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今週の見どころ(7/27~7/29)

2019年7月26日(金)

 7月29日(月)のメインには、今季前走出走時の馬体重が重い3歳以上の馬による選抜戦であるビッグウエイトカップが組まれています。出走予定馬の中には前週の北斗賞を制したセンゴクエースの名前もあり、出走してくれば4年連続の挑戦に。昨年は4着に敗れましたが、当レース3勝目となるのでしょうか。注目の一戦です。
 また、8月11日(日)に実施されるBG1・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、オレノココロが3年連続となる1位に輝きました。以下、カンシャノココロ、シンザンボーイ、センゴクエース、ホクショウマサル、ブチオ、コウシュハウンカイまでの上位7頭に、ファン選出馬を除く番組賞金順上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。

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【第8回開催1日目】
 7月27日(土)のメイン第10レースは、共和かかし祭記念(B1級-1組・20:05発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が、前走文月特別(B1級-1組)に出走と再戦ムード。他路線の2頭はともに昇級初戦で臨みます。文月特別はオールラウンダー、リュウノカミが差なく先頭で障害を越えましたが、3番手で並ぶようにクリアした4頭から抜群の手応えで抜け出したフナノダイヤモンドが勝利し、最後まで食い下がっての2着はミノルシンザン。3着リュウノカミ、4着オールラウンダー。4頭のなかにいたオレノタイショウもしっかり歩き切って5着で、勝ち馬とは4秒2の僅差でした。
 ◎オールラウンダーは、開催替わりの昇級でしかも特別戦のため40キロ増と一気に条件が厳しくなった文月特別では4着。しかし、障害をひと腰先頭で通過すると勝ち馬とは3秒3差と見せ場十分の内容でした。障害巧者で、基礎重量10キロ増となる今回の675キロでは勝利経験があります。クラス2戦目となる今回は首位争い十分です。
 ○オレノタイショウは、勝ち馬から4秒2差の5着と惜敗しましたが、障害はひと腰でクリア。昇級後初の自己条件が特別戦だったことを考慮すれば上々の内容でした。引き続きの鈴木恵介騎手とのコンビも魅力だけに、巻き返しに期待です。
 ▲ミノルシンザンは、障害でふた腰かかりましたが、決め脚を見せてコンマ8秒差の2着に健闘。前走は同重量だったフナノダイヤモンドが今回、賞金ハンデ5キロを課され675キロなのに対し、670キロなのは有利。引き続き好勝負が期待できます。
 △ジェイファーストは、前走さざなみ特別(B2級-1組)では、障害を3番手で通過から差し切って快勝。これで今季6勝目と力をつけているだけに、昇級初戦でも侮れない存在です。

【第8回開催2日目】
 7月28日(日)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級-1組・20:15発走予定)。出走メンバー9頭中6頭が、前走ユリウス特別(A2級-1・2組決勝)に出走。ホクショウメジャーが逃げ残りをはかるところ、障害4番手から追ってきたアアモンドヒューマが差し切って勝利。2番手で降りたサクラダイチが、2頭からやや離れた3着。なおアアモンドヒューマは今開催からA1へ昇級しています。
 ◎サクラダイチは、ユリウス特別では、詰めを欠いて3着に敗れましたが、障害をひと腰でクリアと上々の内容でした。賞金ハンデに加え、今開催から特別戦の基礎重量が10キロ増となり前走から15キロ増の695キロになりますが、障害巧者だけに前走の勝ち馬が不在のメンバー構成なら勝ち負けが期待できます。
 ○ホクショウメジャーは、勝ち馬から2秒1差の2着と惜敗。近3走が2、3、2着と条件を問わず安定した成績を残しているのは魅力です。今回は690キロへの重量増となりますが、この相手関係なら力量上位で通るだけに、チャンスは十分にあります。
 ▲カクセンキングは、積極策で行った前走では障害で苦戦。それでも7番手で通過後は決め脚を見せて5着まで追い上げています。5走前(6月2日)のA2級-1組混合平場戦では、ユリウス特別の1~3着馬を下して勝利していることから地力は互角以上。障害を早めにクリアできれば上位争いに加わるでしょう。
 △オレワチャンピオンは、前開催では柏林賞6着も、続く自己条件に戻ったA2級-2組平場戦では、2着と巻き返しています。特別戦替わりで680キロに重量が増加されますが、障害への不安は少ないだけにマイペースで先行できれば浮上の余地はありそうです。

