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今週の見どころ(2/18~2/20)

2017年2月17日(金)

 2月19日(日)のメインには、ウィナーズカップが組まれています。今季の特別戦勝ち馬による準重賞。今季の重賞勝ち馬選抜による重賞・チャンピオンカップが行われる前の週に実施されることが恒例となっています。昨季のこのレースの勝ち馬ニュータカラコマは、今季は7月に北斗賞を制し、チャンピオンカップへ出走予定。今年のメンバーからも来季は重賞を勝つ馬が出てほしいところです。

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【第24回開催1日目】
 2月18日(土)のメイン第10レースは、雪月花特別(A1級-2組混合・18:05発走予定)。好調馬揃いのA2級勢が、格上A1級勢を圧倒しそうです。
 ◎イノリノチカラは、A2昇級初戦だった前開催の十勝川温泉彩凛華杯(2月4日・A2級)が2着。第2障害ひと腰クリアから自慢の末脚を繰り出し、勝ち馬ワールドピサから0秒5の僅差にまとめています。続く2走使いのA1・A2級決勝混合戦(2月12日)は6着でしたが、敗因は障害ではありません。明け5歳馬は特別戦では10キロ減の恩恵があるのが有利。ペースが落ち着きそうなここなら、流れに乗って巻き返しが期待できそうです。
 ○サカノテツワンは、十勝川温泉彩凛華杯が3番人気で8着。端枠の10コースが影響したのか、後方をついて歩いただけで、この馬らしさが見られませんでした。それでも勝ち馬から7秒7差と大きく崩れなかったのは力の証明。12月10日の冬月特別(A2級-1組)で、アサヒリュウセイ(現A1級)の2着に食い下がっている実力は侮れません。
 ▲ファイトガールは、1月22日に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)では7番人気で3着と好走。降雪による軽馬場で、詰めの甘さが緩和された結果とはいえ、自分のペースで運べた時は強さを発揮します。前走スピードスター賞を叩かれたことで、行きっぷりがさらに良くなるかもしれません。
 △ワールドピサは、十勝川温泉彩凛華杯の勝ち馬。隣枠のタキニシサンデーと併せ馬のようなかたちとなり、気を抜かずに走れたことがプラスに作用したのかもしれませんが、ゴールまでよく踏ん張りました。ファイトガールと同様、こちらもペースがカギを握りそうです。
 △ホンベツイチバンは障害巧者。A2昇級後は3戦して勝ち星がありませんが、前走のA1級-2組混合戦(2月5日)で、今回出走のA1級勢5頭すべてに先着して3着。前述のA2級4頭にどこまで迫れるでしょうか。

【第24回開催2日目】
 2月19日(日)のメイン第10レースは、準重賞・ウィナーズカップ(18:05発走予定)。今季、特別戦での勝利がある通算収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、ハンデ差は最大20キロしかつきません。
 注目は◎ホクショウユウキ。勝ち味に遅いタイプですが、近4走で2勝、2着1回と好調です。唯一馬券圏外の4着だった2走前の柏林馬事公苑特別(オープン)も、第2障害を先頭で越え、キタノタイショウに差し切られたとはいえ、2秒6差と見せ場十分の走り。前走の東京スポーツ賞(A1級-1組混合)では、唯一のオープン馬として貫録を示しており、勢いをつけて準重賞のタイトルを狙います。
 ○トレジャーハンターは、今季、オープン特別戦(混合戦は除く)で2勝、2着2回。準重賞・ばんえい十勝金杯2着という実績馬。近2走のオープン特別戦、柏林馬事公苑特別(6着)と然別賞(7着)では苦戦しているものの、相手が楽になるここなら、逃げ切りも視野に入りそうです。
 ▲セイコークインは、ホワイトクリスマス賞、睦月特別とも3着など、オープン特別戦で善戦続きです。2走前の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)では軽馬場だったとはいえ、780キロをひと腰で切ると、最後までしっかり伸びて2着。課題の障害が安定している今なら、牡馬相手に一矢を報いるシーンも。
 △キタノタイショウは、前走然別賞で5着に敗れ3連勝はならず。障害で崩れたわけではないので、心配はいらないでしょう。ただ、3走前の睦月特別、2走前の柏林馬事公苑特別との連勝はハンデに恵まれてのもので、今回は一転、トップハンデというのはやや心配。
 △ニシキエーカンは、3走前のプロキオン特別(A1級-1・2組決勝混合)では、ホクショウユウキ(2着)を競り落とし、5秒1差もつける快勝を飾っています。障害次第では、長く使えるいい脚の出番があるかもしれません。

