8月6日(日)のメインには、4歳オープンによる山鳩賞が組まれています。先週は、3歳重賞・ばんえい大賞典が行われましたが、4歳馬にとって、8月27日に実施される3歳・4歳混合重賞・はまなす賞の前哨戦となります。ぜひご注目ください。
【第9回開催1日目】
8月5日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。
◎トレジャーハンターは、唯一のオープン馬で相手関係が有利。7月8日のこと座特別(A1級-1組混合)では、A1級の2頭に先着され3着でしたが、1着サクラリュウ、2着ハクタイホウともオープンでの好走歴もある実力馬でした。両馬ともいないここなら、マイペースに落として逃げ切れるでしょう。
○シンザンボーイは、前走のA1・A2級決勝混合戦では詰めの甘さも見せず逃げ切って快勝。今回も出走している2着タキニシサンデーには12秒3もの差をつけています。もともと特別戦のペースは歓迎なので、上積みがありそうです。
実力馬の回避が相次いだため、前述の▲タキニシサンデー、さざなみ特別(A2級-1組)を快勝した△ファイトガールの昇級初戦牝馬2頭も通用しそうです。
【第9回開催2日目】
8月6日(日)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。
◎マルミゴウカイは、4歳三冠の初戦・柏林賞で圧勝。人気を分け合ったホクショウディープを残り20メートルからちぎる貫録の走りを見せました。今季は世代限定戦を選んで使われており、4歳決勝混合戦、ライラック賞(4歳オープン)、そして柏林賞と3連勝中。引き続きトップハンデですが、負けられません。
○ホクショウディープは、今季マルミゴウカイと2度対戦し、ライラック賞、柏林賞とも2着。柏林賞では突き放されましたが、3着プレザントウェー(今回は回避)には15秒以上の差をつけており、不動の対抗といえます。
▲サクラダイチは障害巧者で、今季4勝を挙げている好調馬。世代限定の重賞・特別戦では2歳10月のナナカマド賞2着が唯一の馬券絡みで、ライラック賞、柏林賞とも不出走ですが、成長した姿を披露してくれそうです。
△コウシュハローヤルも今季4勝をマーク。3歳女王決定戦・ばんえいオークス3着など牝馬のなかでは実績上位の存在です。
【第9回開催3日目】
8月7日(月)のメイン第10レースは、デネブ特別(A2級・20:10発走予定)。
◎カネゾウは、5月29日の旭岳特別、続く6月24日のムーンストーン特別のA2級2連勝を含め4連勝中と勢いがあります。2開催空けての出走ですが、その間に、両レースの2着馬はA1へ昇級しておりメンバーが楽になっています。前走を賞金別定5キロ増で勝利していることを考えても、相手探しの一戦といえそうです。
○ホクショウメジャーは、ムーンストーン特別では5着とはいえカネゾウとはわずか4秒2差。前開催のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)では、センゴクエース、オレノココロらオープン馬を相手に障害3番手から見せ場を作りました。ここも先行できれば侮れません。
▲ヤマノウンカイは、重馬場の特別戦がもっとも実力を発揮できる舞台。雨中の競馬だった近2走の特別戦でも4、4着と崩れておらず、ここは巻き返しが期待できそうです。
△メムロコマチはムラ駆けですが、実力を発揮できれば連争いに加わってきそうです。