5月15日(日)に行われたカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)は、6歳馬ナナノチカラがトップハンデながらも差し切って女王健在をアピールしました。2着にも6歳馬セイコークインが入り、ばんえい十勝オッズパーク杯での牡馬(1着オレノココロ、2着コウシュハウンカイ)と同様、強い6歳世代を印象付ける結果だったといえそうです。
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【第3回開催4日目】
5月21日(土)のメイン第10レースは、エメラルド特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(5月15日)、B1級-2組混合(16日)の両予選上位馬による一戦です。
B1級-1組予選2着の◎ソウクンボーイに注目します。オープンからB2へ降級した今季は、相手も負担重量も軽くなったためか障害でしっかり腰が入り、開幕から2、1着。B1昇級初戦の前走予選でも、キタノサムライの決め手に屈したとはいえ1秒5差と上々の走りを見せました。今回は特別戦とはいえ650キロなら障害で手こずる心配もなく、中心視できそうです。
○ホクショウサスケは、B1級-2組混合予選の勝ち馬。軽めの馬場が向いた印象もありますが、第2障害ひと腰4番手クリアから突き抜けました。前々走の春駒特別(B1級-2・3組決勝混合)でも障害のキレは悪くなく、離れた3番手で越えると、2着アオノレクサスを1秒0差まで追い詰める好レース。決め手では上位の存在だけに、障害が安定してる今なら特別戦でも軽視禁物でしょう。
▲アオノレクサスは、オープンからB1へ降級した今季も、終いに粘りを欠く相変わらずのレースぶりで、B1級-1組予選では4着。特別戦のほうがペースが落ち着くぶん戦いやすそうですが、展開次第の面は否めません。
春駒特別4、5着の△カツオーカン、△スギノハリアーも侮れません。
【第3回開催5日目】
5月22日(日)のメイン第10レースは、五月雨特別(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭と、A1級のトレジャーハンターの争いですが、開幕週のスプリングカップ(4月22日・オープン)を快勝しているセンゴクエースが回避し混戦模様です。
◎ニュータカラコマは、スプリングカップには不在で、今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)では2番人気で4着。1~3着馬からはやや離されましたが、障害もスムーズで、力負けでありません。昨季8勝を挙げている特別戦の舞台なら、巻き返してきそうです。
相手筆頭はひとまず○トレジャーハンター。今季、A1級混合の特別戦で2戦し、ともに後続を寄せ付けず逃げ切って連勝中。特に前走のさつき特別はオープンとの混合でしたが、相手強化を感じさせない楽勝でした。今回はオープンクラスでもさらに格付け上位馬が相手となりますが、10キロ差を生かせば勝機もありそうです。
スプリングカップ3着、ばんえい十勝オッズパーク杯2着の▲コウシュハウンカイや、前走ばんえい十勝オッズパークで復調気配が見えた(3着)△オイドンらも差はありません。
【第3回開催6日目】
5月23日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(B級・20:10発走予定)。
前開催(5月9日)に実施された同条件の特別戦・スーパージョッキー賞で1番人気・2着◎アサヒリュウセイの巻き返しなるでしょうか。50キロ軽い4歳牝馬アスリートに逃げ切られてしまったものの、第2障害2番手クリアからコンマ2秒差まで追い詰める、負けて強しのレースぶりでした。今回もトップハンデ640キロなので楽な展開は望めませんが、昨季オープンで勝ち負けしていた実力を信頼したいです。
○ワールドピサも同じく640キロでの出走。こちらはA1からの降級馬で、今季3戦3勝。B1級初戦の前走は特別戦でしたが、アオノレクサス(オープンから今季B1へ降級)を振り切っての快勝でした。アサヒリュウセイを除けば、これといった強敵不在のメンバー構成なら、引き続き上位争いは必至でしょう。
怖いのは、最軽量590キロの4歳牝馬▲キタノレッドルビーでしょう。今季は、前々走のすずらん賞(4歳オープン)こそ怪物センゴクエース相手でペースを握れず大敗していますが、それ以外の2戦では逃げて1、3着の好成績を挙げています。アサヒリュウセイのハナを叩く展開に持ち込むのが理想です。
今季初戦でワールドピサと接戦を繰り広げた△ファイトガールも楽しみです。