【第24回開催3日目】
 2月20日(月)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1級-1組混合・18:05発走予定)。オープン2頭、A1級8頭による争いです。
 この相手ならオープン馬◎オイドンが負けられません。重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯3着をはじめ、今季オープン特別戦で何度も馬券に絡んでいる実力は上位。障害にムラがあるのは否めませんが、相手が有利なA1級との混合戦なら、まず勝ち負けでしょう。
 明け4歳の○ホクショウディープは、A1昇級後初の自己条件戦ですが、今回のA1級勢8頭中6頭が出走していた2走前のA1・A2級決勝混合戦(1月28日)を快勝。このメンバーでも十分に戦える能力をうかがわせます。今回は、初対決となるオイドンとの差し脚比べが見ものです。
 ▲キンメダルは、前走のA1級-2組混合戦(2月5日)で今季初勝利。第2障害を2番手で越え、ホクショウメジャーを交わしてからは、後続を寄せつけませんでした。A2級時代は未勝利で、相手が上がるA1昇級後に勝ち星をマークというのは、異例。底知れない力を秘めていそうです。
 △ホクショウメジャーは、A1昇級初戦のデイリースポーツ杯(A1級)でいきなり2着と好走。その後2走も、ホクショウディープの3着(1月28日)、キンメダルの2着(2月5日)と崩れがありません。ここも前残りに警戒が必要でしょう。
 特別戦のほうが走りが安定する感もある△アオノレクサスも押さえておきたいところです。

今週の見どころ(2/11~2/13)

2017年2月10日(金)

 2月12日(日)のメインには、2歳シーズンの女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。2013年の勝ち馬ナナノチカラは、牝馬限定重賞を総なめにし、14年のキサラキクは、ばんえいオークスに加え、昨年11月にはドリームエイジカップも制覇、15年のシリウスは、ばんえい大賞典で牡馬を一蹴するなど、このレースの勝ち馬には、その後の活躍にも期待できそう。3月5日に行われるイレネー記念へ向けても見逃せない重賞といえます。

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【第23回開催4日目】
 2月11日(祝・土)のメイン第10レースは、然別賞(オープン・18:05発走予定)
 ◎ニュータカラコマは、今季2戦目から10戦続けて連対。前走の重賞・帯広記念(1月2日)で3着に敗れ、連続連対は途切れましたが、それでも馬券圏内は死守しており、毎回勝ち負けの安定感は特筆ものです。賞金別定30キロ増でも、出走全馬が10キロ以上のハンデを課されているというメンバー構成なので、大きな不利にはならないでしょう。
 ○コウシュハウンカイも、今季19戦して、馬券対象にならなかったのは4回だけという堅実ぶり。2着だった前開催の柏林馬事公苑特別(1月29日・オープン)ではゴール線上で、20キロ軽いキタノタイショウに差されたとはいえ、コンマ1秒差は強い競馬でした。引き続きハンデは厳しいものの、地力発揮に期待です。
 ▲フジダイビクトリーも、前述両馬と同じく30キロの賞金ハンデが課されています。睦月特別(1月15日・オープン)4着、柏林馬事公苑特別5着ですが、相変わらず障害は切れています。控えては持ち味が出ないので、勝ちに行く競馬をするかどうかです。
 △キタノタイショウは、帯広記念2着のあと、睦月特別、柏林馬事公苑特別とオープン特別戦を2連勝と軌道に乗りました。賞金別定10キロ増というのも有利で、ここも決め手が冴えわたるかもしれません。
 △トレジャーハンターは、柏林馬事公苑特別では1番人気で6着。第2障害でふた腰かかったことが最後まで響いた印象でした。オープン一線級が揃う多頭数のレースでは、少しのロスが命取りになりそうです。

