1月29日(月)のメインには、明け5歳馬による特別戦・ダイヤモンドダスト賞が組まれています。この世代は3、4歳シーズンで五冠を獲得したマルミゴウカイがナンバーワン。今回はハンデ差が大きい設定ですが、底力で克服なるか。注目でしょう。
【第22回開催4日目】
1月27日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(A1・A2級決勝混合・18:10発走予定)。A1~B1まで3クラスの混合戦です。
◎カンシャノココロは、3走前の重賞・帯広記念(6着)を挟んで3連勝中。2走前にはプロキオン特別(A1級-1組)、A1級予選とも先行策から押し切っています。引き続き賞金ハンデ5キロ増で臨めるのも有利。格下相手のここは連勝を伸ばしそうです。
○ホンベツイチバンは、カンシャノココロと同じ近2走が4、2着。すっかり障害が立て直されており、ここも上位争い必至といえます。
▲スーパータイトルも同じ2走では2、4着と好調。連争いでは互角の存在でしょう。
△ホクショウマックスは、3走前のA2昇級初戦・新雪特別(A2級-1組)を完勝。A2級-1組混合予選は3着でしたが、先着された2頭(2着馬は回避)は障害にムラがあるのでここではどうかといった感も。A1級の強豪を相手にどこまでやれるでしょうか。
△ブチオは明け5歳で、特別戦では10キロ減があるのが有利。とはいえ相手強化のここは試金石といえそうです。
【第22回開催5日目】
1月28日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:10発走予定)。
前開催の睦月特別(オープン)は、早めに仕掛けたサクラリュウ、フジダイビクトリーがともに障害で苦戦。両馬を見るようなかたちでレースを進めたセンゴクエースが逃げ切り勝ちを収めています。
注目は◎サクラリュウ。障害で転倒しかけましたが踏ん張り、2番手で越えたものの、決め手のないこの馬にとっては苦しく4着でした。障害巧者だけに、2走続けて障害で苦戦するシーンは想像しにくく、今開催から基礎重量が10キロ増えるのは歓迎。巻き返しが期待できます。
○センゴクエースは、賞金別定重量の加増が5キロ増え30キロとなった睦月特別でも、障害をきっちりまとめて2連勝。当然3連勝が視野に入りますが、基礎重量が増えるのはマイナスでしょう。
▲フジダイビクトリーは、前走では6頭立ての6着だったとはいえ本来は障害巧者。それまで8走連続で複勝圏をキープしていた安定感を考えれば、これだけで評価は下げられません。
△トレジャーハンターにとっては相手強化ですが、好調だけに押さえには必要でしょう。
【第22回開催6日目】
1月29日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:10発走予定)。4歳シーズン三冠を達成したマルミゴウカイがトップハンデ780キロで、A2級の牝馬2頭の710キロまで、最大70キロ差がつきます。
◎サクラダイチは、三冠すべてに不出走。今季の同世代限定戦は8月の山鳩賞(4歳オープン)が唯一ですが、障害先頭クリアから、マルミゴウカイにこそ差されたものの2着に踏ん張る好内容でした。今回マルミゴウカイとのハンデ差は、当時の30キロから60キロへと広がります。持ち味は障害力で、前走自己条件B1級の特別戦ではひと腰で上げている715キロから5キロだけ重い720キロなら克服できるでしょう。
○ホクショウディープは、三冠すべてが2着で、マルミゴウカイとは、一冠目・柏林賞が10キロ差で14秒差、二冠目・銀河賞が20キロ差で3秒6差、そして年明けの三冠目・天馬賞が同じ760キロで4秒差。着実に力をつけており特に三冠目はハンデ差があれば着順は逆だった可能性が大。今回は750キロで30キロ差つき、しかも天馬賞より10キロ軽くなることで末脚の威力も増しそうです。
▲タカラシップ、△フウジンライデンは、天馬賞では760キロで障害ひと腰クリアから3、5着。続く前走もともに古馬A級戦で3着と好状態をキープしているようです。
△マルミゴウカイは、実績では抜けていますが、天馬賞より20キロ重い780キロが課題。3月のポプラ賞では790キロで9着と敗れています。