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今週の見どころ(11/12~11/14)

2016年11月11日(金)

 11月13日(日)のメインには、4歳牝馬ナンバーワン決定戦・クインカップが組まれています。2014年のこのレースを含め同世代女王のタイトルを独占したナナノチカラを除けば、帯広単独開催となった07年以降の勝ち馬は、すべてここが重賞初制覇でした。今年のクインカップは、ハンデ差は最大10キロしかつかず、どの馬にもチャンスがありそうな実力伯仲の一戦です。

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【第16回開催1日目】
 11月12日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A2級-2組混合・20:10発走予定)
 ◎ニシキエーカンは、近4戦が2、1、2、2着の堅実行進。同じ4戦で1、2、1、1着だった天敵アアモンドセブンが今開催からA1に昇級したことが何よりのプラス材料といえます。前開催のサロマ湖特別(11月7日・A2・B1級決勝混合)では第2障害をひと腰で越えると、シャープな末脚を発揮。障害次第の面は否めませんが、流れが落ち着く特別戦のほうが、腰の入りも良いようです。相手は強化しますが、勝機も十分でしょう。
 ○サクラリュウは障害巧者で、10月1日の神無月特別(A1級混合)では、オープン馬キタノタイショウと一騎打ちの末、僅差の2着。ニシキエーカンを3着に完封しています。しかし、続くペルセウス特別(10月22日)が出走取消で、前開催は見送り。実績上位ですが、順調さを欠いているのがやや気になります。
 ▲イッキフジは、近3走ではすべて平場戦を使われ、4、5、3着。すべて障害はひと腰でまとめています。前走のA2級-2組混合戦(10月29日)はゴール前で2番手に上がりながら、ニシキエーカンの急襲に遭って、2着の同馬からコンマ3秒差という惜しいレース。特別戦なら先行策が打てるはずで、変わり身がありそうです。
 △ホクショウメジャーは、サロマ湖特別が4着。時計の出やすい馬場で決め手比べになったのは不運でしたが、障害力を生かすこの馬らしい競馬をして、勝ち馬から3秒3差なら悪くありません。ここも上位をうかがいます。
 サロマ湖特別が8番人気・3着だった△カンシャノココロは、ここもスムーズに追走できるかがカギです。

【第16回開催2日目】
 11月13日(日)のメイン第10レースは、第41回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)
 ◎アサヒカツヒメは、特別戦へ初挑戦だった前走の能取湖特別(10月29日・B2級-1組)を含め3連勝中。すべて逃げ切りで挙げています。好調と不調の波がはっきりしているタイプのようですが、2着を10秒7もちぎった前走の感じでは、いまがまさに好調のピークといった印象も。初の負担重量、相手強化など課題は多いものの、すべてクリアし、4歳女王の座を狙います。
 ○シリウスは急激に調子を上げています。今季は障害で苦戦が続きましたが、2走前のA2級-2組混合戦ではひと腰でまとめて快勝。続く前走の桔梗特別(10月9日・A2級-1・2組決勝)では680キロながら、再びひと腰で越えての逃げ切りで2連勝中です。前哨戦の紅バラ賞(10月23日・4歳牝馬オープン)は自重し、ここに備えてきました。黒ユリ賞を勝ち2歳シーズンの女王に輝いた実績馬だけに、立て直されたここは楽しみ。
 紅バラ賞3着の▲メムロコマチは、2歳シーズンの黒ユリ賞2着、3歳のばんえいオークス3着と、世代女王決定戦ではともに好走しています。前走のB2級-1組戦こそ崩れましたが、本来は障害巧者で、決め手もあるタイプ。これで4連闘目とレース間隔は詰まっていますが、目立った馬体減もないのは充実している証といえそうです。
 紅バラ賞をトップハンデ670キロで制したのが△アスリート。中団で障害を越えると自慢の末脚で突き抜けました。それより重い690キロを課されていた4歳シーズン二冠目の銀河賞、前走の端野峠特別(10月31日・A2級-1組)とも障害ひと腰から3、4着。もともとの決め手に障害力も加わって成長を感じさせます。
 前述4頭が横一線といった感じ。紅バラ賞2着×キタノレッドルビー、同4着×タキニシサンデーの両障害巧者は押さえまで。