【第23回開催5日目】
 2月12日(日)のメイン第10レースは、重賞・第42回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:05発走予定)。定量640キロで2歳シーズンの女王を争います。
 注目は、今季牝馬で唯一、2歳(3歳)A級-1組戦を勝っている◎ナカゼンガキタ。ここまで出走した特別戦3レースでは4、3、3着とすべて掲示板をキープ。南北海道産駒特別で接戦を繰り広げた牡馬センショウニシキが、のちに重賞・ヤングチャンピオンシップで4着に入っていることを考えてもここでは実力上位です。
 ○コウシュハサマーは、9月に牝馬限定のいちい賞での勝利がありましたが、その後は低迷。しかし、近2走の3歳A級-2組戦を連勝して復調気配です。長く使えるいい脚を駆使して初タイトルという可能性も十分でしょう。
 ▲シンエイボブは、重賞・ナナカマド賞(4着)、十勝産駒特別(5着)とも牝馬最先着。牡馬相手での好走だけに、これだけで十分強調材料になります。年末からの4開催すべての2歳(3歳)A級-1組戦に出走しているタフさも魅力です。
 △キタノサカエヒメは、釧路産駒特別で逃げ切り勝ちを収めています。先行して善戦止まりというレースが多いものの、3着だった前走の3歳A級-2組戦(1月29日・勝ち馬はコウシュハサマー)で披露した末脚には見どころがありました。その脚がここでも使えれば楽しみです。
 △プレシャスリンは、この世代最初の特別戦・白菊賞(8月14日・牝馬限定)を制しています。10着だった前走の3歳A級-2組戦(1月29日)のように、時に障害でもろさを見せますが、実力的に差はないはずです。

【第23回開催6日目】
 2月13日(月)のメイン第10レースは、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減)で争われる稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の予選3レースの上位馬による決勝戦です。
 昨年のこのレースの覇者で、12月の地吹雪賞でも逃げ切り勝ちを収めている◎ナナノチカラに注目。この条件で2着フクドリにつけた3秒2は決定的な差といえます。特別戦、重賞と2連勝の勢いに乗っての参戦だった前回と比べ、今年はイマイチの臨戦過程ですが、通常のレースと要求される能力が違うため、気にしなくてもよさそう。現役ラストランを、スピードスター賞2連覇で飾りそうです。
 ○キタノサムライは、10月の疾風賞の勝ち馬。ほぼ同時に先頭で第2障害を降りたオイドンを残り30メートルから突き放し圧勝しています。昨年のこのレースは4着で、それ以上を狙います。
 ▲キサラキクは、疾風賞では障害離れた3番手クリアから長くいい脚を使って2着。この条件には初挑戦でしたが、適性があることを証明しています。相手強化のここでも期待が高まります。
 △オイドンは、疾風賞が3着。この条件では7勝、2着2回、3着2回とさすがの安定感ですが、若い世代の台頭で勝ち切れなくなってきたのも事実。
 △セイコークインは、8月の稲妻賞で逃げ切って楽勝していますが、相手に恵まれた印象もあります。

今週の見どころ(2/4~2/6)

2017年2月 3日(金)

 1月30日(月)には、5歳オープンによるダイヤモンドダスト賞が行われ、2番人気のイノリノチカラが快勝しました。今週は2月5日(日)のメインに4歳オープンの白雪賞が組まれています。年度末のばんえい記念への路線だけではなく、3月12日に実施される重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)へ向けての若い馬たちの戦いにもご注目ください。

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【第23回開催1日目】
 2月4日(土)のメイン第10レースは、十勝川温泉彩凜華杯(A2級・18:05発走予定)
 ◎テルシゲは、昨季はA1級で活躍していた実力馬。それを考えると、近3走の平場戦が7、5、4着というのは不本意です。とはいえ敗因は障害ではなく、流れに乗れていないこと。それならペースが落ち着く特別戦に替わるのは歓迎のはず。長澤幸太騎手へ乗替わることも考慮して、変わり身が期待できそうです。
 直近のA2級の特別戦は、2開催前のガーネット特別(1月9日・A2級-1組)。雪中のレースで、逃げ切り勝ちを収めたホクショウメジャーはすでにA1へ昇級、2着ホクショウディープも2月5日の4歳オープン特別戦へ出走予定のため今回は不在です。となれば4着だった○サカノテツワンが巻き返してきそう。第2障害を2番手で越えると、決め脚あるホクショウディープ、コウリキに差されたものの僅差で踏ん張りました。12月10日の冬月特別(A2級-1組)でアサヒリュウセイ(現A1級)の2着という実績もあります。
 ▲コウリキは、ガーネット特別がサカノテツワンに先着しての3着で、続くダイヤモンドダスト賞(1月30日・5歳オープン)では2着。これで4走続けて障害をひと腰でクリアと、充実しています。もともと決め手は一級品なだけに、このメンバーなら突き抜ける可能性も十分です。
 △カツオーカンは、12月の2開催、年始の1開催を休んで臨んだガーネット特別では8着。続く前走のA2級戦(1月21日)は6着ですが、ともに着順ほど内容は悪くありません。もともとこのクラスの上位常連だけに、体重が戻ってくれば上積みがあるでしょう。
 △タキニシサンデーは、前走の重賞・ヒロインズカップ(1月22日)こそ大敗したものの、3、2走前はA2級の平場戦で1、2着と好走していました。自己条件であれば、先行力を生かし上位争いできそうです。

