4月29日(祝・日)のメインレースには、今季第1弾の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦。3月のばんえい記念を制したオレノココロを筆頭に現在のばんえい競馬界のトップホースが集結します。
早いもので世間はGW。帯広競馬場では十勝管内外のグルメを楽しめるイベント「うまちかwithばんえい競馬2018」が行われるので、GWはぜひ帯広競馬場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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【第2回開催1日目】
4月28日(土)のメイン第10レースは、春駒特別(A2級混合・20:10発走予定)。A2級馬4頭、B1級馬6頭で行われるクラス混合戦です。
注目は仕切り直しの一戦となる◎セイコークイン。前走の青葉特別ではタカラシップのペースに合わせようとして早仕掛け。結果第2障害で手こずり、通過した頃には先頭集団は残り30メートルを切っていました。このような競馬では最後伸びても先頭集団に届くのは厳しいでしょう。前走よりも相手関係が緩和される今回は自分のペースで障害を迎えれば、首位争いが濃厚です。
相手は今季2連勝中の○カネゾウ。前走は少頭数の6頭立てでしたが、積極的な競馬から障害をひと腰で越えて圧勝。また、今季2走とも勝ち時計は1分48秒台と前週金曜日に行われたスプリングカップの勝ち時計に次ぐ2番、3番時計から好調ぶりが表れています。今回は少し相手が強くなりますが勢いに期待します。
▲カゲホウトウは昨季3連勝でシーズンを締めくくりました。前走のミズバショウ特別では第2障害を2番手で越えるもキンメダルに差されて3着。今回のメンバーであれば、連勝中のように障害を先頭で越えて押し切る競馬の再現は可能でしょう。
△ヤマノウンカイは今季2連勝でB1に昇級しましたが、昨季はA2級で勝利している経験もあることから、実績では引けを取りません。障害をスンナリ越えられればここでも勝ち負けです。
【第2回開催2日目】
4月29日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第12回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:10発走予定)。
◎コウシュハウンカイが、当レース連覇を目指します。昨季はこのレースを制すと、北見記念(BG2)、帯広記念(BG1)を勝利し重賞3勝。年度末の総決算ばんえい記念(BG1)は3着に敗れましたが、持ち前の先行力が際立った競馬でした。前走のスプリングカップでも第2障害を最初に抜け出し、そのまま押し切って勝利。着差以上の完勝でした。この負担重量ならまず崩れることはないでしょう。
○オレノココロは昨年の当レース2着馬で、昨季は旭川記念(BG3)、岩見沢記念(BG2)、チャンピオンカップ(BG2)を勝利し、ばんえい記念では連覇を達成するなど重賞4勝。今季開幕戦のスプリングカップは右前肢跛行のため競走除外でしたが、重賞で結果を残し続けている槻舘重人厩舎の"本番仕上げ"に期待したいです。一頓挫あったからいえ、安易に評価を下げてはいけないでしょう。
▲センゴクエースは、前走のスプリングカップでは断然人気だったものの、勝ち馬コウシュハウンカイを最後まで捕まえることができず2着惜敗。最後の脚は勝ち馬より良いものを持っていますが、700キロ台の競馬なのである程度先頭の馬を差せる位置で第2障害を越えておきたい。
△サクラリュウは、前走のスプリングカップは6着大敗でしたが、これは隣の枠にいた牝馬・キサラキクが気になって全く競馬になっていなかったのが敗因。成長の一年となった昨季は、昨年9月の岩見沢記念と今年1月の帯広記念では2着と重賞でも健闘できる力をつけています。今回は隣の枠が牡馬なので巻き返しが濃厚です。
【第2回開催3日目】
4月30日(振・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。
注目は先行力のある◎カネサスペシャル。前走のミズバショウ特別では年長馬のペースについて行けず6着。しかし、世代限定戦では好走続き。今年2月に行われた白雪賞が1着で、2走前のクリスタル特別で2着惜敗も、ゴール板を越える直前で止まってしまうという競馬だったので勝ちに等しい内容といえます。今回も世代限定戦でなので自らのペースを作れればここでも先行押し切りという好走パターンに持ち込めそうです。
○マツカゼウンカイは近2戦カネサスペシャルに先着しています。また、3走前のA1級1・2組決勝混合では格上馬だったカゲホウトウ、ホクショウメジャーと差のない競馬をしており、力をつけていることがうかがえます。世代限定戦に変わって好走期待です。
以下、この世代のばんえいダービー馬▲メジロゴーリキ、ばんえいオークス馬△ナカゼンガキタも世代限定戦なら見直しが必要です。