【第16回開催3日目】
 11月14日(月)のメイン第10レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン・20:10発走予定)。前開催の10月30日に行われた重賞・北見記念はフジダイビクトリーが逃げ切り圧勝を収め。今季重賞2勝目。1番人気のコウシュハウンカイは、第2障害で苦戦し8頭立ての8着に敗れました。
 注目は◎フジダイビクトリー。岩見沢記念、北見記念の2重賞を含め3連勝と絶好調です。今開催から基礎重量が10キロ上がっているのは障害巧者のこの馬にとって歓迎。前走で24秒6もちぎった2着ニュータカラコマと、引き続き同重量での出走なのも恵まれました。4連勝を決め、次開催11月27日の重賞・ドリームエイジカップへ弾みをつけたいところです。
 ○ニュータカラコマは、北見記念では勝ち馬には差をつけられましたが、オレノココロ、カイシンゲキら4頭による混戦の2着争いは制しています。これで今季2戦目から8戦連続連対中。今回は、コウシュハウンカイ、4歳の怪物センゴクエースらが回避したことで、フジダイビクトリーとの一騎打ちムードです。
 ▲オレノココロは、トップハンデだった北見記念でも3着と崩れませんでした。引き続きハンデは厳しいものの、底力は侮れません。
 北見記念では激しい2着争いの末4着△カイシンゲキ、紅一点の△セイコークインは軽量を利して上位食い込みなるでしょうか。

今週の見どころ(11/5~11/7)

2016年11月 4日(金)

 11月6日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典(7月31日)には重賞勝ち馬が不在で、重賞初挑戦だったマルミゴウカイが圧勝。今回は同レースから7頭が参戦し、再戦模様です。恐らく1番人気が予想されるマルミゴウカイが二冠を果たすことができるのか。ご注目ください。

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【第15回開催4日目】
 11月5日(土)のメイン第10レースは、霜月特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎セイコークインは、昇級後、オープン馬同士では善戦が一杯ですが、A1級時代は、オープンとの混合戦を含め特別戦で3連勝していた実績があります。今開催には、重賞・北見記念が組まれたため、今回はA1級混合と相手関係が大幅に楽になりました。障害を早めに抜けられれば、勝機も十分でしょう。
 ○トレジャーハンターも、今季の勝ち星はすべてA1級時代に挙げたもの。オープン昇級後、前走の狩勝賞(10月17日・オープン)こそ大敗を喫したものの、障害で崩れたわけではありません。格下A1級が相手のここなら、ペースも楽になるはず。巻き返しを期します。
 ▲シンザンボーイは、前走のペルセウス特別(10月22日・A1級混合)がA1昇級初戦。いきなりオープン馬が相手で、しかも特別戦でしたが、第2障害ひと腰3番手クリアから2着と、目途の立つ走りを見せました。今回もオープン混合で、相手は揃いましたが、どこまでやれるか注目です。
 △ハクタイホウは、オープンの壁に当たっている印象ですが、前走の狩勝賞では、4着セイコークイン、5着トレジャーハンターに先着しての3着。課題の障害がスムーズだったことには評価が必要かもしれません。

【第15回開催5日目】
 11月6日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の第2弾・第41回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。10頭すべてが牡馬で、ハンデ差は最大10キロしかつきません。
 前哨戦のオッズパーク杯秋桜賞(10月2日・3歳オープン)で1番人気・3着の◎ホクショウディープに注目します。半年の休養明け後を3走してすべて3着。障害、末脚ともキレはよく、秋桜賞は、逃げ切り勝ちを収めたツルイテンリュウに走られ過ぎた印象もあります。2歳シーズンでは、釧路産駒特別、重賞・ヤングチャンピオンシップを含む6連勝を飾った実力馬。休養明け初戦で大幅に減っていた馬体も、前走で1トンの大台に乗っています。重賞2勝目のチャンスでしょう。
 ○マルミゴウカイは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(7月31日)が重賞挑戦で圧勝すると、続く4歳との混合重賞・はまなす賞でも僅差の2着に入っています。近2走の自己条件戦はともに大敗していますが、B4からB1へ一気の相手強化に加え、賞金ハンデ(特別戦では15キロ増)も堪えた様子で、あまり気にしなくてもよさそう。二冠制覇の可能性もあります。
 ▲キタノリュウキは、自己条件戦では結果が出ませんが、ばんえい大賞典2着、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念3着など世代限定戦では安定しています。
 △ツルイテンリュウは、秋桜賞では単勝最低人気ながらあっさり逃げ切って快勝。ここも一発の魅力を秘めています。
 秋桜賞4着△プレザントウェー、ばんえい大賞典で1番人気・7着の△ムサシブラザーの両障害巧者が押さえです。