【第8回開催3日目】
 7月29日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜・20:05発走予定)。オープン690キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。オープンのセンゴクエースがトップハンデの690キロ、A2級のバウンティハンター、カイシンゲキが670キロ、B1級のイノリノチカラが660キロ、A2級の牝馬ヤマノホシが650キロ、B1級の牝馬タナボタチャンが640キロと最大50キロのハンデ差がつきます。
 ◎センゴクエースは、前走の重賞・北斗賞では障害を3番手で通過するとすぐに先頭へ抜け出し、今季初勝利を挙げました。今回はトップハンデの690キロですが、6頭立てと手頃な頭数に加え、A2級・B1級が相手なら実力、実績ともに抜けているだけに連勝必至です。
 中心は不動で、焦点は相手探しですが○ヤマノホシを筆頭とします。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級-1組)、前走A2級-1組平場戦ともに7着に敗れましたが、先行策が叶いそうなメンバー構成だけに上位争いも十分でしょう。
 ▲バウンティハンターは、2走前から重量が10キロ減になった前走A2級-2組では障害をひと腰でまとめ6着と健闘。再び特別戦へと条件が替わりますが、センゴクエースを除けば実績上位で通るだけに好勝負が期待できます。

今週の見どころ(7/20~7/22)

2019年7月18日(木)

 7月21日(日)のメインには、古馬重賞第3弾・北斗賞が組まれています。前回の旭川記念からは、勝ち馬オレノココロ、2着ミノルシャープ、3着コウシュハウンカイを含め、8頭が参戦予定。基礎重量が770キロから790キロに増えたことで割って入る馬が出てくるのか、注目の一戦です。

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【第7回開催4日目】
 7月20日(土)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 ◎オレノタイショウは、2連勝で臨んだ前走の4歳重賞・柏林賞では、初重賞挑戦ながら3着。障害は離れた5番手通過でしたが、ひと腰でまとめるとじわじわと良い脚を使っています。今回は昇級初戦になりますが、近走の内容から充実ぶりがうかがえるだけに首位争いに期待です。
 ○オールラウンダーは、前走B2級-1・2組決勝では、決め手の差が出て3着に敗れましたが、障害を先頭で通過し、この馬の持ち味は生かせていました。昇級初戦で、前走から40キロ増と一気に条件が厳しくなりますが、障害力はここでも互角以上。終いの粘りが利けば押し切りも十分可能です。
 ▲アースパワーは、今回の出走メンバー中6頭が出走した6月29日のB1級-1組で7着。第1障害で置かれてしまい、流れに乗れていない印象でした。今回は特別戦に替わりますが、近走障害は安定しているだけに重量増への不安は少なく、スムーズに運べれば巻き返しが濃厚でしょう。
 △ミノルシンザンは、前走B1級-1・2組決勝戦では、障害で止まりましたが腰の入りが良かっただけに、30キロの重量増にも対応できるとみます。決め手はあるだけに、展開利があれば上位進出のシーンまでありそうです。

【第7回開催5日目】
 7月21日(日)のメイン第10レースは、BG3・第27回北斗賞(20:10発走予定)。ミスタカシマ、マツカゼウンカイが出走を回避。ソウクンボーイが繰り上がっての9頭立ては、6月23日に実施された重賞・旭川記念の6着馬を除く再戦です。負担重量は、当時から全馬20キロ増で、1着オレノココロが引き続きトップハンデで800キロ。その他は790キロ(4歳アアモンドグンシンのみ若馬の10キロ減量があり780キロ)で争われます。
 ◎オレノココロは、今季は初戦こそ3着に敗れましたが、ばんえい十勝オッズパーク杯、3連覇達成となった旭川記念の重賞2勝を含む3連勝中と充実一途。唯一、賞金ハンデ10キロ増でも最大20キロ差なら重賞連勝が濃厚です。
 ○コウシュハウンカイは、旭川記念では障害ふた腰通過から追い上げるも3着でした。昨年は800キロでこのレースを制しており、詰めの甘さが出なければ押し切りも十分です。
 ▲メジロゴーリキは、旭川記念で4着。決め手比べでは分が悪かったものの、オレノココロと5秒4差は健闘と言えるでしょう。ほぼ再戦のここも逃げてどこまで粘れるか。
 △マルミゴウカイは、旭川記念では障害で苦戦して7着。続く前走ミントスポット杯(オープン混合)でもひと腰とはいかなかったものの、積極策から3番手で越えると、2着コウシュハウンカイから3秒7差に好走しています。昨年のこのレースの2着馬だけに軽視できません。