【第23回開催2日目】
 2月5日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。重量格による別定重量戦で、ハンデ差は最大40キロです。ばんえい大賞典、ばんえいダービー(12月25日)の3歳二冠馬マルミゴウカイが不在となっています。
 注目は、ばんえいダービー5着◎プレザントウェー。同レースを挟んで6戦連続連対(5勝、2着1回)と絶好調です。圧巻だったのは前走の吹雪特別(B2級-1組)での勝ちっぷり。715キロで第2障害ひと腰から早めに先頭に立つと、混戦の2着争いを尻目に9秒4差をつけての大勝でした。今回は前走より5キロ軽い710キロ。定量戦だったばんえいダービーの2、3着馬とは20、10キロ差がつくことで、好走はまず間違いありません。
 状態の良さなら○アラワシキングも負けていません。ばんえいダービー6着後が2、3、1、2、1着。昨秋以降のスランプから脱出しています。連闘続きでも馬体に大きな減少がみられず、前走のB2級-2組戦も逃げ切り楽勝でした。現状なら710キロでも十分やれそうです。
 ばんえいダービー2着馬▲ホクショウディープも近4走が2、3、3、1着と好調。4走前は、A2級-1組のガーネット特別で、決め手を生かし勝ち馬を追い詰めています。同世代限定の重賞・特別戦では3勝、2着1回、3着2回、4着1回という堅実さも魅力。トップハンデ730キロでもダービー1着馬が不在なら好勝負が期待できます。
 △ツルイテンリュウは、ばんえい大賞典3着、ばんえい菊花賞1着、ばんえいダービー3着と三冠すべてで馬券に貢献。近2走がイマイチですが、同世代限定戦ならやはり有力な1頭。
 △キタノリュウキも3歳三冠が2、4、4着という実力馬。流れが落ち着く特別戦のほうが力を発揮しやすそうです。

【第23回開催3日目】
 2月6日(月)のメイン第10レースは、東京スポーツ賞(A1級-1組混合・18:05発走予定)
 障害巧者◎サクラリュウの特別戦連勝が濃厚です。前開催のデイリースポーツ杯(1月23日・A1級)では第2障害ひと腰クリアから逃げ切って快勝。12月11日のおおいぬ座特別(A1級混合)以来、今季2度目の特別戦勝ちを収めています。今回はデイリースポーツ杯2、3着馬が不在で、唯一のオープン馬ホクショウユウキくらいしか強敵がいません。
 その○ホクショウユウキは、2走前のプロキオン特別(1月14日・A1級-1・2組決勝混合)では2着。4着サクラリュウにはコンマ9秒だけ先着しています。サクラリュウと同型で、終いの踏ん張り次第で、勝利が見えてきます。
 決め手上位の2頭がどこまで迫れるでしょうか。▲アサヒリュウセイは、デイリースポーツ杯こそ障害で崩れ7着でしたが、正月開催では準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・A1級混合)を勝っている実力馬。これだけでは見限れません。また△ソウクンボーイは、プロキオン特別、デイリースポーツ杯とも5着。ともにトップハンデの克服もカギになりそうです。
 △ダイコクパワーは、デイリースポーツ杯10着は実力ではありません。流れに乗れさえすれば一発があっても驚けません。

今週の見どころ(1/28~1/30)

2017年1月27日(金)