【第15回開催6日目】
 11月7日(月)のメイン第10レースは、サロマ湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(10月29日)、B1級-3組(30日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選2着の◎ニシキエーカンに期待します。アアモンドセブンに逃げ切りを許したものの、前々走の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)では、同馬を早めにとらえて突き放す完勝を収めています。今回は基礎重量が増える特別戦だけに、追走でも大きく置かれることはなく、秋雲特別の再現が濃厚でしょう。
 ○アアモンドセブンは、3戦連続でニシキエーカンと対戦し、秋雲特別(2着)以外の平場2戦では、同馬を2着にしりぞけ優勝しています。ニシキエーカンとの決め手比べでは厳しいので、障害でどれだけ差をつけられるかがカギになりそうです。
 ▲ホクショウメジャーは、秋雲特別3着、A2級-2組混合予選4着。決め手の差が出ただけで、ともに見どころの多いレースでした。障害巧者なので、特別戦でも大崩れは考えられません。
 B1級-3組予選勢では、5着△テルシゲに注目。大外10コースに入って追走にスムーズさを欠きましたが、障害での腰の入りには進境を示しました。昨季最終開催の特別戦では、イッキフジ(A2級-2組混合予選3着馬で今回は回避)を競り落とし、あっさり突き放している実力を考えれば、ノーマークにはできません。

今週の見どころ(10/29~10/31)

2016年10月28日(金)

 10月30日(日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。先月実施された岩見沢記念は出走7頭と寂しい頭数となりましたが、今回は、オレノココロ、コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリーの古馬4強がそろい踏み。7月の北斗賞、8月のばんえいグランプリのように、この4頭が上位を占めてしまうのか。1月の帯広記念、そして大一番・ばんえい記念へと続く王道路線の重賞にご注目ください。

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【第15回開催1日目】
 10月29日(土)のメイン第10レースは、能取湖特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 出走9頭中、4歳が7頭を占めますが、注目は5連勝中の6歳馬◎ユウユウヨーイドン。B2昇級初戦の前々走ではこのクラスで実績上位のシンエイパワーとの一騎打ちを制すと、前走はゴール前4頭の叩き合いから抜け出しています。次々と接戦をモノにしていくレースぶりからは、非凡な勝負根性が感じられるところです。通算160戦目の今回が特別戦初挑戦ですが、充実一途の近況を考えれば、逆らう手はありません。
 4歳牝馬○ヤマノホシは、前開催の紅バラ賞(10月23日・4歳牝馬オープン)では6着とはいえ、第2障害を3番手で越えると、ゴールまで止まらずに歩けており、展開が不向きでした。660キロで障害をひと腰で切ったのは自信になったはず。巻き返しが期待できます。
 ▲ウメノスピードは、B2級-1組の特別戦で2、3着各1回と実績があります。紅バラ賞では、格上A2級のアスリートに差されてから失速して5着でしたが、B2級同士のここなら、早めに障害をクリアし、連争いに加わってきそうです。
 △レジーナは、紅バラ賞を回避。相手強化にはなりますが、2度目のB2級特別戦で変わり身があるでしょうか。
 B2級-1組の平場戦で2連勝中の△アサヒカツヒメも押さえておきたいところです。