【第7回開催6日目】
 7月22日(月)のメイン第10レースは、ユリウス特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。7月13日(土)のA2級-1組、7月15日(月)のA2級-2組の両予選上位馬による決勝戦ですが、A2級-2組の勝ち馬フクトク、同2着オレワチャンピオンが出走を回避。8頭立てで行われます。
 ◎ジェイコマンダーは、前走A2級-1組では障害ひと腰先頭通過から2着アアモンドヒューマに6秒8差をつけて完勝。今回は特別戦で重量は675キロになりますが、2走前の4歳重賞・柏林賞では700キロの重量でもひと腰でまとめていただけに、障害への不安が少なく、連勝が有望でしょう。
 ○アアモンドヒューマは、前走では得意ではない速い流れの中、障害4番手通過から追い上げて2着を確保。今回は685キロになりますが、近走障害は安定しているだけに、決め手勝負に持ち込むことができればチャンスは十分にあります。
 同じ前走を5着▲カクセンキングは、テンのスピードが遅いだけに幾らかペースも落ち着くことが見込める特別戦替わりは歓迎。スムーズに運べれば上位争いが期待できます。
 △シンエイボブは、A2級-2組では4着に敗れましたが、2走前に苦戦した障害に重点を置いていた印象。今回は20キロ増の660キロになりますが、決め手はあるだけに障害を早めにクリアできれば上位進出のシーンまでありそうです。

今週の見どころ(7/13~7/15)

2019年7月11日(木)

 7日(日)に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、牝馬ミスタカシマが勝利。3歳12月のばんえいオークス以来となる重賞5勝目は、ナナカマド賞ばんえい菊花賞に続く牡馬相手で3つめのタイトルとなりました。残る二冠の銀河賞天馬賞も楽しみです。
 8月11日に実施される真夏の大一番・ばんえいグランプリのファン投票。締め切りは、インターネット、帯広競馬場および直営場外発売所は、15日(祝・月)の18時、郵送では同日必着となっています。
 なお中間発表(7月1日終了時点)では、今季重賞2勝のオレノココロが384票で1位、昨季のばんえい記念馬センゴクエースが273票で2位、ばんえい競馬連勝記録を更新中のホクショウマサルが235票の3位で続いています。

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【第7回開催1日目】
 7月13日(土)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 前走で入着したのはムサシブラザー1頭。難解な一戦ですが、7月6日のB2級-1組・2組決勝戦勢を上位視します。◎ユウトウセイは7着でしたが、さすがに1組相手の決勝戦では力が及びませんでした。しかし今回のメンバー中8頭が出走していた2走前、7月1日の2組平場戦では、ハイペースでもしっかり追走し、叩き合いの末、コンマ1秒差2着に好走。勝ち馬フナノダイヤモンドは今開催からB1へ昇級しておりここには不在となっています。開催替わりと特別戦替わりで2走前から30キロ増となりますが、障害が安定している近況を考えれば、崩れる心配は少なそう。決め手を生かし巻き返しが期待できます。
 ○ムサシブラザーは、同じ前走では、障害を先頭で仕掛けると一瞬は止まりかけるもひと腰で通過。先着馬とは決め手の差が出ましたが、粘って4着を確保と健闘といえる内容です。このメンバー構成なら地力は互角以上だけに、押し切りも十分でしょう。
 同8着▲ゴールデンフジは、決め手に欠ける面があるだけに、前走のように後方からの追走では差のある敗戦も仕方ありません。2走前のB2級-2組平場戦では障害先頭通過から1秒2差の3着と見せ場十分の内容。相手緩和により先行できそうな今回は持ち味の粘り強さを発揮できるでしょう。巻き返しに期待です。
 △スーパータイホウは、前走B2級-2組平場戦6着を含め、近走では障害をひと腰でまとめています。特別戦替わりで他のメンバーが障害で苦戦するようなら浮上の余地はあるでしょう。

