今季のばんえい十勝も残すところ2開催11日間。今週4日(日)には明け3歳によるイレネー記念、来週11日(日)には、4・5歳混合によるポプラ賞、そして、25日(日)には、ばんえい記念と重賞が続きます。お見逃しなく。
【第25回開催1日目】
3月3日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1組・18:10発走予定)。
◎サクラリュウは、前開催のウィナーズカップでは1番人気で2着。ホクショウユウキに逃げ切られたものの、徐々に差を詰め1秒差まで迫っての惜敗でした。ここは相手強化となりますが、賞金別定20キロ増で出走できるのは有利。引き続き勝ち負けが期待されます。
○フジダイビクトリーは、ウィナーズカップでは6着も、トップハテンデだったのに加え流れも合わなかった印象。障害は復調気配をうかがわせており、巻き返しがありそうです。
▲ホクショウユウキは、ウィナーズカップで逃げ切り勝ち。年明けから、約3年ぶりにコンビを組んでいる松田道明騎手とは手が合うようで、ハンデを考えても上位争いできそうです。
△カンシャノココロは、3着だったウィナーズカップより、上位2頭とのハンデ差がひらくのが好材料。
チャンピオンカップ組は、いずれも重いハンデを課されています。そのなかでは△センゴクエースに注目です。
【第25回開催2日目】
3月4日(日)のメイン第10レースは、第49回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。2歳シーズン三冠の最終戦は牡馬690キロ(セン馬10キロ減)と定量での争いです。
◎オレワチャンピオンは、一冠目のナナカマド賞2着、二冠目のヤングチャンピオンシップ1着という実力馬。近3走はすべてトップハンデを課されており馬券に絡めていませんが、大敗は喫していないのが底力の証。定量戦のここは近走の鬱憤を晴らす舞台といえます。
○キタノユウジロウは、9月の青雲賞(2歳牡馬オープン)4着が、特別戦(重賞)へ唯一の出走歴。A級-1組に定着した昨年12月以降の近6走が4勝、2着2回のと快進撃を続けています。
▲コウシュハレガシーは、ヤングチャンピオンシップ3着馬。近2走の3歳A級-1組戦がともに僅差2着とこちらも充実しています。10コースさえ克服できれば差はありません。
ヤングチャンピオンシップ2着△ジェイコマンダーや、成績にムラがあるも△カネサダイマオーもマークは欠かせません。
【第25回開催3日目】
3月5日(月)のメイン第10レースは、弥生特別(A1級-1組混合・18:10発走予定)。
◎ソウクンボーイは、前開催のウインターカップ(A1級-2組)も勝って3連勝中です。しっかり溜めて障害ひと腰4番手クリアからの鮮やかな差し切り。藤本匠騎手に乗替わってから別馬のようになっています。今回は手替わりでも鈴木恵介とのコンビなら心配なし。格下A2級との混合だけに、さらに連勝を伸ばしそうです。
○ホクショウメジャーは、ソウクンボーイと同じ近3走では2、2、3着。すべて先に障害を越えながら決め脚に屈しています。今開催から基礎重量が10キロ増えるのは障害巧者のこちらにアドバンテージがあり、逆転の可能性もあるでしょう。
▲ブチオは、A2昇級初戦だった前走の雪月花特別(A2級-1組)では5着も雪中競馬でした。今回は馬場も回復しそう。相手は上がりますが、ハンデ差を生かせれば上位争いできそうです。
ウインターカップ5着△カネゾウや、雪月花特別3着△マツカゼウンカイもマークは欠かせません。