【第15回開催2日目】
 10月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第37回北見記念(20:10発走予定)
 基礎重量850キロ(牝馬20キロ減)から、今季の収得賞金120万円につき10キロ増となる別定重量戦。オレノココロとコウシュハウンカイが870キロのトップハンデで、フジダイビクトリーとニュータカラコマが860キロでの出走となります。
 注目は◎コウシュハウンカイ。今季13戦して、12回が3着以内という堅実派。6月の旭川記念を勝ち、常にトップハンデでの出走となっているその後も、7月の北斗賞2着、8月のばんえいグランプリ3着、9月の岩見沢記念2着と、髙重量の重賞でも崩れていないのは、地力のある証といえます。昨年のこのレースは870キロで、20キロ軽いキタノタイショウにコンマ6秒だけ先着されての2着惜敗。負担重量的に不利な5歳時にこれだけの走りができたのですから、同じ870キロで、しかも2連勝中と勢いも最高潮で臨む今年は負けられません。
 ○ニュータカラコマは、重賞では善戦止まりでしたが、7月の北斗賞で丸2年ぶりの重賞制覇を果たしました。こちらも7戦連続連対中で、抜群の安定感。10月3日の秋陽特別(オープン)ではコウシュハウンカイの2着でしたが、もし勝っていたら、今回は860キロではなく、870キロだったことを考えれば、ツキもある印象です。今回と同様、コウシュハウンカイと10キロ差あったのが北斗賞で、コンマ6秒差で振り切っています。
 ▲フジダイビクトリーは、JRAジョッキーDAY記念(8月22日・オープン混合)、岩見沢記念と連勝中。ともに2着はコウシュハウンカイでした。今回は、それ以来2開催あけての出走。今春のばんえい記念を制しているパワーと障害力の持ち主で、860キロで障害をひと腰で切ることができるのは、現役ではこの馬くらいのものでしょう。反面、詰めの甘さがありますが、前述2頭が障害で苦戦するようなら、逃げ切るシーンが見られるかもしれません。
 △オレノココロは、5月のばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリと今季重賞2勝。今年1月には910キロで帯広記念も勝っているとはいえ、本質的には800キロ台前半くらいまでの重量が合っている印象もあります。

【第15回開催3日目】
 10月31日(月)のメイン第10レースは、端野峠特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 障害巧者の◎フェアリードールに注目。9月18日のポテト特別(出走全馬がA2級)では現A1級のシンザンボーイこそとらえきれなかったものの、逃げたアオノレクサスを早めに交わして2着と好走しています。続くA1・A2級混合戦を勝利。近2走のA2級-1組戦はともに6着とはいえ、前々走は4頭による3着争い、前走では6頭による2着争いに加わっており、着順ほど悪い内容ではありませんでした。流れの落ち着く特別戦のほうが競馬がしやすそうなので、ここは勝機が十分にありそうです。
  ○アオノレクサスは、前開催の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)でも早めに障害をクリアしながら4着。9頭中8頭が同じA2級でしたが、残り1頭のA1級馬ニシキエーカンか強力で、強靭な末脚で突き抜け、2着以下を寄せつけませんでした。同レースの上位3頭は、今開催(前半)は29日に行われるA2級混合戦へまわったため不在。とはいえ、展開に恵まれないと勝つまでは厳しいものの、恐らく馬券圏内には残ってくれるでしょう。
 ▲ダイコクパワーは、秋雲特別こそ9着でしたが、桔梗特別(A2級-1・2組決勝)3着など、大崩れが少ない近況だけに見直しが必要です。

今週の見どころ(10/22~10/24)

2016年10月21日(金)

 10月16日(日)に実施された2歳シーズン最初の重賞・ナナカマド賞は、ゴールデンフウジンが逃げ切って快勝。父ニシキダイジンの産駒は今年の2歳が2世代目で、嬉しい重賞初制覇となりました。3着メジロゴーリキもニシキダイジン産駒。父は古馬になって本格化しましたが、その子は2歳で重賞を勝ってしまうというのも競馬の面白さかもしれません。

【第14回開催4日目】
 10月22日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1級混合・20:10発走予定)
 前開催に行われたA1級混合の神無月特別(10月1日)は、キタノタイショウが、サクラリュウとの追い比べを制し今季初勝利をマーク。出走9頭中6頭が格下A1級という楽なメンバー構成ならテンに置かれることもなく、まさに貫録勝ちでした。今回はサクラリュウが出走取消。注目は◎ホクショウユウキです。神無月特別で今季最高の4着に健闘。苦労していた障害をひと腰で切ったことは復調気配とみて間違いありません。昨季はオープン-2組の特別戦で3勝していた実力を考えれば、当然、勝ち負けでしょう。
 ○キタノタイショウは、前走を勝ち意気上がるところ。とはいえ障害次第の面があり、ここ4年以上、連勝がないことにそれが表れています。1週間後の10月30日には重賞・北見記念が控えており、今回は障害に重点を置く内容重視の競馬になりそうです。実力は断然ですが2番手評価にとどめます。
 ▲ソウクンボーイは、A1へ昇級してから4、6、7、8、8着と尻すぼみの成績。A2級では見せていた先行力が影をひそめ、障害もイマイチですが、前走で500キロの定量戦・疾風賞を叩かれたことで、ピリッとしてくるかもしれません。
 △シンザンボーイは、A1昇級初戦でも積極的な競馬ができれば侮れません。