 1月30日(月)のメインには、5歳オープンによる特別戦・ダイヤモンドダスト賞が組まれています。2歳時から続いてきた同世代限定の重賞が、正月の天馬賞で終了。明け5歳馬は、いよいよ本格的に古馬戦線へ組み込まれていきます。このレースには、牡馬が出走可能な9つの同世代限定重賞のうち8つを制した絶対王者センゴクエース(唯一、勝利していない3歳一冠目・ばんえい大賞典は競走除外)が不在。出走各馬はこのチャンスを生かしたいところでしょう。

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【第22回開催4日目】
 1月28日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(B1級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B1級-1組(1月22日)、B1級-2組(21日)の両予選上位馬による一戦です。
 昇級初戦だったB1級-1組予選が1番人気で3着◎フクトクに注目します。走路を雪が覆っているような軽馬場で、障害を早めに越えた馬がそのまま残る流れでは、末脚不発も仕方ありませんでした。2走前のB2級の特別戦では、第2障害2番手クリアから鮮やかに差し切っているように状態は良く、馬場さえ回復すれば、十分勝負になるでしょう。
 1組予選で5着だった○ニシノキングは、不得手なスピード勝負でも、掲示板内をキープしたところには評価が可能。元日のニューイヤーカップ(B1級-1組)2着をはじめ、今季B1級の特別戦では3戦して3、1、2着と実績上位なだけに、特別戦に替わって巻き返してきそうです。
 1組予選2着▲ライデンティダも、今季B1級の特別戦で2、2、4着と堅実な走り。4着はニューイヤーカップでしたが、逃げ切り勝ちを収めたホンベツイチバン(現A2級)、強烈な決め手がある3着オレモスゴイが不在のここは、着順を上げてくるはず。
 B1級-2組予選勢では、2着△シンエイパワーに注目。障害には自信を持っており、こちらも今季B1級の特別戦では4戦して3、4着各2回と崩れなし。あとひと押しがきけば、連争い候補です。

【第22回開催5日目】
 1月29日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン・18:05発走予定)
 前開催の睦月特別(1月15日・オープン)は、トレジャーハンターが逃げ切りを狙うところ、第2障害ひと腰、離れた2番手で越えたキタノタイショウがゴール前でとらえて快勝しています。今回注目は2着だった◎トレジャーハンター。同じく2着だった前々走のばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)のリプレイ映像を見ているかのようなレースで、2戦続けての1秒台の差での惜敗でした。少しの展開利があれば、勝利に手が届きそうです。
 ○コウシュハウンカイは、3開催前の師走特別(オープン)3着、2開催前のホワイトクリスマス賞(オープン)6着。ともにトレジャーハンターが逃げ切ったレースでした。2開催前の6着は重賞前のひと叩きといった感じで仕方なしとしても、続く帯広記念で見せ場なし8着は気になるところ。とはいえ力はあるだけに、トップハンデでも軽視しにくい感はあります。
 ▲ニシキエーカンは、昨季はオープン特別で勝利していた実績馬。A1級からスタートした今季は、先行力を身につけたことで、単なる差し馬から成長して、オープンに帰ってきました。ここは相手強化でも期待のほうが大きいです。
 △オイドンは、師走特別4着、ホワイトクリスマス賞2着という成績を考えると、睦月特別の6着は不満が残るところ。障害で大きく手こずらなければ、ハンデを考えても差のない競馬が可能でしょう。
 睦月特別ではトップハンデでも4着と崩れなかった△フジダイビクトリーや、流れが合えばキタノタイショウにも再び出番がありそうです。

