1級初戦の前走は特別戦でしたが、アオノレクサス(オープンから今季B1へ降級)を振り切っての快勝でした。アサヒリュウセイを除けば、これといった強敵不在のメンバー構成なら、引き続き上位争いは必至でしょう。
 怖いのは、最軽量590キロの4歳牝馬▲キタノレッドルビーでしょう。今季は、前々走のすずらん賞(4歳オープン)こそ怪物センゴクエース相手でペースを握れず大敗していますが、それ以外の2戦では逃げて1、3着の好成績を挙げています。アサヒリュウセイのハナを叩く展開に持ち込むのが理想です。
 今季初戦でワールドピサと接戦を繰り広げた△ファイトガールも楽しみです。

今週の見どころ(5/14~5/16)

2016年5月13日(金)

 5月15日(日)のメインには、カーネーションカップが組まれています。ばんえいの3歳(4歳)以上牝馬の限定戦では、重賞・ヒロインズカップ(今季は2017年1月22日実施)が最高峰となりますが、このレースはさしずめ春の女王決定戦といったところ。昨季はこのレースを勝ったアアモンドマツカゼが、ヒロインズカップでも2着と好走しています。

【第3回開催1日目】
 5月14日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 ◎キタノオーロラに期待。B3へ降級した今季も追走にはやや苦労していますが、障害はしっかりまとめ、3、2、1、1着とすべて馬券に貢献しています。昨季、B1級の特別戦(混合戦含む)で2勝という成績を考えても、ペースが緩くなる特別戦へ替わるのは歓迎といえそう。B2昇級初戦でも、決め手を見せつけるでしょう。
 ○フクミツはA2からの降級馬。前走のB2級-3組戦は、先行力と障害力を生かすこの馬らしいレースで、2着を14秒3もちぎる圧巻の逃げ切り勝ちでした。相手はやや骨っぽくなりますが、力を出し切れば、引き続き好勝負必至でしょう。
 ▲スピードフジはB2級で2連勝中。前々走では第2障害離れた6番手クリアから追い込みを決めているように、鋭い末脚が武器。障害は巧者ではありませんが、今年1月のB1級混合の特別戦では725キロで、テルシゲ(当時A2級)をあっさりと差し切っていることを考えれば、今回の640キロなら心配無用です。
 前走B級の特別戦で3着と好走した△メトーイチバンや、前走B2級-2組戦でスピードフジから僅差の2着△ユウトウセイにもチャンスがありそうです。

【第3回開催2日目】
 5月15日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)
 1月の重賞・ヒロインズカップを勝っている古馬女王◎ナナノチカラに注目。今回は、当時のメンバーが7頭も出走しておりほぼ再戦です。2月にはスピードスター賞(この馬は480キロ)で、2着オイドンに軽量戦では決定的ともいえる3秒5差をつけ逃げ切っていることを考えれば、トップハンデとはいえ670キロという軽量もプラス。多少、ペースが速くなっても、抜群の決め手で決着をつけてしまいそうです。
 ○セイコークインは、ヒロインズカップが6着。当時はナナノチカラと同じくトップハンデでしたが、今回は降級により10キロ軽い660キロなのは有利。障害にムラがあり、勝ち切れないレース続きとはいえ、牝馬限定戦なら実力上位の存在です。
 4歳馬▲タキニシサンデーは、昨年のばんえいオークスの2着馬。古馬牝馬オープンへは初挑戦でも、最軽量630キロを生かし先行できれば、ナナノチカラの追い上げを振り切ってしまう場面もありそうです。
 5歳馬が5頭出走していますが、3月まで特別戦ではあった10キロ減がなくなっているのは微妙。B1級で2連勝と好調な△アサヒメイゲツ、ヒロインズカップ5着△キサラキクらは押さえまで。

【第3回開催3日目】
 5月16日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)。2歳シーズン三冠の勝ち馬が不在で、ハンデ差は最大20キロ。混戦模様です。
 ◎ムサシブラザーは、2歳時には青雲賞、北見産駒特別と特別戦を2勝し、二冠目・ヤングチャンピオンシップでは4着。今季はB4級で3走し、4、3、2着と尻上がりの成績で、近2走は第2障害を先頭で越えています。そのまま押し切れなかったのが、古馬の壁といえそうですが、同世代限定戦の流れなら、逃げ切りが期待できそうです。
 ○プレザントウェーは上り馬の勢いを感じる1頭。3月20日の若草特別(3歳牡馬オープン)で、今回のメンバー中、最先着の3着に好走すると、今季初戦ではムサシブラザー(4着)に競り負けたもののコンマ3秒差5着。その後、2、3着と好調を持続しています。
 ▲ツルイテンリュウは、ヤングチャンピオンシップの2着馬。B3格付での今季2戦はともに6着とはいえ、障害のキレは良好でした。同世代限定で、障害力を生かせる特別戦の今回は巻き返しのチャンスでしょう。
 △キタノリュウキは、ヤングチャンピオンシップ、三冠目・イレネー記念とも3着と善戦。障害巧者で、決め手もそこそこありますが、展開に左右される面は否めません。ここも流れ次第で上位争いに加わってきそうです。
 △アラワシキングは、十勝産駒特別の勝ち馬で、イレネー記念でも僅差2着に好走しています。B3級での今季2戦が7、6着とはいえ、着順ほど内容は悪くありませんでした。

<<前へ 8384858687888990919293
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.