10月21日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月11日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。父が重賞21勝のカネサブラック、母が同12勝のフクイズミの注目を集めたイズミクィーンがオープン初挑戦というのも話題になりそうです。
【第14回開催4日目】
10月20日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。前週のA2級-1組、A2級-2組混合の両予選上位馬により争われる決勝戦です。
A2級-1組予選勢を中心視します。同レースは勝ったアアモンドセブンから5着ホクショウマックスまでが2秒2差という接戦になりました。なかでも◎フクトクは前走では好位から伸びて勝ち馬とはコンマ6秒差の3着と差のない内容。先行馬が揃った今回は持ち前の末脚が生きる展開になりそうなだけに逆転が濃厚です。
○ホクショウマックスはシーズンをまたいで21戦連続で掲示板内を確保しており安定感抜群。前走のA2級-1組予選では上位馬には末脚で劣り5着に敗れはしたものの、勝ち馬とは2秒2差なら及第点。障害が安定しているだけにここでも崩れるシーンは考えにくいです。
▲アアモンドセブンは前走のA2級-1組予選で直線ジワジワと脚を伸ばして差し切りましたが、前述したように上位5頭は差のない入線。前走を勝利したとはいえ単穴評価が妥当でしょう。
△ホクショウユウキは前走のA2級-2組混合予選で待望の今季初勝利。重賞4勝と実績は断然だけに復調気配なら侮れない存在です。
【第14回開催5日目】
10月21日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。重量格による別定重量戦でA2格付馬が670キロ、B1またはB2格付馬が660キロ、B3格付馬が650キロで行われます。
◎メヂカラは前走6着も障害はひと腰で通過しており、悲観する内容ではありません。決め手比べを得意とするだけにどうしても展開次第になりますが、はまれば勝利した2走前のような強い競馬ができるだけに好勝負を期待です。
重賞・銀河賞に出走した実力馬2頭○ナカゼンガキタ、▲シンエイボブも侮れません。ともに近2走は3着以内と安定しており、特にナカゼンガキタは復調気配だけにばんえいオークス馬として格の違いを見せつけるシーンまでありそうです。
目下3連勝△フェアリースズは前走では逃げ切り勝ちを収めていますが、レース当日は降雨と馬場にも恵まれた様子。勢いは魅力ですが、重馬場なら苦戦を強いられるかもしれません。
【第14回開催6日目】
10月22日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A1級-1組混合・20:10発走予定)。
◎ゴールデンフウジンは前走5着から巻き返しを狙います。障害が安定せず近走はなかなか思うような結果が出ていませんが、今回は障害に課題のある馬が多数。末脚には目を見張るものがあり、ひと腰で越えられれば勝ち負け十分です。
○メジロゴーリキは近走障害が安定しており、近6走はすべて3着以内と成績にも安定感が出ています。詰めひと息な面は否めませんが、前述したように障害に課題があるメンバー相手ならチャンス十分です。
ともに障害に課題があるものの▲ソウクンボーイと△ジェイワンも侮れません。ソウクンボーイは前崩れの展開なら持ち前の決め手を前面に一気に突き抜けるシーンまであるでしょう。ジェイワンは2、3走前には勝ち馬とは差のある敗戦を喫しましたが、前走では馬体を増やしてコンマ6秒差の2着に好走と復調気配にあるだけに障害次第では再度の上位進出も十分ありえます。