【第7回開催2日目】
 7月14日(日)のメイン第10レースは、天の川特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。ウンカイタイショウとアサヒリュウセイがオープン格付けで、コウリキら7頭はA1格付け。9頭立てで争われます。
 ◎コウリキは、前走ミントスポット杯(オープン混合)では、ほぼ同時に先頭で障害を越えたコウシュハウンカイとゴールまで併走し、コンマ3秒差で勝利。障害もひと腰でまとめており好調ぶりがうかがえます。相手関係が楽になった勝機が十分でしょう。
 ○ナカゼンガキタは、前走白鳳賞(5歳牝馬オープン)では、トップハンデの影響か、終い伸びず5着。ただ、障害はひと腰でまとめ大きく崩れなかったのは評価できます。今回はトップハンデ705キロのウンカイタイショウと35キロ差のある670キロと重量面で恵まれているだけに巻き返しが十分です。
 ▲コウシュハレガシーは、前走の4歳重賞・柏林賞ではミスタカシマと差のない2番手で障害を通過し、一旦は先頭に立ちました。結果、オープン馬ミスタカシマの決め手に屈したかたちで2着も、持ち前の粘り強さを発揮しました。今回は、A1昇級初戦になりますが、得意としている脚抜きの良い軽馬場が予想されるだけにチャンスは十分にありそうです。
 以下、トップハンデ705キロも前走瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)の勝ちっぷりがよかった△ウンカイタイショウ、同4着を含め、先行力を武器に堅実駆けが魅力の△ノエルブランが続きます。

【第7回開催3日目】
 7月15日(祝・月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B2級-1組・20:05発走予定)。出走馬10頭中7頭が6月30日のB2級-1組に出走。ハイペースに流れたそのレースでは、オールラウンダーが勝利し、2着にジェイファースト、3着にフウジンライデンという結果でした。
 ◎ジェイファーストは、2走前、6月30日のB2級-1組平場戦は障害ふた腰3番手クリアから、しっかり伸びて2着。続く前走も障害を越えたのは3番手ですがひと腰でまとめ、早め先頭から押し切っています。今回は古馬同士では初の特別挑戦とはいえ、脚抜きの良い馬場が予想されるだけに障害面での不安は少なく、今季5勝を含め、8戦連続連対中の充実ぶりから首位争いが期待できます。
 ○サトクィーンは、近2走がB3級-1組3着、ジェイファーストが2着だったB2級-1組平場戦で6着。優勝争いには加われていませんが、障害はともにひと腰先頭通過と見せ場は作っています。脚抜きの良い馬場は先行力のあるこの馬にとってプラスに作用するだけに粘り込みに期待です。
 ▲フウジンライデンは、4連勝を目指した前走B2級-1組平場戦は、流れに乗れていない印象でしたが、ジェイファーストに次ぐ3着でした。特別戦に替わり、幾らかペースも落ち着くことが見込めることからチャンスは十分にあるでしょう。
 △キタノリュウキは、B3級-2組、B3級-1組と連勝し勢いに乗っています。昇級初戦でも、侮れない存在です。

今週の見どころ(7/6~7/8)

2019年7月 4日(木)

 7月7日(日)のメインには、柏林賞が組まれています。9月の銀河賞、年明けの天馬賞へと続く4歳シーズン三冠の初戦。帯広単独開催になった2007年度に路線が確立し、ホクショウユウキ(2013年度)、センゴクエース(2016年度)、マルミゴウカイ(2017年度)の3頭が三冠を達成。今年の4歳は実力拮抗。世代限定戦最後の一冠目はどの馬が制するのか注目です。

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【第6回開催4日目】
 7月6日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A1級・A2級-2組混合・20:10発走予定)。タカラシップとカンシャノココロがA1級格付けで、目下24連勝のホクショウマサルら7頭はA2格付け。9頭立てで争われます。
 ◎カンシャノココロは、第1障害で置かれた前走シルバーカップ(A1混合)では、見せ場なしの7着。ペースが落ち着きやすい格下との混合戦に替わるのは歓迎でしょう。積極的に仕掛けていければ巻き返しは必至です。
 ○ホクショウマサルは、今季初戦となったA2級-2組平場戦を危なげなく押し切って、シーズンをまたいで24連勝を達成。今季ここまですべて回避していた特別戦ですが、連勝継続を期し勝算あっての参戦でしょう。
 ▲タカラシップは、前走シルバーカップ(A1混合)は、障害をふた腰でまとめて5着と健闘。条件緩和になるこのメンバー構成ならスピード上位だけに、早めに障害をクリアできれば粘り込みが期待できます。
 △ホクショウメジャーは、前走水無月特別(A1・A2級決勝混合)では6着も、障害をひと腰でまとめ勝ち馬とは5秒4差と上々の内容。引き続き格上相手ですが、障害次第ではチャンスがありそうです。