【第22回開催6日目】
 1月30日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)。4歳シーズン三冠馬センゴクエースの名前がなく混戦模様。A1級の牡馬キンメダル、バウンティハンターの740キロから、B1級の牝馬4頭の700キロまでハンデ差は最大40キロです。
 注目は◎バウンティハンター。4歳シーズン一冠目・柏林賞では、逃げ切り勝ちを収めたセンゴクエースから離されたとはいえ、第2障害2番手からそのまま2着に粘り込んでいます。三冠目の天馬賞でもセンゴクエースに次ぐ2番手でクリア。結果失速し5着だったとはいえ、同世代で屈指の先行力と障害力を見せています。8月には、センゴクエースが不在だった重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を制覇。その後は凡走が続きますが、B1から飛び級でA1へ上がり、しかも特別戦では賞金別定15キロが課されているのも理由でしょう。絶対王者が不在で、賞金別定重量の加増がない今回は、ぜひとも勝っておきたいところです。
 B1級の牝馬○レジーナは、メンバー中で最多タイの今季8勝をマークしている上がり馬です。4歳牝馬重賞・クインカップ(11月13日)では690キロで障害をひと腰でまとめて4着と善戦。さらに5キロ重かった元日のB1級-1組の特別戦では大外枠に入ってもひと腰で切って5着。今回はさらに5キロ重い700キロでも、おそらく大丈夫。同世代の牡馬一線級とは初対戦ですが、最軽量ハンデを生かして見せ場以上が期待できます。
 ▲キンメダルは、二冠目・銀河賞2着、天馬賞3着。ともにセンゴクエースから5秒ほどの差に健闘しています。A1級は頭数が少ないため、オープン馬との対戦が多いものの、堅実に掲示板を確保するあたりは実力の証明といえそう。今回は同型バウンティハンターの出方次第ですが、展開を作れるようなら、勝機もあるでしょう。
 A2級の牡馬△コウリキは、天馬賞では差し脚を生かして、8番人気ながら2着。続く前走A2級-1組の特別戦では長くいい脚を使って3着と、久々に連続して好走しました。バウンティハンターとキンメダルが天馬賞から20キロ減なのに対し、この馬は30キロ減なのが有利。とはいえ、展開に左右される面は否めないので、押さえまで。
 B1級の牡馬で720キロ△アアモンドロシアは、B1昇級後4戦して2、3着各2回。3、2走前は特別戦で、ともに715キロでも障害のカカリもよく、好調を維持しています。7着に終わった柏林賞時より、障害力がついており、見せ場以上が見込めます。
 同じくB1級の牡馬×イノリノチカラは、柏林賞3着、銀河賞5着、天馬賞4着と力はあります。ただ、近2走が後方をついてまわっただけで、見どころがないのは気になるところです。

今週の見どころ(1/21~1/23)

2017年1月20日(金)

 1月22日(日)のメインには、古馬(4歳以上)女王決定戦・ヒロインズカップが組まれています。現在、オープンの牝馬は3頭だけですが、そのうちの1頭、キサラキクが昨年11月にドリームエイジカップ(4歳以上選抜)を制覇。牝馬が、牡馬を相手に世代限定戦以外の重賞を勝つのは、2011年9月岩見沢記念のフクイズミ以来、久々の出来事でした。キサラキクは昨年のヒロインズカップ5着馬。今年もこのレースの上位勢から活躍馬の出現に期待したいところでしょう。

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【第22回開催1日目】
 1月21日(土)のメイン第10レースは、吹雪特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 B2昇級後、自己条件戦では2戦2勝という4歳馬◎プレザントウェーに注目します。前走は、2開催前のB2級-1組戦(1月1日)。ヤマノホシが逃げ込みを図るところ、第2障害離れた2番手クリアから残り10メートル手前でとらえて押し切りました。明け4歳は正月開催から平場戦での減量が20キロから10キロに変更されており、しかも、賞金別定5キロを課されながらも、危なげのないレースぶり。今回は古馬に混じって初の特別戦挑戦で715キロですが、2走前の3歳重賞・ばんえいダービーでは730キロをひと腰で切っている巧者だけに心配なし。連勝濃厚といえます。
 B2昇級後3連勝中だった○テンカフブは、前開催の山羊座特別(1月16日・B2級-1・2組決勝)では2番人気で4着。古馬混合の特別戦初挑戦、700キロ台のハンデも初で、障害はひと腰とはいかなかったものの、3番手クリアからまずまずの走りを見せました。続けて特別戦を使われる今回は負担重量への慣れも見込め、上積みがあるでしょう。
 明け4歳の▲フナノクンは、昇級初戦の前走B2級-1組戦(1月9日)では、障害をひと腰でまとめて3着と好走。4秒3だけ先着された勝ち馬フクトクが、2走使いの山羊座特別で快勝しており、このクラスでも十分通用する力を見せています。持ち味は障害力だけに、古馬編入後初の特別戦でも見劣りしません。
 近走障害では崩れなしの△ヤマノホシは、とにかく終いの踏ん張り次第です。
 山羊座特別5着の△マタキタヨは、障害にムラが出てきたのは気になりますが、押さえには必要でしょう。