【第14回開催5日目】
 10月23日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月13日に実施される4歳牝馬限定重賞・クインカップの前哨戦となります。重量格による別定重量戦で、ハンデ差は最大10キロしかつきません。
 ◎ウメノスピードに注目します。今回のメンバー中3頭が出走していた10月9日のB2級-2組戦では5着とはいえ、逃げて2秒0差の惜敗でした。障害巧者で、B2級-1組の特別戦で2、3着各1回の実績があります。また、7月に行われた天の川賞(3歳・4歳のB級馬による軽量戦)では510キロで、後続を寄せつけず逃げ切っているようにスピードも十分。重賞を勝つまでの底力は感じませんが、前哨戦なら狙って妙味がありそうです。
 ○アスリートは、4歳シーズン二冠目・銀河賞(9月25日)で3着に好走。690キロでも障害では腰がしっかり入っており、2着の牡馬キンメダルをコンマ7秒差まで追い詰めています。ウメノスピードと決め手比べになると厳しそうなので、積極的に仕掛けていけるかがカギです。
 ▲メムロコマチは、タイトルこそないものの、2歳シーズンの黒ユリ賞2着、3歳のばんえいオークス3着と、これまでの世代女王決定戦ではともに好走しています。勝ち切れないレースが続きますが、この条件なら軽視できません。
 △ヤマノホシは、今回が同世代の牝馬オープン特別には初挑戦。ひと押しきけば上位争いに食い込んできそうです。

【第14回開催6日目】
 10月24日(月)のメイン第10レースは、秋雲特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(10月16日)、A2級-2組混合(17日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選2着◎ニシキエーカンに注目します。今季は障害で苦戦の連続でしたが、2走前の神無月特別(10月1日・A1級混合)、そして前走の予選ともひと腰でクリアし、3、2着と復調を感じさせる走りです。昨季まではオープンで活躍していた実績を考えれば、本来の走りが戻った今なら主役を張れそうです。
 ○ホクショウメジャーは、2組混合予選で3着。決め手上位のニシキエーカンにこそ差されたものの、第2障害2番手クリアから、見せ場十分の走りでした。2走前の桔梗特別(10月9日・A2級-1・2組決勝)では逃げて2着と、特別戦での実績もあります。
 ▲ホクショウサスケは、A2級-1組予選が圧巻の勝ちっぷり。障害離れた6番手から豪脚を繰り出しています。最近は、先行して障害で崩れるケースが目立っていましたが、前走を見る限り、前半は無理せず、末脚を生かす競馬がやはり合っている印象。ここも流れ次第でしょう。
 ニシキエーカンが好走する流れなら、1組予選3着の△ダイコクパワーにも警戒が必要。同4着で障害巧者の△アオノレクサスは、終いに踏ん張れるかでしょう。

今週の見どころ(10/15~10/17)

2016年10月14日(金)

 10月16日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞が組まれています。デビューから7戦7勝という素質馬ホクショウムゲンが、無敗での制覇なるかが焦点になりそう。2014年には、センゴクエースが、無敗でこのレースを勝つと、二冠目・ヤングチャンピオンシップ、年明けの三冠目・イレネー記念も制覇。9戦全勝でシーズンを締めくくっています。ホクショウムゲンにも大きな期待がかかるところでしょう。