【第6回開催5日目】
 7月7日(日)のメイン第10レースは、BG3・第13回柏林賞(4歳オープン・20:10発走予定)。出走メンバー10頭中8頭が6月10日の前哨戦・ライラック賞に出走。その勝ち馬◎ジェイコマンダーに注目です。3歳三冠レースはすべて着外に沈みましたが、今季は初戦を勝利すると5戦連続連対中と絶好調。着実に力をつけており、今の状態なら700キロへ重量が加増されても心配なさそう。トップハンデのアアモンドグンシンとは20キロ差がつくだけに一冠目奪取に期待です。
 ○キタノユウジロウは、ライラック賞では人気に推されたものの5着。続く自己条件に戻った前走シルバーカップ(A1級混合)では、ペースが速く、展開が厳しかったものの障害をひと腰まとめて3着を確保しています。重賞では未勝利ですが、昨年12月のばんえいダービー2着など世代限定戦では上位争いを演じているだけに、スムーズに運べれば重賞初制覇のシーンまでありそうです。
 ▲アアモンドグンシンは、昨季ばんえい大賞典、ばんえいダービーを制し、3歳二冠を達成。以降は未勝利ですが、2走前のライラック賞では、トップハンデで重量差は最大60キロと厳しい条件でしたが、4着と健闘しています。今回もトップハンデですが、重量差は最大で30キロの720キロ。障害次第ではチャンスは十分にあるでしょう。
 △コウシュハレガシーは、ライラック賞を6着。着外に沈みましたが、3歳三冠レースではすべて3着に健闘し、5月に行われた4歳オープン・すずらん賞を勝利と実績ではヒケを取りません。競走除外明けの一戦になりますが、障害を早めにクリアできれば粘り込みが期待できます。

【第6回開催6日目】
 7月8日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:05発走予定)。オープン660キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。A1級のナカゼンガキタが650キロ、A2級のシンエイボブが640キロ、B1級のメヂカラら2頭が630キロ、B2級のイズミクィーンら4頭が620キロ、B3級のサカノメイケツら2頭が610キロと最大40キロのハンデ差がつきます。
 同世代の牝馬限定戦は昨年11月のクインカップ以来となります。クインカップの1着から8着馬までが集まりましたが、◎ナカゼンガキタに注目します。ばんえいオークスを勝っている3歳女王。昨年12月の準重賞・レディースカップ1着、年明け2月の重賞・ヒロインズカップ3着など、年長の牝馬たちを相手に互角以上の戦いを演じています。トップハンデを嫌ってかクインカップは回避したため、4歳女王の称号は手にしていませんが、実質、現5歳世代の牝馬ナンバーワンといえる実力・実績を誇ります。今季は水無月特別(A1・A2級決勝混合)を快勝すると、続く前走シルバーカップ(A1級混合)では2着に粘り込んでいます。今の障害のかかりなら650キロの重量にも対応可能なだけに勝機は十分にあります。
 ○メヂカラは、近2走のB1級-3組では、ともに障害はひと腰でまとめ4着と健闘。クインカップでは豪快に差し切って勝利していることから、ここでは地力上位で通るだけに好勝負が期待できます。
 ▲イズミクィーンは、前走B2級-1組平場戦では、障害で止まるもしっかり二の腰を入れて5番手で通過。結果は差し届かずの2着でしたが、毎回末脚は確実に使っているのが魅力です。特別戦替わりも前走から10キロ増の620キロなら十分対応可能。昨年のクインカップで8着に敗れましたが、前進は十分といったところです。
 △サクラニシキヒメは、前走B2級-4組での5着をはじめ、障害が安定しひと腰でまとめている近況です。終いの粘りがひと息な面がありますが、展開利があれば浮上の余地はあるでしょう。

今週の見どころ(6/29~7/1)

2019年6月27日(木)

 7月1日(月)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳世代は、天馬賞など重賞3勝のメジロゴーリキを筆頭に、銀河賞の勝ち馬で前週の旭川記念2着ミノルシャープ、ナナカマド賞勝ち馬でばんえい十勝オッズパーク杯4着ゴールデンフウジンなど、早くも古馬オープンで勝ち負けしている馬が何頭も出ているハイレベルな世代。注目の一戦になるでしょう。