【第22回開催2日目】
 1月22日(日)のメイン第10レースは、重賞・第27回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬、18:05発走予定)
 基礎重量オープン780キロから、オープン馬は今季の収得賞金120万円につき別定10キロ増となり、キサラキクが790キロでトップハンデ。明け5歳でA2級タキニシサンデーの750キロまで最大40キロのハンデ差がつきます。前哨戦はレディースカップ(12月18日・4歳以上牝馬選抜)で、近年の傾向としては、同レース6着以内か不出走だった馬の活躍が目立つレースです。
 注目は、レディースカップ2着◎ナナノチカラ。20キロ軽いシリウス(今回は登録なし)に逃げ切られてしまったものの、コンマ2秒差まで追い詰める、負けて強しのレースぶりでした。前走のばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)では9着と大敗していますが、牝馬限定の重賞・準重賞は7戦して、4勝、2、3着各1回と得意の条件。昨年と同じ780キロで臨めるだけに、連覇へ期待が高まります。
 レディースカップ6着○アアモンドセブンは、障害のカカリが安定せず、成績にも波がありましたが、近3走はすべてひと腰から2、2、3着。前走のプロキオン特別(1月14日・A1級-1・2組決勝混合)では、レディースカップよりも重い725キロながら2着争いで存在感を示しました。有力視されるナナノチカラ、キサラキクがともに差しタイプなので、好調な今なら逃げ切りまで視野に入りそうです。
 ▲セイコークインは、ナナノチカラと同じ年に生まれなければ、同世代の女王タイトルをいくつか獲得していても不思議ない実力馬。先行力、障害力、決め手すべてが備わっていますが、器用貧乏な感じで勝ち切れない面もあります。レディースカップ4着で、ばんえい十勝金杯では3着。ライバルのナナノチカラが、今回大外10コースに入ったことで追走にスムーズさを欠くようなら、悲願の重賞勝ちも見えてきます。
 △キサラキクは、昨年のヒロインズカップ5着で、レディースカップが3着。ともに同重量でナナノチカラ(同じ2レースが1、2着)に先着されており、今回10キロ重くなるのは明らかに不利。とはいえ、11月には牡馬相手に重賞・ドリームエイジカップで逃げ切り勝ちを収めている地力は軽視禁物でしょう。
 レディースカップ不出走組では、△タキニシサンデーに注目。障害巧者で、ばんえいオークス2着をはじめ同世代限定の牝馬重賞ではいずれも善戦。最軽量750キロを生かせれば、前残りがあるかもしれません。

【第22回開催3日目】
 1月23日(月)のメイン第10レースは、デイリースポーツ杯(A1級・18:05発走予定)
 ◎アサヒリュウセイの巻き返しに期待します。11月下旬の6走前から4連勝でA1昇級。その初戦だったばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)では、オープン馬トレジャーハンターを差し切って5連勝達成。続く前走のA1級-1組戦(1月9日)では当然のごとく1番人気に推されましたが、雪中のレースで時計勝負に対応できず5着でした。今回も軽めの馬場が予想されますが、特別戦なら極端に速い展開にはならないはず。当然主役評価です。
 ○サクラリュウも、1月9日のA1級-1組戦では馬場に泣いて3着。2走使いの前走プロキオン特別(A1級-1・2組決勝混合)も4着とはいえ、3頭による接戦の2着争いを演じてのもの。この馬に競り勝ち2着のホクショウユウキがオープン馬だったということを考えても評価は下がりません。
 ▲ホクショウメジャーは、A2級で2連勝して今回がA1昇級初戦。前走のA2級-1組特別戦では、障害力を生かし逃げ切り完勝を収めています。近況がイマイチな馬も多い組み合わせなので、好調度は大きな味方になりそうです。
 △ソウクンボーイは近3走では、ばんえい十勝金杯6着、A1級-1組戦(1月9日)1着、プロキオン特別が5着。軽めの馬場が得意なので、うまく流れに乗れれば、しぶとい脚を使った前々走の再現も。
 プロキオン特別7着△ダイコクパワーは、障害次第で差のない戦いが可能でしょう。

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