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【第14回開催1日目】
 10月15日(土)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催の寒露特別(10月8日・B1級-1・2組決勝)は雨中のレース。逃げたホクショウマックスが、2番手から追ってきたライデンティダを振り切って、同タイムながら勝利。第2障害を4番手で越えたスーパータイトルが3着で、今季、B1級特別で掲示板に載ったことがない(または初挑戦)という単勝6、5、8番人気の馬による波乱決着となりました。今回注目なのは、同レースは回避した◎サカノテツワン。寒露特別の予選であるB1級-2組戦(10月2日)で逃げ切り完勝を収めています。8月以降に2度の競走除外と順調さを欠いていましたが、2回目の除外明け2走目で1番人気にこたえています。昨季A2級で特別戦を含め何度も連対していた実力を信頼したいところです。
 ○ホンベツイチバンは、寒露特別の予選・B1級-1組戦(10月3日)で6着と上位に入れなかったため、残念ながら寒露特別出走は叶いませんでした。9月12日の長月特別(B1級-1・2組決勝)では、マゴコロとの追い比べを制し快勝しているように、特別戦のペースが合うタイプ。巻き返しがありそうです。
 その▲マゴコロは、寒露特別では、単勝10倍以下の人気4頭のなかでは最先着の4着。流れに乗って障害を3番手でクリアすると、スーパータイトルにこそ差されたものの、長くいい脚を使って見どころ十分でした。今季、B1級の特別戦では毎回好勝負。体重さえ戻ってくれば、勝利まで手が届きそうです。
 △ファイトガールは、寒露特別では1番人気で5着。逃げられないとモロい面が出てしまいました。ここもペース次第でしょう。
 寒露特別では9着と惨敗した△アグリナデシコですが、今季2度目のB1級の特別戦なら見直しが必要かもしれません。

【第14回開催2日目】
 10月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。ジェイワンとホクショウムゲンが賞金別定10キロ増の580キロで、その他は牡馬570キロ、牝馬550キロでの出走です。
 牡馬の前哨戦・青雲賞(9月25日)は、ジェイワンが1番人気にこたえて逃げ切っています。ただ、同レースは、デビューから7戦7勝のホクショウムゲンが出走取消でした。
 注目は、◎ホクショウムゲン。昨年11月に行われた全道祭典ばんば1才馬決勝大会雄の部で優勝、4月の第1回能力検査では一番時計を叩き出して合格、そしてデビュー後は7戦全勝と、同世代には一度も先着されていません。先行力も障害力も決め手もある万能タイプ。この世代最初のタイトルはほぼ手中にあるといっても過言ではありません。
 焦点は相手探し。○ゴールドインパクトは、ホクショウムゲンにも負けない決め手の持ち主。青雲賞でも、逃げるジェイワンを1秒7差まで追い詰めての2着という好内容でした。差し馬の宿命で勝ち味に遅くまだ3勝ですが、ジェイワンと10キロ差つく今回は逆転もありそうです。
 ▲ジェイワンは、父がカネサブラック、母が2005年のばんえいオークス馬ウィナーサマーという良血。この世代で2番目に多い6勝を挙げている実力馬です。ただ、ホクショウムゲンと同タイプなので、先着するためには真っ向勝負ではなく、何か作戦が必要かもしれません。
 △ゴールデンフウジンは、青雲賞の3着馬。7月31日の2歳A級-1組戦では逃げ切って、ジェイワン(2着)、ゴールドインパクト(3着)を破っています。ホクショウムゲンのハナを叩くのは至難の業かもしれませんが、もし逃げることができれば一発の魅力を秘めています。
 牝馬では、障害巧者△シンエイボブに注目。2歳牝馬オープンの特別戦2レースともに善戦。勝ちっぷりのよさが魅力です。

【第14回開催3日目】
 10月17日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)
 前開催の秋陽特別(10月3日・オープン)は、コウシュハウンカイが逃げ切って快勝。第2障害4番手クリアから追ってきたニュータカラコマに並びかけられても、最後まで抜かせませんでした。同レースを使われていた5頭は、すべて当時と同じ負担重量。2着ニュータカラコマが回避したとなれば、◎コウシュハウンカイの連勝が濃厚といえます。
 メンバー中で唯一の秋陽特別不出走馬が○センゴクエース。今季初戦のスプリングカップ(4月22日・オープン)を逃げ切って完勝しています。745キロという負担重量にも不安はありませんが、4歳で賞金別定25キロ増という点が懸念されるところ。とはいえ、実力を発揮できれば、あっさりという可能性も十分でしょう。
 前述2頭の実力が抜けており、秋陽特別で3番人気・3着△セイコークインが3番手。
 同5着×トレジャーハンターは、逃げることができれば、見せ場なしでは終わらないはずです。

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