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【第6回開催1日目】
 6月29日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級-1組・20:05発走予定)
 ◎サクラダイチは、前走A2級-1・2組決勝混合戦では、2秒6差の2着。勝ち馬の決め手に屈しましたが、障害先頭通過から粘り込むこの馬の持ち味は出ています。3戦連続で2着と惜敗が続いていますが、この相手関係なら勝ち切るシーンまでありそうです。
 ○カクセンキングは、前走層雲峡特別(B1級-1組混合)では、人気に推されるも4着。重量増が堪えたせいか、第1障害で置かれてしまい流れに乗れませんでした。今回は昇級戦で前走からさらに10キロ増。条件強化ですが、近走障害が安定しているだけに、スムーズに運べれば巻き返し十分でしょう。
 ▲アアモンドヒューマは、前走A2級-1・2組決勝混合戦を7着。先行したサクラダイチが第2障害下に49秒で到達したのに対し、同馬は69秒を要しておりペースが速すぎました。重量が増える特別戦で、前走よりもペースが落ち着きそう。決め手勝負では分があるだけに、障害を早めにクリアできれば好勝負が期待できます。
 △カネゾウは、前走A2級-2組平場戦を含め、5戦連続で掲示板内を確保と安定感が魅力。ここでも能力は見劣らないだけにひと押しきけばチャンス。

【第6回開催2日目】
 6月30日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン混合・20:05発走予定)。オープン格付けがシンザンボーイ、センゴクエース、マルミゴウカイ、コウシュハウンカイ、アサヒリュウセイ、ソウクンボーイの6頭。それ以外の4頭はA1格付けで、10頭立てで争われます。
 ◎コウシュハウンカイが不動の軸でしょう。今季初戦を快勝し、ばんえい十勝オッズパーク杯2着、旭川記念3着と続けて惜敗。勝ち馬はともにライバルのオレノココロでした。今回は近2戦の先着馬が不在。トップハンデでも、賞金別定重量の加増が5キロしかない695キロなら負けられません。
 相手筆頭は○センゴクエース。前走旭川記念では天板で膝を折りましたが、障害を降りてからは末脚を伸ばし5着を確保。また急遽の乗替わりも響いた様子だっただけに、主戦の鈴木恵介騎手とのコンビ復活は好材料。690キロなら障害をスムーズ越え、巻き返しに期待できます。
 ▲マルミゴウカイは、旭川記念では障害で苦戦し7着でしたが、今回はひと腰でまとめ快勝した2走前と同じ690キロ。再び相手が緩和する今回は上位争い十分です。
 △コウリキは、ハイペースだった前走A2級-1・2組決勝混合戦を障害を2番手から差し切って勝利。今回は相手強化の特別戦で、さらには賞金ハンデ5キロを課され、一気の条件強化になりますが、前走の勝ちっぷりからは通用しそうです。

【第6回開催3日目】
 7月1日(月)のメイン第10レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)が行われます。
 5歳限定戦としては、3月24日のオッズパーク賞スターライト特別以来となります。その勝ち馬◎ゴールデンフウジンに注目。今年1月に実施された4歳シーズン三冠目、定量760キロの天馬賞でメジロゴーリキをコンマ1秒差まで追い詰めている実力馬ですが、本質的には軽めの重量でスピードとキレを生かすタイプといえます。今回の680キロは8着だった前走旭川記念より90キロも軽く、力関係が把握しやすい5歳同士の戦い。巻き返してきそうです。
 ○メジロゴーリキは、天馬賞を制した世代ナンバーワンホース。とはいえ、3歳12月以降の勝利は重賞だけ。2着だったスターライト特別をはじめ特別戦では勝ち切れていません。他馬が苦にしない600キロ台の負担重量では、障害巧者のアドバンテージが見込みにくく、逃げてどこまでやれるか。
 ▲ウンカイタイショウはA1格付で670キロ。天馬賞4着馬で、今回と同じくオープン馬より10キロ軽いスターライト特別では3着と前進しています。オープン混合の特別戦だった前走は、降雨で軽めの馬場とはいえ、680キロであっさり逃げ切って完勝。10キロ軽くなる今回は、好調さを味方に金星を狙います。
 △ミノルシャープは旭川記念で2着。馬場水分2.2%で軽めの馬場が向いた印象もあります。2月のスピードスター賞で僅差4着があるように、スピードで押すタイプ。減量は歓迎ですが、天馬賞6着、スターライト特別5着という成績は劣勢で、連争い候補まで。
 △ノエルブランは、メンバー中最多の今季3勝をマーク。昨秋以来の世代限定戦で、成長した姿を披露するか。

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